MacBook Proがリペアプロテクションプログラムの対象になっているらしい
MacBook Proの2011年から Early 2013 までの範囲のモデルが対象となっているらしい。症状としては
ごく一部の MacBook Pro システムに、ビデオ (画像) が歪む、画面に何も表示されない、システムが突然再起動するといった問題が起きる可能性があることが判明しました。なのだけど、まさにそんな状況にうちのMacBook Proが陥っている。ていうか、強制的な再起動を繰り返したせいだろうけど起動しなくなった…
シリアルナンバーを調べるとMacBook Pro (15-inch, Early 2011)だった。何故か2012年モデルと思っておりました(で、2012年モデルの該当モデルはRetinaモデルのみなので、このプログラムの内容を知った時、自分のマシンが対象とは思わなかった)。
さて、問題は、こいつの内蔵ドライブをSSDに交換していることと、一度落下させてしまい筐体が傷ついている事です。
さて、Appleは受け付けてくれるでしょうか。
しかし、いい加減古い機械なので、MacBook Proの新型が出たらそれを買って、今使っているRetinaモデルを問題の起こっているマシンと置き換えるつもりでいたのだけど、Appleさんのなかなか新機種リリースしない方針により、とうとう致命的なところにまで至っちゃいましたよ。
シングルユーザモードで起動するとこんな画面になっていたので、明らかにおかしい状況ではあったのだけど、新機種出るまではもってちょうだい、って祈ってたのになぁ。
まぁこれでリペアプロテクションの対象になることが出来るなら、それはそれでもうけもんかもしれんけど。
延々とログが吐き出し続けられていた
ある時から、Dockをつないでいる時にものすごい頻度でログが吐き出されるようになったのですよ。
上図3列のうち一番左は、コンソールで「すべてのメッセージ」を表示している時のウインドウに表示された内容の一部分で、右2列がその拡大図となります。11:51:00から11:51:59の1分の間に21行のメッセージが吐き出されています。特に何か操作をしているわけでもないのに、かなりの頻度でメッセージが出力されてきております。上図は以下に記すようにOSを入れ直したあとの状況で、入れ直す前はさらに多くのメッセージが表示されていました。これはThnderbolt 接続のドックをつないでいる時に症状が起こるということ以外、原因がわかりません。
ちなみにThnderboltのドックは、BelkinのとCalDigitの物を試していますが、両方とも同じ症状を出しました。
ということで、OSを入れ直してみました。でも解消せず(数は減ったが完全ではない)。これはTime Machineからデータを書き戻すとき、ユーザ以外のものも書き戻したのが原因かもしれません(アプリケーションの書き戻しはしなかったのですが、UNIX系が使用する場所に入っていたものなんかはそのまま書き戻されたのだと思う)。
ということで、ログメッセージを参考にネットをあさりました。
上図のメッセージ内にはないのですけど、OSを入れ直す前は、kernelが発するメッセージが頻発していました。上図に下図のkernelのメッセージが加わった状態になっていたわけです。
このkernelのメッセージの原因はduetであるようです。 iOS端末を外付けディスプレイにするツールですね。
OSの再インストールでduetが中途半端に削除された状態になっている可能性があるなぁと思ったので、duetを確実にアンインストールするために、まずはduetをインストールしたら、再び上図のようにkernelメッセージが頻発するようになりました。これが原因だなと思うに至った理由です。
ってことで、アンインストール。
これでkernelメッセージが落ち着きます。 それから、これは因果関係がよくわからないのだけど、WindowServer : _CGXRemoveWindowFromWindowMovementGroup ってメッセージが記された行も頻発していたのですが、これがアクセシビリティの「透明度を下げる」にチェックを入れると(つまり処理をオフにすると)あまり出てこなくなりました(その後、そのチェックを外してもあまり状況は変わりません。なんなんだろ…)(あと「あまり出てこなくなった」って書いているように時々出て来ます)。
これにて、特に何もせずマシンを放置させている状況でメッセージが次々と現れるということはなくなったように思います。
ただし、このエントリを書いていて気付いたのですが、文字入力している間
Dock: CGSConnectionByID: 0 is not a valid connection ID.
