4月から新しい番組枠でリスタートするならば、司会も当然かえるはずだ。
去年、西川くんを司会に据えて番組の構成を大幅にリニューアルしたのと同じように。
だから、これが最後かも……。
祈るような思いで応募した「ポップジャム」、ラッキーなことにしっかり当たりまして、行ってきました。(結局、あたしってば皆勤賞(笑))
去年、西川くんが司会だと発表があったのは2月25日だった。だから先週のうちに新しい司会が発表になるだろう。でもなかった。だったらひょっとして……続投……? いや司会は局内の人間ですますって手もあるし……。でもひょっとして……。
淡い期待をとりあえず信じることにしてNHKホールに向かった。
会場に入ってから席に座らせてもらえるまで小一時間ある。
タボフレさんたちと輪になって、1年前に発表を聞いたときは心配しかしてなかったよねという話で盛り上がった。
本当に心配だったもんなあ。うちの子うまくできるのかしらーって。初対面の人と話すの苦手なのに。ラジオじゃ毒舌炸裂なのに。
あれから1年、心配しないで見られるようになった頃に幕なのか。
1週目の収録の最後、ステージに4人で並んでトークしてたときに、西川くんがふとこう言ったのだ。
「村上さんはからみづらいままでしたね」
えっ。いま「デシタ」って言った? それってやっぱり今日が最後ってこと?
そのトークの最後、はける直前に今度は村上さんが言った。
「後半は西川さんが歌ってくれます」
きゃー! ……え?! それって……
動揺して2階にいるタボフレさんたちのところに走った。
「ねえっ、今、歌うって言った? 言ったよね?」
「何歌うのかな」
「シルバーなんとか?」(←タイトルが言えない(笑))
「ほら、KOOさんいるし」(←いたのだ、DJ KOOさん)
「やっぱり今日が最後なのね」
「ぱーっと派手に終わってほしいよね」
「THUNDERBIRDとかは?」
「いいねえ、菅野さん呼んで」
「サポメンも来てるんだよね?」
「何歌うのかな」
「WHITE BREATH?」
「派手にね」
「そうね」
「最後だもんね」
「うん」
「最後かー」
「うーん」
「……」
後半の収録が始まった。
舞台袖でスタッフに何か声をかけられでもしたのか、ちょっと泣きまねするような手つきをしながら登場。
でもオープニングはいつもどおりの元気な西川くん。
あたしはほとんど上の空でした(^_^;)。
「いきものがかり」というおかしな名前の3人組の歌でちょっと元気になったり、グランドピアノが出てきて「まさかホントにTHUNDERBIRD?」と思ったらアンジェラ・アキさんで、力強いピアノと歌声に癒されたり。
あ、イギリスのバンドもいました。ちょっと面白い感じでした。
たくさんのアーティストが歌った。
そろそろか?
ステージに、大きな櫓が登場した。
スチール組みの大階段が登場した。
お、これは……!
かがり火が焚かれた。
西川くんだ!
DJ KOOさんが「We Will Rock You」で会場をあおってる。
次が西川くんだ!
しもてからかみてへ暗いステージをイクオさんが横切る。暗くてよく見えないけどスナオちゃんも立ち位置に立つ。大歓声。
西川くん、大階段の上から登場。
「vestige」!!!
