おすすめ度 ☆☆☆
ドキュメンタリー好き ☆☆☆★
2017年にアメリカで起きた「機密漏洩事件」の一部始終を録音されていたデータから再現した佳作。
ニューヨークの現代演劇シーンで“超新星”と評される劇作家ティナ・サッターの映画監督デビューとなる本作は、米国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性の実際のFBI尋問音声記録を、ほぼリアルタイムで＜一言一句＞完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛を集めた心理スリラー。
25歳一人暮らしのリアリティが買い物して帰ってくると、いきなり家にFBIが来て、そのまま家宅捜索と尋問を受けることになる。この時点では、観客にはいったい何が起きたのかわからない。
最初 FBI の捜査官たちが家に来た時に、あまりに協力的過ぎてなんか変だなと思ったけど、本人にもうっすら自覚があったのかな。取り調べから彼女が落ちるまでの表情やら行動やらがとてもリアル.
主演は、今最も注目される若手俳優シドニー・スウィーニー。
この映画のアプローチのおかげで、FBI捜査官の1日の仕事がどのようなものかを知ることができる。また、FBIの家宅捜索の実態がどのようなものかも明かす。リアリティはFBI捜査官が知っていることを知らず、FBI捜査官は推定無罪の下で働かなければならないので、観客は傍観者として、捜査の紆余曲折を楽しむことができる。
