MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

黙々と働く

2019-10-15 20:41:11 | komako

今日も朝から二人の作業員が来てくれました。

昨日の続きで何をするのかよくわかっているので、すぐに仕事を始め、

まずたくさんの土嚢袋を作っていました。

それはブルーシートの押さえにする重い袋ですから、私が軽トラで上まで運ぼうと提案し、

道路から下におろしたのですが、重いこと重いこと!

2人はすぐに家に戻り、土手に残っていて落ちそうな部分を削って行きました。

下に落ちた泥を一人が運び、もう一人はブルーシートを張り始めました。

そして泥の片づけが終わり、二人でシートを広げていきます。

大きなシートですから相当な重さがあり、先に太いピンで押さえて行って、

全部張り終わった後、土嚢袋をきちんと置いて行きました。

奥の長屋の裏から見ると、こんなです。

その後、シートの途中が風でまくられないように、土嚢袋を吊り下げていきました。

様子を見に来た上司がシートの一番下を留めるピンを買いに行き、

最後にそれを打って終了です。

日本語がかなりわかる青年は31歳だそうで、清水港で3年働いた後帰国し、

2度目の来日で世和土木に入って半年だそうですが、実に仕事が出来る!

もう一人は日本に来たばかりなので、ほとんど話せませんが、

休憩時間も紙に何か書いて日本語の勉強をしていました。

様々な職人を見て来ましたが、二日間見た中国の方達は一番しっかり働きました。

お弁当も自分で作って来ていて、コンビニ弁当ではありません。

重い土嚢袋を両手に持ち、ぐんぐん階段を上っていく姿にも感動しました。

何か好きな物でも買うお小遣いを上げたい、そう思いましたが、個人的にやるのは良くないので、

費用とは別に、先に社長の奥さんに渡して来ようと思います。

給料をもらうのですからしっかり仕事をするのは当たり前、でも時間つぶしの名人はいっぱい。

日本人も中国人もいろいろで、真面目に頑張る人は国別対抗ではありません。

道路から自分たちのやった仕事が良く見えるというのは、やりがいのある仕事になったのかも。

今日は3時で終わって帰りましたが、エールを送りたい青年たちでした。

彼らのような作業員を使っている社長の力と、裏の見えない所で支えている奥さんの力、

両方があってこその彼らなのかなと思いました。

土砂崩れは辛いですが、さわやかな気分を味わった二日間でした。

コメント
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