ひろの映画見たまま

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「つなぐ」、たった一度だけ死者と合わせてくれる人、ツナグの話です

2013-05-17 16:58:28 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
   死者とつながりたい人 ☆☆☆☆

一生にただ一度だけ死者と会わせてくれる、そんなツナグ(使者)の物語です。

両親を亡くし祖母と住む高校生の歩美。祖母は、先祖から受け継ぐツナグだ。

祖母は、歩美にツナグをさせようと、見習いをさせる。

そしてツナグ、3組の物語。

土地を売ろうとするが、権利書が見当たらず、母にその場所を聞きたいという息子。ガンで死んだ母にガンの告知をしなかったことを悔いていたが、母はそれは息子の優しさだとやさしく諭す。八千草薫が実にいい味を出している。

高校の演劇部で仲良しの女子高生。ただ、主役を巡って争いが、そして、凍てつく日水道を出しっぱなしにして友人を懲らしめようとする。ためにその友人は交通事故で死ぬ。それを謝りたくて会うが、結局二人の仲は戻る。

7年前に分かれた恋人、もう一度会って本当のことが聞きたい青年。会って二人は愛を確認しあう。

歩美は、この三つのストーリーを祖母の助手として立ち会う。だが彼も、両親の死についてツナグを必要としていた。

歩美を演じた松阪桃季は、第22回日本映画批評家大賞で男優主演賞を得ている。

ただ、ツナグを必要としない私には、ちょっと絵空事に思えた。


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