日々適当

hibitekitou

あじさい寺

pictures |2018-06-20
本土寺ってお寺が千葉県松戸市にありますが、こちらは別名紫陽花寺と呼ばれるぐらい紫陽花で有名だったりします。紅葉時期も良い風情らしく有名みたいですが、ともあれ行ってみました。人生3度目。うち1回は幼少期なのでノーカウントかな。

松戸市 18.06.19


松戸市 18.06.19


紫陽花は綺麗でした。しかしこの時期のもう一つの目玉である菖蒲ですけど、お寺のサイト(上記リンク)に
花菖蒲は本年は雑草の被害により例年より咲き状況は芳しくない状況です。
と書かれているとおり、よろしくありませんでしたな。

松戸市 18.06.19


ちなみに、前回訪れた時(2010年)はこんな↓感じ。



鮮やかさの感じが全然違いますな。
ともあれ、紫陽花はそれなりに楽しめましたですよ。

松戸市 18.06.19


今週の週末あたりならまだ楽しめるんじゃないでしょうか。

以下余談。
Macの写真.appですけど、360度写真への対応はしてくれないのかなぁってちょっと思ったり。
360度写真には、自分がそぉいう属性ですよって情報が埋め込まれているとflickrなんかではそのような形で表示されるわけですが、写真.appから書き出すとその情報が消えてしまうわけですね。

旭市 18.06.19


こんな感じで単なる正距円筒図法にマップされた写真ということになります。
これが例えばPhotoshopの球パノラマの状態からパノラマを書き出すで吐き出せば、レタッチした画像であってもちゃんと360度の写真だよって情報が埋め込まれます(以下の写真をクリックして飛ぶFlickrでは、上の写真と違い、それなりに表示されます)。

旭市 18.06.19


まぁPhotoshopも、通常の画像処理において球パノラマな写真であることは考慮してくれないので、例えばCameraRawフィルタで色調補正すると画像のつなぎ目の色が合わなくなるって弊害が生じたりするので、そんな意味ではまだまだ対応し始めただけって状態ではあるのですがね。
AppleのツールはFCPXやMotionは360度への対応が始まっていますから、それがコンシューマー向けのツールに広がっていくことを期待しますですよ。
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USDZ

cg |2018-06-06
Pixarのサイトでその仕様がPDFで公開されています。

USDZ File Format Specification [pdfファイル]
<追記>その後、Pixarのページがオープンしていました。
Usdz File Format Specification<追記>

冒頭しか見てないけど、一つのファイルでストリーミングも出来て伸張することなく配布可能なUSDファイルといったところでしょうか。その特性からAppleはARKitからシステムレベル?で利用することにしたようです。

USD。Universal Scene Descriptionの略となります。

Pixarが実務に使用しているライブラリが2016年に今話題のマイクロソフトに買収されたGitHubにて公開されたオープンソースプロジェクトということになります。Pixarが業務で使用しているということからもわかる通り、CG制作作業の工程においてデータをやり取りする仕組を提供するライブラリということになりましょうか。

macOSはSierra以降3Dデータの表示をUSDファイルにも拡張しており(ジオメトリの表示までみたいだけど)、またMetalへの対応も積極的に進めていたそうです。これは以下のサイトに触れられいます。

ピクサー USD 入門 新たなコンテンツパイプラインを構築する

上記スライドの中のUSDファイルの使い方に書かれている「今後やりそうなこと」の中にゲームアセットの中間フォーマットとしての利用や将来的にも再利用可能なアセットライブラリを作るといったことが書かれていますが、それの実装の一つが今回のWWDCで発表されたUSDZになるのでしょうか。

昨日の基調講演でUSDZの発表のところにスクリーンに表示されていた会社は
allegorithmic:
Substance PainterやらDesingerやらのソフトウェアとそこで利用するアセットを提供しています。
ptc
工業製品の設計で利用されているCADを提供しているようです
TURBOSQUID
3DCGのアセットを販売している老舗です
Adobe
言わずと知れた、です。WWDC基調講演では壇上に登場しProject Aeroについて話したようです。ARの制作のためのツールということです。同時にAdobe CCでのUSDZのサポートについても語られたようです。Project Aeroの発表 #projectaero #WWDC[ Adobe Creative Station]
AUTODESK
言わずと知れた、です。CADからエンターテイメント系のCGソフトまで業界のスタンダードです。
Sketchfab
3Dのデータの共有を行えるコミュニティーサービスということになります。対応データにUSDZが加わるということなのでしょう。
Quixel
Megascansっていう3Dスキャンデータライブラリを提供しています。とてもいいものだそうですけど使ったことがありません。またSUITEというテクスチャ制作ツールも提供しています。
でした。このフォーマットの成功如何で対応する製品・サービスも増えていくことでしょうが、まずはどんなものなのか実際に触ってみたいものです。

