みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

萩生田氏・身の丈発言:制度の欠陥認め見直せ/「本音」が不信増幅させた/キンリョウヘンの冬越し準備、オンシジウムと風船カズラ

2019-10-31 21:29:40 | ほん/新聞/ニュース

キンリョウヘンの冬越しに備えて、
玄関横のトイレ側の軒下に棚を置いて、
そこにキンリョウヘンを移動しました。

間隔の広いところには、大きな鉢を置いて、
せまいところには小さな鉢、とうまく収まりました。

ここは陽当たりがよくて、風もあたらないので、
霜が降りるまでは、鉢は外に出しておくつもりです。



玄関の中には、花が咲きそうなオンシジウム

玄関の外には、風船カズラが風に揺れています。


前庭の様子。

季節はずれのカラタネオガタマが咲いています。


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ところで、
萩生田文部科学相の「身の丈に合わせて・・・」
という発言に批判が集まっています。
そもそも、トンデモ発言の元になった
大学入学共通テストの英語民間検定試験に問題あり。
見直すべき、と思うのはわたしだけではない。
ということで、
中日新聞と毎日新聞の社説を紹介します。

 社説:「身の丈」発言 制度の欠陥認め見直せ
中日新聞2019年10月30日

 撤回ですまされる話ではない。「身の丈に合わせて頑張って」という萩生田光一文部科学相の発言は、英語民間試験では公平性が担保できないことを自ら示している。制度を見直すべきではないか。
 大臣はもちろんご存じだとは思うが、そもそもの話から書く。教育の機会均等は憲法一四条の法の下の平等と、憲法二六条によって保障されている。
 これを具現化し一九四七年にできた教育基本法は「人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない」とうたう。憲法一四条にはない「経済的地位」が追加された。貧富で子どもの未来が左右されてはならないという決意の表れだろう。二〇〇六年の改正後もこの部分は変わらない。
 大学入学共通テストで導入される英語民間試験は機会均等の原則を損なう恐れがある。六団体七種類の試験は都市部での開催が中心で、受験料が二万円を超える試験もある。地方の受験生は交通費や、場合によっては宿泊費もかかる。共通テストで成績が使われるのは三年生で受ける二回だが、試験に慣れるためには同種の試験を繰り返し受けた方が有利だ。
 萩生田文科相は自らの発言を撤回した二十九日の会見でも「制度としては平等性が担保される」と話す。しかし全国高等学校長協会が延期を求めるなどの異例の事態を見れば、教育現場がそう感じていないことは明らかだ。
 すでに経済格差や地域格差が以前より高い壁となっている現実がある。〇八年のリーマン・ショック以降、首都圏の大学に通う地方出身者の割合は減少している。地方の受験生が挑戦しやすいよう制度を改革する大学もある。多様性が生み出す活発な議論が、イノベーションなどの新たな価値を生み出す効果を重視しているからだろう。
 共通テストの民間試験も四年制大学の三割が使わず、出願資格とした大学でも別の手段で英語力を証明する余地を残したところもある。格差拡大への懸念が解消していないことの表れだ。
 本来は格差を縮める努力をするのが政治家の役割だ。十一月には民間試験の利用に必要なID(個人の識別番号)の申し込みが始まる。混乱や懸念が拡大する中で新制度を強行してもよいのか。生まれた場所や家庭の経済状況だけではなく、この大臣のもとでの受験が不運だったと、受験生を嘆かせたくはない。


  社説:萩生田氏・身の丈発言 「本音」が不信増幅させた 
毎日新聞2019年10月30日

 教育行政の理念に関わる問題と捉えねばならない。
 来年度から始まる大学入学共通テストの英語民間検定試験について、萩生田光一文部科学相が「自分の身の丈に合わせて勝負してもらえれば」と発言し、撤回に追い込まれた。
 検定試験は7種類ある。高校3年時にその中から2回まで受験した成績が志望大学に提供される。それまでに「練習」で受けられる回数に制限はない。試験によっては検定料が高額だったり、会場が都市部に偏ったりする。このため、経済、地域格差が生じると指摘されている。
 発言は民放のテレビ番組で飛び出した。「裕福な家庭の子が回数を受けてウオーミングアップできるようなことはあるかもしれない」と認めたうえで、「そこは自分の身の丈に合わせて2回を選んで頑張ってもらえれば」と語った。
 問題はまず、新制度が受験生の格差を拡大しかねないことを事実上容認している点だ。
 萩生田氏は「どんな環境下にいる受験生も頑張ってもらいたいという思いだった」と釈明し、「説明不足だった」と謝罪した。だが、撤回では済まない。発言は萩生田氏の本音ではないかという疑念が消えないからだ。
 高校側からは検定試験導入の延期を求める声が上がっている。文科省は検定料軽減などの配慮を検定団体側に求めているが、格差解消の見通しは立っていない。それでも、来月1日には試験で受験生が使うIDの発行申し込みが始まってしまう。
 より深刻なのは、萩生田氏が教育基本法の定める「教育の機会均等」を理解していないことだ。テレビ番組で格差の指摘を受けて「『あいつ、予備校に通っていてずるい』と言うのと同じだ」とも述べた。
 だが、予備校に通うかどうかは主に本人の判断であるのに対し、家庭や居住地を受験生は選べない。そうした事情で検定試験の「練習」ができなければあきらめるしかない。これらの不公平をなくすのが教育行政の役割のはずだ。「身の丈に合わせて」と言うのは開き直りに等しい。
 今回の発言で、新制度への不信感がいっそう広がっている。制度の不備に目をつぶったまま見切り発車してしまうのでは責任の放棄だ。  


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痛くてつらい五十肩 早め服薬、リハビリを/日本みつばちの百花蜜2

2019-10-30 22:10:47 | ほん/新聞/ニュース
前の日の夕方に採った日本みつばちの百花蜜。
一晩でボールとお鍋にたまったので、
細かいネットで漉しながら、ビンに入れました。

大びんと蜂蜜用の容器に三つ。

重さを計ったら垂れみつだけで約3,4㎏。

先月より少し少ないです。

蜜蓋を外した濃いハチミツと
雑蜜を入れると五キロくらいあるでしょう。

みつばちたちは、何事もなかったように、
蜜と花粉を集めに出かけています。

キンリョウヘンは日中は日の当たる外に置いてあります。
秋に水を控えめにして、よく太陽にあてると、
花芽がつきやすくなります。

夜は冷えるので屋根のある所に移動。
そろそろ最低気温が10度を切るころなので軒に入れようと思います。


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後半は、
昨日の中日新聞生活面「痛くてつらい五十肩 早め服薬、リハビリを」。

わたしも50代の半ばに、石灰沈着性腱板炎を発症して、
強烈な痛みを経験し、フローズンショルダーで
1年ほど腕をあげることはもちろん、動かすことすらできませんでした。
今はすっかり治りましたが、あの痛みは、
思い出すだけで、ゾッとします。

