まやの午睡

日常の記録です。

日本から発つ日から続く怒涛の日々

2018-05-07 23:36:37 | 日記
5/3に日本を発ったのだけれど、その日の朝に、出発が羽田でなくて成田だと気がついた。正確に言うと、羽田に行くためのタクシーを予約してくれていた長男が気づいた。
パニックになる暇もなかった。ただひたすら長男の指示に従って、表参道で流しのタクシーをひろい、渋谷で成田エクスプレスに乗せてもらうまで付き合ってもらって、久しぶりに成田に行った。

もし長男がいなかったら…と思うが、長男がいなかったら、そもそも、何度も自分でeチケットを確認していただろう。この切符はいつも通り長男のマイレージでとってもらったものだから、いっしょに決めたものだ。そういえば、いつもは往復とも羽田なのだけれど、ゴールデンウィークと重なったので、成田しか取れなかったのだ。
その後で、秋に孫くんと来るチケットも羽田往復でとってもらったので、成田のことは忘れていた。長男も私がいるから忘れていたようだ。
そういえばいつか、東京で長男と出かけたときに、電車の方向を間違えたことがある。互いにどちらもよく知っている場所なのに、何も注意せずに間違えた。パリでも、パリをよく知っている友人と出かけてメトロの方向を間違えたことがある。その時も、他の人と一緒だったり、1人だったら絶対に間違えないのに、絶対信頼の置ける人同士だと、何も考えずにおしゃべりしてまちがえて2人とも自分で驚いた。

それにしても、ぎりぎりのタイミングだった。宅急便を羽田に出してなくてよかった。いや、宅急便を出すなら、便名を確認するから気がついただろう。

夫は最初から何時にどこへ行くのかも知らない状態だからパニックも実感がなかったようだが、旅というのは責任者が必要だなあとあらためて思う。長男がベルリン出張でいない10日間は、私が全て仕切って夫を連れ回したので疲れて、長男が戻ってからは思考停止していた。沖縄では長男が夫とグラスボートに乗ったり泳いだりしてくれたので、私は今回の日本で初めて1人で、取材に出かけることができたのだ。

でも、ビジネスクラスの旅は、去年の公演での楽器持参のエコノミーよりずっと快適だ。
ところが帰ってすぐに、もう新学期が始まっているので、カルテットの練習に行き、生徒にレッスンし、友人の頼みごとを聞き、セイシェルに旅に出ている次女たちのKちゃんをあずかる仕事が待っていた。前半を受け持ったパパくんのお母さんから引き継ぐ。おばあさまと久しぶりにいろいろな話をする。
そこに、婿くんの両親からの招待。彼らに子供たちをあずけていた長女夫妻が子供たちを迎えに来たので、みんな一緒にということだった。
時差ボケの頭で、Kちゃんを連れてPuteaux のレストランへ。

消耗。

沖縄の資料もまだ読めていないし、フランスでたまっていた雑誌類も目を通していないし、あわよくば日本で済ませようと思っていた校正も手をつけていないし、締め切りのある仕事も始めていないし、5/25、6/8、6/23の3度のコンサートで弾く曲の練習も再開していない。

そんなわけで、日本でお会いした後メールをいただいた方々へのお返事もまだできていません。
みなさん、ありがとうございました。土曜日にKちゃんを次女たちに返してから通常運転に戻りますのでお待ちください。