3月1日 梅見ごろ。アキコさんとサトコさんとセイセキで待ち合わせて、百草園へタクシーで。百草園は駅から歩くと、長~い急坂を登らなければならないのでズルしました。
梅の木の下に緋毛氈の縁台、三檪庵の屋根が見えます。ここが百草園の寫眞撮影ベスト・ポイントのようです。
入口を入ってすぐ「葷酒山門に入るを許さず」の石碑。百草園の敷地はもともと江戸時代初期建立の松連寺というお寺だったそうです。
石段を登ると広場で、中央に「壽昌梅」という梅の古木があります。徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために植樹されたとされています。幹は年月を思わせますが、花が咲いています。ほんとなら、すごい生命力ですね。
壽昌梅の後ろに「松連庵」という茅葺きのお家があって、中でひと休みできますが、今日は風もなく、ぽかぽか暖かいので、お弁当のサンドイッチは外のベンチでいただきました。
わあ、お雛さまだ! お雛さま大好きなサチコさん、大喜び。
あら、内裏様の置き方が左右反対と思って、いただいた紙を見てみたら「日本は唐の時代の『左上位』の流れを汲んで平安時代より左上位として、京都では男雛を左(向かって右)、女雛を右(向かって左)に置きます。関東では大正時代に天皇と皇后が洋装で宮城に立たれたため、西洋礼法にならって右側に天皇が立たれたのがきっかけで、男雛は右となりました」とありました。なるほど~。百草園では京都式に飾っているということね。
こんな華やかで、かわいい吊るし飾り、初めて見たわ。あちこちでいろんな吊るし飾りを見たけど、ここの吊るし飾りはひとつひとつがとても丁寧に作られています。
吊るし飾りは赤ちゃんの無病息災や良縁を願って、お母さんやおばあちゃんが手づくりするものですって。それにしても上手にできています。
米俵にのったネズミさん。良くできていますね。
松連庵の裏の心字池。かわいい子育て地蔵さまも。山を背負い、こぢんまりと、よくまとまった庭園です。
マンサクの黄色い花が咲いていました。私、マンサクの花を見たの初めてかも。おしゃれな花ですね。
八重の梅。「レンキュウ」(蓮久)という梅の園芸種ですって。福寿草はちょっと背が伸びてしまいましたね。
百草園は「京王」の経営なので、行きに乗った京王タクシーの領収書を出すと、こんな梅干しがもらえました。帰りは百草園の駅まで急坂を下って。セイセキでコーヒーでひと休み。楽しい午後でした。
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