  痛くてつらい五十肩 早め服薬、リハビリを
2019年10月29日 中日新聞

 強い痛みが出て腕を動かしにくくなる五十肩。加齢が関係していて、四十~五十代で発症することが多い。重症化すると手術が必要になる例もあるため、早めに投薬や運動療法といった治療を受けることが大切だ。
 正式な病名は肩関節周囲炎。肩関節を覆う袋状の組織、関節包が加齢で硬くなり、肩を動かした時に細かな断裂が生じ、炎症が起きることが主な原因とされる。腕を上げにくくなり、やがて安静にしていても痛みを感じるように。四十~五十代の2~9%がかかるとされ、男女の差はない。利き腕に限らず、両肩とも発症する人が一~二割を占める。治療を受けなくても数カ月で治る人がいる一方、肩凝りと勘違いしたり放置したりして回復までに五年以上かかるケースもある。
 発症のきっかけは、車の運転席から後部座席の物を取る、落とした物を拾おうと無理な姿勢で腕を伸ばすといったちょっとした動作。こうした時に軽い痛みを感じ、その数日後に激しく痛んで五十肩と診断される例が目立つ。「痛いから」と動かさずにいると、さらに動きが悪くなる。「強い痛みが治まってきたら、可動域を少しずつ広げる運動療法を」と日本肩関節学会副理事長で、あさひ病院(愛知県春日井市)スポーツ医学・関節センター長の岩堀裕介医師(58)は言う。
 必要な治療は、急性期、拘縮期、回復期の三段階で異なる。発症から一~二カ月の急性期は痛みが強く眠れない人もいるほど。この時期は痛みを取る注射や投薬が中心となる。肩関節周辺の筋肉をリラックスさせる、理学療法士によるリハビリも有効だ。
 発症から二~六カ月の拘縮期に入ると痛みが弱まる半面、急性期より腕が動かしにくくなる。無理のない範囲で肩関節の可動域を広げる運動療法を取り入れるといい。同時に、硬くなった関節包に局所麻酔剤を打って膨らませ、動きを改善させる治療も効果がある。
 拘縮期に運動療法も注射なども効果がない場合、内視鏡手術が必要だ。全身麻酔をした上、電気メスで関節包を切除、新たな関節包の再生を促す。手術に至るのは全体の1%ほどだが、一週間の入院が必要になるなど患者の負担は重い。
 発症後六カ月以上が過ぎた回復期は痛みがほとんど消え、肩の動きも良くなる。注射などの治療はせず、運動療法でさらなる回復を目指す。どの時期も運動療法は症状の改善に役立つが、やり方を間違えると痛みが悪化することも。岩堀医師は「医師や理学療法士の指示に従って」と話す。
 普段の生活で予防を心掛けることも大切。例えば、高い所の荷物を取る時は踏み台を置いて腕を伸ばしすぎないよう注意すると、肩にかかる負担は軽くなる。特に、糖尿病の人は、血糖値を薬でコントロールしていても、関節包が硬くなりやすいため注意が必要だ。岩堀医師は「五十肩は個人差が大きいが、適切な治療や運動療法をすれば改善が期待できる。肩疾患に詳しい整形外科を受診して」と呼び掛ける。
 (河野紀子) 


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今年二度目の日本みつばちの百花蜜の採蜜をした/参院埼玉補選 「8割棄権」の深刻さ

2019-10-29 21:38:27 | ほん/新聞/ニュース
10月ももうすぐ終わりなので、
日本みつばちの蜂蜜(百花蜜)を採ることにしました。
強群で蜂蜜がたくさんたまっているので、
9月末に続いて2度目の採蜜です。

夕方明るいうちに、パートナーが準備を始めて、

4時半ごろから箱のふたを取って採蜜開始。
  
仕事から帰ってきたミツバチが出入りしていますが、
刺激しないように、いちばん上の一段を切り取ります。

貯蜜は8列、きれいに並んでいます。

ハチミツがたまってずっしり重いです。


 外した巣箱はすぐに玄関前に持ってきて、  

くっついてきた蜜蜂をブロアーで飛ばして、
  
家のなかで箱から外して蜜をとる作業を始めます。



まずは巣を支えている竹ひごを抜いて、
0
箱と巣を切り離します。

蜜のふたをそぎ取って、蜜ろうでできた巣を切って、
ハニカムの巣蜜が垂れやすくします。
先月やったばかりなので、けっこう慣れてきました。
  
夜には、百花蜜がボール半分くらいたまりました。


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後半は、昨日に続いて、参院埼玉選挙区の補欠選挙のこと。
朝日新聞の社説です。

  (社説)参院埼玉補選 「8割棄権」の深刻さ 
2019年10月29日 朝日新聞

 参院埼玉選挙区の補欠選挙の投票率が20・81%と、戦後の衆参の補選で4番目に低い結果に終わった。有権者の5人に1人しか投票所に足を運ばず、8割近くが棄権したことの意味を重く受け止めねばならない。

 選挙戦は、立憲民主党や国民民主党が自主支援する無所属で前埼玉県知事の上田清司氏と、参院比例区から転じた「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏の2人の争いとなった。自民、公明両党は候補者を擁立せず自主投票を選んだ。

 夏の参院選の埼玉選挙区の投票率は46・48%。一般的に補選の投票率は低くなる傾向があるうえに、台風19号の影響で期日前投票所の多くが一時閉鎖されたことも響いたであろう。

 しかし、主要政党が軒並み独自候補を立てず、知事を4期務め、抜群の知名度を誇る上田氏に事実上相乗りするような構図となったことが、有権者の選択肢を狭めたことは間違いない。

 7月の参院選後、内閣改造を経て初の国政選挙だった。消費増税や相次ぐ災害への対応など、論戦のテーマはいくらでもあったが、政権与党の候補者見送りで争点はかすみ、両候補の主張もかみ合わなかった。

 自民党は県議会で上田氏と対立してきたが、憲法改正に上田氏が前向きなことから、対立候補を立てなかったという。ただ、勝てる候補が見つからず、仮に勝っても、3年後の改選時に自民、公明の現職と議席を争う事態になることを避けたいという思惑もあったようだ。これでは党利党略優先の責任放棄と言われても仕方あるまい。

 立花氏は上田氏への批判票の唯一の受け皿となったが、過激な言動に加え、参院議員の職を捨てて参院補選にでるというわかりにくさ、選挙戦の最中に、落選した場合は来月の地方選挙に立候補すると表明するなどのふるまいが、有権者の支持を広げられなかったのは当然だ。

 今年は春に統一地方選、夏に参院選があったが、いずれも低投票率が特徴だった。統一選の道府県議選の平均は戦後最低。参院選も48・80%と5割を切り、過去2番目の低さだった。衆院選も、安倍首相が政権復帰を決めた12年以降、3回続けて6割を切っている。