Dock: Invalid Connection ID 0
ってのが出続けますな。セーフブートしても同様だし検索するとYosemiteでも出ていた問題らしいので、まぁとりあえずこっちは放置か。
君の名は。
新海誠最新作で昨日から公開が始まったこの映画。色々ネタバレがネット上に出てくる前に急いで観て来ました。劇場は二百数十人って規模の箱だったのだけど、結構埋まっているようで、上映が終わって部屋から出るまでにちょっと行列が出来るぐらいの人が見に来ていました。
かなりメディアに取り上げられている印象がありますし、商品とのタイアップなんかも行われていて知名度がかなり高い事になっているのでしょう。本編上映前の予告編のチョイスを観ると想定している客層が見えてくると言うものですけど、一般の若者をターゲットにしているようなそんな印象を持ちます。ともかく、新海誠という人が一般の人にまで浸透しているのか浸透させようとしているのか、そんな意図を感じる取り扱われかたが感じられますね。
まぁそんなことは関係なく、この人の新作という事で普通に観に行くわけですが、予告2の映像を見た時、これはストーリーを把握してから観に行っちゃダメな奴だという勘が働きましてね。だから公開が始まってすぐ(といっても平日は無理なので)今日観に行ってきた次第です。
というわけで予告編以上の前情報なしに観に行ってきたわけですが、正解でした。とてもよかった。
映像のクオリティは一流どころのスタッフが起用されそれが有効利用されているが故に当然問題無し、主演の人々はいわゆる声優じゃない人が多いのだけど、場をぶち壊すような演技をする大人の都合でぶち込まれたキャスティングというのはされていない感じで問題なし(むしろ皆さんとてもよい。神木隆之介、女子力高い)。つまり物語にスッと入っていける環境は十分に整えられ、そしてそれに終始引き込まれて観ていることが出来ました。
少しだけネタバレすると、秒速のようなラストなのか?と思わせておいてー、ってのはとてもうれしかった。
そんなわけでまた観に行きたいと思わせてくれたこちらの作品。
今度はいつ行きましょうかね。
あ、ゴジラのパンフレット、ようやく買えたよ…
(そいえばゴジラ観に行ったの、書いてなかったなぁ。)
あ、小説読みました。これ、公開前(完成前)に出版されているんですよね。ラストのくだりの部分の展開はアニメの方が好みというか、よりぐっときますな。
(細かなところまでほぼアニメと小説は同じなのだけど、ね。だから小説に書かれた描写はたぶんそのままアニメの中での人物の心情と捉えていいのだと思う)
滝巡り
はい、いつもと変わらないようでございました。増量した様を見るには大雨が降っている最中か直後ぐらいに行かないとダメなんでしょうね。
華厳の滝はよく放水量何トンって言い方でその水量を表現しています。水量を調整する機構が上流にあるそうで放水量が計られているのでしょう。さらに崩落を食い止める為の工事も行われたりしているそうだし、だから結構人工的に維持された風景とも言えましょうけど、それでもやはり素敵な風景なのだと思います。
さて、その華厳の滝付近を走る国道が120号線ですが、一部に日本ロマンチック街道という名称が付けられているそうです。そこを走ります。華厳の滝から西に進路をとると中禅寺湖の湖畔となり、さらに進んで湖を離れるとすぐに竜頭ノ滝が現れます。そこは昨年行ったので素通りし(天気予報によると、ここに寄ると最終目的地で雨に遭う可能性があるもので)、戦場ケ原を突っ切って辿りつくのは湯ノ湖です。湯ノ湖が現れる場所に小さな駐車場があるんでそこに車を停めます。湯滝の頂上にあたるところでして、観瀑台のある滝のふもとまでは数百メートル歩かねばなりません。観瀑台には有料駐車場があり、車もたくさん停められるので、普通はそこに向かうべきでしょう。駐車料金をけちる為に車を停められる保証の無い小さな駐車場を当てにして湯滝頂上まで行ってから徒歩で下って観瀑台に行くのは、お値段的にちょっと割には合わないと思いました。結構坂道急なので、歩くのしんどいからw。でも下りていく過程であるいは駐車場に戻る途中で滝を横から観ることが出来るのは利点ですかね。有料駐車場に停めたらそこを歩く気にはなかなかならないかもしれませんから。
