午後7時ごろでしょうか、台風19号が伊豆半島に上陸したというニュースを聞いたら、
雨も風もかなり弱まりました。
しかし、すごい一日でした。
一日中、強風と大雨が途切れることなく続き、確かに経験したことのない台風でした。
61年前の昭和33年、1200人以上の死者が出た狩野川台風に匹敵する台風が来ると言うので、
それなりに覚悟はしていましたが、予想以上でした。
今年になって大雨のたびに土手が崩れたので、今回も来るなと朝から何度も裏を見ました。
10時過ぎにばあちゃんが「今崩れたよ。」と言うので見ると、う~ん、ここから来たか。
同時にもう1か所も崩れたので、水の通り道を確保しました。
ところがこれだけでは終わらず、次はもっと大量に崩れました。
コナラの切り株があった場所で、長屋の裏までごっそり落ち、
浄化槽が埋まってしまって、ポンプが壊れてしまいました。
このままでは裏の水がはけないので、床下浸水になります。
自分たちだけでは無理だと考え、市役所に電話をしましたが、
協力要請は無理そうだと感じたので、ばあちゃんと二人で大雨の中始めました。
片側が終わり、大きい山の方を掘っていると、消防の人が来てくれたので、
残りの部分を手伝ってもらいました。
まだ次々に崩れる可能性があるので、避難を勧められましたが、
ばあちゃんと相談し、土手の近くの部屋にいないことにして避難はやめました。
崩れた関係で水道管が壊れたらしく、私の部屋の水は出なくなりました。
雨が止んだら、大量の土砂をなんとかせねば・・・。
知り合いの土木会社に電話をしたら、暴風雨の中、社長が見に来てくれました。
色々話を聞き、これからどうしたものかと悩みは深まりましたが、
問題点ははっきりしたので、よく考えて行動に移そうと思います。
予想通りの停電も4~5時間で復旧し、一息ついてから、水道の元栓を閉めに出たら、
今度は先日アップした山つつじの土手が、ごっそり落ちていました。
裏へ行く道が封鎖されてしまい、台所のドアも開きません。
静岡県も大雨特別警報が出されています。
もっと大きな被害もたくさん出ていることと思います。
水と土の怖さを、本当に経験したのは初めてかもしれません。
外は随分静かになりましたが、裏の崩れは当分警戒が必要です。
生きているから、いろんなことを経験できるのですね。