 原因は選挙によってさまざまだろうが、民意が正当に反映されているのか疑われかねない低投票率は、代議制民主主義の土台を掘り崩す深刻な事態だ。

 投票をしやすくする制度の改善も検討すべきだろうが、まずは、政党が有権者に選択肢を示す責任を果たさねばならない。私たち有権者の側も、投票を通じた政治参加の重みを改めてかみしめたい。
 


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参院埼玉補選 多くの問題を残した/早咲きの山茶花か開花しました。

2019-10-28 22:01:31 | ほん/新聞/ニュース
早咲きの山茶花「快童丸(かいどうまる)」が咲きました。
つぼみは赤くて、パッと開くと印象的な美しい花で、
名札がなかったのですが、サザンカの品種一覧で名前が判明。
「白地に濃紅ぼかし、蕾は濃紅色、一重、大輪、10-12月」。

家の裏に植えて5年目くらい。
陽当たりが悪くて花が咲かなかったのですが、
今年はたくさんつぼみをつけています。
家のなかから大きな花がよく見えます。

裏のブロックを上る琉球朝顔。

上のフェンスにもたくさん咲いています。

中輪八重咲きの浅倉サザンカも開花。
白花で外弁が淡いピンクのかわいいい花です。

この花が好きで、苗を見つけて植えました。

春咲きのビバーナムの花が秋にも咲いています。

手前はシュウメイギク。

甘い晩柑「甘平」の袋掛け。
今年は10個くらい実がついています。

年明けの寒い時期が収穫期で、寒さで凍みてしまうので
防寒に二重の袋をかけました。


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後半は、
参院埼玉補選のこと。
N国党首が落選したのは当然、とはいえ、
選挙期間中に他の選挙への立候補を表明したことは、
「有権者を惑わし、愚弄(ぐろう)する行為にほかならない。」
同感である。

  社説:参院埼玉補選 多くの問題を残した
2019年10月28日 中日新聞 

 前埼玉県知事の上田清司氏(71)が当選した参院埼玉補選。九月の内閣改造や今月一日の消費税増税後、初の国政選挙となったが、与党候補不在で盛り上がりを欠くなど、多くの問題も残した。
 今回の参院補選は、八月の同県知事選で初当選した大野元裕氏の参院議員辞職に伴うものだ。無所属で立憲民主、国民民主両党埼玉県連が支援する上田氏に、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(52)が挑み、一騎打ちとなった。
 今月一日の消費税増税直後の国政選挙である。増税の是非や税金の使い道が争点となってしかるべき選挙だ。選挙期間中、台風19号の影響で埼玉県内でも堤防決壊などの被害が出た。防災の在り方などを有権者に問い掛ける機会でもあった。
 しかし、こうした論点が選挙戦を通じて有権者に浸透したとは言い難い。原因は、自民党が候補者擁立を見送り、与野党対決の構図にならなかったことにある。
 自民党は上田氏が改憲に前向きなことを理由とするが、候補を立てても知名度に勝る上田氏に敗れれば知事選に続く連敗となり、消費税増税への有権者の判断と合わせて、政権には打撃となる。
 逆に当選しても三年後の改選時は自公の現職と議席を争うことになるため不戦敗を選んだのだろうが、政権与党の責任放棄にほかならない。猛省を促したい。
 立花氏の立候補で無投票は回避されたとはいえ、立花氏は七月の参院選比例代表でN国党首として初当選を果たしたばかりだ。
 比例代表で党としての議席は維持できるとしても、得たばかりの自らの議席を投げ出し、同じ参院で議席を得ようとする選挙戦術に有権者の理解は得られまい。
 さらに立花氏は補選告示後、神奈川県海老名市長選(十一月十日投開票)に立候補する意向を表明した。「非常に(補選)当選は厳しい」との理由だが、選挙戦期間中にほかの選挙への立候補を表明することは、有権者を惑わし、愚弄(ぐろう)する行為にほかならない。
 旧民主党などの衆院議員として豊富な国政経験がある上田氏は、野党の支援を得つつも、九条改憲や原発再稼働に賛成するなど、自民党政策との近さも指摘される。国会でいきなり与党と行動を共にするようなことがないようくぎを刺しておきたい。
 低投票率は有権者の関心の低さを示す。与野党ともに厳粛に受け止め、国民の負託に応えられる選挙の在り方を探るべきである。


 N国・立花氏、埼玉補選で0秒落選も「出続けることが重要」年中出馬だ
2019年10月28日 スポーツ報知

 参院埼玉選挙区補欠選挙が27日、投開票され、立憲民主、国民民主両県連が支援した前埼玉県知事の上田清司氏(71)が、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)を破り、初当選を決めた。7月の参院選で初当選しながらも失職して出馬した立花氏は、選挙戦の最中に神奈川・海老名市長選(11月3日告示、10日投開票)への出馬を宣言。この日も「これからも選挙に出続けます」と明言した。投票率は20・81%。補選を含む戦後の衆参両院選で4番目の低投票率となった。

 ▽参院埼玉補選開票結果   
当106万5390上田 清司 無新
 16万8289立花 孝志 N元
         (選管最終)

 「参院から参院へ」という前代未聞の“くら替え”から始まった戦いは、上田氏の「0秒当確」によりあっけなく終わった。落選は「宿敵」のNHKの速報で知った。自身が2か月半だけ使用し、現在は繰り上げ当選した浜田聡参院議員のものとなった参院議員会館内の部屋に姿を見せた立花氏は「はい、はい。出ましたね。予想通りですよ」。表情に悔しさは一切なかった。
 8月の知事選に当選した大野元裕前参院議員と前知事の上田氏との議席交換に不満を抱き、7日の出馬会見ではNHKならぬ「既得権益をぶっ壊す!」と息巻いた立花氏。だが、選挙期間中の18日に、突然海老名市長選への立候補を表明。「これ、(自分が立候補すれば)勝てるじゃん」と会見で言っていたのはどこへやら、「非常に当選は厳しい。当選しない前提で予定を立てている」と方向転換していた。
 選挙戦最終日の26日には街頭演説で「『僕は選挙に出続けることが重要かな?』と思った。だから入れないでください」と、まさかの「投票しないで」のお願い。「選挙に出ることで、有権者とコミュニケーションを取れるのは、すばらしいと思った」と説明したものの、「有権者をバカにしている」などの批判も出た。
 投票率は20・81%と伸び悩んだ。立花氏は「国政選挙は投票率が平均して40%程度。それなら勝てると思っていたが低過ぎた。低いのは(選挙戦を)取り上げないメディアのせいでもある」。補選を含む戦後の衆参両院選で最低となる1991年参院埼玉補欠選挙の17・80%をわずかに上回っただけの投票率を敗戦理由に挙げると共に、取材陣にも“八つ当たり”。それでも「僕にとっては、勝っても負けてもプラスにしかなりませんから」と気落ちした様子は見せなかった。
 その上で、海老名市長選に落選した場合は、その後も選挙に出続けることを宣言。「小金井市長選(12月8日投開票)など、選挙はたくさんありますからね。2週間に1回くらい出ればいいんじゃないですか」。今後も立花氏の「選挙狂騒曲」は続いていく。