湯滝。なかなかの迫力でございます。
去年竜頭ノ滝に行った時、赤沼の所まで歩いたのだけど、時間の余裕があればここまで来れるんですよね。まぁ車で来ているとちょっと考えなきゃ無理な行程かもですが(帰りはバスで竜頭ノ滝の駐車場まで戻る、かね)。
んで、最終目的地に向かうのです。湯本温泉を越えると山越えルートに入っていきます。登って道の頂上部分はトンネルになっていてそこから群馬県に突入となったようです。あとは下っていって尾瀬を背にしながらさらに下っていって、沼田市に来ると吹割の滝があるのでした。湯滝から1時間ぐらいかね。
尾瀬方面から流れてくるこの川ですけど道は川の東側を通っています。なのでそちら側の岸を歩き、滝を見物します。
これは少し水量が多い感じなのですかね? もうちょっと滝に近づけるのかなぁって思っていたのだけど、危険ってことでちょっと離れたところからの観賞となりました。川の上流には橋があって、渡ると西岸沿いの遊歩道があって所々に観瀑台があったりするようです。しかしこんな看板が立ってて通行止めとなっておりました。
落石によりって書いてありますし、そこだけ読んで落石で危険って事なら仕方ないと引き返しましたが、あとでこの近辺のお店で聞いてみたら熊が出たのが理由だそうです。あらためて写真を見てみると、落石云々の大きな看板の奥の小さな紙に、熊の出没情報があったから山側遊歩道は通行止めと書かれておりました。本当は歩きたかったんですがね。でも川から上がって来る頃には雲行きも怪しくなってきていて、遅い昼飯食って車に乗ったら雨が降り出してきました。
まぁ結果オーライでございますかな。とともに、雨の降り出すタイミングが天気予報のとおりで少し驚きました(それゆえに竜頭ノ滝をスキップしたわけです。タイムスケジュール的に天気予報に照らし合わせると吹割の滝につくのが遅くなると雨にあうようでしたから)。
MayaとSoftimageのピボットとセンター
下図の場合、Centerモードでキューブの左下にセンター位置を動かしたので、オブジェクトの位置は右下の頂点位置になったとも言えます。
Softimageにはその上でピボットがあります。センターにオフセットをかけるという印象のもので、操作の中心はあくまでもセンターになる感じっすね。コンストレイントのポジションを実行すると、ピボット位置ではなく、センター位置を見に行きます(それとは別に、一時的に操作の起点を動かすためのピボットもありますが)。
上図ではピボット位置としてはキューブに左下を指定しているものの、センターは原点なので、球をコンストレインすると球はキューブのセンター位置に固定されます。
Mayaではセンターを直接操作するということはないようです。操作するのはピボット。だからピボットをキューブ左下に動かしたとして、しかしオブジェクトの位置としては(Transform Attributesの値は)左下にはなりません。
これ、ややこしくて、キューブのトランスフォームの起点としては左下の頂点にあるから、そこがこのオブジェクトの中心であると思ったりするのですが、オブジェクトのトランスフォームの位置の数字には現れてこない。操作する起点を把握しようと思ったら、ピボットの位置を認識している必要があり、何か操作をするときにはピボットに対して行われるようです。
例えばピボットを左下に設定したキューブに別のオブジェクトをPoint Constraintさせようとすると、ピボット位置に対して固定されます。
オブジェクトの位置(オブジェクトを操作するときの起点)を把握するときに不便じゃないのかなぁって思うのですけど、手っ取り早くピボット位置をゼロにリセットし、その代わりトランスフォームの位置と回転にピボットに入っていた値を反映する Bake Pivotコマンドがあるので、Softimageと同様に扱いたいときには、そのコマンドを実行してやれば良さそうです。
ワンステップあるけど、このコマンドが実装されたのは割と最近らしいので、まぁ(SI使い的には)前進した感じでしょうか。 とか、まだこんなところでうだうだ言っています。
余談ながら、MODO内のコンストレインの考え方はセンターに対して処理を行うというもののようですよ?
