まやの午睡

日常の記録です。

子供たち7人とバカンス

2022-08-07 18:33:07 | 日記
私ならめったにプログラミングしない7 月末から8 月はじめという家族バカンス最高潮(値段も最高)の時期に、キャンピングとバカンス村の梯子をした。

いつもは長女一家と次女一家が一緒にバカンスを過ごすのだけれど、長女一家が早くから3 週間の日本行きを決めていたので次女一家は、カナダにいる従弟(夫の弟の息子)が2人の子供(4歳と1 歳半)が来るというバカンス村を予約したのだ。夫の弟夫妻も来るというので、次女が私たちも招待してくれた。
ところが日本のコロナ鎖国状態は続いていて長女一家のバカンスはキャンセル、長女一家は、1週間のキャンピング、その後、ロバ2頭にテントを運ばせて山に行くなどを含む2 週間のバカンスに切り替えた。
で、7 月半ば、うちにいた長女の子供たち3人を連れて次女一家はブルターニュの長女のうちにおしかけバカンス。長女は単身赴任だからほとんど婿クンがアテンド、そのあとで末っ子ちゃんと仲良しのKちゃんだけ長女のところに残って長女たちとキャンピング(といっても4 寝室のあるバンガロー)についていった。

長女たちがキャンピングから離れる前日に、私たちと次女たちとPくんがキャンピングに合流、バカンス村に行くまでの4日間を過ごした。
長女たち家族、次女たち家族の9 人と過ごして食事などするのは、我が家でのクリスマス・シーズンや義弟のうちで以外にはめったにない。(Pくんの洗礼式の後では次女のうちで集まったが、パパくん側の家族もいっぱい来ていたので9 人を観察することはできなかった。)

私たちが着いた時は婿クンがテラスでの食事を用意していてくれた。
途中で孫クンの姿が見当たらないので、「あれ、孫クンは?」と私が婿クンに聞いたら婿クンは笑ってこう答えた。

「彼は14歳だよ、息してくれてるだけでOK」

家族の集まりだからと言って、くっついている必要はない、心配ない、というわけだけれど、この答えに感心した。
もちろん孫クンは私たちにもやさしいし、いとこたちにもやさしいし、長女ともけっこうべたべたしてるし、学校での成績も優秀だし、「問題ない子」だから当然とはいえ、「息してくれてるだけでOK」とさらりと言える婿クン、いい父親だなあ。

婿クンとパパくんのなかよしぶりにもあらためて安心する。長女と次女の仲よりもむつまじい。

その後、Kちゃんを連れて長女一家と別れて6 人でバカンス村に向かう。
ここですぐ向かいのバンガロー(135平米)にいる義弟家族のグループと合流。
いつも末っ子ちゃんにくっついているKちゃんが甥の娘の1歳半のMちゃんの世話を始めた。草の葉でブレスレットをつくってやったり、髪を結ってやったり、M ちゃんは大喜び。

出発の前夜には子供4 人、親4 人、祖父母4人の12人でテラスでバーベキュー・パーティをしたが、バーベキューを担当したのは甥より少し若いパパくん。婿クンと一緒の時は全面的に婿クンがいろいろやるのですっかり甘えているパパくんだが、婿クンがいないとがぜんリーダーシップを発揮。かいがいしく働き、子供たちの世話もするし、それを見た義弟は、うちの娘2人のパートナーは宝石だね、と夫に言っていた。(甥は義弟の一人息子で甘やかされて育ったので今も親に頼るのが当たり前だと思っている節がある。)

義弟のうちに私たち11人が集まることは時々あるのだけれど、その時は婿クンが全てかいがいしくやっているのでパパくんのかいがいしさを見たのははじめてなのだ。

バカンス村のプールでは、甥の息子で4歳のCクンが頭を水につけるのを怖がるのに、3歳のPクンは平気で勢いよく飛び込んで全身を沈めるのが平気、6 歳のKちゃんもすいすい泳ぐ。パパくんの両親の別荘のプールでいつも泳いでいるからだ。

最終日、次女たちをアパルトマンに届けて、私たちは猫たちの待つわが家へ戻る。
次女たちはその2日後にモロッコのバカンス村へ出発、その後は2人の子供はパパくんの両親の別の別荘(これはパパくんの母が親から譲られたもの。パリ近郊の別荘はパパくんの父が親から受け継いだもの)に連れて行ってもらうらしい。
パパくんのお母さんは数学教師をリタイアしてから孫の世話を実によくしている。私より何歳か若いとはいえ、8 人の孫をバカンスごとにいろいろな組み合わせで世話している。

今回の私は、なんといっても孫たちの両親付きのバカンスだったので責任がなく気楽だった。
孫たちを連れてバカンス村に行った最後はコロナ前の2019 年だ。
今年のバカンス村は政府の方針通りもうコロナのコの字も出ないし、ゆったり過ごせたが、この3 年の差は大きい。もう私と夫だけが小さい子を連れてバカンスに行くことは無理だろう、とつくづく感じた。

私の両親が今の私たちと同じ歳の頃に、何度もバカンスに出かけたけれど、完全に「お客さま」として遇していた(もちろん言葉の問題はあるが)。
今の私たちは、次女たちとのバカンスでもやはり何かと役割分担する。

「世代交代」をつくづく感じながら、今は亡き両親に思いを馳せ、人生のサイクルをしみじみ考えさせられる日々だった。

(次女からはまたしても、「このバカンスに一緒に来てくれてありがとう」とお礼を言われた。私はフランスでのバカンスを親から感謝されてもこういう風に自分の親に言った記憶はない。言えばよかった。)
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