思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

有害電磁波から家族を守る

2016-03-28 21:31:32 | Weblog
http://www.takecare.jp/health/waverider.html


自然な電磁波

私たちの身体は、過去何百万年にもわたって、あるいは生命の歴史を考えれば過去何十億年にもわたって、地球上で自然に発生している電磁場に対して順応しています。
自然の電磁場は、その波形・振幅・周波数がランダムであり、いわば“雑音(ざつおん)的”であるために、私たちに対して害を与えることはありません。
実際のところ、私たちの身体は、これらの自然の電磁場に対してポジティブに共鳴しています。

人工的な電磁波

ところが、携帯電話やWiFiなどで使われている高周波の電磁波や、送電線や壁のコンセントから発する50~60Hzの低周波の電磁波などの人工の電磁波は、人間の身体に対して、まったく異なる効果を及ぼします。
これらの人工の電磁場は、固定された一定の周波数と振幅と波形を持ち、一様で規則正しい振動をしているのです。
最初に身体が示す反応は、それらの電磁波に対して、“外部からの侵入者”とみなすことであり、身体の中の細胞はこれらの“侵入者”に対して、一連の生化学的な連鎖反応を引き起こします。


身体を守るバリア「衛気」というもの!

2016-03-28 14:12:24 | Weblog
http://ameblo.jp/ookunitamasinkyu/entry-12138273381.html


人の身体には、身体から離れたところにもある、バリアのような気があります。


これを「衛気(えき)」といいます。


衛気が薄くなっていると、環境の影響を受けやすい状態になってしまうのです。


昔から「三寸先まで自分」という表現があったらしいのですが、自分の皮膚から三寸、約10センチ離れた場所も、自分の気で覆われているということを、昔の人は実感としてもっていたようです。


この「衛気」、身体の一番浅い部分にあるのですが、発生源は身体の深い部分なのです。


ですので、身体の表面をどうこうすれば衛気が増すというものではありません。


浅い部分にあるのですが、深い部分から発生している衛気だからこそ、身体の内側の状態によって、自分の身体を守れる状態にあるのか、外からの刺激に過敏になってしまうのかが変わってくるのです。


この衛気、年をとってくるとバリアが薄くなっていると言われています。


年をとって、暑さ寒さに敏感になることも、衛気と関係があるのです。


身体の深いところから生まれる衛気を増すために大切なことがあるのですが、それは「運動不足にならないようにすること」です。


運動不足になってしまうと、身体のいたるところが使われなくなってしまい、どんどん身体が退化していってしまいます。


筋肉量が減るという問題よりも、身体の中に使われない部分が増えてくると、使わない部分をいらないものだと思って退化させてしまうのです。


結果、手足の血行が悪くなり、冷えやすい状態になってしまうのです。


私がよく受ける質問に、「運動をする時間がないのですが、どうしたらいいですか?」というものがあるのですが、忙しくて自分の時間を作ることが難しい人ほど、身体を動かす時間を作っています。


運動の代わりになるサプリメント、健康食品はありません。


ちょうど「この薬を飲めば、練習しなくても自転車に乗れるようになります!」という薬がないのと同じ!外から摂取するもので自分の身体を変えるのにも限界があるということをわかっていただきたいと思います。


子育てで忙しいお母さんは、子育てすることが運動になっていますし、家事をする際に、できるだけ楽をしないで身体を動かすようにするだけでも、身体は十分に使えると思います。


少しの距離でも車で移動したり、ほとんど歩かない生活を繰り返していたのなら、一日や二日では大きな変化はないかもしれませんが、十年、二十年と同じ生活を続けていたのなら、身体は大きく変化し、使えない部分がどんどん増えていってしまいますよ。


結果的に、身体の深い部分まで動かない状態になってしまい、「衛気」も発生しにくくなってしまうのです…。


単純に、身体を動かせば「衛気」が増すというものでもないのですが、九割くらいの人にとって、「衛気」が巡りにくくなっている理由に気の停滞があります。


ストレスによっても気は停滞してしまうのですが、運動をして発散させる事によって、気は巡りやすくなり、ストレスを解消するための力になります。


足を使ったり、散歩などで下半身を動かすことが特に有効です。


人間は、歩いたり動いたりすることによって自分の身体の気や血を巡らせている側面があって、動かなくなってしまうと身体の内側によどんだ気が停滞しやすくなってしまいます…。


日頃から身体を動かす習慣のある方は、身体がさびず、皮膚も同年代の人と比べて若々しいのが特徴です。


皮膚があれやすくなったり、シミが増えてしまう背後に、身体の内側の流れが停滞していることがありますよ!


