中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

倒産する経営者の特徴とは??

2014年05月31日 05時07分17秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)18ページ「第1-1-13図 中小企業・小規模事業者の業況判断DIの推移」をみましたが、今日は28ページ「第1-1-23図 中小企業・小規模事業者の倒産件数の推移」をみます。

(株)東京商工リサーチによる「倒産月報」をみると、2008 年のリーマン・ショック後に大幅に増加した中小企業・小規模事業者の倒産件数は、2009 年後半から 2010 年前半にかけて、前年同月比で大幅なマイナスで推移し、その後も、おおむね、前年同月比マイナス傾向で推移しており、中小企業・小規模事業者の倒産件数は、着実に減少してきていることが分かります。

また、倒産件数を長期でみると、1991年以来、22年ぶり低水準となっていることが分かります。

私もそれまでお手伝いしていた企業がやむなく倒産してしまうという経験を、これまでにいくつかしています。

自分の無力さにほとほと情けなくなりますが、その一方で、この経営者は倒産する!という予測が不幸にもその通りになることがあります。

その特徴を具体的に書こうと思ったのですが、雰囲気というか空気感みたいなもので、うまく表現できません。

これについては宿題とさせて下さい!

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景況感は過去最高水準!

2014年05月30日 04時28分41秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)16ページ「第1-1-12図 原油価格及び石油製品卸売価格の推移」をみましたが、今日は18ページ「第1-1-13図 中小企業・小規模事業者の業況判断DIの推移」をみます。

この図は、、中小企業庁と中小機構が調査している「中小企業景況調査」ですが、これをみると、2008年9月のリーマン・ショックにより2009年1-3月期まで大きく落ち込んだ後、順調に持ち直していたものの、2011年3月の東日本大震災で再び落ち込み、その後、緩やかに改善していることが分かります。

また、図下は、業況判断DIの動きを長期でみたものですが、足下の水準は1994年と同程度の水準にあることから、19年ぶりの高い水準となっていることが分かります。

白書によると、この水準は1994年の統計開始以来の過去最高水準であるとのことで、中小企業・小規模事業者全体の景況感は確実に良くなってきていることが分かるということです!

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原油を理由に価格が下がると・・・

2014年05月29日 04時02分33秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)14ページ「第1-1-11図 為替レートの推移」をみましたが、今日は16ページ「第1-1-12図 原油価格及び石油製品卸売価格の推移」をみます。

この図は、2010 年以降のドバイ原油の取引価格の推移を月次で示したものですが、これを見ると、2012年以降のドバイ原油の月当たり平均価格は、106.9ドル/バレルと、2010年~2011年の月当たり平均価格92.0ドル/バレルを大きく上回っており、原油価格は高止まりの状態が続いていることが分かります。

また、図下は、石油製品の卸売価格の推移を示したものですが、おおむね原油価格の動きと同様に上昇傾向を続けてきたことが分かります。

日常生活では原油や石油の上昇が直接影響するのはガソリンや灯油代くらいですが、ものづくり企業にとっては、石油の値上げは、ガソリン、電気代、さらには、それらで作られる材料の高騰へと派生していきます。

その上、値上げにより膨らんだ製造原価は販売価格へ転嫁できないことから、利益が減少してしまう大変な事態です。

ものづくり企業の経営者に最近の取引単価を聞くと、かつてに比べて戻ってきているものの、過去の為替水準よりかは下回ったままとのことですので、原油の高騰は中長期的にも脅威があるということですね。

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予測できない為替レート

2014年05月28日 04時57分52秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)11ページ「第1-1-9図 企業規模別の設備投資(実額)の推移」をみましたが、今日は14ページ「第1-1-11図 為替レートの推移」をみます。

この図はBloombergによる1997年から2014年までの為替レートをグラフにしたものです。

この動きについて白書は、2007年から2012年11月頃まで続いた円高方向への動きは、我が国輸出産業の競争力を低下させ、企業収益を圧迫してきた一方で、輸出を行っていない国内企業においても、輸出企業を通じたコスト引下げ圧力の高まり等により、収益環境の悪化が進んだ、とあります。

為替レートの動きをみると、2012年11月頃までは対ドル、対ユーロ共に円高方向への動きが続いたものの、その後、対ドル、対ユーロ共に円安方向への動きに転じ、2013年12月には対ユーロで144.8円、2014年1月には、対ドルで105.4円まで円安方向に推移しており、足下では、対ドルで100円台前半、対ユーロで140円前後で推移している、とあります。

為替を決める要因は複雑で、それが読めれば城が建つと言われますが、この図をみるかぎり、現在の状況はどちらかといえば円高にあり、昨今の国際政情の不安を考えると、「有事の円買い」により、再度、円高に入る可能性も少なくなさそうな気がしますね。

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設備投資はキャッシュフローの範囲内で!

