アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

ウィーン版 ミュージカル エリザベート 20周年記念コンサート

2012年11月30日 | ミュージカル・ダンス・舞踏

プハ~。もう11月も終わりだよぉ。
今月はなんじゃかんじゃとヅカネタがやたら多かったなぁ。
だってぇ、毎日のように公演情報がUPされるんやから…。ほんまに疲れましたぁ。
で、やっとこさこのレポを書くことが…遅いっ!遅過ぎっ!    

フランス版ロミオとジュリエット』をこの間観に来たばかりなのに…。
今度はウィーン♪シアターオーブは異国情緒満点やね。
日本語アナウンスの後はドイツ語。ウウ~ン♪
2012年10月30日(火)
東急シアターオーブ 3階3列下手

ウィーン版ミュージカルエリザベート20周年記念コンサート
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ

幕が開くとそこはエリザベートワールドぉぉお!!
ほんと~に名曲揃いだぁぁあ♪
音楽のひとつひとつにドキドキワクワクウッハウハ♪
コンサート形式だからオケが舞台中央に!
その後ろと前を使って役者達が…優雅に動くわぁ
衣装もその時代を現しているんだよね。質感がステキ。
もっと前だとクッキリ判るだろうになぁ。
そうしてクラクラきまくる歌のパワー!ミュージカルはこうじゃなくっちゃああ♪

エリザベート役のマヤ・ハクフォード
私が持っている海外版CDでも主役を演っている人だった!
シシィがぶりっこっぽくなくって、普通なの。なのにキャワイイ♪
これじゃぁ、フランツもいちころだわさ。
実年齢を無理に隠さないって歌舞伎っぽいかも。
この肩の力の脱げ具合が、エリザベートが大人になって年老いて…っていう
人の一生を演じるのにジンジン効いたぁ。
演技者のその全てが等身大で魅力たっぷり♪
こういうのって気持ちがイイのねぇ♪大感動!!

ゾフィー(ガブリエレ・ラム)の圧倒的な存在感!
だからこそ、あんな人にエリザベートは挑み続けたなんて!凄い!
っていう想いが生まれるのね♪日本にこういう女優はいないよなぁ。チクショ~。

フランツ・ヨーゼフ(アンドレ・バウァー)の皇帝の高貴さと、
お坊ちゃんっぷりもイイぞぉ!

ルキーニ(ブルーノ・グラッシーニ)はもっと、脂ぎってるかと思ってたんだけど、
甘いマスクが日本人好みって感じ。
…私にはピンと来なかったけど。でも高嶋兄よりはツボ。

ハートがポッポしたのがルドルフ(ルカス・ペルマン
あのてのドイツ・オーストリアビジュアルにとっても弱いの♪
サッカーのW杯ではドイツ!を応援するもんだから♪つい♪ウフフフ
ギョエ。色んな舞台で既に日本のミュージカルファンには御馴染みなのか…。
初対面は私だけなのか…。ヨロリ…

トートは日本版エリザベートでド超級に有名なマテ・カマラス
ウ~ン。ウ~ンぅ。…やっぱり私はルドルフのルカスがお好み♪

ビックラこいだのが「死」というものの存在感。
フランス版ロミオ&ジュリエット』でも体感したんだけど、
かなり…リアルなんだよね。
ルドルフが銃を構えて…ってシーンで、
後ろにいるトートが、さっさと撃っちゃえ…バ~ン!って感じに見えたぁ。
死んだルドルフをマネキン人形かなんかの様に引っ張っていく…。
様式美に拘って、耽美な世界として描かれるのに慣れてるもんだから…。
死に愛される女っていうのが日本版とじぇんじぇん違って見えてくる。
こうなるとエリザベートの近くにいつもトートがいて、
その冷たさを感じながら生きてきた彼女が、やっぱり強い人に観えちゃって!
「死」を恐れること。それ以上に「生」を全うすることへの信念っていうのかなぁ。

初めてみる場面もあったし、演出で。お国柄で。世界観がこんなに変わるとわぁああ。
フランス版ロミオとジュリエット』に続いて脳みそバ~~~ン!!!
パンフに小池修一郎が諸外国で観てきた感想が書いてあったけど、ビックリ。
イケコしぇんしぇってばめちゃくちゃ観てるね。それにもビックリ!

