私は初老男である。
10連休の真っただ中。
やることは多いのだが、とりあえずBリーグQF観戦記を終わらせなければ!
さて、やっとゲームの話である。
バスケットに関して決して詳しくない私が頭で考える観戦方法で・・・・。
ゲームの最終盤のことだけUpしよう。
第4Q残り6:00の時点でアルビレックスは8点差をつけられていた。(57-65)
だが、残り4:36で2点差まで詰め寄る。(63-65)
そして、残り2:04でガードナーのシュートで同点!・・・・に見えたがなんと「オフェンスファール」の判定。(63-65)
さらに2点差の1:40でアルバルクのリバウンドをハミルトンがセーブしたと思った瞬間、五十嵐のリバウンドファールの判定。(63-65)
だが、その直後のアルバルク馬場のレイアップが決まったと思ったら、これも「オフェンス・ファール」の判定。(63-65)
残り1:21で五十嵐のフリースロー。2本決まって同点!(67-67)
残り1:00で67ー67の同点でアルビのオフェンス。
ここからが、素人ヒネクレ初老男の視点。試合終了までの頭の中が以下のようなことがグルグルグルグル回り続けていた。
残りが1分ということは、24秒ルールを単純に考えると「互いに1度ずつの攻撃で24秒ギリギリを使うと(48秒)で残り12秒余る」計算になる。
一番むずかしい状況だ。
アルビレックスが24秒ぎりぎり使って2点取ったとすると(69-67)残り36秒残り。
アルバルクが「もしも」24秒ギリギリで3Pシュートが決まると・・・。(69-70)
12秒で得点しないと勝てない。
2点取られたとすると(69-69)12秒で得点すれば勝ち。(71or72-69)
無得点だとovertime。(69-69)
で、どうなったかというと・・・・。
「エース」ガードナーのフックショットはリングに嫌われ弾けてこぼれる。(69-69)
残り38秒。
アルバルクのオフェンス。
ここでまた分析。
アルバルクのオフェンスが24秒ギリギリで2点の得点なら・・・・。(69-71)
アルビレックスが14秒で2点を取ればovertime。(71-71)
3Pなら勝ち。(72-71)
だがアルバルクが3得点なら(69-72)
アルビレックスが14秒で3点を取らなければovertime(72-72)にできず敗戦。
だが、14秒のオフェンスは無得点の可能性が「かなり」高い。
アルバルクの攻撃は残り19秒で2得点。(67-69)
これでアルビレックスが19秒で2得点でovertime。(69-69)
3Pで勝利。(70-69)
しかし、ゲームは意外な方向へ向かっていく。
ボールINからガードナーがゴール下へ切れ込んでいく時にファール。
チームファールが5つになっていたので、オートマチックフリースロー。
残り時間は17秒3。
ガードナーのフリースローが2本決まると同点。(69-69)
残り17秒ほどでアルバルクが得点すればアルビの負け。(69-71or72)
・・・これは周到に考えられたアルバルクの「作戦」では無かっただろうか?
アルバルクは17秒で最悪得点できなくてもそのまま流せばovertimeになる。(69-69)
そして、レギュラーシーズン得点王のガードナーが、なんと1本目を落としてしまう。(67-69)
さすがに2本目を決めてアルバルクのオフェンス。(68-69)
残り時間17秒3。
アルバルクはこのまま流せば勝利。
アルビレックスが勝つためには、ファール覚悟でディフェンスに行きボールを奪うしかない。
残り11秒9でガードナーの「アンスポーツマン・ファール」
アルバルク田中大貴のフリースロー2本が決まる。
得点は「アルビ68ー71アルバルク」
そして、さらにアルバルクボールで再開。
残り12秒9。
ボールがコートINされてアルバルク馬場がボールを持つ。
そして・・・。
「とどめのダンク」に行くが、なんとこれがリングに嫌われ「失敗」!
・・・・・馬場はまだ若い。
このままkeepすればアルバルクの勝利だった。(68-71)
しかし。
これだから「バスケットはおもしろい!」んだけどね。
残り10秒。
新潟は3ポイントでovertimeを狙うしかない。(71-71)
のこり、5秒。
フリースローレーンの手前でガードナーが3Pシュート!
これが・・・・決まらずに「こぼれ」る。
しかし、新潟ハミルトンがリバウンドを取りコートサイドへ回り込む。
一度今村に渡し、リターンをもらってハミルトンが3Pシュート!
・・・・最後の10秒間、私は3階の客席になだれ込み我を忘れて「入れ!ハイレ!入~れ~!」と絶叫していた。
「68-71」
バスケットは、こんな風に見なければ本当の面白さが分からないと「偏屈男」は思っている。
バスケットにおいて3点差決着のゲームは本当に「激戦」と呼んでいいだろう。
敗因はハッキリしていた。
「エース」ガードナーをダブル・チーム(二人懸かりでディフェンスすること)で潰されたこと。いかな「怪物ガードナー」であっても、レギュラーシーズンの蓄積した疲労が本来の動きを許さなかった。
2年連続の得点王1ゲーム平均27点をたたき出すガードナーが、このゲームは20点に届かなかったのだ。
そして、アルバルクの「ファースト・ブレーク」を許してしまったこと。
だが、このゲームにおいてはアルバルクも、かなり凡ミスがあったように思う。
日本代表に多くの選手を送り込んでいるアルバルクにこれだけのゲームができたのは、やはり「ホームリンク」で試合をやれたことも大きなポイントだろう。
・・・・まあ、ホームでも勝てなかった。という見方もできますけどね。
スタッツを見ると第1Qで10点のリードし、第2Qは16-20でそれほど悪くない。
この時点で43-37とリードしていた。
そして、第4Qは13-12で1点リードしている。
やはり問題なのは「第3Qを12得点に抑えられた」ことだろう。(アルバルクは22得点)
観戦していた皆さん。
第3Qの最後のシーンおぼえてますか?
そうです。
残り1分でガードナーがフリースローを2本とも落とし、アルバルクのミルコに「ブサービートの3P」を決められ55-59となった。
もちろん、試合の流れの中では、このことだけで勝負が決まったわけではないけれど。
あまりに「象徴的」だ。
あれが逆にガードナーのフリースロー2本決まってミルコの3Pが外れていれば違った結果になっている可能性は高い。(そうすると第3Q終了時で「57-56」というスコアになっているはずだった・・・)
やはり、新潟は「ガードナーに始まり、ガードナーで終わった」というべきだろう。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、クルクルと頭の回転を速くしてスポーツを観ますように。
May
・・・・・これは、あんまり言いたくないのだけれど・・・・。どんなスポーツもそうなんだけど・・・・。レフェリーの質がもう少しUpしていかないと、少々「興ざめ」しますな。
あと、某国営放送のBS番組「熱血解剖!Bリーグ」は大変おもしろいです。高橋クリス氏の分析は見事です!