アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

藤山寛美十八番箱

2005年12月05日 | 演劇

来年5月は藤山寛美17回忌。
松竹新喜劇が誇る天才喜劇役者『藤山寛美』
数多ある作品の中から36作品がDVD-BOXで甦る「藤山寛美十八番箱」(全六巻)

発売を記念して上映会があったさぁ。
劇場は「東劇」
歌舞伎座の斜め前方にある映画館だっ。
同じ近所でも「シネパトス」じゃぁなくてヨカッタヨカッタ。

この会場の中で、私がイチバン若いかもっっ!!キャ~。
『ダブリンの鐘つきカビ人間』の時は、最高齢に最も近かったけど。ケッケッケッ。
さぁて、満席になるのか~?…ならないわよ~。
だって、ここ東京やもんっ。

夜7:30開演
「生ビール・ワイン・ポップコーンの割引券」は優れもの。
大人の時間なのね~。
売店での売れ行きも好調のよう。
あら!?気がつくと私の手にもドリンクが~。

ゲストが出てきて興奮の拍手~!三国連太郎だよっっ!!
それがね「松竹さんから突然で。接点ないんですよ…」って、かなり話し辛そう。
ハッハッハさすが松竹。なぁ~んも考えてないんだなぁ。
もうちょっと日にちずらせば、大阪公演から愛娘の直美ちゃんが戻ってくるだろーに。
彼女を登場させてこそ、座が盛り上がるっちゅうもんやろーが。
 
「寛美さんの喜劇のセンスは戦後日本に平和の息吹を与えてくれたと思います。
ふくよかな人間像を楽しんでいただければ」
それでも、こんなステキなコメントを残して颯爽と去って行ったぞ。
いつもダンディ~三国連太郎~!!

『親バカ子バカ(前編)』っつうのを上映。
「前編」って何ね?尻切れトンボで良いと思っとるとね?
一応「完結」するらしいけんど…。

怒るにはのれんに頭突き、笑うには同情が先立つという今どき珍しい貫一君。
その貫一君を一途に愛する天野社長、二人が織りなすヒューマンストーリー。
作:舘 直志
藤山寛美、渋谷天外(二代目)、小島秀哉 他
本篇:カラー約60分
上演月:昭和48年10月/場所:新橋演舞場

へぇ、新橋演舞場っ。東京公演っ。
『藤山』と言えば『寛美』と答えるのは、関西人だけじゃないんだなぁ。
ふふ~ん、吉本新喜劇と違って満遍なく受け入れられてたんだね。
”ルミネthe吉本”は東京流に緩いんで、悪しからず。

社長の息子は、アホやけど生一本っっ。
寛美や!どっから見てもまともじゃぁない。
画面の中のお客さんも、劇場のお客さんもガッハガッハ~。

寛美の顔芸。静止画。
直美ちゃんとウリふたつやー。
ああ、でもこの顔。小さい頃恐くてね~。
学校から帰ってチャンネル合わせるのは、『吉本新喜劇』の方やった。
船場太郎が好きやってん。ごめん。面食いで。

社長が、ある人を蹴落として大きくした会社や。
そんな事を聞いてしまったアホ坊。
罪の償いに、慈善団体に多額の寄付っ!
親父に止められると、今度は家を出た!
生命保険会社に勤めてみるけど、ちっとも契約取れへん。
それを知った親父は、社員全員に加入するよ~命令!
でも、掛け金は会社持ち。受け取りはアホ坊。
ほんま、親バカ、子バカ~。

人情噺やないかいなぁ。ドッと笑って、ガバーッと泣く!
落語の楽しさ、聴いてみいへんと判らんように、
”新喜劇”も見んと判らん。ホンマやで。

吉本新喜劇はビスケット。
松竹新喜劇は煎餅。
子供の頃は見向きもしなかった”和”のお菓子。
今食べると美味やん!!

お見逸れしやした松竹新喜劇様。
何を隠そう21世紀も『新生松竹新喜劇』として活躍中~。
去年は”喜劇誕生から100年”いうて、
直美ちゃんとも競演してんで!オモロカッタで!

画面から飛び出てくる声っっ!
お、お、大向うがっっっ!!こんな所に~!!
しょーもない歌舞伎座の奴らと違って、
ビシッッバシッッ鋭い矢が、舞台に当ってるでぇぇぇ。
「藤山っ!」「小島っ!」
女性もいてはるんや!こっちもビシッバシッや!

アホ坊は、父の犠牲になった母娘を東京まで探しに行くと言いだした…。
つづく

これで完結っちゅうんかいっ。
続きを知りたかったら藤山寛美十八番(おはこ)箱』買えっちゅうこうっちゃな。
松竹、お主も悪よのォー。



3 コメント

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TBありがとうございます☆ (Ren)
2005-12-06 07:11:33
はじめまして☆藤山寛美さん初めて見たのですが

ものすごく面白かったです。大向こうさんの声が

バンバンかかるのもびっくりしました。「○○屋」

というのもあったのですが聞き取れませんでした。

ビール等の割引券も気が利いたサービスでしたね!
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狸御殿面白かったです (urasimaru)
2005-12-11 11:12:30
こんにちは。いつもありがとうございます。

笑いたいな、と思って新橋演舞場の「スーパー喜劇狸御殿」を見て来ました。藤山直美さん、すごいですね。

ある意味今年一番楽しめたかも。

松竹新喜劇は見たことないんですが、面白いんだろうなって思いました。

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直美ちゃん (こてん)
2005-12-12 11:51:34
urasimaru様

コメント有難うございました!

「スーパー喜劇狸御殿」ですね!

”笑いたいな”イイ言葉ですね~。人間笑わなきゃ損ですわ~。笑うとスッキリしますからね~。

私ももう直ぐ行きますよ~。メチャ楽しみですっ!
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