Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

風の吹くまま、気の向くままの旅…

2005年11月20日 | つれづれ旅行記
ふと目が覚めたのは、この季節だと陽の出るか出ないか微妙な6時頃。なんか体調が悪く、頭が重かったので、このままベッドを出ずにもうひと休みすることにしてみた。
次に目が覚めたのは11時頃。ちょうどその時間になると、この時期、天気のよい日は私のベッドを全体を包むように、陽が差し込んでくる。
相変わらず頭は重いままだけど、そうなっては、体が勝手に旅仕度をはじめてしまうので、仕方なく体の言うままに家を出てみた。
…とは言っても、まだ全くどこへ行くかも検討つけていないので、とりあえずお昼も近いので、おなかとどこでお昼を食べたいか相談してみることに。
おなかの出したリクエストは横浜ポルタの一風堂のラーメン。なんか喉越しと、わざと固めにゆでてもらった際の、あの麺の独特の噛み応えがたまらなく好きで、ここ最近と言わず、ここ数年のブーム。本当に好きなのは、秋葉原のじゃんがらラーメンの味噌味。だけど秋葉原へ出てしまうと、風の向くまま気の向くままがしにくいので、今日は一風堂で満足することに。

行列を並んで食べ終わったのは13時過ぎ。
「さぁ次はどこへ?」と聞いたところ、着いた先は東横線のホーム。入ってきた各駅停車に飛び乗り、そのまま降りたい気分になるまで乗り続けることに。
菊名で後から来た急行に抜かれ、日吉で日比谷線直通の電車を横に見て、武蔵小杉で今ドアが閉まろうかと言うところで、なんか降りてみようという気分になったのでドア閉まりかけで慌てて下車。
なんか心の中で目的地がどうやら決まった様子です。

乗り換えたのは南武線。
会社に入社して以来、南武線と言えば稲田堤や調布で呑んだ帰りか、永山で呑んだ後、なんかいつもと違う電車に乗りたくなって乗るくらいなので、昼間に乗るのは久しぶり。もう季節は冬も近いので、武蔵小杉を出るとすぐ、車窓左手に丹沢連峰がくっきり見えています。確か今日は大山で紅葉祭りをやっている筈。この休みと次の祝日は夜のライトアップもやってるんだっけな…。

武蔵溝ノ口、登戸、稲田堤と乗換駅を過ぎ、降りたのは南多摩という、多摩のはずれにある小さな駅で下車。ここから多摩川を渡って、川沿いにある是政という駅を徒歩で目指します。
この辺は、昔大学時代に、調布に住んでいる友人の家に泊まった際、昼間その家の主に自転車を借りて、多摩川沿いを走り来た場所。そのちょっと先で、多摩川は浅川と分岐ところがその時のゴール地点。ちょうど多摩川を渡る時、その時は川の横から見上げた大きな橋(是政橋)の上から、その来た7年前を思い出しながら、暫くぼんやり風景観察。こういう散歩道は、私以外にも、スローなテンポで歩く人たちが沢山いて、心がなんか落ち着きます。
目指す是政駅は橋を渡ってちょっと先。ここから西武多摩川線に乗り、武蔵境まで行きます。

西武多摩川線は西武に普段乗っている人でもたぶん知らないんじゃないかと個人的に思っている、非常にマイナーな路線。西武の沿線とは全然離れたところにある路線で、他の西武の路線とも全くつながっていません。でもなぜ西武が運行しているのか?
…それは大正時代の話しに遡ります。その当時、舗装材料や建築材料に使われるコンクリートに欠かすことの出来ない砕石は、川にある砂利を原料としていました。なので大きな川の横には必ず砂利を採取する会社があり、その砂利を各地へ運搬するため、いろいろなところに鉄道が敷かれました。西武多摩川線もそのひとつ。その他、さっき乗ってきた南武線も、近くを走る武蔵野線の一部も、この砂利を運ぶために敷かれた線路。しかし戦後の高度経済成長期、経済の発展と共に川砂利が乱獲され、河川環境を悪化させたのを期に採取禁止となり、その砂利を目的とした鉄道は、旅客線に転換するか、廃線になるかどちらかの運命を辿りました。
ゆえ西武多摩川線に乗っていると、その貨物が走っていたらしき面影が、路線のあちこちで見られたりします。

しかし車窓は至ってのどか。また沿線に野川公園という大きな公園の間を走ることちもあり、全線乗ってたったの12分という線路は、終始とても東京都とは思えないのどかな景色に包まれ走ります。
でもそんなのどかな景色の反面、車内は大混雑。ただ乗っている人は全然普段着の人ばかりだし、どっと混んできた多磨駅は、特に競馬場などの施設が近い訳でもないので、この姿が本来の姿なのかな?
とは言っても終点までたったの12分。あっという間に終点・武蔵境に到着します。

