Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

ブラボー!軽井沢 vol.2

2006年03月25日 | つれづれ旅行記
1月21日に行った軽井沢スキーが好評につき第2弾。
今回はメンバーが半数入れ替わったものの、いつの間にか集まったノリいい会社同期8人で、同じく軽井沢プリンススキー場を目指します。
でもよく考えればもう4月間近…。もうすぐ春です。
果たして雪はあるのか!?

慣れた要領で、軽井沢駅南口からスキー場送迎バスに乗り込みスキー場へ。
すると不思議。いくら標高の高い軽井沢町とはいえ、春寸前。
街の中には雪どころか、花も咲こうかというのに、ここは普通に雪が積もってます。
レンタル組も準備万端、いざゲレンデへ。
スキーセンターを出て、雪面に1歩出て判明。なぜ春間近なのに雪がこんなにまだ残っているのか…。
ここに積もっている雪の大半はいわゆる人口雪。雪の塊に触ると、あり得ない硬さを帯びていて、ちょっとした石。試しに軽く人にぶつけてみると、普通に石をぶつけられたみたいに痛いです。

1月に初めてスノボにチャレンジした子も、つい最近初めてスノースポーツにチャレンジした子も、それぞれ2回目とあって、1回目と比べて格段の成果が。
午前中軽くウォームアップを済ませれば、みんな頂上に上がれるまでになりました。
そろそろお昼という頃、みんなそろって頂上へ。
もう空の色は春。頂上で一同記念撮影していると、人の入れないエリアの丘の上に見慣れない大きな動物が…多分それは熊。小ぶりながら、意外とリアルです。

お昼を前回と同じバイキングのお店に決め、頂上からみんな一斉に滑る途中、今回初企画・男性陣限定レース大会開催が決定。斜度がややある坂の上から、下った下のポイントまでの数百mを一気に下るレース。1位はビリに帰り道荷物を持ってもらえるルールです。

全員一列に並びヨーイ!スタート!!
今回は短距離戦。出だしスタートが勝負の決め手です。
私とスノボを滑る1人が順調にスタート。
今回レースにエントリーしているのは合計5人。私ともう1人が先頭で競っているということは、残るのは3人。でも後ろから滑ってくる音が聞こえてきません。
そんな疑問を抱く間もなく、短距離ゆえ、あっという間にゴール。競った相手が1位、私は2位です。さて他は…。
振り返ると、十数秒経って3位が転んで背中で転げたままゴール。
その時4位と5位は絡み合うよう転びながら、スタート付近でまだシタバタしてます。3位以下はこれはレースになるのか!?

バイキングでたらふく食べて午後の滑走。相変わらず晴天の中、気持ちいいRunが続きます。強いて言えば、人口雪でざらついた雪面が気になる程度。
夕方、ゲレンデがクローズになる間際まで滑りました。
これで今シーズンは滑り収め。これだけ楽しく滑れれば、このメンバーで来シーズンも楽しく滑りに行けることでしょう。

5位の彼は、1位にたんまり荷物を持たされ、夕焼けの軽井沢の町をぷらぷら。
前回はもう少し早い時間に帰ったのに、前回は真っ暗。今回はいい具合の夕焼けで、隣のアウトレッドモールもやや人がいて、人がいなすぎて気味悪かった前回と比べて、楽しげな感じです。
20時過ぎの新幹線を予約していたので、まだまだ時間はたっぷり。
せっかくなので、各自解散して、アウトレットでお買い物に散ります。
集合時刻、集まると女性陣はそれぞれ手にお買い物袋が。
それ程時間はなかったのに、がっちりお買い物はできたようで、こんな短時間で決心できる即決力、ほんと感心します。

アウトレットモール併設のレストラン街で中華の夕食を食べ帰路に。
長野新幹線も、20時台の上りとなると車内はガラガラ。
空いた車内に笑い声を響かせ東京へ。

今シーズンは軽井沢、八海山、Fujiten、苗場に軽井沢vol.2。
今年も沢山滑れました。

青春18きっぷで信州一周の旅~1日目

2006年03月18日 | つれづれ旅行記
1日目最初の電車は、昨日の夜行から乗り合わせていた、謎の登山家と同業のお仲間を沢山乗せ、白馬6:53発。2両編成の電車は、そんな変わった人たちで席が埋まる程度の乗車率で進んでいきます。
途中、南小谷で電車からディーゼルカーに乗り換え。この時点では謎の登山家が、南小谷の2つ手前の白馬大池で下車したので、同業の仲間と地元の人だけに。乗り換えたディーゼルカーはたったの1両。なのでお仲間でごった返す車内は、みんな片手に時刻表を持ち、「××系がなんとか~」といった会話がそこここでされ、輪ホームにはカメラマンが発車間際までバチバチと撮っています。これだけ多数だとさすがにうざい。
途中車内にこだまするお仲間の微妙な会話があちこちで展開される中、目を外を見れば雪解け水が大量に流れ、雄大なアルプスを眺める絶景。でも回りは電車の話しで夢中な人ばかりなので、この朝焼けの山を見てるのって俺だけなんだろうな…もったいない。
糸魚川8:48着。家から約10時間掛け、横浜からアルプスに沿って日本海までたどり着きました。

今日は電車のりつぶしが目的の旅。まだ休憩には早いので道を先に進めます。
昨晩から道中同じく行動してきた、数々のマニア軍団と別れ、一人北陸線下り電車へ。ホームに停まっていた電車は419系電車でした。
この電車、元寝台特急として活躍した電車。今は寝台設備は撤去されたものの、不必要に高い天井や、荷棚の上にある車内両端の大きな箱は、昔中段・上段の寝台を収納していた箱。そして今自分の座っている席は、寝台使用時には下段のベッドになっていた場所。なので、普通の近郊型電車にはあり得ない広いシートピッチと、ボックス間の独特の仕切りは、その寝台当時の名残りです。昔は東北や九州の幹線ローカル区間でよく見かけたのですが、今見られるのは北陸地区のみ。なかなか乗れない電車だけになんか♪な気分です。
車窓はひたすら日本海。しかしなんで日本海はあぁも寂しげに目に写るのか。同じ海でも太平洋とは全然違います。
途中、北陸トンネルという、一時期日本最長だったトンネルを通ります。しかし電車はトンネルの中で減速し、ポツンと停まりドアが開きます。よく見たら駅。トンネルに一人立つのがやっとの狭いホームがあり、なんと一人、電車から降りていきました。何しにいくんだ?あの人は!?