一転、水を打ったように静かになった会場に西川くんの声が響く。
なんか、イヤカンのときのような魂を吐き出すような、心のひだを引っぺがしてぶつけてくるような歌い方じゃなくて、包み込んでくれるような、温かな「vestige」だった。歌詞の言葉ひとつひとつを丁寧に届けてくれるような、そんな「vestige」だった。
残して ここに
僕らの痕跡(あと)を
感謝、なのかな。そんな気がした。
この1年間、この番組で出会ったすべての人への。
ポップジャムという歴史ある名門の番組に、西川くんたちは確かな痕跡を残したと思う。いろんな人の心にも。
歌い終わった西川くんを司会の3人が迎えてくれて、これが最後の収録だという話をしてた。わかってたけど、「え~~~」とブーイング。
しばらく4人でこの1年を振り返るようなトークをしてた。
すべて終わって、西川くんは最後はあまり長く名残を惜しむことなく、それでも会場の隅々にまで目をやり手を振りながら帰っていった。
また会えるから。
そうね、ツアーもあるし。
でも、さみしい。。。
あ、思い出した。最後のトークでアンジャッシュがしてた話。
初回の収録のとき、西川くんは「ignited」を歌った。初めて生で歌う西川くんを見て、アンジャッシュの二人がすごいなあって感心したという話をしてた。打ち合わせのときにはぜんぜん目を合わせてくれなくて心配だったとか。歌い終わってゴンドラから降りてきたとき、「ちっちゃっ」って思ったとか(笑)。それだけ歌ってるときは大きく見えたんだって。
体が小さいことを西川くんは、「両親に言ってくれ!」とか言いつつ、それがあるからこうして歌えてるんだって。自分に足りないものを皆からもらいたくて歌を歌ってるんだ……みたいな感じいいことを、いかにもいい話してますよー的な顔で言うので二人とも相手にしてくれなかった(笑)。
もう一つアンジャッシュがしてた話。
控室が隣で、西川くんがずーっと歌を練習してるのが聴こえてきてたんだそうだ。で、耳を傾けていると、これからサビだってところで中断して「お水ちょうだーい」だって。
「隣で僕らがずっこけてるのを西川さん、知らないでしょうっ!」
ともあれ、結構壁が厚いのによく聴こえてくるんだって。いいなあ。役得だなあ。
渡部さん、児島さん、ありがとう。
西川くんのボケにのっかってくれてありがとう児島さん。
そのダブルボケにきっちりつっこんでくれてありがとう渡部さん。
西川くんを盛り立ててくれて本当にありがとう。
村上さん、ありがとう。
西川くんのどうしようもないボケを空気の読めないコメントで封じてくれてありがとう(笑)。
3人の収拾のつかないトークを心のこもらないコメントでしめてくれてありがとう(笑)。
西川くんのえげつないセクハラ発言にも動じないでくれてありがとう(笑)。
最後まで天然ボケをありがとう。
あ、そうそう、(どんどんネタバレしておりますが)、お歌のお衣装は王子様でした(*^_^*)。
黒いベロアに金のモール。パンツはもちろんブーツイン。黒いチュールの腰みの付き。
好きだよねー、腰みの。
豪華で優雅で美しいシルエットだった。
この1曲のためだけにあつらえたのだろうか。
あ、フランス貴族? まさかそういうオチ?(笑)
(ごめん、激ウラ聞いてないとわかんないネタだった)
去年、西川くんを司会に据えて番組の構成を大幅にリニューアルしたのと同じように。
だから、これが最後かも……。
祈るような思いで応募した「ポップジャム」、ラッキーなことにしっかり当たりまして、行ってきました。(結局、あたしってば皆勤賞(笑))
去年、西川くんが司会だと発表があったのは2月25日だった。だから先週のうちに新しい司会が発表になるだろう。でもなかった。だったらひょっとして……続投……? いや司会は局内の人間ですますって手もあるし……。でもひょっとして……。
淡い期待をとりあえず信じることにしてNHKホールに向かった。
会場に入ってから席に座らせてもらえるまで小一時間ある。
タボフレさんたちと輪になって、1年前に発表を聞いたときは心配しかしてなかったよねという話で盛り上がった。
本当に心配だったもんなあ。うちの子うまくできるのかしらーって。初対面の人と話すの苦手なのに。ラジオじゃ毒舌炸裂なのに。
あれから1年、心配しないで見られるようになった頃に幕なのか。
1週目の収録の最後、ステージに4人で並んでトークしてたときに、西川くんがふとこう言ったのだ。
「村上さんはからみづらいままでしたね」
えっ。いま「デシタ」って言った? それってやっぱり今日が最後ってこと?
そのトークの最後、はける直前に今度は村上さんが言った。
「後半は西川さんが歌ってくれます」
きゃー! ……え?! それって……
動揺して2階にいるタボフレさんたちのところに走った。
「ねえっ、今、歌うって言った? 言ったよね?」
「何歌うのかな」
「シルバーなんとか?」(←タイトルが言えない(笑))
「ほら、KOOさんいるし」(←いたのだ、DJ KOOさん)
「やっぱり今日が最後なのね」
「ぱーっと派手に終わってほしいよね」
「THUNDERBIRDとかは?」
「いいねえ、菅野さん呼んで」
「サポメンも来てるんだよね?」
「何歌うのかな」
「WHITE BREATH?」
「派手にね」
「そうね」
「最後だもんね」
「うん」
「最後かー」
「うーん」
「……」
後半の収録が始まった。
舞台袖でスタッフに何か声をかけられでもしたのか、ちょっと泣きまねするような手つきをしながら登場。
でもオープニングはいつもどおりの元気な西川くん。
あたしはほとんど上の空でした(^_^;)。
「いきものがかり」というおかしな名前の3人組の歌でちょっと元気になったり、グランドピアノが出てきて「まさかホントにTHUNDERBIRD?」と思ったらアンジェラ・アキさんで、力強いピアノと歌声に癒されたり。
あ、イギリスのバンドもいました。ちょっと面白い感じでした。
たくさんのアーティストが歌った。
そろそろか?