2014年05月27日 04時12分25秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)5ページ「第1-1-4図 全国の現状判断DIの推移」をみましたが、今日は11ページ「第1-1-9図 企業規模別の設備投資(実額)の推移」をみます。

財務省「法人企業統計季報」から企業規模別の設備投資(実額)の推移をみると、2011年以降の大企業の設備投資は 5兆円から 9 兆円の間で推移しているのに対し、中小企業・小規模事業者の設備投資は2 兆円から3兆円で推移していることが分かります。

次に、規模別の設備投資動向をを見ると、足下では、製造業、非製造業共に大企業の設備投資が伸び悩んでいるのに対して、中小企業・小規模事業者の設備投資は増加しており、増加幅も大きくなっていることが分かります。

つまり、大企業の設備投資額に比べて中小企業・小規模事業者の設備投資額は低位で推移しているものの、足下では、大企業の設備投資に比べ、中小企業・小規模事業者の設備投資が伸びてきているということです。

以前、勤め先で、トップが”設備投資はキャッシュフローの範囲内で”と口癖のように言っていたのですが、中小企業はみかけの利益をまもるためにキャッシュフローを計上しないことがあります。

そういう状況から脱する状況に入ってきたということが、このグラフから分かりますね!

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景気の気は気分の気だが・・・

2014年05月26日 04時26分31秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)の4ページにある「第1-1-3図 消費税増税による実質GDP成長率の推移」をみましたが、今日は5ページの「第1-1-4図 全国の現状判断DIの推移」をみます。

内閣府「景気ウォッチャー調査」をみると、2013 年に入ってから、概ね50.0を超える高水準で安定して推移しており、過去を遡ると、景気回復局面にあった2006年以来の水準となっていることからも、景気が着実に上向いていることが見て取れます。

景気ウォッチャー調査とは、全国11地域においてタクシー運転手、商店主等景気を肌で感じる職業の人に「街角の景況感」をヒアリングしDI化する調査のことです。

景気の気は気分の気といいますが、最近、買い物や食事の際に待たされることが増えているので、景気回復を肌感覚でも実感するようになってきました。

特に地域から東京に戻ったときに、若者と外国人でごった返す様子に、まるで違う国へ来たような感じになることがあります。

同時に、地域の景気回復が本格的となるには気分だけでは難しいと強く感じてしまいますね。

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2014年版中小企業白書を読む!

2014年05月25日 05時49分43秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日から平成26年4月25日に発表された中小企業白書(2014年版)を読んでいきます。

早速、「第1部 平成25年度(2013年度)の中小企業・小規模事業者の動向」の4ページにある「第1-1-3図 消費税増税による実質GDP成長率の推移」をみると、今回の増税により、実質GDP成長率は、2014年1-3月期の4.6%から2014年4-6月期には▲4.1%に落ち込むと予想されています。

しかし、直後の2014年7-9月期には2.2%にまで回復すると見込まれており、前回の増税時よりも速いスピードで回復すると予測されています。

5月15日に内閣府から発表された実質GDP成長率によると、2014年1-3月期は4.6%予想を大きく上回る5.9%となっています。

駆け込み需要が大きくなった分、2014年4-6月期の落ち込みが大きくなると予想されますが、白書にもあるとおり、前回の増税時よりも速いスピードで回復すると予測されている状況は現状でも変わらないようです。

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割り箸にみる非価格競争の重要性

2014年05月24日 05時03分11秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」197ページ「木質バイオマスによる発電の動き」をみましたが、今日は205ページ「割り箸の国内生産について」をみます。

林野庁木材産業課調べによる、割り箸の供給状況をみると、国内における割り箸の消費量は、近年は250億膳前後で推移していたが、平成19(2007)年以降は減少傾向となり、平成22(2010)年には194億膳(国民一人当たり年間約150膳)となっています。