終点・直江津9:37着。ここから信越線に乗り換えます。
ホーム上で店員おすすめの駅弁を購入し、今日から運転の臨時快速電車に乗り込みます。買ったお弁当は「お弁当鱈(たら)」。どっかのデパートの駅弁ランキングで1位を取ったらしい。
高田を過ぎ、妙高が車窓に見えてきた頃、弁当のフタopen!
開けるとところ狭しと、いろいろな形で味付けされた鰊がびっしり入っています。鱈の佃煮、鱈の白和え、普通の鱈子、鱈子の醤油漬けに、鱈の酢漬け…。どれも味もしっかり付いていて、特に佃煮は、半年前函館でかみ切れない大量の小骨でエライ目に遭った鰊(にしん)弁当と違って、ちゃんと骨まで食べられるようよく煮込まれていて、味も美味。ただ如何せんごはん少ない。どれも味がしっかりついているだけに、もっとごはんがあってもいい気が。早朝ホットケーキから、夜食用だったおにぎりとクリームパンを食べ、今の駅弁。かなり満腹です。
電車はスイッチバックの駅・二本木で交換の電車が逃げ遅れ、その影響で5分遅れ。長野11:24着。

ここからしなの鉄道、社名変更でなんか個人的にはなじまない「上田電鉄」別所と乗り継ぎ、別所温泉を目指します。
上田電鉄の今の所属車両は全て元東急7200型。私の手帳記録によると、東急7200型に最後乗ったのは、目蒲線・田園調布→目黒(今の目黒線の区間)で、作られた当時からの小回りの効く電車のコンセプトが最後まで生き、走りもいい電車だったのですが、ここでは別。最小単位の2両編成にまとめられた電車は、状態の悪い線路に翻弄され、ローカルっぽいガタガタと揺れ、まるで車内はちょっとした遊園地のアトラクション。まぁそれがローカル私鉄の味なんだけどね。でも車両自体はステンレスの車体に、”東急百貨店”と書かれたつり革など、東急時代のままで、なんか懐かしい感じです。
終着・別所温泉12:57着。降り立った別所温泉の駅は、木造の大正建築で、丸みを帯びたハイカラな屋根が、今の現代にはなかなかない、かわいい造りをしています。思わずひとり記念撮影。

別所温泉ではすぐ折り返し電車に乗らずちょっぴり街で休憩します。
まずは事前にリサーチした日帰り温泉へ。
なんかダントツにおすすめられていた温泉「大師湯」(今日のトップ画像)は、なんか予想よりはるかにこじんまりした雰囲気。黄ばんだ自動券売機で入湯券とタオル券を買い込み入ると男女共同の番台さんがチケットを拝見。番台のご老人は、タオル券を提示されたら何をするのかちょっと忘れ気味。ちょっと考えて、あっと思い出してくれたようで、椅子の左にあるタオルを差し出してくれます。
すぐさま着替えて湯船へ。ちょうど入っていたおじいさんが出て行くと私一人。外観の通りこじんまりとした湯船も、貸切とは贅沢。結局1時間以上貸切状態が続きました。

そろそろ折り返し電車の時間から、ビールの時間とちょっと観光の時間を差し引くと風呂は出なきゃいけない時間。ぽっぽしながら着替え、外の売店でビールを購入、大師湯前の河原でビールを一気に流し込みます。水分を出し切った後のビールは最高!!350ml缶にしといたのに、ちょっと酔ってます。
途中、小さな5体並んだお地蔵さんがかわいい北向観音、ひなびた造りと松が綺麗な常楽寺と参拝し、別所温泉駅へと戻り、再び上田電鉄で上田へと引き返します。

さすがに信州まで来てそばを食べないと…と、次に乗るしなの電鉄までの接続待ちの間に慌てて信州そばの店に入ります。まぁそばの雰囲気だけでも…と入った店は、手打ちにも関わらず非常に安く、またすごくコシがあっておいしい。ダシはやや甘めでも、こんぶが効いていて、信州そばとしてはコシと昆布はダメなんだろうけど、そばとしては全然アリ。個人的には大満足です。

上田16:03発、再びしなの鉄道に乗り込み、一路軽井沢を目指します。
途中、小諸で23分停車があったので、下車前途無効の乗車券を持っていたところを無理を言って、途中下車をさせてもらい、駅前の名物・揚げまんじゅうのお店へと行きます。
普通の白色のおまんじゅうに衣を付けて揚げただけなのですが、油っこくなく、またあんこのこし具合がまたいい。そして衣もパリッと揚がっていて、買った2つペロッとたいらげてしまいました。
終着・軽井沢17:10着。駅からは、来週来る予定の軽井沢スキー場が目の前に見えます。見た感じ、雪もまだあり、来週も来られそうです。

軽井沢には用はないので、そのまま17:22発あさま522号の自由席に乗り大宮へ。大宮から湘南新宿ラインに乗り換え大船へ~帰宅。
朝日に稜線の映える白馬の山並みに、いろいろ出会った食べ物、そして貸切温泉。青春18きっぷはそんな無限の旅の可能性を秘めたすごいきっぷです。