MacBook Proの噂
- OLEDタッチバーやToch IDが搭載されている。OLEDタッチバーはファンクションキー部分がそうなるだろうという感じで、Touch IDは電源ボタンがそうなるだろうという噂らしい。
- 9/7に行われるかもしれないiPhoneのイベントでiPhoneと同時発表されると言う説もあれば、発表されないという説もある。
- GPUはAMDのPolaris世代の物が搭載されたものもある。
- MagSafeポートが廃止されUSB-Cポートが搭載される。USB-CポートはThunderbolt 3にも対応している。
- 薄く・軽くなる。
GPUはなんでAppleはここまでNVIDIAを嫌うようになったのでしょうかね。Thunderbolt 3の搭載が本当なら、GPUを外付けに出来る可能性が出てくるから、そこまで致命的な事にはならないかもだけど、NVIDIAの選択肢もほしいところです。もっとも、MacBook Proはより薄くという方向にデザインが変わるという噂がありますから(薄くするためにMagSafeアダプタが廃止されるのかもだし)、そうするとNVIDIAのGPUのパワフルな物の搭載は難しそうではあります。
この薄くすると言う方向を捨てたモデルの登場も期待したいんですけどねぇ。それはMac Proにも言えて、小さくまとめるというコンセプトを放棄した物が欲しいわけです。
もちろん、そんなものは大衆受けはしないでしょうから、人気を呼んだとしても全体から見ると出荷台数はたいしたことにはならないでしょう。でもそんな方向性を欲する人たちがMacを捨てていくここ最近の傾向をみていると、でもそんな人たちを引き止める材料が現在のMacには無い現実で、実に残念な気分になるのです。
あと、Macを買おうと思っている方々は現在のMacのラインナップを見限って買うの控えてくれませんかね。なまじそれなりに売れているからAppleもリリースサイクルを引き伸ばしている印象を持ちますし、現在のラインナップのままなら、がくんと売り上げ下がれと心より思う昨今です。その結果、AppleがMacをやめるって決断するなら、まぁそのときはそのときだな。
ともあれMacBook Pro。新型が登場したら、よほど(個人的に思う)残念な内容じゃない限り買うつもりでおりますので、さっさと出てこいと思うのでした。(9/7に発表されたとして発売は11月とか言われてますが…)
Googleスプレッドシートから書き出したエクセルファイルが壊れていたこと
そしたら、エクセルで開くと壊れていると怒られるものだったようです。
OpenDocument形式でも書き出せたので、それで書き出してLibreOfficeあたりで開こうとしてもやっぱり開けず、スプレッドシート上で問題を抱えている可能性が高いと判断します。
ということで、原因特定のために、エクセルファイルの中身を調べてみることにしました。xlsxファイルは拡張子をzipにするとzipファイルとして伸長することができ、その結果、フォルダの中に複数のファイルで構成されたファイル群として取り扱うことができます。
エクセルのシートにあたる部分はxmlファイルのようです。
ということで、xmlファイルの素性をチェックするツールを利用します。 xmllintっていうツールですね。こちら、OS Xには標準で入っております。xmlの文法なんかをチェックし、必要があれば整形が可能なものだそうです。今回は検証だけです。
xmllint --noout --valid ~/Desktop/problemFile/xl/worksheets/sheet1.xml
エクセルファイにした時のシート1で問題が起こっていたようなので、上記コマンドを実行しました。その結果下図のような結果となりました。
このファイルをエディタで開き(Visual Studio Codeで開きました)、上図の結果にあるセルを表していると思われる箇所「 r="C93" s="387" 」で検索すると一軒ヒットします。
上図はお仕事上の内容なので一部をぼかしてありますけど、ぼかしてある2カ所は、左側がカタカナ、空白挟んで右側がアルファベットとなっています。セルに記入された文字列に相当する部分のようです。ともあれ、これで93行目に問題があることがわかります。というわけで、Googleスプレッドシート上で上図ぼかした文字列が書かれたセルを選択してコピーしました。で、Jeditにペーストします。すると、Jedit、落ちました。カタカナの部分から空白に見える部分までの間に非常に問題のある文字列が含まれているということなのでしょう(アルファベット部分には多分問題はない)。