 ■与野党連携模索>
 上田氏は同県知事を4期16年務めた高い知名度を背景に、推薦を受けた連合埼玉など各種団体の組織力や、地方議員との緊密な連携で支持を広げ、圧勝した。
 27日午後8時、埼玉県朝霞市の事務所で「当選確実」のニュース速報が流れると、テレビを視聴していたタブレットを掲げて支持者に笑顔を見せた。「上田県政を支えていただいた多くの皆さまのおかげだ」と話し、支援を受けた立憲民主、国民民主両党の国会議員らと壇上で万歳し、喜びを分かち合った。

 選挙戦では「県政と国政の懸け橋になる」と強調し、地方の権限拡大を主張。医師不足解消や行財政改革を訴えた。憲法改正は必要との認識を示す上田氏に対し、与野党双方から連携に期待する声が上がった。今後上田氏を巡る綱引きが激化しそうだ。 


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<縁のカタチ 多様な性> 同性婚(下)/低糖質メニュー~ベビーホタテのお刺身、玄米とカリフラワーライスのチャーハン。

2019-10-27 21:37:46 | ほん/新聞/ニュース
血糖値高めのパトナーのために、
この一週間ほどの低糖質メニューです。
コストコのベビーホタテのお刺身。
小粒ですが、おいしいです。

玄米とコストコのカリフラワーライスのチャーハン。
オーガニックカリフラワーを
ご飯粒くらいの大きさにして冷凍してあります。
半分カリフラワーとはわからないですね。

マーボー豆腐。
レトルトのマーボー豆腐の素を使わずに、
桜鶏むね肉ミンチと自家製ピリ辛味噌で味付け。

キハダマグロの煮つけと栃尾あげ。

平さやインゲンと蓮根の酢味噌和え

ヘルシーでおいしいものばかりです。

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中日新聞生活面で、10月23日から
「<縁のカタチ 多様な性>同性婚」が
(上)(中)(下)全三回のシリーズで連載されました。

  <縁のカタチ 多様な性> 同性婚(下) 
2019年10月25日 中日新聞

 「ハネムーン」は日中の街中で手をつなぎ、肩を寄せ合って歩いた。男性同士のカップルとして、人目を気にせず満喫した。
 男性同性愛者(ゲイ)のカップルで、愛知県で同居するともに30代の会社員鷹見彰一さん(仮名)と公務員の大野利政さん(同)が、昨年末から今年1月に初めて訪れたオーストラリア。2017年に同性婚が認められ、旅先に選んだ。
 人混みのシドニーやゴールドコーストではたくさんのゲイや女性同性愛者(レズビアン)たちが当たり前のように寄り添う。鷹見さんと大野さんが恋人として振る舞っても、周囲は全く気にしない。空港で旅行の目的を聞かれ「ハネムーン」と伝えると「すごくいいですね!」と歓迎された。
 鷹見さんは「日本では『えっ』という感じで見られてしまう」と言い、暗い夜などにしか手をつなげない。大野さんもゲイであることを告げているのは母親だけ。国に同性婚の権利を求め、2月に名古屋地裁に提訴した訴訟も、仮名だ。
 同性婚の推進に取り組むNPO法人「EMA日本」(東京)によると、オーストラリアのように同性婚を認める国は増えている。01年のオランダを皮切りにスペインや南アフリカ、フランス、米国などが続き、現在計27カ国・地域に拡大。今年5月にはアジアで初めて台湾が名を連ねた。いずれも、異性、同性婚を問わず同等の権利が得られる制度となっている。サミットの主要7カ国で認められていないのは、日本とイタリアだけだ。
 かつて同性愛は精神疾患とみなされ、欧米では同性間の性行為を処罰する法律(ソドミー法)もあった。欧米を中心に同性愛者の人権回復を求める運動が盛んになり、世界保健機関(WHO)は1990年、疾病分類から同性愛を削除。ソドミー法も撤廃された。
 一方、日本では同性婚の議論は始まったばかりだ。大きく動いたのは2015年。東京都世田谷区と渋谷区が、同性同士を「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する同性パートナーシップ制度を始めた。同年、全国の同性愛者ら約450人が、同性婚ができないのは「重大な人権侵害」として、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。
 パートナーシップ制度が始まった当初、鷹見さんは「東京だからできる」と冷めた目で見ていた。しかし、三重県伊賀市や茨城県など地方や県単位にも拡大。現在、1県と26市区町に制度があり、その総人口は1400万人に上る。
 ことし9月には、分岐点になり得る判決も。長年同居した同性パートナーの不貞行為をきっかけに関係が破綻したとして、30代女性が損害賠償を求めた訴訟で、宇都宮地裁真岡支部は2人が「事実婚(内縁)」に準ずる関係で、法的保護の対象になると判断。元パートナーの女性に慰謝料110万円の支払いを命じた。
 これまで男女間を前提としてきた事実婚の関係を同性間にも認定。さらに、憲法24条が婚姻を「両性の合意のみに基づく」としているのは、「憲法制定当時は同性婚が想定されていなかったからにすぎず、同性婚を否定する趣旨とまでは解されない」と判示した。
 オランダが世界で初めて同性婚を法的に認めて18年。鷹見さんと大野さんは願う。「結婚を選択する自由をすべての人に与えるという先進国らしい判断をしてほしい」
 (この連載は、河野紀子が担当しました) 


 <縁のカタチ 多様な性> 同性婚(中)(2019年10月24日中日新聞)

 <縁のカタチ 多様な性> 同性婚(上)(2019年10月23日中日新聞)

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経産相辞任:議員辞職も免れない/政権のおごりの帰結だ/むなしく響く「任命責任」/みかんの袋掛け

2019-10-26 21:44:06 | ほん/新聞/ニュース
みかんの木にはポリのトンネルがかけてあって、
外より暖かいので、カメムシがたくさんついています。
カメムシは、甘いミカンが大好物のようで、
黄色くなり始めた実に張り付いて、
皮に穴をあけて中の果汁を吸います。
果汁を吸われたミカンはスカスカになるので、
何か対策をと考えて、ミカンの実に袋をかけることにしました。

まず、いちばん色づいている極早生の日南の姫に
不織布の袋を掛けましょう。

100個くらいはあるようで、袋が残り少なくなってきました。

なんとか、石地早生みかんにもかけ終わり。
袋が無くなったので、じゃばらには、桃の紙袋をかけました。
こちらのほうが、外から見えないのでよいですね。

何とかお昼前に全部のミカンの袋掛けを終えました。
みかんの北にはアスパラガスの畝。

日本みつばちも元気に蜜を集めに行っています。

カラタネオガタマ・バイオレット

キブシの木。

家に戻ったら、熊本ミカンが届いていました。

さっそく箱からぜんぶ出して傷みをチェック。
ひとつだけ傷みかけていましたが、あとはきれいなミカンです。
Sサイズですが、とっても甘いです。
大好きなミカンがたくさんあって、幸せな気分。ルンルン♪