自分の身体を治す働きは、自分の身体の内側で創られます!


何かを外から補うよりも、自分の内側に目を向け、身体の中から変えていくことが大切なのです。


身体を変えるための近道はありません。


未来の自分を創るのは自分なのです。



電磁波過敏症の原因:自律神経との関係性

2016-03-27 15:42:36 | Weblog
電磁波過敏症の原因:自律神経との関係性


人々の中には、電気製品のそばに近づくと、動機や耳鳴り、めまいなどの症状が現れる人がいます。このような症状が現れる場合、「電磁波過敏症」と呼ばれる病気が疑われます。



電磁波過敏症は、一般的に知られているものではありませんが、多くの人が悩まされている病気です。簡単に説明すると、電子機器などから発せられる電磁波に対して、体が過敏に反応し、身体にさまざまな不調が現れる疾患です。



原因もわかっておらず、病気の概念は定まっていません。そのため、あまりメジャーな疾患ではないと言えます。



しかし、体にある症状が現れるということは、何かしら原因があります。そして、電磁波過敏症の原因は、自律神経の不調が多いに考えられます。自律神経の働きが悪くなることで、通常では反応しないような電磁波に対して体が過剰に反応してしまいます。この影響により、さまざまな症状が出現します。



そこで今回は、電磁波過敏症の原因について解説します。



 電磁波過敏症とは
電磁波過敏症は、アメリカの医学者であるウィリアム・レイによって作られた名称です。「ある程度の電磁波にさらされると、身体にさまざまな不調が出現する」という疾患概念であり、心理的な問題が大きいものとされています。



主な症状には、以下のようなものがあります。


皮膚の症状

その他


・チクチクした感覚

・灼熱感

・発赤

・痛み

・頭痛

・疲労

・精神的ストレス

・睡眠障害

・筋肉痛

・集中力低下

・めまい、吐き気、動機


一般的に、電磁波の健康に対する影響については、否定的な意見が多いです。



しかし、原子力発電所で、電磁波の一種である「放射線漏れ」が起こってから、電磁波の身体への作用を心配する人が増えています。



現在、科学的な研究の結果では、自称電磁波過敏症の人は、電磁波の存在を検出できないことがわかっています。この見解は、「本物の電磁場にさらされた場合と、偽物の電磁波にさらされた時の両方で体調不良を訴えた」という実験結果からそのように言われています。



そのため、WHO(世界保健機関)は、



「医学的診断基準はなく、自称電磁波過敏症の人が訴える症状が電磁波と関連するような科学的根拠はない」



としています。



電磁波過敏症を訴える人々は、主にマイクロ波と呼ばれるものを原因としています。マイクロ波の具体例として、送電線や家電製品から出る電源周波数(50/60Hz)と、携帯電話の電波などがあります。しかし、この2つでは波長や周波数が全く異なっており性質も違います。そのため、両者を同列に扱うことはできないとされています。



ちなみに、電磁調理器などは、この2つの中間の周波数にあたります。



このような理由から、電磁波過敏症に対しては、否定的な見解が多いです。しかし、このような症状を訴える人がいることも事実です。そのため、科学的にはわかっていなくても何かしらの原因があるはずです。



そこで、もっと別の視点から、病気の原因を考えてみましょう。理学療法の世界では、この病気の原因が、自律神経の不調にあると推察できます。



 電磁波過敏症と自律神経の関係性
自律神経には、興奮時に活性化される「交感神経」と、リラックス時に活動する「副交感神経」があります。この2つの神経がバランス良く働くことで、体の健康は維持されます。