青春18きっぷで信州一周の旅~0日目

2006年03月17日 | つれづれ旅行記
先日会社の同期から「青春18きっぷが2回余ってるんだけどいらない?」と。
スケジュールを見ると、1回は行ける!とばかりに、1回分の購入を快諾。
行ける日にちは、青春18きっぷの効力のある期間の中では今日一日のみ。
天気がよくなってくれることばかりを願い、行き先は後から考えれば…なんて、ちょうど梅を見に行った日の昼、待ち合わせまでまだ時間があったので、ぼんやり横浜駅の屋上庭園で空を見ながら、頭の中で地図を広げ、行き先を考え浮かんだ行き先は…。
即座に下のみどりの窓口で指定券を購入。
今回はきっちり時間を調べて出掛ける旧来スタイルのお出掛けに決まりました。

前日はたまたま研修で、17時にきっちり講義が終わり、かつ会場が川崎。
ちょっと寄り道したけど、19時過ぎには家に着き、旅支度は万全です。

快眠セットを買う都合上、今晩予約した夜行に余裕を持って着ける、夜行に接続1本前の電車で、まずは根岸線~横浜線と乗継ぎ八王子へ向かいます。終電1本前とあって、金曜日にも関わらず、予想していたよりは混まず疲れず八王子へ到着。事前に調べておいたコンビニで、恒例のビールとチキンとコロッケ、そして翌日以降常に水分補給ができるよう大きめのお茶と、朝ごはんを食いっぱぐれる事を予想してパンを買い込み、予約した夜行の発車する中央線下りホームで電車の到着を待ちます。

予約したのは白馬行・臨時快速ムーンライト信州81号。朝5時過ぎに白馬・栂池などのスキー場の近くを通ることから、この時期は気合いでスキーを滑る人たちでごった返す列車です。
入線も近づいた頃ホームを見渡すと、予想通り大きなスキーセットを持った人たちがあちこちに見受けられるのですが、中に私と同じ眼をした、まだ学生っぽい鉄ちゃん集団がそこここにいます。分かります、私も同じ病気ですから。たぶんこの人は暫く何度か同じ列車で遭遇するんだろうな…と(その人たちは結局、糸魚川までほとんど皆さん一緒でした)。
八王子0:40発。乗り込むや否や、一人静かな車中で心の中で乾杯♪今日は昼間研修であまり動いていない分、疲れていないのでビールのおいしさも若干↓な感じです。案の定、普段仕事上がり乗り込む夜行なら、ビールを飲み終るとすぐ寝てしまうのですが、今日は結局大月(1:26着)の手前に飲み終わり、それから寝られずぼんやり夜の景色を眺め、甲府(2:21着)の記憶があるので、1時間近くぼんやり。明日昼間ぼーっとしちゃわないか心配です。

一度寝てしまえばどんな事があっても起きないのが私。
一旦寝た後は、ずーっと記憶はなく、次の記憶は目覚ましを掛けた5:00頃、電車は既に中央線を抜け、大糸線の信濃大町手前を走っていました。まだ周りは夜も明けず暗いまま。でも私の座る席の真上はなんかにぎやかな音が鳴り騒々しいです。
この電車は大糸線内の1番列車。反対側へ上る電車の始発もまだなので、本当の処女列車な訳です。外は氷点下、架線にはびっしりと霜が張り付き、私の席の真上にあるパンタグラフが、電気と一緒にその霜ごとこそぎとるので、ものすごいスパークが発生する訳です。なんかそのスパークで照らされた景色を見る朝、そのスパークも半端ない規模なので、その音と閃光で一瞬で眼が覚めます。
最近寒冷地を走る線区に投入される新型車両には、これに対策するための「霜取りパンタ」なる装備がついているのですが、それはこれで電気の供給が絶えないような装備なんだなとよく分かりました。

白馬5:36着。高原の朝はあり得ない寒さ。
風もないのに一瞬で体の熱という熱を奪っていきます。
乗り継ぐ電車は6:53発、こんなスキー場しかない高原の早朝、家で事前に調べたところ24時間営業のファミレスは8km南。接続待ちの1時間ちょっと何しようかと。
最初は朝焼けの景色でも…と思っていたのですが、この寒さではとても無理。大量のスキー客は、駅前に止まっていたスキーバスでみんな行ってしまい、大量の鉄道マニアと意味不明な重装備をした登山客以外残しガランと静まり返った駅。
勇気を出して、暖房エリアから外へ一歩足を踏み出したら、一軒、早朝営業している喫茶店を発見。つかさず入ります。そこでホットケーキセット(500円)を注文。駅舎越しに朝焼けの白馬山麓を見ながら、ホットケーキの朝食。気分は自分のロッジでモーニングコーヒーを嗜む紳士な気分です。

乗り継ぎ電車が来るまであと30分。えぃ!!と自分に気合いを入れて、風景カメラマン出動です。
駅を出て、5分も歩けば今日のトップ画像のような写真がバチッと撮れる次第。これまでになくお手軽にいい景色が見れます。いい景色を見ると、時間の経つのはあっという間。ロケ地の見知らぬうちの所有する畑でたたずむこと30分、駅に向かおうと気付くと、同業の方が同じアングルでバチバチと写真を撮っていました。同業の方の考えることはみんな一緒です。