ステージに、大きな櫓が登場した。
スチール組みの大階段が登場した。
お、これは……!
かがり火が焚かれた。
西川くんだ!
DJ KOOさんが「We Will Rock You」で会場をあおってる。
次が西川くんだ!
しもてからかみてへ暗いステージをイクオさんが横切る。暗くてよく見えないけどスナオちゃんも立ち位置に立つ。大歓声。
西川くん、大階段の上から登場。
「vestige」!!!
一転、水を打ったように静かになった会場に西川くんの声が響く。
なんか、イヤカンのときのような魂を吐き出すような、心のひだを引っぺがしてぶつけてくるような歌い方じゃなくて、包み込んでくれるような、温かな「vestige」だった。歌詞の言葉ひとつひとつを丁寧に届けてくれるような、そんな「vestige」だった。
残して ここに
僕らの痕跡(あと)を
感謝、なのかな。そんな気がした。
この1年間、この番組で出会ったすべての人への。
ポップジャムという歴史ある名門の番組に、西川くんたちは確かな痕跡を残したと思う。いろんな人の心にも。
歌い終わった西川くんを司会の3人が迎えてくれて、これが最後の収録だという話をしてた。わかってたけど、「え~~~」とブーイング。
しばらく4人でこの1年を振り返るようなトークをしてた。
すべて終わって、西川くんは最後はあまり長く名残を惜しむことなく、それでも会場の隅々にまで目をやり手を振りながら帰っていった。
また会えるから。
そうね、ツアーもあるし。
でも、さみしい。。。
あ、思い出した。最後のトークでアンジャッシュがしてた話。
初回の収録のとき、西川くんは「ignited」を歌った。初めて生で歌う西川くんを見て、アンジャッシュの二人がすごいなあって感心したという話をしてた。打ち合わせのときにはぜんぜん目を合わせてくれなくて心配だったとか。歌い終わってゴンドラから降りてきたとき、「ちっちゃっ」って思ったとか(笑)。それだけ歌ってるときは大きく見えたんだって。
体が小さいことを西川くんは、「両親に言ってくれ!」とか言いつつ、それがあるからこうして歌えてるんだって。自分に足りないものを皆からもらいたくて歌を歌ってるんだ……みたいな感じいいことを、いかにもいい話してますよー的な顔で言うので二人とも相手にしてくれなかった(笑)。
もう一つアンジャッシュがしてた話。
控室が隣で、西川くんがずーっと歌を練習してるのが聴こえてきてたんだそうだ。で、耳を傾けていると、これからサビだってところで中断して「お水ちょうだーい」だって。
「隣で僕らがずっこけてるのを西川さん、知らないでしょうっ!」
ともあれ、結構壁が厚いのによく聴こえてくるんだって。いいなあ。役得だなあ。
渡部さん、児島さん、ありがとう。
西川くんのボケにのっかってくれてありがとう児島さん。
そのダブルボケにきっちりつっこんでくれてありがとう渡部さん。
西川くんを盛り立ててくれて本当にありがとう。
村上さん、ありがとう。
西川くんのどうしようもないボケを空気の読めないコメントで封じてくれてありがとう(笑)。
3人の収拾のつかないトークを心のこもらないコメントでしめてくれてありがとう(笑)。
西川くんのえげつないセクハラ発言にも動じないでくれてありがとう(笑)。
最後まで天然ボケをありがとう。
あ、そうそう、(どんどんネタバレしておりますが)、お歌のお衣装は王子様でした(*^_^*)。
黒いベロアに金のモール。パンツはもちろんブーツイン。黒いチュールの腰みの付き。
好きだよねー、腰みの。
豪華で優雅で美しいシルエットだった。
この1曲のためだけにあつらえたのだろうか。
あ、フランス貴族? まさかそういうオチ?(笑)
(ごめん、激ウラ聞いてないとわかんないネタだった)