そのため、どちらかの活動が過剰になったり、逆に働かなくなったりすると、身体には何かしらの症状が現れます。電磁波過敏症は、このような自律神経のバランスの崩れによって、先ほど述べたようなさまざまな訴えが出現するようになると考えます。



通常、体には免疫機能が備わっています。免疫機能があるおかげで、体内に侵入した細菌やウイルスを排除できます。
このように、体にとっての異物から体を防御するためには、まずはそのような刺激を感知する必要があります。そして、認識した物質に関する情報を受けた免疫細胞が、その物質を攻撃することで、侵入を防いだり排除したりします。



この免疫機能は、副交感神経の活動が活発になることで、より強く発揮されます。そのため、体の免疫を維持するためには、副交感神経の働きが欠かせません。



しかし、副交感神経の活動が過剰になると問題です。なぜなら、あまりに副交感神経が強く作用すると、刺激に対する免疫細胞の反応も過剰に働くからです。そのため、通常では免疫細胞が関与しないような弱い刺激にまで、過敏に対応するようになります。



この結果、正常な状態では問題にならないような刺激に対して過敏になるため、さまざまな症状が引き起こされます。



アレルギー疾患や化学物質過敏症なども、同様の原因で起こっていると考えられます。



今回述べたように、原因不明で治療法が確立されていない電磁波過敏症も、自律神経の影響で起こっている可能性があります。そのため、もし電磁波過敏症が疑われるような症状が認められた場合は、まずは自律神経を整えるような工夫を行うと良いでしょう。



一般的に原因不明として知られる病気でも、自律神経との関係性を考えると、そのメカニズムを理解できるようになります。


.........


なるほど。そうだとすると電磁波過敏症は

気のバリアが弱ることで電磁波がより多く体内に侵入し、自律神経に影響を及ぼす。

その結果、免疫に異常が生じ、微量な電磁波を異物と認識し免疫細胞が過剰な反応をする。

ということかも。



魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-26 16:07:05 | Weblog
実は風邪にかかったばかりの人を霊視すると、必ずオーラのある箇所に、
風邪の邪気が特に濃くなっている風邪の邪気の株があるのです。
どろっとしたペースト状のものです。
そこから全身の経絡に沿って邪気は広がっているのです。
風邪の邪気の株がその人の背中のオーラにあるならば、
ごく最近真後ろに風邪ひきさんが立っていた状況があったはずで、
その人にくっつけられたのです。風邪を引いた日の状況を尋ねますと、
高い確率で、風邪の邪気の株がある側に鼻の出ている人が
立っていたことが確認できました。
これは私自身の経験ですが、風邪の邪気の株を誰かからベッタリと
自分のオーラにくっつけられてから、せいぜい
二時間以内であれば、何とかオーラ全体に邪気が広がる前に
自分の手から出す気功の光で浄化することが出来てひどい風邪に
発展しないように抑えることができました。
しかし、邪気をくっつけられているのを知らないまま何時間も過ぎてしまうと、
あれよあれよという間にパチパチする邪気が経絡を伝って全身のオーラに広がって、
深いところにまで入ってきて、どうやっても浄化できず風邪をひいてしまいました。

ベビーメタル次元上昇

2016-03-26 11:14:46 | Weblog
ベビーメタルは、地球の次元を上昇させるため、神々が降臨し、地上の人々と共に

音楽のライブによって、地球上のネガティブエネルギーをポジティブエネルギーに変化させる

壮大なプロジェクトである。

ポジティブエネルギーによって世界は一つに統合されていくのだ。




魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-25 14:47:56 | Weblog
先日私はレストランで食事をしようとしてお店に入り、カウンター席に座りました。
出された料理に半切りのすだちが添えられていたのを見て、皮ごと食べてみたら、
たちどころに衛気は濃くなりました。
そこへ都合よくとてもオーラが汚い女性が私の隣にお座りになりました。
私とオーラは完全に重なってます。
その方はビリビリしたいやな邪気を放っており、敏感な私は普段なら辛かったはずですが、
この時は大丈夫でした。
スダチの効果で瞬時に分厚くなった衛気が、女性の発散する強烈な何かと果敢に
戦っているのがよくわかりました。
10分ほど隣り合わせていた後、私はお店を出ましたが、
オーラに付いた邪気と私の衛気との格闘はその後15分間も続き、
今食事したばかりだというのに、体はパワーが枯渇したような疲れを感じました。