白書によると、割り箸は、明治時代から製材端材等を有効活用して生産されてきたが、国内における割り箸の生産量は減少傾向にあり、平成22(2010)年に国内で消費された割り箸のうち、97%が中国産を主とする輸入品となっている。

また、国産間伐材を原料とする割り箸の価格は、輸入割り箸の約3倍だが、国内生産における国産材の使用割合は86%となっている、とあります。

外食産業やコンビニエンスストア、航空会社の機内食等で利用されている企業が紹介されていますが、そのセールスポイントは、国産材利用による森林整備への貢献としていることです。

顧客に買う理由を与えることが非価格競争であり、これはその好事例ではないでしょうか。

ということで、93日に亘って「平成24年度森林・林業白書」をみましたが、今日で終わりです。

明日からは、平成26年4月25日に発表された「中小企業白書(2014年版)」をみていきます!

我々、中小企業診断士にとって「中小企業白書」はバイブルですので、今年はどのようなテーマなのか、楽しみです~!!

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バイオマス発電に取り組む地域

2014年05月23日 04時06分31秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」193ページ「木造による城の再建」をみましたが、今日は197ページ「木質バイオマスによる発電の動き」をみます。

木質バイオマスによる発電施設は、平成24(2012)年3月末時点で全国に56か所あり、そのうち出力規模が1,000kW以上の施設は43か所あります。

この中の「住友大阪セメント株式会社高知工場第一発電」を数年前に視察したことがありますが、その規模の大きさに吃驚した記憶があります。

白書には、木材は、かつて木炭や薪の形態で日常的なエネルギー源として多用されていたが、昭和30年代後半(1960年代)の「エネルギー革命」を経て、主要なエネルギー源ではなくなった、とあります。

しかしながら、このところバイオマス発電に取り組む地域が多いように、再生可能エネルギーの一つとして再び注目されているということです。

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各地で広がっている城の再建!

2014年05月22日 04時53分53秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」191ページ「法律に基づき公共建築物への木材利用を促進」をみましたが、今日は193ページ「木造による城の再建」をみます。

近年、各地で、櫓(やぐら)、門等の城郭建築物を木造で建てる動きが広がっており、最近では、木造による城の再建もみられます。

白書によると、金沢城(石川県)の五十間長屋(平成13(2001)年)、大洲城(愛媛県)の天守(平成16(2004)年)、熊本城(熊本県)の飯田丸五階櫓(平成17(2005)年)、同本丸御殿(平成20(2008)年)、今治城(愛媛県)の鉄御門(くろがねごもん)(平成19(2007)年)等が木造で再建されてきたとあります。

また、平成20(2008)年度からは、名古屋城(愛知県)の本丸御殿の復元事業が進められており、平成29(2017)年度に復元工事が完了する予定となっているとあります。

地域に行くと「城址」は頻繁に見かけますが、そこに復元した木造の城があれば、集客力の高い地域資源となることは間違いないでしょうね!

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公共の建物には地元の木材を利用しよう!

2014年05月21日 04時56分35秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」189ページ「木材利用の推進」をみましたが、今日は191ページ「法律に基づき公共建築物への木材利用を促進」をみます。

平成22(2010)年10月に、木造率が低く潜在的な需要が期待できる公共建築物に重点を置いて木材利用を促進する「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されています。

同法を受けて、平成25(2013)年3月末現在、国では22の府省等の全てが、同法に基づく「公共建築物における木材の利用の促進のための計画」を策定しています。

また、地方公共団体では、全ての都道府県と1,742市町村のうち1,107市町村が、同法に基づく木材の利用の促進に関する方針を策定しているとのことです。

下の事例は、宮崎県東臼杵郡(ひがしうすきぐん)諸塚村(もろつかそん)の診療所のものです。

写真は診療所ですが、地域で木造の建物と言えば、道の駅が多いのではないでしょうか。

木造の建物には不思議な癒やしを感じるので、多少高価になったとしても積極的な利用は許される気がしますね。

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健康な森のサイクルへ

2014年05月20日 05時14分47秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」158ページ「山村には独自の魅力あり」をみましたが、今日は189ページ「木材利用の推進」をみます。