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後半は、
公選法違反疑惑での「経産相辞任」に関する社説を紹介します。
完全にアウト、なので、とうぜん、国会議員もやめるべき。
というか、報道されていることが事実なら、
公選法違反容疑で刑事事件として立件されるケースです。

  社説:議員辞職も免れない 
2019年10月26日 中日新聞

 公設秘書が支援者の通夜で香典を渡したとの週刊誌報道を受け、菅原一秀経済産業相が辞任した。国会審議への影響を懸念したのだろうが、事実なら公職選挙法違反に当たる。議員辞職も免れまい。
 「政治とカネ」の問題が厳しく問われる時代になってからも、こんなことがいまだに行われていたことに驚きを禁じ得ない。
 公職選挙法は政治家が選挙区内で寄付することを禁じている。有権者の「票」を「カネ」で買収するような不正選挙をなくすためであり、違反すれば五十万円以下の罰金が科される。
 政治家本人が葬儀に出席し、香典を出した場合には適用されないが、菅原氏の場合、秘書が香典を手渡していた。菅原氏の説明によると、菅原氏本人も翌日、香典を持参したが、一つは遺族から返されたという。このことは秘書が持って行った香典も、菅原氏からのものだった証左だろう。
 菅原氏を巡っては、二〇〇六~〇七年のお中元やお歳暮の時期に選挙区内の有権者にメロンなどの贈答品を配っていたと、週刊誌が経産相就任後に報道していた。
 このこと自体、事実なら公選法違反の疑いが免れないが、秘書が香典を持参したのは、国会で贈答品問題が追及されている最中だ。
 当選一、二回の若手議員ならまだしも、菅原氏は練馬区議や東京都議を経て衆院議員となり、閣僚に起用された中堅議員である。秘書を含めて「政治とカネ」に対する無理解が過ぎるのではないか。
 寄付行為を巡っては、氏名入りの線香セットを配った公選法違反容疑で書類送検された小野寺五典衆院議員が〇〇年に議員を辞職。その後、罰金と公民権停止三年の略式命令を受けた。
 一四年には、氏名入りのうちわを配った松島みどり法相が公選法違反の疑いを指摘され、法相を辞任した経緯がある。
 同様のことがいまだに行われていないか、すべての議員がいま一度、総点検すべきであろう。
 安倍晋三首相は辞表受理後「任命責任は私にあり、こうした事態になったことを国民に深くおわびする」と述べたが、どう責任を取るのかを明確にすべきだ。責任があると言うだけでは、責任を取ったことにはならない。
 そもそも首相ら政権中枢は、菅原氏を巡る疑惑浮上後も「本人が説明する」というだけで、積極的に解明しようとはしなかった。そうした姿勢こそが問われるべきであり、猛省すべきである。 


 社説:経産相辞任 政権のおごりの帰結だ 
2019年10月26日 朝日新聞

 地元の有権者に公職選挙法が禁じる寄付をした疑いをもたれていた菅原一秀経済産業相が辞任に追い込まれた。初入閣からわずか1カ月半。かねて疑惑を指摘されていた菅原氏を起用した、首相の任命責任が厳しく問われねばならない。
 辞任の引き金になったのは、国会でかつての疑惑を追及されていた先週、菅原氏の公設秘書が支援者の通夜で香典を渡していたことを、週刊文春が現場の写真つきで報じた記事だ。
 菅原氏は当初、きのうの国会で事情を説明するとしていたが、一転、その前に安倍首相に辞表を提出した。「国会が停滞することは本意ではない」と記者団に語ったが、公選法違反の疑いという、議員としての進退も問われる重い事実に正面から向き合う姿勢はうかがえない。
 政治家が選挙区内で金品を贈るのは、公選法で原則禁じられている。香典は本人が渡す場合のみ認められるが、秘書が代わりに持参するのは違法だ。
 菅原氏はきのう、秘書が香典を渡した事実は認めたが、自分はそのことを知らずに翌日の葬儀に参列し、遺族の指摘で秘書の分の香典を返してもらったと説明した。本当に秘書が断りもなく、そうしたのか、にわかには信じがたい。その通りだとしても、公選法のイロハのイを事務所内に徹底していなかった菅原氏の監督責任は重大だ。他に同様のケースが繰り返されていたとしてもおかしくはない。
 もともと指摘されていた高級メロンなどを有権者に贈っていたとの疑惑は、10年前に朝日新聞や週刊朝日が報じていた。閣僚の人選にあたり、首相ら政権中枢に報告がなかったとは思えない。公選法違反の寄付行為の公訴時効(3年)を過ぎていることから、問題を甘く見たのではないか。批判されても乗り切れると判断したのなら、1強政治の慢心というほかない。自らに近い菅原氏を推したとされる菅官房長官の責任も重い。
 閣僚を辞任したからといって、問題をうやむやにすることは許されない。この政権では、疑惑の追及から逃れられないとみると役職を辞めて幕引きを図り、ほとぼりが冷めたころに復権するケースが後を絶たない。口利きに絡む金銭授受疑惑で経済再生相を辞任した甘利明氏は、その後、説明責任を果たさぬまま、先月の自民党役員人事で税制調査会長に就任した。
 首相は記者団に「任命責任は私にある」と語った。閣僚の辞任に際し、これまでも繰り返された発言だ。一連の疑惑について、国会など公の場で、徹底的に菅原氏に説明をさせる。それができなければ、今回も口先だけということになる。 


 社説:菅原経産相が辞任 むなしく響く「任命責任」
毎日新聞2019年10月26日

 菅原一秀経済産業相が辞任した。有権者に金品を配った疑惑の重さを考えれば当然だ。ただし、閣僚を辞めて済む話ではない。
 菅原氏が辞任理由としたのは国会審議や行政の停滞であり、疑惑を認めたわけではない。国会の追及から逃れ、説明責任をうやむやにしようとしているとしか思えない。
 辞任の決め手となったのは、菅原氏の秘書が選挙区内の通夜に香典を届けたと報じた週刊文春の記事だ。菅原氏の事務所が有権者にメロンやカニなどを贈ったとされるリストが表面化し、国会で苦しい釈明を重ねていたさなかだった。
 政治家本人が持参する場合を除き香典が公職選挙法の禁じる寄付行為に当たるというのは政界の常識だ。有罪になれば失職につながる。
 葬儀の日に改めて自身が参列したから問題ないという言い逃れは通らない。それを認めたら寄付禁止規定に抜け穴ができてしまう。
 メロンなどの配布リストは公訴時効の3年を過ぎているとはいえ、香典以上に露骨な買収まがいの話だ。菅原氏本人が秘書に細かく指示していたとの証言もある。事実であれば議員辞職に直結する深刻な問題だ。
 第2次安倍政権以降、閣僚の辞任は9人目だ。金銭や失言絡みの不祥事が大半で、安倍晋三首相はそのたびに「任命責任は私にある」として国民への謝罪を繰り返してきた。
 首相はどこまで重く受け止めているのか。菅原氏のメロン疑惑は10年前にも報じられ、自民党内では9月の内閣改造前から再燃する恐れがささやかれていた。
 多少の不祥事があっても政権は揺るがないという長期政権のおごりも感じられる。それだけに「任命責任」の言葉がむなしく響く。
 菅原氏は菅義偉官房長官に近い無派閥議員グループのまとめ役だ。官房長官は内閣の危機管理の要であり、菅原氏を閣僚に推したとされる菅氏の責任も重い。
 結果として菅原氏の起用は国民の政治不信を増幅させただけで終わった。関西電力幹部の金品授受問題や韓国への輸出規制など重要懸案を抱える経産相人事での失態である。
 首相が任命責任を自覚しているのであれば、菅原氏に国会で事実関係を説明させるべきだ。  