腸の善玉菌の 驚くべき役割

2016-03-24 15:28:38 | Weblog
腸の善玉菌の 驚くべき役割


これまでよく知られていなかった 腸内の細菌 の働きが
近年の研究でかなりの解明が進みました。

腸に住んでいる細菌は、
免疫の働きを助け、体のバランスを保つ重要な役目を担っているのです。

【腸の善玉菌のはたらき】
•消化・吸収を助ける
•IgA の産生を助ける
•病原菌を排除する
•有害物質を分解・排泄する
•ミネラルの吸収を助ける
•ビタミン・ホルモンをつくっている
•免疫の正常な判断を助ける
•Th1/Th2バランスを正常化する
•副腎皮質ホルモンの産生を助ける
•糖質の代謝を促進して、ホルモンバランスを改善する

これらはすべて、腸の善玉菌の働きです。

つまり、善玉菌は
アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、鼻炎などの8大原因すべてに関与し、改善を助けるのです。

善玉菌を増やすことなしに、アレルギー体質を改善することはできない
と言ってもいいのです。

そして、
肉・牛乳など消化に悪い動物性タンパクは
腸内で悪玉菌が毒をつくるもととなり、
その過程で、善玉菌が減り、悪玉菌優位の状態をつくってしまいます。

肉は食べてはいけないわけではありませんが
食事の中でバランスを取ることが必要です。
(牛乳は飲まないようにしましょう)

 




腸を良くして、アレルギーの体質改善!


アレルギー体質は生まれつきなどではありません。

食事など、私たちの体に入ってくる者の影響でつくられる部分が
圧倒的に大きいのです。

まず、腸内環境を改善しましょう。

アレルギーの人は
・ IgA が少ない
・ Th2 にかたよっている
などの共通項が見られます。

これらは
腸が善玉菌優位になれば、改善が進みます。



★キャベツを食べましょう!
 ・・・キャベツのビタミンU が、胃腸を丈夫にして、消化力を高めます。

★オリゴ糖を取りましょう!
 ・・・ビフィズス菌の栄養素になり、善玉菌優位の腸をつくります。

★食物繊維の多い食材を食べましょう!
 ・・・腸を掃除し、便秘を解消して、善玉菌優位をつくります。
 

魂のすごい力の引き出し方(KKロングセラーズ)より

2016-03-24 15:21:38 | Weblog
アレルギーの人の衛気

花粉症、金属アレルギーなど様々なアレルギーの人を霊視すると、アレルギーの種類が何であっても、一様に衛気の内側のバリアー お腹あたり にまるで黒い穴が開いているように見える邪気があります。その大きさや形は様々です。