余談ながら、USDの発表時(2016年のSiggraph)に行われたUSDをインストールすると一緒に入るリアルタイムレンダリングエンジンHydraのデモはかなり圧巻だったりします。この辺の知見がAppleの技術に生かされていたりするとなかなかに興奮するのですけど、さてさて。

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WWDCが始まりました

mac |2018-06-06
それの頭に例年通り基調講演が行われ、そこでAppleのOS4種類のアップグレードが発表されました。残念ながらハードウェアの発表は行われなかったわけですけど。
watchOSとtvOSの動く機械を持っていないので、興味はiOS 12とmacOS Mojaveになります。
いずれもiOS 11やmacOS High Sierraの当初の不都合の多さから、次のバージョンは堅実な内容になると言われていたわけですけど、それでも中々に良くも悪くもインパクトが大きな内容が伝わってきております。

iOSは速度向上が図られていることがアピールされていますが、その数字がなかなかです。Appleのサイトにオープンしている専用ページでは70% fasterとか50% fasterとか2x fasterとかいう数字が踊っています。このOSが動作する対象機種はiOS 11から変化がないそうで、それらに満遍なく恩恵がありそうな内容と言えそうですが、これはCPUの動作パターンを変更することで実現しているそうです。その内容がそのまま実現してくれるなら、動作条件の下限のiOS端末(僕が使っているiPad miniはそれ)を使っている者にはとても期待を持てる内容でした。

それ以外の発表された内容というのは全く新しいものというより、既存のものを強化しましたって内容っすね。
FaceTimeが32人まで同時に会話可能とか(32人が同時に話したら画面はどうなるんだろう…)、Animojiに自身のアバターを作成可能とか。個人的にインパクトがあったのは、そのアバターをカメラからの出力映像に映る自分の顔にかぶせてリアルタイムで話しているところですかね。Animojiの対応端末が現状iPhone Xだけってのが残念なところです。2018年モデルのiPhoneやiPad全てが対応するといいですね。
AnimojiのカスタマイズはMemojiって呼んでいるようですが、これは現状自分でワンステップずつカスタマイズを進めていく形になっているようです。ちと面倒そう。将来的に自動的にカメラで読み取った顔に近いパーツ構成を作ってくれるといいっすね(そこからカスタマイズを進めていく的な)

ARKit 2は複数端末が同じ空間を共有できるようになりましたな。順調に進化しているようで何よりです。

デモの中でUSDZってファイルフォーマットが発表されました。PixarのUSDから派生した3Dデータのパッケージといったところでしょうか。

基調講演終了後に明らかになってきたこととして、Face IDに2つ目の顔を登録できるようになっているというのがあります。マルチユーザーのためというわけではないそうですが、マスクをしている状態を記憶しておいてもらえるなら、花粉症シーズンにも快適に使えるようになりそうです(さすがに難しいかな?)。

パブリックベータは今月下旬からだそうですので、うちのiPadのどれか一台に入れてみたいですな。


macOSはMojaveとなります。モハーヴェ砂漠から取られたお名前だそうですね。

こちらはiOS以上に地味な発表内容だったと思います。
なにせ、真っ先に発表されたもの(つまりはOSの目玉?)がダークモードですから。
メニューバーやDockは既にダークモードにすることが可能でしたが、ウインドウを構成するパーツも含めて暗く落ちてくれるようになったようです。その見た目のインパクトは非常に大きいと思います。画面の全体的な輝度が下がるわけですが、目に優しくなるんですかね?