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水災補償付きか確かめて 台風・豪雨で火災保険が頼り/ぷくぷくの秋ミョウガを甘酢漬けにした。

2019-10-25 16:44:34 | ほん/新聞/ニュース
山茶花の大木の陰に日本シャクナゲを植えた時、
インドハマユウの生えていたところに、
白い花を見つけました。

よく見ると、ミョウガの花です。
まわりを見渡すと、秋ミョウガの花芽がいっぱい出ていました。
インドハマユウと一緒に刈り取ったのは、
ミョウガの葉だったようです。
自生群ですが、畑で栽培するより、
まるまると太っていて、ぷっくぷくです。

土がついているので半分に切って、きれいに洗って、

薄切りにして、もう一度念入りに50℃洗いしました。

うすい塩水で1分ほど茹でました。

まだ熱いうちに、蜂蜜入りの甘酢につけてミョウガの甘酢漬けを作りました。

半日ほどおいたら、きれいな赤に発色。

夕ご飯には、味がなじんでおいしくなっていました。
今日も雨。
ミョウガが出ているか楽しみです。

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後半は、
昨日の中日新聞生活面の災害の際に役立つ『水災補償付きの火災保険』のこと。
火災保険に入っている人は、
「国や自治体の公的支援は限られている。自宅の火災保険に水災補償が付いているか確認を」。

  水災補償付きか確かめて 台風・豪雨で火災保険が頼り
2019年10月24日 中日新聞

 記録的な大雨と河川の氾濫などで、東日本を中心に広範な浸水・洪水被害を引き起こした台風19号。近年は各地で台風や集中豪雨による被害が相次いでおり、自宅の水災を補償する火災保険や共済の重要性が高まっている。既に加入している人も補償内容や範囲をチェックし、必要に応じて見直したい。
 「国や自治体の公的支援は限られている。自宅の火災保険に水災補償が付いているか確認を」。災害時の補償に詳しいファイナンシャルプランナーの清水香さん(東京)は呼び掛ける。

 被災者生活再建支援法には、都道府県が設けた基金からの支援金制度がある。全壊した自宅を新築・購入した場合は最大三百万円が支給されるが、建設費を賄うには不十分。一メートル未満の床上浸水などでは、支援金が出ないこともある。
 また、災害救助法は発災後の応急修理に対応。大規模半壊または半壊の世帯に、台所やトイレなど日常生活に必要な部分の修理費として最大五十九万五千円が支給される。ただ、半壊の場合は収入制限がある。
 このため、民間保険で備えることが大事だ。近年の火災保険には、台風による水災や風災も補償する契約プランもある。建物の構造や保険期間などにもよるが、保険料は二~五割程度高くなることもあり、内閣府の調べでは、二〇一五年度、持ち家世帯で水災付きの火災保険などに加入している割合は66%だった。
 山や川から遠く、ハザードマップ上では危険性の少ない場所でも安心できない。「想定外の水災はどこでも起こり得る」と清水さん。例えば局地的なゲリラ豪雨などで下水があふれて損害を受ける恐れも。マンションの上階でもベランダの排水が追いつかず部屋に浸水し、床暖房などが壊れる可能性もある。
 水災補償は床上浸水、土砂崩れ、土石流、高潮などによる損害が対象。風災は強風、竜巻などで屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりした時などに補償を受けられる。
 近年は、被災した建物と同等のものを新築・購入するために必要な金額「再調達価額」を補償する契約が主流。古い保険は経過年数で価値が下がる「時価」契約もあり、補償額が新築費に足りない可能性がある。
 対象が建物のみだと、家電や家具などは補償されず、出費も多額に。対象は家財まで広げておきたい。車の水没などは、自動車保険の車両保険から保険金が支払われる。何が必要かを考え、清水さんは「適宜、補償の見直しを」と勧める。
 保険会社の実地調査までに時間がかかることもあり、被災直後の状況を写真などで撮影しておくことも大切。スマートフォンのアプリ「LINE(ライン)」で写真などを送り、手続きができる保険もある。
 被災した場合、確定申告で所得税の軽減や免除が受けられる制度が二つあり、どちらかを利用できる。
 一つは雑損控除。住宅や家財など生活に必要な資産が損害を受けたとき、保険金で補填(ほてん)された金額を除いた一部を給与所得などから差し引ける。もう一つは災害減免法。住宅や家財の時価の二分の一以上が損失したら、直接税金を軽減、免除してもらえる。
 被害額が大きく、所得から控除しきれない場合、原則三年間繰り越して各年分から差し引ける雑損控除が有利なケースが多そうだ。
(砂本紅年) 


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無農薬ハツシモの稲刈り/一票の不平等 政治の怠慢には厳しく/辺野古訴訟で県側敗訴 国へのお墨付きではない

2019-10-24 21:12:58 | ほん/新聞/ニュース
お天気の良い昨日、無農薬ハツシモの稲刈りをしました。





わたしは、五人分のお昼ご飯の調達係。
それぞれ食べたいものを聞いて、BIGで買ってきて昼ご飯。

お昼前からコンバインの調子が悪くて、
直りそうもないので、午後からの稲刈りは中止。





今日のお昼前に部品が届いて修理したので、稲刈りの続きをしました。
明日以降はお天気が下り坂で雨なので、
残った田んぼの稲刈りは、日曜日にすることになりました。

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  社説:一票の不平等 政治の怠慢には厳しく
2019年10月23日 中日新聞

