私は前期高齢者寸前男である。
もう今年も数日しかないというのに・・・・。
他にUpすることがあるような気がしながら・・・。
タイトルのことにこだわっている。
結局19日のJリーグ理事会で26年シーズンからJリーグは「秋春制」に移行することが決定した。
私なりにこのことを検証して・・・・この問題にケリをつけようと思う。
まず、私の認識しているこの問題についての本質的なポイントは。
「なぜ、移行せねばならないのか?」に尽きる。
どうやら「日本サッカーを『世界レベル』にするため」であるという。
それが「ACL・WCW(つまり欧州リーグ日程)に合わせる」となっているが・・・。
結局「お金のため」ということにつながるらしい。
付属の部分として「暑さを避けて選手への負荷の軽減・その他」を挙げている。
ここでコメントする人たちの認識の違いが出ることになる。
「日本サッカーを世界レベルに」ということは、つまりは「日本サッカーが『どういう状態』になったことを言うのか?」
「ワールドカップで優勝する」ことなのか?
「Jリーグが世界の5大リーグ」と同じ規模になることなのか?
逆に「日本サッカーが世界レベルになる必要を感じない」人も少なからずいるだろう。
つまり、同じサッカーというスポーツ・Jリーグを観ていながら純然と「世界的規模サッカーファン」と「自分の地元のJリーグチーム」のファンという全く違う目線の人々が存在しているということ。
さらに言えばその中間に「Jリーグのファン」という人も居る。(Jリーグ全体を応援するが、欧州リーグに興味がない・そこに移籍した選手も国際Aマッチの時しか知らないという人)
もっと言えば、そのすべての中間的なファンも多いだろう。
その立ち位置によって、見ているものも違って見えるはずで、だからコメントもかみ合わないものになっている。
一番やってはいけないことと思っているが・・・。
野球に例えてみる。
WBCが盛り上がって大変良かったけれど・・・。
阪神が日本一になったことの方が「1000倍うれしい!」という人の方が、圧倒的に多かったのではないだろうか。
「野球においてのWBC」と「サッカーにおいてのワールドカップ」が同じでないことは野球ファンでなくてもわかるだろう。
だいたい世界的普及率が違う。
サッカーのワールドカップでに日本が優勝すること(日本代表が強くなること)に重きを置く人は、今回の移行賛成派がおおいだろう。
だが、私のような地元のチームのJリーグ内の順位が気になる人間には、今回の移行が「日本サッカーを世界レベルにする」方向になるとは「どうしても」思えないのだ。
〇8月に開幕(暑さの盛りジャン!)ウィンターブレークを2ヵ月とる(後述の試合数をこなすのなら、ほぼこの期間を減らすしかないはずじゃん!)
〇リーグデビション(J1~3)を各20チームにする(リーグ戦38試合+カップ戦) (試合数が多すぎて選手への負担が減ってないじゃん!)
〇移籍することが容易(日本人の移籍が容易なら「いい選手がJリーグ」にいなくなるじゃん!逆のパターンなら移籍してくる選手は「大金」が目的で、そんな金を出せるJのチームはいくつもないじゃん!)
〇野々村チェアマン他JFA幹部は「Jリーグの収益を今より挙げる!」(放送関係の収益とACL・WCWの収益をあてにしてるだけじゃん!)
Jリーグ幹部・JFA幹部は、これまでの経緯から言っても残念ながら私は「信用できない」のである。これら政策のどこが日本を世界レベルにする方法なのだ?
だけど結局移行しちゃうんだよね・・・。
ライトなファン・冬が長いチームのファンを切り捨てて、地域密着の意識を捨ててしまえば、間違いなく日本におけるスポーツとしてのサッカーは衰退の一途をたどるだろう。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「そんなに都合にいい話」が転がっているわけがないことを思い知りますように。
May
長々縷々述べてきたけれど・・・。サッカー・Jリーグに興味のない国民もい~~~~っぱいいるんだよね。