ということで、その問題のセルを確実に問題のない内容に書き換えるか、その問題のセルを含む行を削除することで、スプレッドシートから掻き出されるエクセルファイルが普通にExcelに読み込まれるようになりました。
しかしなんでこんな情報が書き込まれたのか… というメモ。
PENTAX K-70
K-3 | K-70 | |
---|---|---|
画素数(有効画素/総画素) | 2435/2471 | 2424/2478 |
高感度 | ISO100-51200 | ISO100-102400 |
連射 | 8.3コマ/s | 6.0コマ/s |
シャッタースピード | 1/8000-30秒 | 1/6000-30秒 |
液晶モニター | 3.2 inch 103.7万ドット | 3 inch 92.1万ドット |
電池 | D-LI90P | D-LI109 |
撮影枚数 | 720 | 480 |
重さ | 800g | 688g |
センサー系は新しい物になっているから、これはK-3と比較すると感度が上がっているらしい事が伺えます。
それでも数字を見比べていくと上位機の性能を完全に越えるような実装にはなっていないようで、もちろんその上位機ってのはK-3IIのことなんだけど、K-3にも数字上のアドバンテージはちょっとはあるような印象はあります(^^;
とはいえ、やはり新しい製品であり、K-3IIから実装されたリアル・レゾリューションを搭載していたり、Wi-Fi機能を搭載していたり、なにより新しいKAF4マウントを採用している事で、今後出てくるレンズへの対応がK-3とでは圧倒的な差が生じてしまうわけですよ。
まぁ、そのマウントの差が一番悔しい部分で、あとの差にはそれほど感じ入ることも無いのですがね。
というわけで、K-S1あたりから採用されていたこのマウントは電磁絞りに対応し、そして電磁絞りのズームレンズHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REが発売されたことで、Kマントながらその性能をK-3では生かすことが出来ないレンズが登場してしまったことに微妙にショックを受けている今日この頃です(KAF4マウントではない機種では絞りが動かないのだそうです)。
まぁだからといって、今更K-3IIに手を出したり、ましてK-1を買うつもりは当分はありませんが。
PENTAX K-70 実写レビュー [photo.yodobashi.com]
Windows向けPyside 使って作ったスクリプトをexe化するメモ
自分用メモね。たぶん普通にググってヒットしたサイトを参考にしていただいた方が有意義だと思いまする。
構築目標環境
Python : 2.7
Qt : 4.8
PySide : 1.x
ということで、それぞれダウンロードします。
Python 2.7.12 [Python.org]
Qt 4.8.7
Qt 4.8.7はQt 4.8系の最終リリースだそうですが、リリースは昨年5月。Mac的にはYosemiteへの対応がより良くなっているっていう物ですけど、裏返すとこれが最終リリースということから、El Capitan以降にはQt 5系を利用していくべきなのでしょうね(Yosemite相手でも正式対応はQt5だそうです)。でも今回は対Windows 7向けのアプリケーション作成が目的なので…
Windows向けはvs2010、vs2008、mingw482って三つのタイプが配布されています。これはどの環境でビルドするつもりかってところで選ぶのでしょうね。今回は何も使わないのでとりあえずvs2010ので入れました。
Pythonは今後の主流は3.5系になるのでしょうけど、現在自分が主に使っているのが2.7系ということで2.7。
どちらも普通にインストーラを使ってデフォルト値のままインストールです。ただし、Pythonについては環境変数のPathにPythonのパスを書き加える必要があるかもです(環境変数のPathにC:\Python27を追加。余談ながら、WIndows 10の環境変数周りのGUIは随分と分かりやすくなりましたね)。
で、PySideをインストールです。
python -m pip install -U PySide
をコマンドプロンプトで実行することで、PySideのダウンロードとインストールが行われます。ちなみにこのpipはPythonに付属してきているものですが、コマンド実行するとバージョン古いわって言われるので、ついでに上げておきましょう。