白馬6:49、山と山に囲まれた台地の地平線の先から、始発電車がのんびりとしたスピードで私の待つホームへ入線します。
いよいよ旅行1日目、スタートです。

横浜って結構いいとこかも

2006年03月16日 | つれづれ日記
今日と明日は、いつもの多摩のオフィスで仕事でなくて、川崎にある研修センターで社外研修です。
9:30集合なので…と時刻表を見ていると、いつも会社の出勤時間ギリギリに出る際に乗る電車と同じ時間。それだけ多摩は遠くて、川崎が近いんだなと。
一応上り電車なので、そこそこ混んだ雰囲気にも関わらず、意外と1駅毎に入れ替わりが激しく、港南台で乗って次の駅・洋光台であっさり座れてしまったり。今日は研修ということで、今日は研修ということで、講義に集中するためにもぐっすり寝てきたので、特に座って寝るでもなく、軽く首を曲げながら窓の外の景色をのんびり見ながら川崎までの車窓を楽しむことに。
普段は、いきなり大船観音にはじまり、藤沢で雄大な富士山を眺め、六会を過ぎると丹沢を遠く眺めという流れ。今日は新杉田~根岸の間、石油コンビナートを眺めつつ、トンネルを抜けると元町・中華街。関内の官庁街を見て大岡川を渡ると桜木町。20数年前は更地だったみなとみらいも、ランドマークタワーに始まって、そろそろ開発も高島の方まで伸び、ようやく街らしくなってきました。

しかし、なかなか最近まで気付かなかったけど、横浜って土地って意外と住むのに面白い場所なんだなって。ちょっといい景色見ようと思えば、手軽にちょっと家を飛び出せば見られ、暮らすにも欲しいものは大体のものは手に入る。

何よりこんな素晴らしい景色がすぐ見られる。
なんですって!?画面下に写ったバス見て言ってるだろうって!?
またぁ。まぁバスは…いいね。やっぱり。なんか青いし。

マニアならではの習慣

2006年03月15日 | つれづれ日記
突然ですが、我々鉄道やバスなど、公共交通を趣味とした人には、一般の人とは違う独特の生活観があります。

普通慣れた場所を行き来する時、例えば駅のホームで、複数の行き先の電車が行き交う路線だったりすると、電車に表示された行き先だったり、時計を見て自分の生活リズムに合わせた時間に来た電車に習慣的に乗ったりするでしょ?
でも我々のような趣味を持った人たちって、それとは違った判断方ができます。
例えば車両の形。「××に行く電車は△△系電車なら(切り離しとかなく)全部行く」とか、「○時○分発の電車は×両、今来た電車は△△系。それなら□両編成だからこの電車は違う」とか、まぁどうしようもないっちゃどうしようもないのですが、時に、電光掲示板やら、電車の行き先表示を見なくても、それが分かってしまう時が多々あります。

ただその独特の判断が、逆に普通の人だったら当たり前に分かることが、戸惑ってしまうことや騙されることがあります。

例えば…最近困っていることが「バスが車型で行き先が判別できなくなってきたこと」
バスは通常1営業所あたり、特殊路線でない限り、1営業所の中ではメーカーが揃えられていて、三菱ふそうのリコール事件までは、どのバス会社も日本で製造される4大メーカー(日野・三菱ふそう・日産ディーゼル・いすゞ)とバランスよく配置していました。ゆえ複数の路線が走る区間でバスを待つ時は、バスのメーカーを見れば、行き先を見なくても行き先が分かってしまう場合がよくありました。

例えば叔父の家に遊びに行く時、東神奈川駅西口からバスで向かうのですが、近年バスターミナルの配置が変わるまでは、3・36・39・82・96・東急系統は横断歩道を渡った奥の停留所から、ただ24系統だけは手前の歩道橋に隠れた奥の停留所から発車していました。どちらのバスでも行くので、急いでいる時はちょっとした鬼ごっこではないけど、バスが着いてから走っては間に合わない距離かゆえ、行き先が見えないくらいの距離で判断して、そのバスの停留所に走る必要があります。
ただここを通るバスは全てメーカーがバラバラ。24系統はいすゞのバスが来るので、遠くからいすゞのバスが来たら、歩道橋下へ走ればいいという判断ができます。これは素人ではできない芸当。趣味がゆえの特権です。これが素人だと、バスが着いて慌てて走って間に合わず、走り損になる訳です。
それが04年度から、横浜市交通局が競争入札制を導入し、以来メーカーが全営業所で同じになってしまいました。またいいタイミングで日野といすゞがOEM供給を始め、見た目では容易に判断できなくなってしまいました。
そうなると、私は遠くから××のメーカーのバスが来たから…と走ると、騙されてしまうことになる訳です。

また港南台駅で上永谷駅方面で出掛けようという時、港南台駅から出る上永谷駅方面へ向かうバスは全て野庭営業所というところが担当していて、港南台駅に野庭営業所のバスはこの路線でしか来ません。なので横を向いていて行き先が見えなくても、バスのナンバーを見れば、「あっ!バスが来た」と分かる訳です。
ただそれでも困ることが。バスが営業所を移動した事を知らないでいると、素人ならバスが来たからとがむしゃらに急ぐものの、私は「違う営業所(だと思い込んでいる)なので大丈夫」とタラタラのんびりしていると、騙されて乗り過ごすこともある訳です。

何?いいことないじゃん?って。…うん。場合によってはね。

前に法事を確信犯で遅刻した時、「バス乗り間違えて…」って言い訳したら、横から同じ趣味の病気を持つ叔父に「乗り間違えたバスと正しいバスはメーカーが違うから、そんな間違いをする訳がない」と指摘されて、確信犯で遅刻したことがバレちゃった事もあるし。

明日から地元のバス路線が再編され、今日から今月末を境にバスの判断基準が大きく変わります。例えば写真の64系統は、港南営業所→磯子営業所へ担当が変わったため、写真のメーカーのバスは来なくなりました。そして上永谷駅へ行く路線を担当していた野庭営業所が廃止となり、港南営業所へ吸収されるため、ナンバーを見ただけでは系統が判別できなくなります。

分かってますよ。掲示板で理路整然とそんなこと語ったって、そんな騙され方するのって、俺くらいしかいないじゃん!って。いやいや、たまに街を一緒に歩いてて不審に急ぎだす理由はこういう理由だったんだって言い訳。
でもたまには役に立つ時もあるんだけどなぁ…。

p.s.でもこの気持ち分かる人いないかな…。なかなか世間で共感得られなくって。分かる人いたら書き込みよろしく!

