ふぁいんな日記。

文章の中に主語がなかったら、それはたいてい西川貴教のこと(笑)。

HOME MADE家族の

2010-10-12 | TAKANORI
KUROさんの日記。

不完全燃焼であり完全燃焼。part 1

不完全燃焼であり完全燃焼。part 2

バックステージで彼らがどんなことを考えてたか克明につづられてて……泣けます。

イナズマを参考にさせてもらったと西川くんへの感謝の言葉も書いてくれてるけど、そのイナズマもSEAMOのトーカイサミットの存在が有形無形に力になったわけで。
こうやってつながっていくんだね。

来年は晴れますように。
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家族フェスレポ、プチ訂正。

2010-10-11 | TAKANORI
昨日の家族フェスレポの訂正。
最後にみんなで歌ったのは「We Are Family」でしたー。
「ぬくもり」はその前に歌ったのでしたー。
(なんか数が足りないと思ったんだよな)

「We Are Family」で出演者全員を呼び込む前にスタッフが歌詞カードらしきものをステージの床にセットしていて、カンニングできるようにしてた。
西川くんとずっとぴったりくっついてたMICROは、西川くんに、ほらこれ見て歌ってくださいよ、みたいな感じで指をさしたのだけれど、西川くんはそんなん下なんか見てられっかって感じで無視。その場の「輪」を思いっきり楽しんでる感じだった。
去年のイナズマのさんまさんをちょっと思い出した(笑)。

nobodyknows+のCrystal Boyさんの日記に、バックステージの緊迫感と支え合ってる様子がかいま見えます。

SEAMOの後ろ姿が最高にかっこいいです。
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2010年10月9日、家族フェス!

2010-10-10 | TAKANORI
2010年10月9日、家族 Fes. 2010、ラグーナ蒲郡ラグーナビーチにて。

朝、東京はうすら寒い小雨だった。
前日の天気予報によると、降水確率90%。
こりゃあ、いくら西川くんが晴れ男だといっても、さすがに雨かなと。
かっぱをカバンに入れて、雨用ブーツを履いてまずは午前中のお仕事へ。
終わり次第新幹線に乗り込んで、2時すぎに蒲郡に着くとやっぱり雨。フェスは1時から始まっていて、時間が中途半端だからかバスはちっとも来なくて、強い風が吹く中、辛抱強く待ち、少々消耗しながらやっとラグーナに到着。
はぁ~、やっと着いたと思いつつバスを降りると、遠いステージから気持ちのいい音楽が丸聞こえ!
のあのわだ!
わーい、フェスだぁ!

まずはグッズ売り場でa.b.s.の赤いキャップを買った。
新品の帽子を濡らすのはしのびなかったけど、髪と顔が濡れるのは避けたかった。
これが大正解だったことはその後すぐに明らかになった。

会場に入ると大型ビジョンでステージの様子がよく見えた。
今のうちに腹ごしらえだわ。
焼きたての富士宮やきそばをパクついていると、会場がふいに沸いた。スクリーンを見ると、幕間に出てきてたのは、なんと、オリエンタルラジオ!
車中でツイッターをチェックしてて、幕間にHOME MADE家族のメンバーが出てきて場つなぎしてるとは書いてあったけど、こんな人気者が出てくるなんて聞いてない!
オリラジの二人はまだ素人だった頃からHOME MADE家族のライブに行ってたんだって。
で、何かの番組のオープニングを録るというのでみんなで叫んだり、軽くネタをやったり。
オリラジ、なんとノーギャラで来てくれたらしい。
なんという友情!
ああ、これが家族フェスなんだわ。

家族フェスはHOME MADE家族が初めて主催する大型フェスで、愛知県で初めてのアーティスト主導のフェスなのです。
西川くんは朝のツイートで「イナズマのことを思うと我がごとのようだ」と言ってた。
そのイナズマのときだっけ、2回目を開催するに当たって大変なことも多かったけど、後ろからついてくる奴のことを考えるとくじけるわけにはいかなかった、みたいなこと言ってたよね。それはHOME MADE家族のことよね。
我がごとのようだというのは、だから西川ファンにとっても同じ。しかもあたし愛知県出身だし。
今まで世界になかったものを作り上げるって、どんなに大変だったろうと思う。
だったらその現場に立ち会わないとね。

雨はFLOWが人気のナンバーで盛り上げてるあたりからだんだん強くなってきて、私は振り回してたタオルをカバンの中にしまった。だって乾いた布が1枚も残ってなかったら後で困るじゃん。そのタオルももう既に乾いてるとは言えなかったけど。
1mほど前に立っている男の子はかっぱのフードを外してて、そのフードの中に水が5センチくらいたまってた。もしもしあなた、それかぶったら大変なことになるよと教えてあげたかった。