さて時計はまだ15時過ぎ。まだ帰るには早いです。
新宿16:00発の湘南新宿ライン特別快速を目指す!?という心の声も聞こえてくるも、朝から続く頭痛がやめとけやめとけとブレーキ。でも帰りたくないという微妙な気持ちと相談した結果、次に向かうは調布に決定。
西武の改札口を出ると目の前がバスターミナル。初めて降り立つ駅なので、どんな駅か眺めていると、調布駅経由狛江駅行のバスが到着。それに飛び乗った次第です。
さっき走った線路を右手の車窓に眺め、暫くすると大渋滞に巻き込まれ、距離的にはそんなでもないのに、調布駅までは50分弱の旅。途中渋滞にハマっていた間は、ひたすら寝ていたから、あんま時間掛かった気はしてないんだけどね。

「次は調布駅北口、調布駅北口。京王線ご利用の方はお乗換えです」というので、とりあえず降車ボタンを押すも、まだ行先の決まっていない人。どうしようかと思っていたら、目に飛び込んできたのは、チョコクロでおなじみサンマルクカフェ。よし、バスを降りたらサンマルクカフェまで戻ってお茶だと決めたら、そのカフェの前がバス停、まさに天のお導きかのような感じです。
私の大好物、サンマルクカフェのチョコクロ。行ったら丁度焼きたて、まさに今目の前でオーブンから焼きたてを出しているので、欲張って2つ購入。左手に後輩から借りて今ハマっているコミック、右手にチョコクロ…。幸せな瞬間♪

日が暮れると京王線の運転台の後ろのカーテンは、全て閉まるので(普通の電車は右端だけは開いていることが多い)、そうなったら帰りましょうの合図。乗り入れてくる都営線の新車が来たら、その電車に乗って橋本でも、本八幡でも行くぞと思いホームに立つも、一向に来る気配もないので、1本待った特急に乗り普通に新宿へ。
そのまま乗換え湘南新宿ラインの出るホームへ着くと、つい3日前、工場でできたてほやほやで整備させていた電車がちょうど入線。まだ新車独特の新しい匂いが車内を包んでいます。でもそんな匂いが残る程ぴかぴかの電車に乗れたのも嬉しかったけど、つい3日前工場で整備を受けていた電車が、ちゃんと動いているんだなってのが、なんか自分で作った工作の作品に、初めてスイッチを入れて、それがちゃんと動いた時のような、なんかよく分からない嬉しさを感じながら帰路に着きました。

風の向くまま、気の向くままでも、いろいろと発見もあるし、小旅行としてもちゃんと完成しているし。時刻表と綿密な調査で決めたスケジュール表通りのお出掛けもいいけど、たまには行先も決めずに、風向きと気分であれこれ旅するのも面白いですね。

久々のドライブ

2005年11月19日 | つれづれ日記
今日はいい天気。また午前中からきちんと起きられたので、久々に近くへドライブへ行くことにしました。
しかしよくご存知、私はペーパードライバー。
免許を取ったのが3年前の3月。以来運転したのは、2年前に徹夜明けに後輩が買った車を団地一周運転したのと、昨年東北自動車道を青森→東京のうちの200kmを運転しただけ。後はハンドルも持ったことはありません。
そうなると、ドライブの相手は自ずから決まってきますよね!?

まずはインターネットでドライブにかかる値段と、持参する物を調べます。まぁ当たり前なんだけど免許、あとはお金だけで大丈夫らしい。
とりあえず我が家には車がないので、車を貸してくれるところまで、無料の送迎バスに乗っていきます。バスに乗り約20分、着くとすごい台数の車と、同じく車を乗りに来た人で室内はごった返しています。
お金を払い、手続きは完了。今日は予約が混んでいたようで、昼前に行ったのに一番早い時間で14:55~。でも当日に予約ができたのはかなりラッキーらしいです。

…なのでごはんを食べがてら、近くをお散歩。
予約の時間まで3時間近くあったので、気になっていたデパート屋上のオープンカフェでコーヒーを飲みながら時間をつぶすことに。陽がポカポカとあたり、子供の無邪気なはしゃぎ声に囲まれながら、後輩から借りて長らく読めていなかったコミックをひたすら読む。ただそれが面白く、時とここが外で若干の寒さを覚えているのを忘れて読んだ読んだ。

そろそろ予約の時間。戻って配車手続きをします。
いよいよ時間。チャイムが鳴り、すると奥から作業着を着たおじさんがいっぱいぞろぞろと出てきて、名前を呼んでは車へ乗り込んでいきます。
私も呼ばれて予約カードを見せます。

「今日はペーパードライバー教習ね…」

はい。今日行ったのは、教習所のペーパードライバー教習です。
2hの練習で10,500円。結構割高な気もしますが、ちょっとこれを期に運転もちょっとやってみたかったので、この出費は今後への投資です。

1h目は構内教習です。
最初は外周コースをくるくる。そのうちに交差点を曲がる練習をして、狭路、クランクとレベルが上がっていきます。個人的には、狭路あたりで乗り上げちゃったり、クランクでバーにコツんと当ててみたり、ちょっとしたハプニングは期待していたのに、全然すんなりとクリア。つかえたといえば、縦列駐車で一発で入れるところを切り返してちょっぴりお小言をもらったのと、急ブレーキの練習で綺麗にブレーキングしたら、意味がないと言われたくらい。でも再チャレンジして、ABSの感触を体感して終了。