初めての夜間コール

2006年03月12日 | つれづれ日記
前日帰りが1:00を過ぎていたので、天気も悪いという予報もあり、今日一日家でのんびり過ごす日と決め込み就寝。起きたら昼を過ぎてるだろうな…と寝るにも気合いを入れます。
まだまだ寝るぞ気分の中、今日は日曜日だって言うのに、母が私を強引に起こします。時計を見ると、まだすずめさんがちゅんちゅん鳴いているような時間です。
とうとう母も60歳も近くなり、曜日感覚がボケたかと、泣く泣く目をこすり起きると、電話が手渡され「会社の人よ」…日曜日なのになぜ!?

「オペレータです。××の処理がコケたので、対応を伺いたく…」

私が今所属しているチームは、運用を担当するチーム。それゆえ、会社にいない間も処理は24時間365日回っているので、それにトラブルがあった時に、即座に対応ができるように、会社にはコール台帳というものがあり、私はオンライン処理の3番目に登録されています。私にかかってくるということは、1番目も2番目も連絡がつかない訳で、内容によっては重大な判断を迫られる場合も予想され、眠いなんてのを吹き飛ばし、オペレータの話しの内容に耳を傾けます。

内容を聞くと、他のアプリケーションのトラブルの関係で、JTBの基幹システム"TRIPS"とJRの結合時間が、所定7:00のところが7:30頃になりそうとのこと。後の対応をどうしたらよいかという話しでした。
ただ今自分のいる場所が自宅なので、どの資料を見れば確実な指示ができるというのはわかるのですが、それを見に会社へ行ってては間に合わないので、確か…と頭を思い巡らせ、なんとかギリギリの指示を出します。
これから9:00にアプリケーションがオープンするまでが勝負。
一応近々の指示は出したものの、9:00までに指示した対応が無理なら、即座に必要な場所へ緊急体制を敷いてもらうよう依頼せざるを得なくなるので、その判断をつけるべく、定例的に会社と連絡を取り合い、作業進捗を聞きます。

幸い9:00のTRIPSオープンには間に合い、一応店舗の開く10:00まで電話を左手に握り締め、特に連絡がないことにひと安心。そろそろ起きただろうと、リーダーに作業報告と、対応の確認をし、ようやく普段の日曜日が始まります。

しかし朝の電話はびびるね。誰かに不幸があったかと焦るじゃん!?
電話を取ってしまった母は、たまたま去年亡くなった祖母の夢を見ていたらしく、何かあったかとほんとに焦ったらしく、おかげで家族全員、日曜日なのにめちゃめちゃ早起きしています。

7:00に叩き起こされ、10:00までの間3時間、言うなれば自宅で稼動監視をしたのにも関わらず、会社からはコール手当て1,500円しかもらえません。割りに合わない気はするけど、結果何事もなかったし、まぁね、よかったよかった。
でも気付いたら、俺ってそんな仕事してたんだな…って、運用の仕事の重大さに久々気付いた一日でした。

その後…せっかくだから起きていようと、眠いながら目を覚まそうとゲームをするも、電車のゲームで居眠りをして、信号冒進してゲームオーバーし、そんななら…と諦めて布団に入り、次に目が覚めたのは夜の19時。結局無駄に一日が知らないうちに終わってしましたとさ。

夜の梅林見学

2006年03月11日 | つれづれ旅行記
今日はちょっぴり遅めの14:30待ち合わせ。
「今日どこへ行きたい?」と聞いたところへ返ってきた答えは”湯河原梅林”。
さて困った。湯河原に梅の名所があることすら知らない私。
慌てて家に引き返し、パソコンを立ち上げあれやこれやと調べます。
無事待ち合わせに合流し、東海道線を乗継ぎ湯河原駅へ到着。
目的地の湯河原梅林こと幕山公園へ直行するバスは、1時間以上先までなかったので、手前で終わるバスに乗り、終点から歩いて向かうことに。
湯河原駅で知らないおばさんに、歩いて15分くらいよ…と言われたのはたぶんデマ。手前で終わるバスを降りると、坂を上る方向へ「梅林1880m」と書いてあります。あのおばさんがこの坂道を2kmを15分で上りきるというのであればデマではないけどね。

延々歩き通し着いた場所は、今までなぜ有名にならなかったのかが不思議なくらい、谷に囲まれた地形が梅の香りを閉じ込め、辺り一面が素敵な甘い匂いがする、ピンク色に輝く幻想空間でした。
時計も18時を回り、陽も暮れるとライトアップが始まります(残念ながらライトアップは12日で終了)。すると夕方着いた時とは違った、普段どことなく貧粗に見える梅の木々が、まるで桜のような存在感を出し、ライトによって鮮やかに夜空に浮かび上がります。

結局当初私の目論見では、見れて1時間…(たぶん飽きちゃうのかなぁと思ってました)と思っていたのが、結局2時間30分もその場でのんびり梅を眺めていました。

桜もいいですが、たまには趣向を変えて梅もいいもんですね。

ブラボー!苗場~2日目

2006年03月05日 | つれづれ旅行記
ちゃんと朝起きられたかって!?…2日前終電まで仕事して、前日始発で出てきてスキー1日して、夜遅くまで起きてたら、そりゃ起きられる訳ないさ。ホテルの電話のモーニングコールはぶっちぎり、部屋の目覚まし時計のアラームもぶっちぎり、起きたのは、私の携帯でアラームをかけるとその時間に鳴り響く駅発車メロディーで、周りが騒がしいのとうっとうしくってメンバーに起こされて起こされてやっと。寝覚めの第1声は「亀は食べられません」…俺はどんな夢を見てたんだ!?