今回の基調講演での発表はそれを含めたFinderやデスクトップ周りの発表が中心でした。
デスクトップに散らばったアイコンをスタックする機能。
Finderウインドウにアイコン・リスト・カラムに続いて追加されたギャラリービュー。これはかつてあったCover flowみたいなもんじゃない?って思ったりしますが、大きくプレビューしつつファイルの詳細情報を確認するためのモードといったところでしょうか。この画面の中でAutomatorのタスクをQuick Actionとして設定できるようです。Finderでは従来から右クリックからAutomatorのアクションを読み出せましたけど、それがより視覚的になった感じですかね。

QuickLookでは単にプレビューする機能に加えて、簡単な編集機能が加わるそうです。これがどこまで有用なのかわかりませんが(編集したいなら対応ソフトを起動させたほうがいいじゃないか?)、手軽に利用できると便利なシチュエーションがあるやもしれず、評価は保留です。

スクリーンショットの機能が向上しましたが、印象としてSnapz Pro Xがいらなくなったのではないか?ってのがありましょうか。ショートカットでスクリーンショットを実行すると、Snapz Pro X同様にパネルが開き、そこで利用したいキャプチャ機能を選ぶという流れ。これを受けてSnapz Pro Xがどうなっていうかは興味があるところではあります。

今回の発表の中で個人的にありがたいと思った機能はiPhoneのカメラをMacから利用できるってことですね。デモでは写真をはめたいドキュメントを編集中、右クリックでコマンドを実行するとiPhoneのカメラが起動して画像を読み込むことができていました。

その他、いくつかデモがありましたが、その後の内部技術の発表に絡んで一つ物議を呼んでいるものがあります。
内部技術の発表としては舞台上ではMetal 2とML(機械学習)がありました。その中のMetal 2に絡む内容に物議が起きています。
Metal 2のデモ自体はとてもよろしかったと思います。eGPUについて初めて本格的に舞台上で触れられていましたし、マルチGPUがサポートされていることも公式に示されました。(ついでにNVIDIAの対応について何か動きが発表されたら嬉しかったのだけど…) ちなみにそのデモで示されたeGPUのリアルタイムレンダリングの映像は、Twitterの情報によると、5200x1300 30fpsをMacBook ProからeGPU経由で出していたそうです。多分、これ。
Book of the Dead - Unity Interactive Demo - Realtime Teaser

ということで、これ自体はとても素晴らしかった。
しかして、基調講演後に明らかになった内容が物議を呼んでます。つまり、MojaveではOpenGLやOpenCLが非推奨となるということです。Metalを使えってことですね。引き続きMojaveでもそれらはサポートしているけど、使うなって方向に持って行こうとしている。マルチプラットホームな3Dアプリを作ろうとしているところは頭を抱えているんじゃないでしょうか。同時にそのようなアプリを使っている人間としても不安となるわけです。
そういえばかつてWindowsではOpenGLやめるっていって大ブーイング浴びて撤回したことがあったような気がします。Appleは大ブーイングが起こったとしても撤回しないだろうなぁ。なので、今後のMacの3DCG環境やGPU演算をする機能を使うやつがどうなっていくか、また不安が一つ増えましたなw

そんなmacOS Mojaveの動作条件はMid 2012以降のMacだそうです。Mac ProはGPUがMetal対応であれば2010と2012でも対応するそうで。つまりはMetal対応ってのが最低条件らしいですね。ということで、Mac Pro Mid 2012と2010はもともと付属していたGPUではなくそれより後の世代のGPUに交換しておく必要があります。問題はNVIDIAのGPUをさしている場合で、Metal対応GPUを使っていたとしても、NVIDAのドライバを入れない限り動かない可能性があるんですよね。つまりインストール時にはGPUカードを認識しない可能性が高くそれはインストールできない可能性が高いってことではないかってことでして… Radeon RX 570が3万ぐらいで買え、それがネイティブで動くなら、その辺を買っておく必要あるんかなぁ…
<追記>ちなみにMetal対応GPUってのIntelならHD Graphics 4000以上、NVIDIAならGeforce GTX 400番台以降、AMDならHD7000番台もしくはR9以降だそうです。Mac Pro Mid 2010/2012に付属してきたGPUというのはAMDの5000番台ですからインストールは無理ということになります。</追記>

というわけで最後はメインマシンで使えるんかって根本的なところが心配になってとりあえずWWDC1日目の情報を眺めておりました。仮に問題なく自宅メインマシンのMac Pro Mid 2010で使えるようになったとしても、Mojavaが使える最終バージョンかなぁ…
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