名古屋の選挙講座をぶじ終わって帰ったら、
なつずいせん(夏水仙)が咲いています。
微妙な青色を含むピンクの花。
ひがんばな(リコリス)の仲間で、花の少ない夏に
葉っぱも何もないところから花茎をのばして咲きます。
葉がスイセンに似ていて夏に花を咲かせることから「夏水仙」。
全草に毒性がありますので要注意。
虫も食べられない美しい花です。
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たまっていた新聞の昨日の社説は、
東京医科大の助成入試差別のこと。
強いいきどおりを感じます。
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東京医科大の助成入試差別のこと。
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社説:女性差別入試 文科省は一斉調査を 中日新聞 2018年8月4日 身勝手にあきれる。得点操作で女性への門戸を狭めた疑いのある東京医科大は女性医師の離職率の高さを理由としているという。受験生の疑念を晴らすためにも文科省は不正に厳しく対応すべきだ。 関係者によると、得点操作は以前から暗黙の了解として行われ、年度ごとに一定の係数を掛けて、一律に点数を減らしていたという。女子の合格者を全体の三割前後に抑える目的だったとされる。二〇一八年度、女子が合格者に占める割合は17・5%だった。 大学は内部調査の結果を来週にも公表予定というが、受験勉強を重ねた揚げ句、何も知らされず人生を変えられた女子受験生たちにすみやかに謝罪し、救済措置や補償を考える必要がある。 大学側は、系列病院の医師不足を避けたいという思惑があったという。結婚や出産を機に仕事を辞める女性も多いとされ、実際、医籍登録後十二年の女性医師の就業率は73%で男性より16ポイント以上低い。 ではなぜ、女性医師は家族を持ったときにキャリアを諦めてしまうのか。背景には性別を問わず過酷な労働実態がある。一六年、厚生労働省研究班が初めて実施した大規模調査では、二十代勤務医は週平均五十五時間働き、これに当直や病院外などでの待機時間が十二時間以上加わる。 誰もが長時間労働をしているもとでは、子どものお迎えなどの事情で早く帰る医師がいれば、その肩代わりは過重と受け取られる。仕事と家庭の両立を目指しても、上司や家庭の無理解で燃え尽きていくという現実もあるようだ。長時間労働で何とか成り立ついびつな職場を支えるために、入試をゆがめるのは本末転倒ではないか。 ほかの大学で同様の不正はないか、文部科学省は直ちに調査する必要がある。 幹部が同大の不正入試を巡って受託収賄の罪に問われている渦中だけに、監督官庁としてどう対応するか、人々はより厳しく見つめている。 近年、医師国家試験合格者に占める女性の比率はずっと、30%台で推移している。入試という「入り口」で、ガラスの天井が生み出されているのではないかという疑念の声もある。 医師として多様な人材がいた方が、患者にとっては安心につながり、医療の「質」も高まる。これを機に、性にかかわらず働きやすい環境づくりを加速するべきだ。 |
社説:東医大が入試で女性差別 全医学部の調査が必要だ 毎日新聞 2018年8月4日 大学医学部全体の信用にかかわる、信じがたい差別である。 文部科学省幹部の汚職事件に関与した東京医科大が医学部医学科の入試で、女子受験生の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていた。得点操作はマークシートの1次試験の際に行われていた。 減点の結果、受験者数で約4割いた女子は合格者数で3割に減少した。こうした操作は2011年ごろから繰り返されてきたという。 憲法は法の下の平等を定め、性別を理由とした不合理な差別を禁じている。公正さを最も重んじるべき入試でこんな差別がまかり通っていたことに驚く。断じて容認できない。 一般的に女子が少ない理系学部などでは「女子枠」を設けるなど、状況改善を目指すケースはある。今回の減点は事前に募集要項などでも受験生に説明されていない。女性数を抑えるための理不尽な不正である。 この得点操作について、大学の関係者は「女性医師は離職率が高く、仕方のない措置だった」と話している。系列病院の医師不足の回避が念頭にあったという。10年の入試で女子合格者数が4割に達したことがきっかけだったとされる。 だが、系列病院の事情と入試を同列視することがそもそも誤りだ。 女性が結婚、出産後も仕事を続けられるようにするために、社会全体の取り組みが進んでいる。改革すべきは、当直など女性の勤務を可能とする系列病院の職場環境だろう。今回の得点操作はその努力を放棄し、女性の活躍の場を奪うものだ。 文科省は同大に過去6年分の入試について調査報告を求めた。徹底的な実態解明が求められることは言うまでもない。 不正が正式に確認されれば、私学助成金カットの対象になる可能性もある。大学は不当に不合格となった受験生への救済措置も含め、早急に対応しなければならない。 懸念されるのは、ほかの大学医学部入試でも女子への差別が行われているのではないか、との声が学生や教育関係者から聞かれる点である。 林芳正文科相は東京医大の調査結果を待つ考えを示したが、手をこまねいている場合ではなかろう。文科省は直ちに、全大学医学部の入試の実態調査に着手すべきだ。 |
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