普段は騒がしいメンバーも、朝ばかりは静か。
朝食は坦々と儀式的に終わり、帰りのバスを予約すべく、一足遅れて部屋に戻ると、私のベッド改めソファーは、他のメンバーの寝床へと変わっていました。
せっかく来たんだからとムチを打ち、9:30頃2日目の滑走開始。
まずは昨日行かなかった筍山山頂を目指します。
今日のトップ画像は、筍山山頂で苗場山方向を臨み、雪でイタズラするメンバー2人のバックショットです。久々の全員集合、ここで撮った全員集合の写真は、メンバーみんないい笑顔で撮れていました。

今日のイベントは筍山から麓のゴンドラ乗り場までのスピード競争です。
私の発走は最初の走者から3分後、一番遅くに出るスーツで来た彼とは更に2分の差をつけての出発です。罰ゲームはビリの人はお昼休みにカレー禁止とビール禁止という、スキー場での楽しみのトップ2を禁じられる過酷な罰です。
最初の走者が出て気付いたのは、3分は意外と長い。もっとあっという間で…という計算が崩れ、ちょっぴり慌てています。
待ちに待って3分、いよいよ出走です。でも最初の彼は、スタート地点の分岐で、距離が長く混雑している林間コースへ迂回していったので、私は34°の大斜面を一気に下り差を縮めます。焦って滑ったので意外と早く大斜面を終え、もうビリはないと確信。ちょっと休憩などしながら、急ぎめに滑ります。途中もう1人との差も確認していたので、スーツの彼はスキーが上手なので、1位は諦めて、5人中2位か3位には着けるだろう…とゴンドラめざし、疲れて悲鳴を上げるふくらはぎを無視して、ビュンビュンと飛ばします。
そして最後、ゴンドラまでちょこっとある平地。ここが計算外でした。
私の履く板はマイショートスキー。買った時にスピードの出ない安全設計の板を買ったのを忘れていました。
平地になったとたん、あり得ない勢いで減速する私を、後ろからつけていた2人が一気に追い抜いていきます。でもストックのない私は、どう頑張ってもスピードには限界が。ゴールに着くと林間コースで迂回した彼も含め、私以外の全員が集合しています。のんきに休憩なんてしてる場合ではなかったんです。
…再びゴンドラに乗り、山頂の山小屋でお昼。みんなカレーにビールを付け美味しく食べている中、私はハヤシライスにアイスコーヒーです。でもよく見るともう1人ハヤシライスを食べている奴が。ならビリを譲ってくれよ!!!

午後はショートスキーを履いたことないスーツの彼と私で板をチェンジする約束。私は久々の長いタイプのカービングスキー体験です。
私の予想では、カービングでも余裕、余裕…と挑んだ大斜面。7℃を越し暑すぎるゲレンデはここだけがアイスバーンに。そしてところどころに大きなコブ、でも急斜面。思うようにターンが決まらず、更に急な斜面で、大斜面が終わって普通のコースに入ると、震え上がってテンションがた落ちの私がそこにいました。
結局、1時間程度で交換をやめ、元の自分の板に戻っても、一度消えたなんかどうしようもなかった自信はそう簡単には戻らず、相変わらずぎこちないまま夕方に。
午前中は調子に乗りレースでビリ、午後はカービングで震え…ダサダサです。

16時前、滑走を終え、17:00発の越後湯沢駅行ホテル送迎バスを待ちます。
スーツの彼は再びスーツに戻り、私はウェアの詰まったバッグにブーツバッグ、それに板のバッグと重装備に戻ります。それから越後湯沢駅までの30分、他のメンバーは一瞬で眠りについていました。

帰りの新幹線は指定席の都合で1時間後の18:54発。
たぶん我々と同じく明日から仕事かという様相の人でごった返す駅コンコース、それぞれにお土産を買いつつ、我々はちょっと寄り道。
寄った場所は、越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」という、酒所・新潟ならではの日本酒の試飲をさせてくれるスポットです。
500円を店員に支払うとコイン5枚と、小さなおちょこを手渡されます。
そしてそのコインを、ずらりと並ぶ日本酒の試飲自販機の好きな銘柄の場所に入れ、合わせてもらったおちょこをセットしてボタンを押すと、ちょうどおちょこ一杯分試飲ができ、それが5銘柄で500円。量もそろそろあり、量から考えれば破格な値段です。
中で極めつけは、日本一アルコール度数が高い日本酒「銘酒さむらい」。度数はなんと+50、呑むとひとくちで胃までの飲み物が流れるルートが分かるくらい、当たり所にギリッてパンチを効かせてきます。疲れどころにこれはマズいと1口でリタイヤ。あれ1合呑めたらつわものだね。

帰って翌日目が覚めたのは昼も過ぎて15:30。
26歳の体力はこれが限界です。

ブラボー!苗場~1日目

2006年03月04日 | つれづれ旅行記
今期気付いたら4回目のスキー。
今回のメンバーは、地元の高校からの友人5人。
8年前、私が最初にスキーを始めた時も、ほぼこのメンバー。
我々の間では”特攻野郎Aチーム”と称していて、最近ではそれぞれの仕事が忙しくなり、なかなか集まれていないものの、以前は度あるごとに集まっていた仲間です。
久々のAチームの集合なので、私も普段に比べて企画とちょっぴり気合いが違います。
今回は久々のお泊り企画。それとばかりに面白い宿をと探します。
新幹線も手配し、いざ準備万端。集合は当然始発の新幹線です。
参加メンバーのうち1人は、自宅の最寄り駅を出る始発電車では、東京からの始発の新幹線に間に合わないということで、東京に比較的近い場所に住む、もう1人の参加メンバーの家で前泊をして参加。
そしてもう1人の参加メンバーは、前日仕事が上がれず徹夜勤務。普通の人ならその時点で参加を断念するところ、そこは久々の全員集合とあって気合いが違います。会社で明けまで仕事をやり続け、なんとかギリギリ片付け、そのまま寝ずに合流。そいつは当然スキー用具どころか、お泊り道具もなく、それどころか当たり前らスーツに革靴。
…全員それぞれに気合いが入っています。

