アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

ダブリンの鐘つきカビ人間

2005年11月17日 | 演劇

2005年10月28日~11月13日
ル テアトル銀座

森の中に迷い込んだカップルに、屋敷の主人は
「昔ここは村だった…」と語り始める。
いつしか2人は物語の中に入ってしまう。
人々は奇病にとりつかれ、村は平静さを失っていた。
私利私欲を貪る悪者はここにも!
奴らの魔の手が、心は優しいが身体醜いカビ人間に迫るっ!

S席8400円。A席6800円。この境目の席は何列目?
めっちゃくちゃ後ろだったのにS席!
ふふ~ん。この料金でもやはり満席になるのだねぇ。
「チケット代高いよ!高い!お尻痛いよ!痛い!」
ブツクサ言ってるのは我等だけか~。
劇場の椅子は相変わらず座り心地バリバリ悪いし、トイレは使い難いし、
ケッッッ!
玉三郎の「夕鶴で来た時、2度と来ないって決めたのに、
魔が差したか、大王に導かれたか、来てしまったー。

装置は凝ってるし、照明さんは楽しんでるし、
遠くから舞台全体を見れたのは良しとしよう。
でも、やっぱり役者の表情がキッチリ見れず、涙を呑んだ…。

寓話の残酷さを笑いに!ラブストーリーを涙に!転換しちゃった”爆笑純愛物語”

客寄せ出来るキャスト(片桐仁(ラーメンズ) 中越典子 土屋アンナ 姜暢雄 ほか)
も然る事ながら、

”お笑い担当者”に身をよじらせたー。
も~ダメ~。池田成志&山内圭哉コンビは最強ー!!
ツボにはまり込み過ぎ~っ。横隔膜がヒッジョーに痛い~っ。
橋本さとしは、劇団☆新感線の頃よりステキに見えたわん。
殺陣やると、昔取った杵柄かー。魅せること知ってるー。
大王(後藤ひろひと)は”やや受け”。でもあれでイイんだよなー。

渋いところでは若松武史
「天井桟敷」出身だっちゅーの。
寺山修司が主宰した演劇実験室って知ってる人は、若くない(笑)
THE・ガジラ」でしか知らなんだから、アワワ。
 
風景と人間がピョ~ォン♪っと飛び出す絵本っっ!!
この劇空間は、ハッキリ言って異色。
完成度高いし。目に焼きつく場面が絵画になってる。
題名も妙チクリンだしー。

メルヘン&お笑い+アクション
バランス取るの難し~ぃ。ウルトラE難度っっ。
あッ歌もあったり、少し踊ってたね。

好き!ともいえないけど、もう1度観てもイイかも…。
このスタンス、かなり微妙ー。ハハハ。
ガマ王子vsザリガニ魔人」(2004年)もそうだったっけ。
シャッフル」は、笑いにシフトしてたからGO!GO!レッツゴーだったけど。
ま、大王とG2はやってくれるじゃん!ってことで。

観客若かった~!
「歌舞伎・文楽はオババだからなぁ」と悪気の無い友人の言葉。
そのとぉ~り。
ここにいるほとんどの人には、無縁のジャンルざんす。シェ~(byおそ松くん)

これ、”芝居観てみたいけど何がイイの?”って迷ってる子羊ちゃんにオススメ。
”NODA・MAP”で、最初から最後まで「???」だった友人に道標立てといた。
少なくとも大王は「!?!」って感じだからねん。

しか~し、実は熱烈歓迎はこっち!!
冬は”ざるそば”より”きつねうどん”よ~。”泣き”より”笑い”よ~!!
BIGGEST BIZ ~最強の決戦!ハドソン川を越えろ~
(東京公演 2006年1月8日~22日)
♪は~やく来い来い♪

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。