2h目は公道へ出て練習です。
面白いのは教官の言うことが、免許取得前とがらりと変わること。
例えば、走行スピードは速度制限より遅ければもっとアクセルを踏めと言われるし、1km/hでもオーバーしたら、危険運転だと罵倒される感じだったのに、今回は、ちゃんと速度制限通りに走っていたら、「周りをよく見てみなよ。周りはもっとスピード出してるでしょ。だからもっと出していいの。ほら流れに乗るのが一番大切だから」だって。遠慮なく流れに乗ったら、50km/h制限のところ、80km/hは越して走ってました。
その他、仮免中はあれこれとうるさく言われたことが、全くウソのようにゆるく、普通にドライブ感覚。しまいには教官が「寝てていい?」なんて勢い。

3年半のブランクは全然なく、普通にドライブを楽しんだ感じで終了。欲を言えばMT車がよかったな(一応MT車を希望したんだけど、予約が取れずに今日はAT車でした)…。

さてこれで一応外を走る最低限のマナーは再学習しました。
あとは実地で練習するのみ。
なので最近スケジュールにも余裕があるので、レンタカーを借りて練習をしてみようと計画中。ハイブリッドカーの乗り心地とかってどんなんだろう…?なんて興味あるし、レンタカーのよさであるいろんな車種に乗れるという部分を生かして、いろいろ車についても勉強してみたいし。
ゆくゆくは人を乗せてドライブなんて行ってみたいな。

さよなら8mmトラ

2005年11月16日 | つれづれ日記
8mmトラックのカセットテープって知ってます?
古い旅館とかでたまに見掛ける、あのカセットテープとは名ばかりの、でっかいでっかいカセットテープ、あれが「8トラ(=8mmトラック)」です。

もう最近では日常の生活で見ることはない気がしますが、つい最近まで、あるところに行けば確実に垣間見れる場所がありました。それが路線バス。
「次は東白楽、東白楽。わんこそば・たちばな入口です…」とか流れるあの声。あれはバスに美声のおばさんが乗っていて、私たちのためにしゃべってくれてる訳では当然なく、ボタンを押すと1コマ分流れるよう仕掛けしてある、8mmトラックのカセットテープから流れる仕組み。
昔は終着に着くと、運転手さんがそのでっかいカセットテープをガシャコンと入れ替える瞬間をよく見掛けて、なんかメカチックで、いつか我が家にテープ付で欲しいなと思ってました。

でも時代が変わって今、8トラに替わって、合成音声装置なるものが、普通のバスにも装備されるようになりました。仕組みは基本的に一緒。デジタル音声で録音されたおばさんの声を、運転手さんのボタン操作で、1ファイルずつ再生するだけの単純な仕組み。でも8トラと違って、ひとつの停留所のスポンサーが変わっても、その変わった停留所の音声の入ったファイルだけ丸々差し替えるだけで、メンテナンスが圧倒的に楽というのと、機械自体が非常に安価になってきたのを理由に、最近ではバスでも当たり前に見掛けるようになってきました。

しかし、私の実家の近くや、会社帰りにたまに乗る(今日も帰りに乗りました)永山駅→鶴川駅を走る神奈中バスは、どこのバスでも当たり前になってきた合成音声装置を使わず、今だに8トラテープから音声が流れる仕組みを使っていました。それゆえ神奈中バスに乗ると、運転手さんの席の脇に、今日仕事で使う8トラテープがずらり並んでいる光景をよく見ました。
ただそんな光景もそろそろ過去のものとなっちゃうようです。
いよいよ私の地元の神奈中バスが、合成音声装置を装備するようになりました。
確かにテープが流れきる前に次の停留所を通過する時のあの微妙な感じもないし、運転手さんが「コン、コン」と威勢よくボタンを押しちゃったがばかり、2コマ流れちゃって途中で止めたりというのがなく、耳障り感は圧倒的になくなった気がします。
でもなんかその不快感が、逆にアナロジーで味な気がしたんだよな…。

今のところ同じ神奈中バスでも、会社の周りを走る多摩営業所のバスには、まだ8トラが残っていましたが、たぶん近いうちになくなっちゃうんでしょう。
関東では、もう茨城や千葉の山奥へ出ないと見なくなった8トラを積んだバス。今度乗ったバスが、8トラのテープを使っていたら、最後の活躍を是非応援してあげて下さい。

秋の休日の散歩道

2005年11月13日 | つれづれ日記
ようやく体調も完全できはないながら、序々に復活してきたので、明日からの会社を一週間乗り切るためのリハビリを兼ねて、ちょっぴりお出掛けしてみることに。…とはいえまだ病み上がり。とても人ごみに出掛けてアクティブに活動する程は回復していません。
さてどこへ出掛けよう…と考えた結果、久々に我が家の近くをお散歩することに。

今日のコースは、いたち川プロムナードを歩き、途中の本郷台駅まで歩く約5kmのコース。
まずは家を出ると、港南台に対して谷のような場所に流れるいたち川を目指して歩きます。山手学院を過ぎ、フォレストヒルズ先の公園を過ぎると、眼下に若竹町から桂台方面が広く見渡せる場所へと出ます。私が物心ついた頃は、まだ若干原野が残っていたのですが、今やびっしり住宅街。でも高低差がまるで家々をウェーブさせたようで、独特の景色を構成しています。そしてその家々を坂の下へと下り、下りきったところがいたち川プロムナード。