風も強かった。音の塊が右から左に流れてた。

九州男(くすお)のときにはステージに透明な屋根のテントが持ち込まれた。借り物の帽子をどうしても濡らすわけにはいかなくて、と言い訳してたけど、十分濡れちゃったと思う。帽子を買うお金もない人とは思えない人気ぶりで、気持ちのいい曲を聞かせてくれた。

次のスキマスイッチの頃には正真正銘の大雨。テントの下で演奏してたけど、風にあおられた雨は容赦なくキーボードもギターも濡らしててテントの意味なし。
でも熱のこもったいいステージだった。

手を叩けば水滴が飛び散り、腕を挙げれば袖口から雨が入ってくる。
最初の頃は気持ちよかった芝生も、ところどころ池みたいになってる。
そんな状態でも、演奏中は驚くべき集中力で盛り上がる客。すばらしい一体感。
もうね、雨なんかに負けない! って強い意思がそこにはあった。

でも転換時は正直、少しつらかった。
HOME MADE家族のメンバーが、時にはバックステージから、時にはステージの上で、他のアーティストを呼んでトークしたりして場をつないでた。
主催者なのにそこまでするのかと。もう、隅々にまで彼らの気持ちがこもってて、その心意気を感じたからこそ、集中力途切れさせずに立ってられたと思う。
とはいえ、それが終わるとあとはただ濡れそぼったまま立ってるだけ。
肩に当たる冷たい大きな雨粒がだんだん体を冷やし始めてた。アイカタの予定だったのに今回は無念の欠席となったタボフレさんは肩を傷めてたから、来てたら大変だったよーとか思いつつ。
かっぱの隙間から入り込んだ水滴がじわじわと服を濡らして、もう、自分の体のどこが濡れててどこが乾いているのかわからない状態で。
どんな状況なのか調べようと携帯電話を開いてみたけど、その途端にザバザバ濡れて画面が読めないので断念。何か打とうと思っても指がふやけててキーが打てない。濡れた端末をハンカチで拭いたけどそのハンカチも濡れてるから意味なし。

「雨天決行、荒天の場合は中止」。

長い待ち時間の間、わたしはフェスの注意書きを思い出してた。
これ、明らかに荒天だよねえ。
フェスの開始からこの天気だったら開催してないよねえ。
でもここまでやって、もうやめるわけないよね?
西川くんが歌わずに帰るなんてことするはずないよね?
まさかそんなことないよね?
でももし警報とか出てたら、何かあったら責任を問われるのは主催者のHOME MADE家族だ。そんなリスクを冒すだろうか…。

不安に思いながら待ってると、地元FM局のDJの男の人が出てきた。
大雨で危険な状態だから中止を検討してるって。
すぐ知らせるからそれまで物販のテントを開放するから避難してくださいって。
即刻中止かと思ったら「検討」だったことにほっとした。
後ろに下がっていった人もけど、大半はその場を動かなかった。

どのくらい待ったのかな。
DJがもう一度出てきた。
「これだけたくさんの人が残ってくれてることにバックステージではみんな感動してます」って。そして「再開の方向で検討してる」って。
やったー!
でもまだ少し時間が必要だからというので、
「コールアンドレスポンスでもしようか。僕があーと言ったら、めーって答えて」

「あーーーー!」

「めーーーーーーー!」

「あーーーーーーーー!」

「めーーーーーーーーーーーー!」

半分やけくそで(笑)。
DJ、いい人だ。おかげで元気を取り戻せた。
あとで調べたけどZIP FMの落合健太郎さん(で合ってる?)。

そしてめでたく再開。
かなり勇気の要る決断だったはずだ。感謝だ!

塾長!塾長!という歓声に迎えられて登場したSEAMOはバスローブを着ていた。
股間が盛り上がってる。
こ、これは去年のイナフェスで見たぞ! まさか!
いきなり脱ぐと、やっぱり海パン一丁!
股間には赤い天狗のお面!
ストロングスタイルだ!!!

「今日は正装で来ました!」
「お前らだけに寒い思いはさせない!」
「この後、泳いで帰るから!」

嫌がらせのようにますます降り続ける雨の中、不景気なんてぶっとばせの歌やルパン3世の歌、私でもわかる上がる曲ばかりダンサーと一緒に花道を右に左に行き来しながら盛り上げた。
コールアンドレスポンスもいっぱいあって、冷えてた体が一気に熱くなった。
すげーよ、このエンターテイナーっぷり!
SEAMO、あんたやっぱ愛知県民の誇り!