気質の性」と「本然の性」・・・「朱子学」の人間論

2016-03-24 13:15:18 | Weblog
http://ameblo.jp/tetrabiblos/entry-10906937509.html

「気質の性」と「本然の性」・・・「朱子学」の人間論



2011年05月29日(日)
テーマ:「占星術」の原理と限界について


本題に入るまでの前置きが長くなってしまいましたが

「朱子学の人間観」について書いていきましょう。




隋唐時代の道家(陰陽五行説)の考え方では




人間というのは、

陰陽五行の「気」の寄せ集め(集合体)に過ぎませんでした。




道家(老荘)の自然論では、

「気」以外の構成要素は何もありませんでした。




「気一元論」であって、人間も、動物も、自然物も、




全ての存在は「気」という微細なガス状の物質(粒子)が

一時的に凝固して「形態」をなしているだけのもので

死ねば、それらの「気」は雲散霧消して、「自然」に溶け込んでしまう




といったような世界観で考えられていました。




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<「理気二元論」と「性即理」の世界観>




こうした道家の世界観に対して、

程伊川や朱熹は明確なアンチテーゼを主張しました。




世界を形づくる「構成要素」は、「気」だけではないのだ。




「気」は言わば「形而下」の要素であって、

そうした「形而下」の要素(=質料)に対して




「秩序」「根拠」「動因」を与える

「形而上」の要素(=形相)が無ければならない。




それが「理」という

目には見えない、非物質的な「万物の形成根拠」なのだ




という「理」と「気」による「二元論」を唱えたわけです。




イメージとしては、変転してやまない「気」の運動というのは

茫漠とした無秩序なカオス(混沌)であり、輪郭の無いガス体のようなもので




そうした「形」(輪郭)の無いものに、

「形」を与える=「秩序」を与える働きが「理」の作用なのだ、と言うわけです。




あらゆる存在は、「理」と「気」が融合することによって

この世に「形」となって存在している、というふうに朱子学では考えます。




この視点は、西洋における

プラトン、アリストテレス、ストア哲学に近い考え方だと言えます。




西洋思想では、

形而下の物質である「気」を 「ヒュレー」(質料)と呼び

形而上の原理である「理」を 「ロゴス」とか「イデア」(形相)と呼びました。


この世にある「形ある全ての存在」には

それをあらしめる「存在の根拠」(=形相因)としての「理」が内在しています。


宇宙・世界を貫いている1つの「純粋な精神」=「理」があって

全てのものは、その同じ1つの「理」を各々の内に「分有」している。


あたかも、天上に1つの「満月」があったとして、

地上にある「棚田」の1つ1つの水面が、その同じ満月を映しているように


人間をはじめ、この世の全ての存在者には

宇宙理性、世界精神とでも呼ぶべき「一者」である「理」が内在している。


こうした考え方を、朱子学では「理一分殊」と言います。


そして、「理」が「気」と結合した後の

「事物の内部」における「理の働き」のことを「性」と言っています。


つまり、人間の「性」とは

個々人の「理」が、個人単位でどのように作用しているのか

といった状態(作用態)のことを意味しています。


「性」は現われ出た「作用態」(顕現態)であり、

「理」はそうした作用を発生させる「本体」に当たります。


人間各人の「性」のおおもとを遡っていけば

至高純粋の世界精神である唯一の「理」(ロゴス)に辿り着く


それを「性即理」、「性」は即ち「理」である、と言ったのです。


以上が、朱子学の「世界観」の基礎になっている

「理気二元論」、「理一分殊」、「性即理」といった考え方のあらましです。


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<「気質の性」と「本然の性」・・・「複性複初」の人間学>


「理一分殊」の考え方からすれば、


全ての人間は、同じ「世界精神」・「宇宙的ロゴス」を持っていて

みんなが同じような「純粋で至高の精神性」を示すはずですが


しかし、実際の人間はそうではありません。


人間各人には「気質や能力の違い」が存在しています。

善人もいれば、悪人もおり、賢人もあれば、愚者もいます。


肉体に由来する「煩悩」、道徳法則から逸脱した「私欲」に走って

いわば、そうした「肉の原理」に絡め取られています。


なぜ、唯一の「理」を等しく共有(分殊)しているにも関わらず

こうした個人差が生じてくるのでしょうか?