東京6:08発、仕事場からそのまま来る1名は途中の大宮で合流。
一路今回の目的地・苗場スキー場を目指します。
天気予報は2日共に快晴!暖かくなる予報でコンディションは万全。
大宮で仕事場から徹夜で参加している彼は、合流するや否や、これからスキーへ向かうとは思えない格好…完全手ぶらで席に座るや否や寝ながら、滑走に向けて体調を整えています。

越後湯沢7:25着。まだ朝早すぎて、ホテルの送迎バスの始発まで2時間近くあるので、それは待てないと、すし詰めの路線バスで苗場スキー場を目指します。
バスの中はそれぞれ板を持ったり、大きな荷物を持ったスキーヤーでいっぱい。そりゃスーツの彼は浮いてます。スーツがピシッとしてりゃ、そりゃ出張かなんかに見えるんでしょうが、徹夜明けでいい具合によれてしまっているので、出張というより、なんか触れちゃいけないオーラがバンバンでちゃってます。
一世代前のおんぼろ路線バスは、我々の重みに耐えかねたのか、定時に駅を出たのにスキー場に着いたのは20分遅れ。混んだバスは通勤電車の比ではなく疲れます。

スーツの彼は、苗場スキー場目の前の苗場プリンスホテルで服を揃え、メンバー全員準備万端!いざ滑走です。

まずは足慣らし…そんな甘いことは言いません。
無鉄砲・無計画が我々のモットー。コースマップもロクに見ないままに、山頂へ向かう高速ゴンドラに乗っちゃいます。
そりゃゴンドラを降りれば最大34°もある急斜面が待つ、通称”大斜面”が我々を待ち構えます。
でも我々も少しは大人になりました。最初は林間コースへ迂回し、ちゃんと足慣らしをして、錆びきった体を序々にほぐします。

時計が正午を回ろうかという頃、もう脚の調子も整ってきたので、満を持して今度は、苗場名物”ドラゴンドラ”に乗り、隣のゲレンデ・田代スキー場を目指します。今日のトップ画像は、その田代スキー場で撮影したものです。

快晴の空の下、スキーキャリアも似た仲間ゆえ、ペースも揃って参加5人が揃って、快調に滑走距離を伸ばしていきます。

時計も15時も回ると、始発で来た我々は既に体もガタガタ。明日に備えて、ちょっと早めのチェックインです。今日予約した部屋は、苗場プリンスホテルのワールドカップロッジという部屋です。
この部屋、プリンスホテルと思って想像した人には、なかなか変わった趣向の部屋。宿泊料金も他の部屋と比べて1泊10,000円程度安いこの部屋、部屋に入るといきなり2段ベッドがドンドンと目に飛び込んできます。
でも我々今日のメンバーは5人。さて4人は2段×2つの2段ベッドでいいものの、残りの1人は…と見ると、部屋の中心にちょこんとあるソファーに目が留まります。そうです。このソファーが5人目の寝床です。両脇を2段ベッドに囲まれ、ソファーをベッド仕様に変えると、部屋全体がベッド占領したような変わった部屋です。でもまぁ部屋はそこそこ綺麗で、プライベートスペースがいらない、今回のようなメンバーの場合は、むしろそこが面白いかと思い、ちょっと狙って予約してみました。

夕飯を適当に済ませると、いつしか全員あっという間に就寝。
全員26歳、一日フルフルに体を酷使した結果です。

夜21時頃、メンバー1人が起こしてくれたおかげで、起きられなかった1人を部屋に残し温泉へ。そしてお酒とおつまみを買い込み、夜は大宴会…をする体力はないので、軽い小宴会で夜を過ごします。会場は当然私の寝床である、部屋の真ん中のソファー。

最後の1人が所定のベッドに収まったところで、ようやく私は自分の寝床を整備して眠りに。明日も気合いの入った我々は7:00起床を予定。ソファーがベッドに変わったのが既に日付はとうに変わった3時前。明日は起きられるの?

カウンターのお姉さんVS電車好きのシステム屋

2006年03月02日 | つれづれ日記
私の仕事はJTBの予約・発券システム"TRIPS"と、トップツアーの予約・発券システム"VENUS"の中のJRアプリケーションの運用・開発をしています。
入社から1年間は開発の仕事だったので、ユーザーとの打ち合わせは上の人たちの仕事だったので、私は黙々とPGMの製造とテスト。結局そのPGMたちが本番にアップされるのを見届ける前にJR運用担当へ異動したので、自分の作ったPGMたちがどう運用され、支店の人たちがどう使っているのかは見たことがありません。
そして今担当しているJRの運用のお仕事は、システムを使う店舗の人からの問い合わせを受けたオペレーションセンターからの問い合わせに対して調査・対応したり、定例的に発生するデータの更新等メンテナンス、そして半年に1度のお祭り・定期改修のお手伝いなどをしたりしています。

実際まれに店舗の人と会話することもあり、その時に自分の運用しているシステムがどう使われているかが見える瞬間はあるのですが、やっばり実際に目の前で使っている様子を見たい…という訳で、今のチームに異動した頃から、努めて旅行の度にJTBの支店へ行き、端末が設置してあるカウンターで、操作の様子を見ながら実際に旅行の手配をしている様子を見ながら、自分の旅行券を手配してもらいに行くことがあります。