いたち川プロムナードは、数年前に横浜市が整備した散歩道で、低水路と原生を人工的に作り出すことで、子供の天然の遊び場であり、自然環境の復元の役割も担う場所へと生まれ変わりました。
昔は無機質に円海山から流れるただの川だったのですが、この整備が円海山から大船駅手前まで広範囲に行われ、以来約10km近くの自然観察が手近でできる散歩道となりました。
実はこの散歩道ができたのを知ったのは大学を卒業する直前参加させてもらった学会での研究発表で、たまたま近くの部屋で発表していた、同じ研究室の同期の彼女の研究発表でのテーマが、この川での水流と、この整備による生態系に関する研究。身近に住みながら、意外と知らないことってあるんだな…とその時は感じただけ。それから何年か経った今年の初夏、ふらり歩いてみたら、今までのただの川がここまできれいに生まれ変わったのかと、正直びっくりして以来、この散歩道は私のお気に入りのコースになったんです。

天気のよい日に歩くと、川のそこここで子供たちが遊び、ご老人方が川っぺりにシートを敷いてお茶をしていたり、珍しい野鳥が見られたりとすごく豊かな気分にさせてくれるそんな道。
今日は、昨日の木枯らしとはうってかわって、まだ秋ですと言わんばかりの、ほの暖かい天気。私が歩いた昼過ぎには、既に先客たちは、それぞれの形で川で遊んでいました。
公田団地を左手に見て暫く歩くと、行く手が鎌倉街道に阻まれるとあとちょっとで本郷台駅。鎌倉街道をくぐった後も、水はプロムナードを流れ続けるのですが、人は鎌倉街道は横断できないので、ぐるりと大回り。駅も近いというのに、のんきにカルガモが泳いでいます。
家を出て、今日はのんびりペースだったので1時間ちょっとかけて本郷台駅に到着。ちょうど体がぽかぽか温まってきたところ。散歩には丁度よい距離です。

その他、我が家のある港南台という街は、散歩するには好条件なコースが多く、東西南北どちらへ向かっても、何かしらのちょっぴり風光明媚な散歩道があります。
例えば、今日歩いたいたち川プロムナードの他、我が家の近くには、家から歩ける範囲に絞っても、円海山を歩き金沢方面、鎌倉方面へ歩くハイキングコースにはじまり、野庭から舞岡公園を抜け戸塚へ歩く横浜の田舎道コース、横浜横須賀道路脇のビオトープ林を見ながら、ひなびた森のバス停・峰を目指すコースなど、まだまだいろいろな散歩道があります。

子供の頃は散歩って遊びが分からなくて、祖父が散歩が大好きだったので、よく付き合っていろいろ祖父の家の近くを歩いていたけど、祖父がなくなりそろそろ10年が経とうかという今。私もようやく散歩の楽しみ方が分かってきた気がします。
そうすると、一人暮らしとかしたいと思っても、そういう観点で場所を選ぶから、なかなか実家を出ようと思えないんだよね。個人的には、自分が人に言うほど一人暮らしを頑なに拒絶している訳ではなくって、今住んでいるこの場所に勝るいい場所がなかなか見つからない、ただそれだけなんだよね。
新たな場所を探検することは基本的に大好き。
だからこういうぶらぶら散歩を繰り返して行く中で、これからの自分の住処を見つけて行こうというのが今の長期的な野望。それがいつ見つかるかは、風の吹くまま気の向くまま…。それが私のスタイル。

今年は喪中ではないらしい…

2005年11月12日 | つれづれ日記
今日は風邪っぴきの名残りで、こんなによく晴れているのに、一日家の中で静養…。まぁおかげさまで序々に体力的には復活してきてはいるんだけどね。

そんな中、家でのんびりしていた時に出た会話…。
母「今年の年賀状ってどうするの?」
私「(当然喪中だと思っているので)まだ発注(=喪中はがき)してないな」
母「写真は撮ったの?」
私「(まだ喪中だと思っているので)喪中はがきって写真載せるものなの?」
そこで分かったのは、どうも我が家は今年喪中ではないらしい。
家によっては、母方の不幸でも、喪中にする家もあるらしいですが、うちはそうはせず、母が母の知人だけは、気分的に喪中…ってするらしいけど、きちんと他は年賀はがきを出すらしい。
困ったのは写真。私の年賀状は、ここ数年、写真付に変えまして、その写真が2年前にとある場所から、私から普通の風景写真をもらってもつまらないというリクエストがあって以来、何か電車の写りこんだ風景写真にしています。
ただご存知の通り、基本私は鉄道の風景写真はタイミングやロケポイントが面倒なので、撮らないので、毎年秋から冬にかけて、いろいろ身近を歩いたりしながら、なんとかネタを拾ったり、結構手のかかるものなんです。
突然今年は喪中ではありませんと言われても…ねぇ。