下図をみると、木材の利用は、快適な住環境の形成や地域経済の活性化につながるのみならず、地球温暖化の防止にも貢献していることが分かります。

白書はこれについて、国産材の利用は、「植える→育てる→使う→植える」というサイクルを維持して、森林の有する多面的機能を持続的に発揮させるとともに、山元に収益を還元することで地域の活性化にもつながる、とあります。

ということで、白書の最後の節から、住宅分野における木材利用、公共建築物の木造化、木質バイオマスのエネルギー利用、木材輸出、技術開発、木材利用の普及啓発の各分野について最新の動向をみていきたいと思います。

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緑豊かな農山村でのんびりと休暇を過ごしたい

2014年05月19日 05時18分15秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」155ページ「山村では過疎化・高齢化が進行」をみましたが、今日は158ページ「山村には独自の魅力あり」をみます。

平成23(2011)年に内閣府が実施した「森林と生活に関する世論調査」によると、「緑豊かな農山村に一定期間滞在し休暇を過ごしてみたいと思う」と回答した者の割合は73%であり、都市部ほどその割合が高くなる傾向にあることが分かります。

また、「過ごしてみたい」 と回答した者に対して、森林や農山村で行いたいことを尋ねたところ、「森林浴により気分転換する」、「森や湖、農山村の家並みなど魅力的な景観を楽しむ」、「野鳥観察や渓流釣りなど自然とのふれあい体験をする」 等と回答した者の割合が高いとのことです。

白書は、山村では、生活環境基盤が都市部ほど整備されていないが、都市部で忙しく働く現代人にとっ
ては、自給自足生活や循環型社会の実践の場として、また、時間に追われずに生活できる 「スローライフ」 の場として魅力があるとも考えられる、とあります。

実際にUターンやIターンをされている方は、満員電車での通勤から開放されたのが嬉しいという声を聞きます。

都心の生活で疲れた心身を癒す場所として、まずは、週末にでもスローライフな農山村に行かれてはいかがでしょうか。
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実際に消滅した集落の状況

2014年05月18日 05時05分57秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」154ページ「山村の現状」をみましたが、今日は155ページ「山村では過疎化・高齢化が進行」をみます。

山村では、過疎化と高齢化が急速に進んでおり、この結果、振興山村の人口は、現在では全国の3%を占めるのみで、65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は、全国平均の1.5倍に当たる31%となっていることが分かります。

また、ここで興味深いのは、実際に消滅した集落の状況が分かることです。

森林・林地の管理状況は、これらの集落の54%では元住民や他集落・行政機関が管理しているものの、残りの46%では放置されている。しかし、前回の調査と比べると、森林・林地の放置割合が上昇している。

さらに、過疎地域等の集落では、働き口の減少を始め、耕作放棄地の増大、獣害・病虫害の発生、林業の担い手不足による森林の荒廃等の問題が発生している、ということです。

白書はこうした状況について、山村において、里山林の保全活動や広葉樹の薪等のバイオマス利用、森林体験の実践活動など、森林資源を活用した新たな地域の取組を創出することにより、山村集落の活力を高めることが重要である、としています。

しかしながら、これまでみてきたとおり、それが難しいことから、即効性のある解決策は現状では見当たらないということですね。

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山村での生活条件は厳しい!

2014年05月17日 04時40分40秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」152ページ「「林業経営の具体像」を提示」をみましたが、今日は154ページ「山村の現状」をみます。

平成20(2008)年に国土交通省が行った 「人口減少・高齢化の進んだ集落等を対象とした日常生活に関するアンケート調査」 によると、山村の住民が生活する上で困っていることや不安なことについての質問に対しては、「近くに病院がない」、「救急医療機関が遠く、搬送に時間がかかる」、「近くで食料や日用品を買えない」 など、医療を中心に、生活に必要な基礎的サービスの不足を挙げる者が多いことが分かります。

また、「学校が遠い」など、子どもの教育面での不安を感じている者、さらに、20歳代の5割が「携帯電話の電波が届かない」、29歳までの世帯主の4割以上が「将来は別の地域に移りたい」と回答するなど、若い世代で山村の生活に満足していない者が多いことが分かります。

白書は、山村の現状を「山村での生活条件は厳しい」としており、過疎化・高齢化の進行や生活環境基盤の整備の遅れ等の問題が、林業の担い手不足の原因としています。

ここでは山村の現状を踏まえ、どのような活性化策があるのか見ていきます!

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