曲数が少なくなるとさっきのDJが言ってたけど、たった3曲だった。
再開はうれしいけどもっと聞きたい曲があったのに…と思いながら時計を見ると、げっ、もう1時間も押してる!
曲数減らしたって7時半終演なんて無理じゃん?
新幹線に乗れないかも…。実家には連絡してないから、最悪の場合、名古屋か豊橋で泊まるか。化粧道具はどうする、コンタクトレンズはどうする……。
それは一番したくなかったシミュレーションだということに気づいて、考えるのをやめた。何とかなるさ。

続いてabingdon boys schoolのセッティング。
雨は容赦なく降り続いていて、さっきのDJが「やっぱり中止です」といつ言いに来てもおかしくなかった。
a.b.s.、電気いっぱい使うんだよね。
ちゃんと音が出るんだろうか。大体、雨の中で弾いて楽器って大丈夫なものなんだろうか。
この間のMATCH UPで見たミニクーパーの太い電源コード(ヘッドライトを点けるためだけのやつ)とか、イナズマの最後の曲で音が出なくなったSUNAOちゃんのギターとかを思い出しながら、スタッフが注意深く機材をセッティングするのを見ていた。

そしてabingdon boys school登場!

いつもの登場のSEはなかった。
西川くんは出てきてすぐMCで客をあおった。
こんな雨の中で歌うのは人生で初めてだって言ってた。
そうだろうなあ。雨のa-nationでも自分の出番だけ晴れさせた人だから。台風直撃の予報の日も台風の進路変えちゃった人だから。
でもさすがに今日は無理でしょう。
登場できただけでも御の字だ。

1曲目は「HOWLING」。
フードつきの衣装なのにかぶりもせず、歌い始めた頃には既に髪もメイクも台なし。
……けど、……あら? 雨、小降りになってきたよ。
すげーな晴れ男(笑)。
この時点ではまだ半笑い。

3曲だとしたら、もう1曲は当然「LOST REASON」だとして、あと1曲は何だろ、「キミノウタ」あたり?と思っていたら……

「PINEAPPLE ARMY」キター!

これを選んだか!
強いメッセージが込められたこの歌。その心意気がうれしくて夢中で暴れてるうちに、気がついた。

雨、降ってなくない?

……ネ申?!

細かい水滴はまだ少し落ちてくるけど、ほぼあがってた。
西川くんの晴れ男伝説はこれまでも何度も目撃してきたけど、こんなすごいのは初めて!

さわやかな風が吹く中、MICROを呼んで「LOST REASON」。
すっごくかっこよかった。
この曲を聞くために来たと言っても過言ではないですから。
MICROと西川くんはぎゅうむぎゅうむと何度も抱き合ってた。
HOME MADE家族ファンの皆さんも一緒に盛り上がってくれてうれしかった。全然ジャンル違うのに、アウェーのはずなのに関係なかった。

そしてさわやかに雨があがったままトリのHOME MADE家族が登場。
MICROは登場していきなり謝った。
「みんなごめん!」
機材がいつ止まるかわからないから2曲しかできないって。
この悔しさは必ず来年につなげるからって。
KUROさんが「この曲をこんなに届けたいと思ったことはない。仲間って、いいね」と言ったとき、涙が出そうになった。
1曲目は、「サンキュー!!」
みんなで歌った。
ホントありがとう。

MICROは、少ない人数で駆けずり回ってくれたスタッフに感謝、大事な楽器がダメになるかもしれないのに出てくれたアーティストに感謝だと。
みんなで心を込めて拍手を贈った。

最後の最後にアーティスト全員を呼び込んで、みんなで歌った。
今日のために作った歌だと。

「ぬくもり」

すごくあったかい。。。。

バスに早めに乗らなければならないのでエリアの一番後ろに下がって、最後にみんなで手をつないで輪をつくってたのを後ろから見守った。しまった、下がらないで参加すればよかった。

ああ、いいフェスだったぁ。
体中湿って冷たかったけど、心はほんわかあったかかった。

その後、順調に蒲郡駅に着いたと思ったらJRが止まってて、急いだ甲斐がまったくなかったことに愕然としたりとか、もう会えないと思ってたアメリカ娘のJ子姫と会えてハグしたりとか、車中でチェックしたツイッターで大雨洪水警報が出てたことに驚いたりとか、ステージから降りた西川くんをみんな魔物を見る目で迎えたと書いてあったのにカカカと笑ったりとか、いろいろありつつ、無事に帰宅。

お疲れさまでした。
今日のことはみんなでつくった伝説だね。
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