いやいや、喪中ではありませんとなった以上、今年も頑張って出しますよ。
ちなみに今日の画像は、05.1.1に発送した年賀状の原画です。
ご覧の方で、いい場所をご存知な方、近くこっそり教えて下さい。

p.s.11/3の日記①②、更新しました。

四国八十八ヶ所巡りのたたり

2005年11月11日 | つれづれ日記
今年のGW、世間の人は、海外に出かけたり、国内でも北海道とか、いわゆる観光に出掛けたり休んだりしている中、私は四国にある八十八のお寺を巡る旅をしてきました。
結局その旅の間は、朝から日が暮れて深夜まで回り続け、たったの4日間でほぼ全ての寺を、丹念に1寺1寺拝みながら巡ってきました。
その際、私はその旅で行った寺では、全ての寺で同じ3つの願い事をしてきました。

まずひとつ目が、当時入院したばかりの祖母へ、体調がよくなるよう祈ってきました。結果、皆さんご存知の通り、5月下旬に、祖母は入院した際は、生き死にの病気ではなく入院したのに、なぜか亡くなる数日前に体調が急変し亡くなったり。
ふたつ目は、みっつ目の願い事は叶う望みはあるので内容はまだ言いません。

でも傾向として言えることとしては、この旅以来、何をやってもうまくいかないし、とにかくついてない。そしてすこぶる体調が悪い。ほんとにひどい、惨憺たる状況なんです。
以来、最近よかった自分の体調も、なんか度あるごとに寝込んだり、ぐすついたりしていて、ここんとこすこぶる体調が悪く、そして治りが異常に遅い。今ひいている風邪も、かかったかな?と思ってから、由に一週間は越してるよ。なのに治るどころか日に日に悪くなるばかり、今なんて気管支炎でなんか胸騒ぎがするばかりで、眠いのにとても息苦しくて寝られないんですよ。そこまでついていない。

確かに八十八ヶ所巡りで参拝する数で言えば、お百度参りより、12ばかり願う回数が少ない。確かに八十八ヶ所巡りはなかなか願いが叶わないというのが古くからの慣わし(なので、何度お参りしても叶わないから、逆順に寺を参拝する「逆打ち」なんて慣わしがあるんです)。叶わないのは、まぁ神頼みにした私が甘いのかもしれないけど、だからといって、ここまでの目に遭わすこたぁないだろうと思う訳さ。だってひどいでしょ?あれだけ辛い修行をしてだ、戻ってきたら更に辛い辛い毎日じゃ、神様でもなんでもないじゃん…。

もしこのブログをご覧の神様。
ちょっとそこんとこは気をつけてほしいよ。
願い事を叶える叶えないは、神様同士で経営会議でもやりながら、予算との都合とか考えながら叶えるなり、退けるなりしてもいいよ(できれば叶えてほしいけど)。
なんでこの状況は如何せん勘弁して頂きたい。
ちょっと上に持ち帰って検討してみてもらいたいです。

p.s.お待たせしました。どうでしょう祭の日記(10/15-16)をようやく更新しました。すごく長くて、オチがつかなくて恐縮な感じですが、もし暇な方、写真だけでも見てやって下さい。

後輩がFMに出てる!

2005年11月07日 | つれづれ日記
私の後輩に、アーティストを目指し頑張っているやつがいます。
ユニット名は「SEA EXPRESS」。
私の妹と同じ学年(2つ下)の、同じ高校の仲間同士のユニット。
女性ボーカルと、男性のピアノで構成されるユニットで、最近では、メンバーを何人か加えたバンド編成もやっているようです。

2人の演奏をはじめて聞いたのは、2人が高校3年生の文化祭。うちの文化祭は、芸能人を呼んだり、学年全員で劇をやったりするド派手な感じ。そんな中で2人はピアノとボーカルで突然歌いだすんです。そのボーカルの歌の力強いのなんの。「こいつらやばい」とほんと当時思ったもんでした。
彼らの活動を初めて高校の外で見たのは横浜高島屋の裏。ギター1本で、すごい寒い日に、それでも数人の観客と、中に多少の常連を抱えて歌っていました。でも警察がうるさかったり、周りでバンドっぽいやつらがかき鳴らしてうるさかったりで、頑張れ~と思いながら、あまり観に行けなかったけど、頑張ってるなって思っていたり。
そのうちライブハウスで演奏をするようになり、関内のClub24とか、今でもよくやってる新横浜Bell'sなど、私が行ったことのないライブハウスに数誘ってもらいました。大学時代、講義が延びちゃって、新幹線乗って駆けつけたこともあったっけ…。

そんな2人の歌が、うちの地元では超メジャーなFM横浜から突然、曲が流れてくるじゃありませんか!
その番組は、私が会社帰りによく聴く番組「Honey Bunny Baby」(月~木 21:00-23:00)。モヴィオ君のちょっとイラっとくるしゃべりとか、部活の思い出を語るぶかっつのコーナーはふんふんと思ったりしながらよく聴いていたり。
本人からの連絡によれば、7日-9日22:40-23:00のストリートミュージシャンをピックアップするコーナーで特集され出演するとか。

まずはリクエスト…FMのテンションだから、『小ネタとかはいらないんだよな。DJが「You Check it now!」って続きやすいフレーズで…』なんて考えていたら、意外とあっさりFMにふさわしいリクエストメールの完成。早速送信。
後輩たちはどんなしゃべりをするんだろう…とわくわくしながら、いざ後輩の出演するコーナーへ…。
22:40をちょっと過ぎた頃、いつものあのハイな2人の声が、電波を通して聞こえてきた!
ちょっとのトークと、1曲だけのミニミニコーナーながらも、普通にアーティストの曲ばっかかかる番組で、その時間は肩を並べて出演してるのが、すごくびっくりで…。