Alexandria 占星学院-syusigaku



それは、「理」が結合している

「気」に生まれもった「偏り」があるために


偏固してバランスを欠いた「気」に撹乱されてしまって

「純粋な理」の作用・発現が妨げられてしまうためである


と、朱子学では考えます。


実際の人間は

「純粋な精神的原理」である「理」を内在させておりながら


物質的要素である「気」によって阻害されてしまうために

「理」の本来的な働き、作用、発現が歪められ妨害されています。


この阻害され歪められた状態(=性)のことを「気質の性」と言います。


偏固した「気」によって、すっぽりと覆われてしまっているために

純粋な「理」はそのままでは、本来の働きが阻害されるのです。


「理」の本来的な働き・作用が発現した「理想的状態」を

朱子学では「本然の性」(=本来あるべき状態)と言います。


現実のありのままの人間の姿は

「偏固した気」によって「理の働き」が覆われ歪められているために


物質的な欲求、肉体に由来する

本能と情念、私欲の赴くままに

「肉の奴隷」となって生きています。


「気質の性」に従って生きているわけです。


譬えるならば、天空に綺麗な「満月」が出ていたとしても

それを覆い隠すような「雲」がたくさんあれば


雲によって隠されてしまって、雲のごく僅かな隙間から

月の一部が垣間見えるだけの状態になってしまいます。


美しい鏡があったとしても、その表面に塵芥がくっ付いて

鏡を曇らせてしまっていたならば、正常には映らなくなります。


人間における「理」と「気」の関係もまた

この「満月」と「雲」の関係と同じなのだ、と朱子学では考えます。



太陽や月の光は「蔽いの無い場所」に居れば、全部見ることができるが




「日除け」(遮蔽物)のある部屋に居れば、覆い塞がれ隔てられて、

「見える部分」と「見えない部分」が生じてくる。




各人の「気質」に「清濁通塞の違い」が生まれるのは、

そうした「気の昏濁」のせいである。




人間の場合は、気によって理が、部分的に覆い塞がれても

その状態を「矯正」して、再び通じさせる道理がありえるのだが




鳥や獣となると、理の大部分がすでに「気」によって拘束されていて

生まれつき覆われ隔てられる程度が酷いために、矯正のしようが無い。


(「朱子語類」巻四-11)


朱子学では、人間は生まれつき(稟受)による「気質の性」を克服して


「純粋精神」である「理」が

正常に作用する「本然の性」の状態へと復帰しなければならない、と考えます。


これを「復性」(=性に帰る)、「復初」(=原初に帰る)と言います。


そのための「修養」「矯正」の方法論として

朱子は「居敬」と「窮理」という2つの方法論を説きます。


「敬に居る」ための修養法、「理を窮める」という探求法によって

「気質の性」から「本然の性」へと立ち戻ることができる、と言うわけです。


この点において、

朱子の人間学は、典型的な「自力救済」の哲学と言えます。

理気説 とは

2016-03-24 12:08:55 | Weblog
りきせつ【理気説 Lǐ qì shuō】

理と気の関係をめぐる中国思想史上の学説。理は事物の法則性をあらわす概念として先秦時代から使われ,気も古代以来,事物を形づくりそれに生命を与えるガス状の物質と考えられ,中国人にはきわめてなじみ深いものであった。とくに道教や中国医学では,病は体内をめぐる気の不調によって生じるとされ,その気をコントロールすることで長命が得られるとした。しかし,気を自覚的にその哲学体系に組み込み,気の存在論を作りあげたのは北宋の張載(横渠(おうきよ))が最初であり,気に対して理を立て,理と気によって世界をとらえようとしたのも同時代の程頤(ていい)(伊川)にはじまる。






要約すれば、「理氣」とは、朱熹によって唱えられ、「理気説(理気二元論)」とは、「宇宙・万物は、理と気からなる。理は人・物の性(本性・本質)であり、気は物質・存在を意味し、この理と気が結びついて万物が存在する」という二元的存在論を意味します。

 そして、南宋の朱子が提唱した「理先気後」と明代中期には「理気相即」と変貌し、清の戴震に至って「気一元論」となり、それぞれの時代背景ごとに、思想として読み解かれた「理氣」のあり方は様相を変え、そして、それぞれの時代に反映され、それは風水も例外ではないということです。

 古代ギリシアの哲学者であるプラトン(紀元前427年 - 紀元前347年))の提唱した世界観であるイデア論は、個別の事物の背後には、その本質であるイデア (Idea) が実在すると主張する哲学でした。

 プラトンのイデア論は、「理」による朱子哲学と還元でき、そのイデアに対する「気」という物質や存在についても言及し、気一元論理に至っては、気の条理がイデアではなく形相とされるようになりました。