ちょうどあさってから高校時代の友人とスキーへ出掛ける事になったので、例のごとくJTB支店へ相談へ行きます。長い順番待ちをクリアして、呼び出され座ったカウンターで接客してくれる人はどうやら新人。なんか初々しいオーラがバリバリでてて、気持ちいいけどなんか不安な感じがします。

店員:「どちらのご旅行をご検討ですか?」
私:「3月4日出発の5名でSKIツアーを考えていて…」

ここで具体的に決めてきたコースをバシッと言ってしまうと、店員もそれに向かってぱきぱきと手配を進めるだけなので早いのですが、そうすると私が万が一更にいいプランを見逃していた時に、誰も気付かず損をすることがあります。
なのでここは店員に申し訳なく思いながら意地悪です。

私:「予算30,000円くらいでリフト券付のプランで、アクセスのよいところで、かつホテルがゲレンデが近く、そのゲレンデの広いところ」

向かいの新人さんは意気揚々と、端末で探し出す前に「蔵王なんていかがですかね。この間私も行ったんですが、結構よかったっすよ」なんて言いながら、国内旅行の検索機能で、地区を蔵王に設定し照会します。
当然私はその機能は知っており、会社でなら同じ照会かできるのですが、仕事中は仕事。あまりそういうことはしたくないので、端末で照会していく様子を見ます。

大体最初の1発目の回答で雰囲気はおおよそつかめます。
まず蔵王は予算オーバー。30,000円で手頃なホテルは既に満室。予算追加してもいいと思ってはいたのですが、その追加投資に見合ったホテルがなく断念。

さぁ次はどこを勧めてくるんだ?…とちょっとその新人さんのスキルチェック。

出てきたのは「南小谷駅からバス…」「超しょぼいゲレンデ近くのなぜかいいホテル」「日程が対象外のホテル」。まず南小谷駅って、横浜から何時間かかるのよ。そして大きなゲレンデ言ったよな。日程が出発除外日だったら予約できへんやないの!!…これは長期戦の様相です。

だんだん向かいの新人さんの表情が微妙になってきたので、ちょっとアシスト。
「スキー場は××か△△あたりで探してもらえます?」
ようやく表情に笑顔が戻り、意気揚々と慣れない端末を叩き叩き、私の納得の行く部屋が見つかり、まずは宿泊券の手配が完了。リフト券も付いていて、かついいホテルなのにたぶん偶然格安で、かつ朝食付。たぶんスキルで見つけたとは到底思えない手つきではあったものの、ここまでは合格です。

さて次は往復の電車の予約。
宿泊券は苗場で取ったので、往復東京~越後湯沢の新幹線の指定券を手配しなければいけません。
私は知っていました。この時期の、私が乗ろうとしている時間帯の新幹線の予約がなかなか難しいのを。だって先日旅客会社さんと呑んだ時も、JR東日本の人が難しいですねって言ってたんだもん。

私の行きの電車で出した条件は以下の通り…
・東京6:20発Maxたにがわ71号を第1希望。
・参加5人が1列に並ぶ席希望。
・できればMaxなら2階席、もちろん禁煙席。

あいにくMaxたにがわ71号は照会したところマン回答。分散でもマン回答。1階席もダメ、グリーン車もダメ。これは諦めざるを得ません。
次に第2希望として出したのが、東京6:08発Maxとき301号。
これも2階席希望で、5人がまとめて座れることが前提。

こちらは照会すると残席あり。但し2階席は分散でないと座れないとのこと。でも1階席だったら取れそうですというので、ちょっとだけリクエストを。

私:「フラット席が取れるのであればその列車で」

フラット席とは…2階建新幹線Max(今日のトップ画像はE4系Max)は、2階建なので、基本的には2階構造なのですが、台車の上など2層にできない部分だけ、普通の新幹線と同じように平屋のレベルに席があるエリアがあります。この席のことを別名「フラット席」と呼びます。
ただこのフラット席。その席をピンポイントに取るのは難しいことは知っています。さらに分散不可、禁煙で…なんて条件まで付いています。さぁ新人さんどうする!!

まずその新人さんは裏へ引っ込み、席番をまとめた本を持ってきて、その席に売れていない席があるか探し始めました。
「1階席の×番~…でない、でない」なんて店員さんがつぶやきながら、一生懸命叩いているけど、俺は分かる。ひとつ特殊な入力をしないと、その席は手配できないことを。
新人さんが裏へまた行って調べに行こうとしたので、ちょっと待ったと一声。
上長からあまりするなと言われているけど、身分を名乗り、系列のシステム担当でJRをやっている旨を伝え、その画面入力に「GF」の入力が抜けていることを指摘。
新人さんは「そうなんですか!」なんて言いながら照会キーを発信。ようやく欲しかった照会回答が出てきました。

苦労の甲斐あり、フラット席を分散せず横並びで手配ができました。
でもそれから、いろいろ必要な操作があると、これは…と質問をしてくる新人の店員さん。これから仕事のいいお客さんにはなりそうですが、端末操作を勉強しながら操作する店員と、教える客。光景は異様でした。


自分の運用しているシステムは確かに使われていて、なんか自分の仕事が関わった旅行券を手にする瞬間はまた一入。いい仕事に出会えたなと充実感さえ。
ただトータルして考えれば、確信犯で店員を困らせる厄介な客なんだろうなと帰り道ちょっぴり反省。ほんとその際はごめんなさいでしたm_m


p.s.スキー旅行紀を一気にアップしました。「ブラボー!~」がそのシリーズです。珍しく文章短めです。