まやの午睡

日常の記録です。

ようやく春の兆し

2018-03-06 17:06:19 | 日記
2月は28日しかないけれど、私にはすごく長かった。

前半が大雪の日の後、ロシアからの寒波で冷え込んだ。

雪で交通機関がマヒした日、それでも、冬休み前の最後のクラスだからと思ってバロックバレエに出かけたら、臨時休みになっていて、その後、うちにたどりつくのに、普段15分くらいのところなのに2時間もうろうろした。もともと踊るつもりだったから、貼るカイロ的なものも持っていない。最初から1時間待ちとか分かっていればカフェにでも入って暖かく過ごすのに、いつ、どこ行きの電車が来るのかまったく分からないので、寒いところでずるずると待つ羽目に。

レンヌのバカンスを前倒しにして婿クンたちがやってきて、暖かいカタールへ旅立ったが末っ子ちゃんはうちに。もともと私は世話できないと言ってあるので、すべて夫がケアしてくれたけれど、一種の後ろめたさは澱のように溜まる。

食事の支度をするのは苦にならないし気分転換にもなり、末っ子ちゃんも、母親(私の長女)の帰りが遅かったり出張が続いたりすることに慣れているので、私が時々しか顔を出さないことを不思議にも思わないことだけが救いだ。

うちの子供が小さかった時、うちでベビーシッターにあずけても、声が聞こえて気になるし、子供も私がうちの中にいることを知っているので落ち着かなく、結局私が無理に出かけることにしていた。それを思うと、約1週間、末っ子ちゃんを夫にまかせたままでちゃんと仕事ができたのは隔世の感がある。夫の存在感が私よりもすごいというのが第一の理由だけれど。
それにとても寒かったので、動物園に連れていく、的なことも全部やめた。夫は子ども図書館に連れて行ってやっていたし、動物観察はショッピングモールのペットショップですませた。

何よりうちには本物の猫が2匹いるし、うちが広いので遊び場にはことかかない。

こうして、一応予定通り仕事を終えたら、雑用が山のように溜まっていた。
それでもなんとかかんとか済ませて、無事に次女の家族と休暇村へ。

何よりも、プールの脱衣所で、次女たちがKちゃんはもちろんだけど末っ子ちゃんもつれて家族ブースで着替えなどを世話してくれたのが天国みたいだった。
去年の夏など、まだ歩いてもいなかったKちゃんも含めた2人を夫と世話したのだから。
うちの子たちは4歳とか3歳の差があったから楽だったけれど、末っ子ちゃんとKちゃんは1歳半くらいしか離れていないので、大変だった。(孫クンと妹ちゃんは3歳半離れていた。)

長女のカップルと次女のカップルの違いを観察するのもおもしろいといえばおもしろい。
去年、次女抜きでパパクンと少し過ごしたので気心が知れている。
今回も、夕方、私の仕事の内容について、パパクンと長々と話した。
本気で興味を持って聞いてくれている。というか、どんどん話をさせられた。

教養があって知的に対等に渡り合える若者と時間を気にせずゆっくりリラックスしながら話せるというのはひょっとしてすごく贅沢だ。

パパクンはKちゃんを連れて一週間アルプスに行って橇あそびなどさせたそうだ。パパクンの姉さんの子供3人もいっしょで、Kちゃんは恵まれている。その後、パパクンのおかあさんが子供を全部世話したそうでふらふらだったらしい。仕事のあった次女はKちゃんと2週間も離れていたので、バカンス村では楽しそうだった。

長女も、2週間以上、夫も子供もなしでひとりだったわけだ。

それにしても、次女が完全に独立してから、長女のところに孫クンが生まれるまで、わずか1年くらいしかなかったなあ。
夫もまだ現役だったから、リタイア夫婦の水入らずの自由、みたいなのはほとんどなかった。
婿クンの両親もパパクンの両親もよくしてくれるとはいえ、「孫をあずからなくてはいけない祖父母」などという役割が人生で回ってくるなんて、まったく想像していなかった。


孫クンはもうすぐ10歳。この秋には日本に連れていくつもり。

両親がもういないのはさびしい、とはじめて思う。