タイムリーにこのブログを見ちゃったあなた!…の中でFM横浜を聴けるあなた。まずは下のサイトを見て、2人についてお勉強。↓
http://www.sea-express.com/

あぁ…って思ったら、気に入った曲を書いて、番組にリクエスト↓
http://www.fmyokohama.co.jp/

人が夢をかなえる瞬間、その近くにいられるって、まるで自分のことのように嬉しいだろうな…って思ったり。だからって訳じゃないけど、後輩の夢、どんな形でも応援したいんだよね。
もし見た方、是非応援よろしくです。
またライブ、私もたまに行ってます。
もしタイミング合う方、一緒に行きませんか?

友人の結婚式

2005年11月05日 | つれづれイベント
今日は代官山で友人の結婚式二次会に誘われ行ってきました。
結婚したのは、私の高校時代の友人で生徒会長。
生徒会長はそのままストレートで弁護士、夫人はその修習時代からの付き合いということで、呼ばれていた大半が弁護士や裁判官、検事だったようです。

いつも結婚式にお呼ばれして感じるのは、将来の伴侶を見つけた人ってのは、ある種独特の落ち着きがあって、その2人に付け入る隙のない、ほほえましい笑顔と幸せで満ち溢れているように思います。それは付き合った時間とはどうも相関しないようで、その2人の相性とそれで結びついた愛情で構成されている…というか、普通に素敵だなって感じます。

でもそういう相手ってどうやって見つけるんだろう?
それとも好きだった2人は自然とそうなっていくのかな…!?
ちょっとそれが知りたくって、たまに既婚の人に聞いたりします。
でもみんなはぐらかすんだよね…。

いよいよ私の周りの男たちも、結婚ブームがはじまりました。
1人売れ、2人売れ…。売れていない人の中にも、もう予約済っぽい人も結構いるような気がします。私の中で勝手に予感めいてる人の数も含んでるから、実数は分からないけどね。

結婚にも憧れるし、いい相手を見つけたい願望は勿論あるけど、今でないとできないことはきちんとやり終えてからでないと、いざ結婚しても、それに未練があってできない気がする(まぁ相手見つけてから言えって感はあるけどね…)。
もしかすると、結婚したいと思った瞬間に、今でしかできないことより、もっとその相手が大切になっていくのかもなという気もする。
でもその前に、きちんと人間磨かなきゃなってね。
やっぱりいろんな角度から見ても、俺まだすっごく磨きが足りないよ。もっといろんな事にがむしゃらに頑張って、成果上げないと、いま達成感ばかり覚えてしまったら、これからどう磨き直そうと思っても、人生観がさび付いちゃってダメな気がする。
そうならないうちに、今でしかできない事のひとつひとつに真剣に頑張らなきゃと思うの。当たり前っちゃ当たり前なんだけどね。

極めた!!って思った瞬間こそが、自分の中のいろんなものがバチッて見えて、それがビシッと収まる瞬間だと思うの。その時に、自分のバックには何が詰まってるんだろうね。からっぽだったらどうしよう!?
さぁてそれまで頑張ろう。

結婚式に行くと、その2人の幸せな姿に自分の頑張らなと勇気づきます。
心からおめでとう!そしてお幸せに…。

p.s.10/16の日記、更新しました。

東京モーターショー'05

2005年11月03日 | つれづれイベント
文化際をもうちょっと見たい…という気持ちはすごくあったんだけど、次の用事はまたと見られないイベント。なので時計を気にしながら急ぎます。
その場所は幕張メッセで開かれている東京モーターショー'05。私をよくご存知な人だったら、今年の展示は乗用車とバイクなのに、行ったって面白くないんじゃないの?って思うかもしれませんが、バカ言っちゃいけません。私の今年のモーターショーの目的は、モーターショーで開かれるあるショーを観に行くこと。それは…
「トラフィック戦隊アンゼンジャーショー」

このショーは、一般的にモーターショーを見に来る人のように、車やバイクを見るために来る人は、普通そんなショーがあることすら知らない人か大半だと思いますが、実はこのショー、毎年手を変え品を変え、おととし、去年と恒例化している、モーターショーでしか見られない、ある意味で貴重な戦隊ショーなんです。
私が出会ったきっかけは、去年の東京モーターショー。去年は商用車の展示で、その場合、バスのニューモデルが多数展示されるので、それを観に行った時。お昼を食べようと外を歩いていたら、その傍らになぞの人だかり。見てみたら、このショーをやっていたんです(このブログにも当日のメモを転載しました)。
元々あまり私は戦隊ショーは、ストーリーがお約束すぎて興味がないんだけど、このアンゼンジャーショーは一味違います。

ストーリーは基本的に毎年一緒。
交通ルールを破壊し世界征服をたくらむマッドハシリーヤ将軍。そんな悪に立ち向かうため立ち上がったのが、大安全マンとして改造された安野巡査とシグナレディ3人組。笑いあり、涙あり、そして豪快なスタントあり。全世界の安全を守り、子供達に正しい交通ルールを教える…という感じ。

