ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

ELEKIT TU-8730 試聴

2019-04-04 | 真空管アンプ

ELEKIT TU-8730 試聴
昔色々な300Bアンプを聴いたことがあるのですがどれも特に印象に残っていません。EP/IP曲線を見ても素直な特性ですのでだれが製作してもそれなりの良いアンプが出来上がります。グリッド電流も流れにくく単純なCR結合ドライブでも問題になるようなことはありません。300Bが民生用ではなく業務用だったのでほとんど見ることが無く「幻の真空管」と言われてしまったことがこの真空管を実質以上に有名にしてしまったのかもしれません。(こんなこと書くと300Bファンに怒られそう)しばらく試聴していましたが私の好みの音ではありませんでした。私は真空管アンプよりTRアンプの方が好みなようです。

システムに入れてスピーカーに耳を付けると片方から僅かにハム音が聞こえます。6SN7のヒーターハム音だと思います。
6SN7-6SN7-300Bの負帰還アンプで300Bのヒーターが直流点火、B電源はリップルフィルターが入っているので残留雑音は0.1mV以下にならないといけませんねー。

300Bの上部の温度

300Bの一番膨らんでいる部分の温度

6SN7の上部の温度

試聴中 「音は清澄で一種の風格がある」と書けばよいのですが私には昔聴いた300Bと同じでフラットで歪が少ない普通の音でこちらのアンプの方がややスッキリとした音のような気がします。昔聴いた真空管のMarconi DA-60,Phlips MC1/60,Siemens Daのような個性的な音の方が印象に残っています。UV-211系は音域が少し高域にずれる傾向があり低域が弱く感じました。(内部抵抗が高いからでしょうか)RCA 50は全体的に暗い感じというか渋い音がします(この時はUTCのドライバトランスを使用)この音も印象に残っています。私は300BよりこちらのRCA 50の方が好きですね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ELEKIT TU-8730 | トップ | Gateway NV57H-H54E/LK »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

真空管アンプ」カテゴリの最新記事