都内のスーパーで買い込んだ食材を測定したところ、次々とセシウムが検出されました!
まず、セシウムが出たのは、秋の味覚レンコン。この秋収穫されたばかりの茨城産が22.68ベクレル(セシウム134と137を合算、単位はベクレル/kg、以下同じ)と表示されました。
食品の放射性物質検査を行う都内の生活クラブ連合会が指摘しました!
水生植物のレンコンには、セシウムが蓄積されやすいのです。
長野県や、札幌市などが、測定した茨城産のレンコンからも同様にセシウムが検出されました。
次に出たのが牛乳です!
購入した栃木産牛乳を測定にかけると、4.43ベクレルを検出しました。
基準値の50ベクレルより十分に低く、少量だが、毎日コップ2杯を飲むと試算すると、年間で最低10マイクロシーベルトの内部被曝をする量です!
しかし、そこはそこで酪農農家たちは、牛を頻繁に移動させることで、検査の目をごまかしていますから、犯罪行為です!
つまり、セシウムが含まれた牧草を牛が食べて生態移行することが多いため、県では牧草管理の指導も行っているが、サンプルを採取する段階ですでに多くの酪農家の生乳が混ざっていることから、原因となった牧場を特定するのは困難だと言うから、消費者は当面子供たちが好んで飲む牛乳は止めることです!
茨城、栃木と並んで、放射線量が高いのは群馬ですが、中堅スーパーで群馬産のホウレン草、キャベツ、生シイタケを購入したところ、すべてからセシウムが検出されました!
中でもホウレン草は26.12ベクレルを記録し、セシウムが移行しやすいと言われるシイタケの値を超えていました!
群馬産は、今回都内で購入した6品目中4品目からセシウムが検出されています!
加えて、県北の川場村で買ったアユの甘露煮や、生栗からもセシウムが検出されています!
驚くことに、放射性物質の検査は生産者に任せていて、50ベクレルを超えた
ら販売しませんが、それ以下は基準値以下なので問題ないと思って出荷しています!
さらに心配なのは、福島第一原発が太平洋へ垂れ流している汚染水による魚の汚染です!
三陸沖の魚を使ったサバ味噌煮缶詰、サンマの冷凍一夜干しから、それぞれ15.52ベクレル、4.73ベクレルが検出されています!
残念ながら水産物は、もはや危険物と化しています!
すでに放射能汚染は、福島県から北へ宮城県、南へ栃木県、群馬県、山梨県、長野県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県にまで拡大しており、ヨーロッパのEUを含む43ヶ国と地域がこれら12都県などからの農産物輸入を禁止または規制しています!
ドイツ放射線防護協会は、
乳児、子供、青少年は1キロあたり4ベクレル以上、
大人は8ベクレル以上
のセシウム137を含む飲食をしないよう提言しているが、当事国の日本では
1キロあたり500ベクレル
というとてつもなく高い基準を設定してしまいます!
我が国では、499ベクレル以下は、すべて安全として、超危険な食品が流通しているのですから、このままでは子供達に重大なことが起こってしまいます!
これまで多くの人達は、カウンターで放射能の高さを測って自衛してきましたが、これらの数値は、空間線量であり、ヨウ素やセシウムのような放射性物質が出す、遠方まで到達するガンマ線を測定した値ではありません!
しかし、汚染食品の問題は、体内被曝を起こすことにあります!
茨城県つくば市では、物質が気体になる温度(沸点)4265℃のテクネチウムと、沸点4639℃のモリブデンが検出されていますので、3月に福島の原子炉でメルトダウンした核燃料の温度は、2000℃をはるかに超えて、3000℃から4000℃にもなっていたと考えられます!
沸点は、
ヨウ素が184℃、
セシウムが671℃、
ストロンチウムが1382℃
なので、これらの危険な放射性物質は、ほとんどすべてが気化する温度をはるかに超えていたのです!
プルトニウムでさえ、沸点はモリブデンより1400℃以上も低い3228℃です!
そうなると、当然、内部被曝で特に重大な影響をおよぼすストロンチウムとプルトニウムが、ガス化して大量に放出されたことに成ります!
これらストロンチウムが出すベータ線と、プルトニウムが出すアルファ線は、ガイガーカウンターでは、まったく検出できません!
日本の各地の、土壌および食品の汚染を知る場合に最も重要な指標は、したがって空間線量より、放射性物質が福島原発から放出され、それがどこに、どれほど降り積もったかという沈着量なのです!
市民グループの「放射能防御プロジェクト」が首都圏の土壌汚染を実際に調査した結果をインターネット上で公開してくれていますので、首都圏の人々は、誰もが見なければいけません!
6月時点での、植え込みや庭、公園などにおける土壌の放射性セシウムの沈着量が出ています!
測定した都県によってサンプリングの数は異なっているので、平均値だけが危険度を正確に示すのではありませんが、東京の測定地点は56ヶ所と多く、正確な指標と見てよいでしよう!
この数値を見ると、東京の平均でさえ、チェルノブイリ原発事故の後にソ連政府(当時)が汚染区域の第4区として指定した危険地帯とほとんど変りません!
第4区とは住民を強制避難はさせないが、厳重に健康管理をおこないながら危険地域に放置してきた場所にあたり、放射性セシウムが1平方メートルあたり3万7000~18万5000ベクレルという数値なのです!
放射能の単位1キュリーは370億ベクレルなので、1平方キロメートルあたり1~5キュリーに相当する。東京の平均はこの1キュリーとほぼ同じなのですから、子供たちは避難すべきです!