 今夏の参院選は「違憲状態」-高松高裁がこう断じたのは、国会が抜本改革の約束を果たさなかったからだ。一票に三倍もの格差がある状態を放置してはいけない。政治の怠慢には厳しくありたい。
 三倍の格差とは、ある人が一票なら、ある人は〇・三三票しか持っていないのと同然だ。著しい不平等だといえる。高松高裁は判決で「三倍の投票価値の格差は常識的に考えても許容しがたい」と述べた。今回の参院選は定数六増(埼玉選挙区二、比例四)の改正をしたものの、「弥縫(びほう)策にすぎない」とも。厳しい指摘だ。
 もともと最大格差が三・〇八倍だった二〇一六年の前回参院選を最高裁は「合憲」と判断していた。「徳島・高知」「鳥取・島根」という初の合区導入と「十増十減」により、五倍前後で推移していた格差が縮小したからだ。そのうえ、国会が一九年参院選に向け「制度の抜本的な見直しについて必ず結論を得る」と約束し、改正法の付則に明記した。これを最高裁が「立法府の総意」と高く評価した経緯がある。
 判決後に参院の与野党は選挙制度改革の議論はした。自民は「憲法改正による合区解消」を主張し、公明や野党は「全国をブロックに分けた大選挙区制、比例代表制」などをそれぞれ主張した。結局は双方、譲らず場当たり的な対応に終わってしまった。
 比例代表を四増したところで、不平等解消には何の意味もなさない。むしろ比例で優先的に当選できる「特定枠」を設けたのは、合区対策の抜け道であろう。
 根本的な解決策になっていなかったのだから、今回「違憲状態」としたのも当然である。しかも一四年の最高裁判決では「参院選の投票価値が衆院選より後退してよい理由はない」とも述べていた。一七年の衆院選は格差が二倍以内に収まっているのだから、参院選の三倍を許容できるはずもない。
 「合区拡大は弊害がある」との意見もあるが、合区にこだわる必要もない。都道府県単位を離れた新たな選挙制度を検討することでもよいのだ。
 むしろ、ブロック制など大胆な改革を断行しないと、半数改選という制約のある参院選では、効果的な結果が期待できないのではなかろうか。
 この訴訟は全国十四の高裁・高裁支部に一斉提訴され、順次判決が続く。広い裁量権を国会に認めた過去の最高裁判決が、国会の免罪符になっては困る。 


 社説:辺野古訴訟で県側敗訴 国へのお墨付きではない
毎日新聞2019年10月24日

 米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する沖縄県の訴えを福岡高裁那覇支部が却下した。県が辺野古の埋め立て承認を撤回したのに対し、国側が県の撤回処分を取り消した行政手続きの是非を問う裁判だった。
 国と県が今後の対応を協議する契機になることも期待されたが、埋め立てをめぐる実質的な審理もなく、門前払いに終わったのは残念だ。
 問題は、国の機関である沖縄防衛局が私人の立場で承認撤回の取り消しを申し立て、同じ国の国土交通相がそれを認める裁決をしたことだ。
 この手続きの根拠法となった行政不服審査法は国民の権益救済を目的としたものだ。辺野古の埋め立てを進める国の内部で審査の申し立てと裁決が行われては、第三者性や公平性が確保される保証はない。
 県側は防衛局の申し立ても国交相の裁決も違法だと主張した。100人を超える行政法学者が「制度の乱用であり、法治国家にもとる」と憂慮する声明を発表している。
 しかし判決は、国の機関が一般私人と同じ立場で処分を受けた場合には制度を適用すべきだとして、国側の主張を認めた。著しい権限の乱用もなかったとした。
 こうしたお手盛りの審査を司法が追認したら、国と地方を対等と位置づける地方自治の原則がゆがめられるのではないか。
 2月の県民投票などで再三にわたり「辺野古ノー」の民意が示され、埋め立て区域では広大な軟弱地盤が見つかっている。その中で埋め立てを進める是非の審理を県側は司法に求めていた。
 地方自治法は国と地方の係争処理手続きの対象に「裁決」は含まれないと定めている。判決はそれを根拠に「訴訟の対象になり得ない」との形式論で県の訴えを退けた。
 辺野古の埋め立てに司法がお墨付きを与えたと考えるべきではない。県側は上告する構えで、那覇地裁に起こしたもう一つの訴訟も控える。
 法廷闘争が続いている間も埋め立ては進む一方、国と県の断裂もさらに深まっていく。仮に埋め立ての完成にこぎつけたとしても、地元の敵意に囲まれた米軍基地の円滑な運用は見通せないだろう。
 まずは国側が対決姿勢を改め、対話の道を探るべきだ。  


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冬にかけ増加、心筋梗塞 入浴時など「寒暖差」注意/ツツジ、サツキ、シャクナゲなど鉢植えの植え付け

2019-10-23 17:50:28 | ほん/新聞/ニュース
鉢植えのツツジとサツキの根が詰まってきて、
植え替えが必要なのですが、花付きがよくないので、
地面に降ろしてやることにしました。

小さい3鉢は、家の上り口の琉球朝顔の咲いている中段。
  
いずれもきれいな花が咲く品種です。
いちばん東には冬の紅葉がきれいなオタフクナンテン(お多福南天・おかめ南天)。
  
リュウキュウアサガオもまだ咲いています。

中段の西のほうには、ちょっと大きめのツツジ。
  
お隣には黄花のカンナの群生。

ほかの鉢たちも、好む場所を選んで地面に植え付けてやりました。
日本シャクナゲ「初雪」

たにわたりの木(ムーンライトファンタジー)

アジサイ

これで鉢植えがだいぶ減って、冬越しの管理が楽になりました。

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ところで、
昨日の中日新聞生活面は、寒くなる冬に備えての生活の注意。
一日の寒暖差が大きくて、思いがけなく寒い時もあるので、
あたたかく過ごすように気を付けなれば・・・。

  冬にかけ増加、心筋梗塞 入浴時など「寒暖差」注意
2019年10月22日 中日新聞

 秋の深まりとともに、朝晩の冷え込みが激しくなってきた。これから冬にかけて要注意なのが、心臓の血管が詰まることで引き起こされる心筋梗塞だ。気温差が激しいと自律神経のバランスが崩れて血圧が上下に変動、血管にストレスがかかりやすいという。予防には、規則正しい食生活や適度な運動が欠かせない。
 「心筋梗塞の患者は冬に多い」。名古屋ハートセンター(名古屋市東区)循環器内科統括部長の伊藤立也医師は指摘する。厚生労働省の二〇一七年の人口動態統計によると、急性心筋梗塞の死亡者三万四千九百五十人のうち、最も多いのは一月の四千四百五十七人。二月以降は減少傾向だが、気温が下がる十月から十二月にかけて増加する。
 「寒暖差が激しいと血圧が変動しやすい」と伊藤医師は分析する。特に注意したいのは、入浴時の「ヒートショック」だ。冬場、脱衣所に暖房がついていない場合、そこで裸になると血管は収縮し、血圧が上がる。血流を減らすことで熱が体の外へ逃げるのを防ぐためだ。一方、熱い湯船に入ると、今度は熱を放出しようと血管が広がって血圧が低下。そこから脱衣所に戻ると、再び血圧が上がる。
 心筋梗塞は、血の塊「血栓」によって、心臓の表面を走る血管「冠動脈」が詰まることで発生。血栓は、血管内にコレステロールなどの脂質がたまってできたプラークが、急激な血圧の変化などで破裂してつくられる。大きな温度差は血栓ができやすい状態を生み出すのだ。冠動脈が詰まって、心臓の筋肉「心筋」に血液が流れない時間が長いほど、全身に酸素が行き渡らなくなる。
 心筋梗塞の症状は主に胸の痛み、冷や汗など。嘔吐(おうと)や呼吸困難を伴うことも。発症後は、血管を広げて血流を再開させる「カテーテル手術」が必要だ。半日以内に処置しないと心筋が完全に壊死(えし)してしまう。「再開までの時間が長いほど、まひなどの後遺症や死亡の危険が高まる」と伊藤医師。「経験したことのない胸痛など心筋梗塞が疑われたら、ためらわずに救急車を呼んで」と話す。本人が意識を失っていたり、脈がなかったりした場合は、周囲の人がまずは心臓マッサージ、さらには自動体外式除細動器(AED)を使って電気ショックを与えることも求められる。