黒天使がッッ!踊るわけでもないのに…。
片手に大きな翼を広げてるだけなのに…。その威圧感ったら!!
フンガァアア!やられたぁあああ。

終演後にはパンフが完売っっ。休憩時間に買っててよかった。
それにしてもこの人気って!!

4年前かなぁ、博多座の『エリザベート』が…ツボにかすりもしなかったもんで、
威風と華麗さを求めて…ウィーン版のCDを聴き返しっ。
「チクショー!海外版が観てぇぇえ!」
そう叫んだんだけど、めでたく夢が叶いましたぁ。
今回も家に帰ってCD聴いたよ♪脳内舞台映像がリプレイしまくりでヒャッホ~♪♪
ヅカ版より東宝版より海外版が好きだぁああ。

東急シアターオーブの3階は…。恐怖の座席じゃったぁあ。
フツーさぁ、前の人の背もたれが自分の前にちゃんとあるじゃない。
それがね、あそこには無いの…。
前の人の頭が絶対に邪魔にならない段差がある。ってことなんだけどねぇ。
足の前がスッカスカなの…。これって恐ろしいことなんだねぇ。
目の前には細い手摺が1本きりっっ!
前のめっちゃったら縋れるものはこれだけっっ。
その分、視界は”絶景かな絶景かなぁ”なんだけどさぁ。
やっぱりやっぱりコワイぃいい!!

梅田芸術劇場 映像つき
シアターガイド 画像つき

1996年初演の雪組 スカステ観劇 (2008.3.4記)
1996年星組 スカステ観劇 (2008.5.26記) 


2 コメント

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ご覧になられたんですか。 (キャマ)
2012-11-30 09:07:51
私のウィーンでの初シシィも、彼女でした。15年以上前です。2度目は、アメリカ人シシィでしたが。王家や皇室を戴いた事がない国の方には、あの空気をマトエナイ、だから、ブロードウェイには、行かないんだと思えた、ライトなシシィ。プリティーウーマンのジュリア・ロバーツみたいなんですもん。

私のベストシシィは、初演のピアさん。ガラスみたいに澄んだ声で、細くて好きです。
トートは、マテより、初演のウヴェ・クリューガーの艶のあるエロい歌い方が好き。マテと同じく、ちっちゃいんだけど。

ルカスは、ウィーンのテレビ番組のアイドル探せコーナーで、出てきた人ですが、静けさが感じられるので、大好きです。だから、ウィーン版のロミオが1番好きなんざんす。

私、マテには人として尊敬してるんです。いきなり話変わりますが…。
去年の震災後、外国人が帰国したり、来日取り消したりする中、周囲の反対を『クソクラエ』と押し切り、4月から『MITSUKO』の稽古、舞台を勤め、勇士と被災地へ行き、ミニミュージカル開催してくれたんです。彼は、本当に笑顔も爽やか(ちゃらそうなトートだが)、話し掛けると目を見て、質問に答えてくれる。ヨーロッパだと、楽屋待ちでは、気軽にお喋りや、サインや、写真に応じてくれんだけど。マテの心遣いは、忘れません(来日してくれた人は皆さん)。

来年1月にウィーンで、エリザベート観劇しますが、余り評判よくないらしく…当日2時過ぎたら、40パーセントオフでチケット買えるとか…。
何だか不安なキャマです。
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手薬練引いて待ってました (かしまし娘)
2012-11-30 11:53:59
キャマ様
本場に行けないので、いつか来ないかと、手ぐすね引いて待ってました。
10月観劇ラインナップにUPしたミュージカルがフランス版のロミジュリとこれで、
1ヵ月に2本も海外を体感出来るなんて夢のよ~で♪

ホ~。やはりお国が違うとカラーが変わってしまうのですね。
俳優は自分の中に無いものは出せませんからね…。

アイドル探せコーナーって!そんなのがあるんだ。
パクパクコンテストかスター誕生みたいですね!!
ロミオ観てみたいわぁああ♪

「MITSUKO」にはそんな裏話があったのですか。
OAされた時ツボにかすらないまま途中で観るのを止めたので、
マテのことも全然覚えていないのですが。

ロングランだとキャストが代わって、完成度に波があるんでしょうね。
好みの問題もあるし…。
来年の1月!もう直ぐじゃないですか。お気をつけて行ってらっしゃ~い。
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