ショーが始まると、毎年、世界征服をたくらんでいるとはとても思えない、悪役・マッドハシリーヤ将軍が、弟子・イーハンズ(違反's)を連れて、子供とトークでからむところから始まります。
毎年、世界征服なんてでかい目標をかかげる割に、その目標をかかげたきっかけがおかしい。今年の目的は、どうやらこのショーで、正義の味方を倒すことで、今後の出演の機会を増やし、そのギャラで子供の育児保険に入ることが目的なんだって。子供に育児保険って言ったって分かんないって。
そしてお約束を期待通りにやってくれるところが素晴らしい。今年だったら、たぶんトークの合間に、レイザーラモンHGのマネは入るだろうと思うと、約束以上にフォーフォー言ってやがる。
そして「倒したい、にっくき正義の味方の名前は?」の問いに、最初の観客の子供の出した答えは「アンゼンジャー(正解)」。なのに、あの悪のヒーロー、他と違うから正解の出した子供にダメだしして、次に面白いこと言える人という問いに変えて、子供にボケを要求し、「アンパンマン」あたりで大爆笑してるあたりが個人的にツボで、それがゆえにわざわざ幕張まで行ったんです。今年もそのやり取りを聞けて大満足。
しかし正義のヒーローであり、タイトルにもなっているアンゼンジャーこと大安全マンであり、安野巡査(ヒーローに変身する前の姿)はいつ出てくるのか。ちなみに去年、安野巡査は一切出演せず、変身した後の姿で、ステージ最後の5分、シグナレディのピンチを救う形でちょっとだけの出演でした。今年は…。
ステージ開始20分、ステージ残り10分というところで、セリフ少なながら安野巡査登場!!今年は出番がありました。
そしてラスト5分、なんだかんだでシグナレディの3人(去年は1人)がピンチになり、悪役・ハシリヤー将軍が安野巡査に挑戦状を叩きつけるべく携帯に電話。さぁて安野巡査はと電話の先の巡査は、子供の幼稚園のお迎え中。だから設定が大人向けすぎだって。そういうディティールは子供向けにはいらないから。

その後は、一応お約束の格闘シーンがあって、恒例の大爆破でハシリヤー将軍を倒した後は、お待ちかねの安全体操!!
去年あまりに印象的だったみたいで、1年前見ただけの安全体操はまだ覚えていました。でも今年の体操は振り付けが変わってました。

アンゼンジャーの活躍を知らない人、去年11月の書き込みにいろいろなサイトのリンクが貼ってあります。それを是非見てもらって、来年、たぶんあれだけ大人にだけウケていたので、たぶん来年もパワーアップして帰ってくるでしょう。その際には是非観に行ってほしい、というか一緒にアンゼンジャーの活躍を応援しに行こう!!

…ってか東京モーターショーに行ったなら、車とか、コスプレのお姉ちゃんの写真とか載せろって思うでしょ。残念。俺もびっくりだったんだけど、一応残り半日、いろいろと車見てきたんだけど、帰ってカメラの画像見たら、アンゼンジャーの写真ばっかで、他なんも撮ってなかったのよ。
やっぱまだ俺の中で車がビビッときてないんだね。

友人の文化際

2005年11月03日 | つれづれイベント
先日、高校時代の友人が私に文化祭のお知らせを間違って送ったらしい。別に誘ってくれたっていいのに、間違って送っちゃったのよと言われると、ちょっぴり悔しい…。そこでしてやったり的に、その文化祭に行ってみました。

友人はその文化祭で、自分が指導している鼓笛隊の指揮者として登場するとのこと。その友人は何年も前から鼓笛隊の指導をしているのは知っていて、何度となく手伝いがてら、遊びに来てと誘われていたのに、この私、なかなかスケジュールが合わず、行けずにいてすごく気になっていたので、ちょうどいいチャンスではあったのですが、きっかけが間違えメールってのがねぇ。

会場は、横浜にあるとある宗教団体の教会。
今回の文化祭は、その協会の何周年だかかの記念行事。
なので鼓笛隊の演奏以外にも、その宗教所属のいろいろな文化団体が催しを企画しているようで、催し以外にも、会場周りに工芸品の展示や、日常見かけないような格好をしている人がうろついていて、トーンとしては中学・高校の文化祭と似た感じでした。
でも違うのは、会場が宗教団体の協会。ということで、会場の敷地に入ると会話や雰囲気がガラッと変わります。入って4Fの会場へ向かう途中のエレベータの中、私と乗り合わせたおばさん一行が交わしていた会話は、仏様のお手入れについて。ないもんね、仏様のお手入れについて、周りと会話したこと…。ちょっぴり異質。
エレベータを降りると、祭りのはっぴを着て、棒の先に金のひらひらがついて、上下に揺らすアレを持った人がいっぱいいます。
演奏があるのは会場の中のホール。ちゃんとした客席に、防音設備の付いたちゃんとしたホールです。客席後ろを見ると、出演陣らしき集団がそこここで打ち合わせをしています。ネタバレ防止のため、あえてそこは聞こえないフリ。

