中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

コピーキャットと呼ばれる前に

2012年09月13日 05時22分56秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「iPhone4の各工程の付加価値」をみましたが、今日は「設備投資と研究開発効率」をみます。

左図をみると、これまでみてきたとおり、アップルをはじめとする北米企業はコアとなる部品・サービスの開発・活用に注力することで営業利益を急激に向上させる一方、サムスンやホンハイをはじめとするアジア企業は、北米企業からのOEMやODMにより投資と生産を大規模化させることで設備投資効率を向上させていることが読み取れます。

他方、パナソニック、ソニー、シャープなどの日本のグローバル企業は、積極的に設備投資を推し進めて利益の拡大を図ったが、円高など経営環境の悪化もあって必ずしも利益が上がらず、設備投資効率は低下していることも読み取れます。

次に右図をみると、欧米のグローバル企業はもともと巨額の研究開発投資を更に増加させ、得られた技術を効果的に活用することで営業利益を伸ばしたことが読み取れます。

かつてジョブス氏はサムスンのことを”コピーキャット”と呼び、数日前に来日されたサイクロン掃除機のダイソン氏やロボット掃除機ルンバのアングル氏は日本企業に対して同様の発言をされていました。

モノマネではなくオリジナリティーを高めるための投資、この重要性を再認識させられますね。

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