python -m pip install -upgrade pip
以上で、PySideを利用する準備ができました。
これでPySideを利用したGUIアプリは python script_file.py を実行することで利用できるようになるわけですが、これをPythonもQtも入れていない環境で実行できるようにしたいわけです。つまりexeファイル化したい、と。
Pythonにはcx_Freezeというものが存在するそうです。
python -m pip install cx_Freeze
こいつの使い方は、setup.py ってファイルを作って(その中に cx_Freeze をインポートする記述をし)、setup.pyを引数buildをつけて実行してやる、となるそうです。
Pythonをcx_Freezeでexeにする (windows編) [みーのぺーじ]
やってみます。上記ページを参考に、setup.pyを作ります。
作ったsetup.pyは以下の通り。上記ページをそのままパクってます。
import sys from cx_Freeze import setup, Executable #ここに必要なモジュールを入れとく includes = ["PySide.QtCore","PySide.QtGui","sys","socket" , "math" , "time" , "datetime"] base = None if sys.platform == "win32": base = "Win32GUI" #アプリケーション名とバージョンとどのPythonファイルをアプリ化するかを #指定してますが、実際問題、これがどう効いてくるのかはわかりません。 #Pythonスクリプトの指定は必須だけど。 setup( name = "アプリ名", version = "バージョンナンバー", options = {"build_exe": {"includes": includes}}, executables = [Executable("パイソンファイル.py", base=base)])
というわけで、これで
python setup.py build
を実行してやると下図のようにexeファイルが出来上がりました(ファイル名はひ・み・つ)。
上図の通りWindows 10でbuildしていますけど、出来上がったアプリはWindows 7マシンで動作しました。ちなみに元々のPythonスクリプト自体はMac上で書いていますw
とりあえず基本的なところはこんな感じですかね。
Cinema4D R18 のレンダリング
僕が働いている会社にも何本か入っていて、それをメインツールとして作業をしている人がいるのですが、Autodesk以外の定番ソフトとして映像業界にもすっかりと定着している印象ですし、着実なアップグレードを重ねていて利用者の評判も良いようです。
ところでこちらのツールはMacとWindows環境で動作する物で、それゆえに、大量のLinuxノードでレンダリングをぶんまわしているスタジオには入りづらいところも合ったのではないかと想像します。
といったところで、MAXON JapanのTwitterアカウントが、コマンドラインレンダラのLinux版というのはLinuxサーバーでレンダリングを回せるようなるのかというどなたかのツイートに対して「その通り」と答え、さらにさらに別の方の「TeamRenderが使えるようになる」というつぶやきに「コマンドラインレンダラーになります」と書いています。ちなみにTeamRenderはCINEMA 4Dのネットワークレンダリング機能で非常に簡易に設定可能な物のようです。そうではなくコマンドラインレンダラであるということで、既存のLinuxベースのレンダーファームに組み込みやすい可能性が高いわけで、これはCinema4Dチームの大規模化が進んじゃう所もあるかもですね。
MODOを購入した時、CINEMA4Dとどちらにするか悩んだ時期もあったんですけど、その時はモデラーとしての機能が特にほしかった(それ以外はXSIでやるわって時代だった)のとお値段が当時のMODOは安かったってのもありMODOを選んだわけですが、あの時CINEMA 4Dを選んでいたら、今ごろ結構ほくほくしていたのかもしれません。
まぁ、MODOも相当いいので、そこに後悔はありませんけどね(^^)
それにしても、ユーザーミーティングのビデオがYoutubeに公開されておりますが、6時間あるよ。見たいけど、見てらんねぇ…