いよいよステージがスタート。開始10:00のところ、なんとなく10:00くらいって感じの10:10前くらいにスタート。最初に出てきたのは、何やらテンション高い若者男2人と、女の人1人でした。その3人、仲がいいのは分かるんだけど、しゃべりが内輪っぽくて、いまいち入っていけない…。
でもステージには、司会の3人の後ろに10人前後、正座で準備万端な人たちが、何やらの仕度をしています。1番目の出演の雅楽会の方々です。雅楽と言えば、和式の結婚式の盛り上げに演奏してくれるアレです。「篳篥(ひちりき)」のぴょ~ってな音が特徴的で、基本的にはチントンシャンのあのリズムを構成しながら演奏をします。ただね、寝起きのテンションで、チントンシャンをまじめに客席で見てると、申し訳ない、ほんと申し訳ないけど脳がその音の持つ独特の周波数で誤作動するらしくって、なんかほんとに真面目に演奏している方々に恐縮なことに、笑いに近い脳の奥にくすくす感がちらついて、真面目に音楽の世界に入ろうとしたい私の気分が乱れてみたり。でもああいう日本古来の音楽を、すごく近い距離で、しかも舞台という見やすい場所で見れ、非常に貴重な機会でした。

次の出演は、出た!祭り集団!!
太鼓とド派手なダンス。大人にまじって子供も頑張ってて、まだ1歳にもならないかってな小さな子が、お母さんの手の中で、一生懸命リズムに乗ってるのがすごく可愛いの。

3番目の出演はコーラス。以前合唱の指導をしたことが過去ちょっとだけあるので、演奏を聴いていると指揮者の苦労が分かるのが辛いね。大量のおばさんをまとめるだけで大変なのに、ピアノが独走タイプらしく、それをうまくバランスよくまとめようとしてるんだけど、ホールって音が普段と違うパターンで吸収されるので、おばさんたちはピアノとは全く別に動いていっちゃってて、それをコントロールしようと、指揮者が一生懸命にまとめようとしている様がすごく伝わってきて、胸が熱くなります。ああいう時はね…(答えは有料でお答えします)。

次はいよいよ友人の指揮する鼓笛隊の登場です。
演奏をしてくれる、小学生から高校生なのかな?男女10数人が舞台へと並びます。しかしさすが鼓笛をやっているだけある。舞台上での動きにゆるさがなく、かなりの好印象です。前でゲキを飛ばす友人も、衣装のテンガローハットと、彼女の持つキャラクターが相まって、照明がまだ準備で暗いのに、その影で既にかっこいいです。
指揮者が指揮棒を上げ、いよいよ演奏スタート…スタート…アレっ!?照明が暗いままです。でも一度スタートしたら、もう仕方ないとばかりに演奏はそのまま薄暗いまま進んでいきます。音楽をする人なら分かるよ、一生懸命練習した成果を発表しようというのに、照明が暗いままってのが、どれだけ悲しいか。
今回の持ち曲は3曲。どの曲も、演奏をする子供たちがまぶしいくらいに頑張っていて、確かに演奏としては、まだまだ練習を積み重ねなきゃダメなところもあるんだろうけど、こういう気持ちで伝える音楽ってほんとに素敵です。
最後に今回指揮を振った友人が客席へ振り返り、テンガローハットをかざしお辞儀をして演奏は終わります。照明は結局つかなかったけど、十分輝いてたよ。

なんか久々に思い出すけど、私も昔指揮者をしていて、一番面白くもあり、難しく悩んだのが、演奏者との信頼関係をいかに構築していくかという、人間味の部分がリアルに音楽となるところが大変で重要なんだよね。ただそこが音楽の面白さだと私は思うの。
でも不思議だよね。音楽って譜面にかかれた音符を、譜面の指示通り演奏すれば、みんな同じになりそうな気がするじゃん!?ただ実際は、そのプレイヤーのレベル、指揮の振り方、それぞれの個々のコンディション、人間性、団結力etc.で音は変わるんよ。だから同じ曲を同じメンバー演奏しても、なかなか同じ音楽ってできないんだよね。
そういうある意味人間ドラマの部分が、私が音楽で一番好きな部分(まぁ実際やってた時は、それかうまくまとめられなくって辛い時もかなりあったけどね…)。だからうまい下手はどうでもよくって、いかにみんな頑張っているかが私の中の音楽の評価。そういう意味では、今日の演奏は、みんな舞台で今までの成果を発揮できただけで十分客席を満足させてくれたと思い、演奏の終わった後、たっぷりと拍手をステージに向かって送り、次の場所へと向かいました。

帰り道、エレベータの前に大きなホワイトボードが。その教会内の部屋割りが書かれたボードです。今日のトップ画像がそれです。
それをよく見てみて下さい。ね。
俺が呼ばれたのは「文化祭」。でもどうも間違っちゃったらしく、正しくは「文化際」だったみたい。
おかしいのは、控え室や別会場含め、全て「文化際」になっていたの。でも確かに字は間違ってるけど、とても手書きとは思えない、綺麗な字でしょ!?だから惜しかったね…って思わず写真。

やっぱり音楽っていいなってほんと心から感じた、手作り感たっぷりないいお祭りでした。
俺も何か音楽始めたいな…。