◆糖尿病持つ人 定期的検査を
 胸の痛みがなく、気付かないうちに冠動脈が詰まる例も。七年前、動脈硬化による心筋梗塞でカテーテル手術を受けた俳優の渡辺徹さん(58)は八月、日本心臓財団などが東京都内で開いたイベントで、治療経験を話した=写真。 糖尿病の持病があり、少し歩くだけで息切れがしたり、顔色が悪いなどと家族から指摘を受けたりしていた。胸痛はなかったが、気になって受診したところ、三本ある冠動脈のうち一本が詰まっていたという。動脈の壁の厚みと硬さが増し、血栓ができやすくなる動脈硬化は、加齢や食生活の乱れ、運動不足、喫煙などによって進行する。渡辺さんは「当時は食事の時間も不規則。夜にお酒を飲んでから、ラーメンを食べることもあった」と振り返る。「今は減塩したり、散歩をしたり生活習慣に気を付けている」
 伊藤医師によると、渡辺さんのような糖尿病患者は神経障害があって痛みを感じにくいことがあるため要注意だ。定期的な検査などを心掛けたい。
 (細川暁子) 


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未熟の落果でゴールデンキウイジャムづくり/高齢者の働く環境整うか 70歳まで就業機会求める法案

2019-10-22 17:19:20 | 梅仕事/手作りしょくひん
10月になって、キウイフルーツの実が充実してきました。
ときどき見回って、落果を拾ってきます。
まだ熟していないので、堅くて酸っぱいです。

アップルはかなり大きい実で、
なぜか樹でしなびた実もあります。

樹から落ちたキウイフルーツがたまったので、
しなびたアップルも採ってきて、ジャムを作ることにしました。

皮をむいて薄切りにして、

細かく刻みます。

粗糖をまぶしておくと、水分が出てきます。
  
電子レンジで5分チンして、かき混ぜて、また5分チン。

これを4回くらい繰り返し、
よいくらいの堅さになったらビン詰め。
キウイ自体に熱が加わるので、お鍋で煮るより早くできます。

瓶ごと湯煎

ゴールデンキウイジャムの出来上がりです。

甘酸っぱくて、おいしいです。

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後半は、
中日新聞生活面の「高齢者の働く環境整うか 70歳まで就業機会求める法案」。
働きたい人は働けて、休みたい人は休める社会がいいですね。

  高齢者の働く環境整うか 70歳まで就業機会求める法案 
2019年10月21日 中日新聞

 少子高齢化を背景に人手不足が深刻だ。政府は労働力の確保を目的に、七十歳までの就業機会確保の方針を打ち出す。一方で、「老後資金二千万円問題」が話題になったのを機に、働く人が自ら引退の線引きをすることは難しさを増す。人生百年時代を見据え、どのような働き方を想定すればいいのか。
 「毎日、小説でも読んでのんびりしようと思っていた」。名古屋市中川区のタクシー運転手服部良夫さん(67)は、六十歳で定年退職した時のことを振り返る。
 高校卒業後、ねじなどを販売する営業職として四十二年間勤めた。仕事は忙しく、帰宅は午後十時を過ぎる時も。定年後は悠々自適の生活を夢見ていた。四人の子どもは独立し、妻と二人の生活に経済的な心配はなかった。
 でも、楽しかったのは最初だけ。時間を持てあます中、友人の紹介で、現在の職場、宝交通(名古屋市熱田区)にたどり着いた。タクシーの運転に必要な二種免許を取得。退職して二カ月後には街を流し始めた。

■仕事に新たな価値
 現役時代と変わったのは仕事への考え方だ。「家族のために」と働いていた定年前、給料は身を削っていることへの対価でしかなかった。だが、何の重しもない今は、もっと純粋に仕事に向き合えるように。客を拾えない道を選んで「失敗した」と思っても、「あと一人、乗せるまで頑張ろう」と前向きに考えることができるという。客との会話も楽しみの一つだ。
 「年齢で区切られて仕事を辞めるのと、自分で納得して辞めるのとでは大きく違う」と話す。午前七時から午後七時までの勤務で、売り上げは右肩上がりだ。
 五十~六十代の人向けに、宝交通は九月から就活セミナーを開いている。これまで三回の参加者は計五十八人。人手不足の解消に加え、さまざまな業種の経験者を採用することで多様性も増す。担当者は「昼間だけとか夜間だけとか、タクシー運転手は目的に応じて勤務時間を自分で決められるのが利点」と話す。セミナーは、今月下旬、十一月にも開催する。
 総務省の労働力調査によると、六十五歳以上の就業者は二〇一八年、過去最多の八百六十二万人に。十五歳以上の就業者総数に占める割合も過去最高の12・9%だ。一三年施行の改正高年齢者雇用安定法では、希望者全員を六十五歳まで雇うことを企業に義務付けている。政府はさらに、七十歳まで働ける機会の確保を企業の努力義務とする改正案を、来年の通常国会に提出する予定だ。
 人生百年時代を迎え、定年後をどう生きるかは重要。一人一人が仕事で培った経験や専門性を仕事に生かすことは、社会にとっても、本人の社会参加の意味でもメリットは大きい。しかし「働きたくない人にまで『生涯現役』を無理強いするのはよくない」とシニアの働き方に詳しいリクルートワークス研究所(東京)の坂本貴志研究員(34)は指摘。「大事なのは、仕事の内容や待遇など、働きたいと願うシニアが生き生きと仕事ができる環境を整えること。それができている企業は少ない」と話す。

■準備は定年前から
 定年後も満足感を持って仕事がしたいなら、働く側も「四十~五十代のうちに準備、行動することが必要」と坂本さんは説く。同研究所が一九年に実施した全国就業実態パネル調査によると、定年前の五十代で転職した人は少なくなく、五十九歳では約25%。その半数が、新たな挑戦をしたいといった「積極的な理由」を動機に挙げる。早期の転職まではしないにしても「例えば、何を、どんな人に、どう売っているかなど、どんな企業にもアピールできる専門性を定年前から磨くことが、老後の選択肢を広げる」と訴えている。
 (出口有紀)


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