Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

仙台SUPER GT in SUGO観戦記

2006年07月23日 | つれづれ旅行記
前日のうどん反省会での酔いも覚めやらぬまま、気付くと東京駅。
これから東京6:56発はやて1号で仙台へ向かう予定です。

目的はこの時点で理解していたのは”仙台でレースがあるようで、それが楽しそうだから見に行く”というだけ。でもどうやらF1レースではないらしい…というのは噂では聞いたものの、まぁよく分からないし行ってみるか!ってノリです。
このツアーの主催・宣伝部長と、ちょい悪オヤジことHさんは、既に前日夜から前乗りしており、始発の新幹線で向かうのは私一人。
仙台8:37着。大宮から1時間ちょっとという速さにびっくりです。

大好きな仙台駅新幹線ホームの発車メロディーを聞き改札口を出たところでお二人と合流。ちょい悪オヤジは、普段とても会社では想像できない、すごいラフな格好をしています。
お二人が朝ごはんがまだというので、朝マックに同行。
気合いも入ったところで、借りたレンタカーに乗り込み、仙台市内から20km離れた、スポーツランドSUGOという場所へ向かいます。

借りた車は、今日は予算をケチり、いつものプリウスではなく、同じクラスながらキャンペーン割引で安くなっているベルタという車。実は初めて本格的なガソリン車の運転ながら、アクセルを踏むとただエンジンの回転数が上がるだけというのは、個人的にあまり魅力ではなく。ちょっぴりだけ運転し、すぐにドライバー交代。やっぱり俺は普通ではダメなようです。

途中先週も来たフルキャストスタジアム宮城に寄り道。秋保温泉を横目に見る頃には、仙台市郊外らしい、緑豊かなのどかな風景が広がってきます。
いよいよここからスポーツランドSUGOへは一本道というところになると、見渡すと周りは本格的なスポーツカーだったり、改造車だったり…。私のようなプリウスではしゃいでる車の世界・超初心者が、いきなり突っ込んでいい場所なのか不安になってきます。

駐車場というか、ただの荒地に車を停め、レース場まで約1kmのお散歩。
ここまでは、ただ緑豊かな公園を散歩しているだけ。ただよく見ると、一緒の方向へ歩く人たちの客層が、どことなく電車系のイベントの時と似た感じの人ばかり。
おしゃれに着飾った人などどこ見回してもいなく、逆に何を撮るためなのか不思議な超望遠カメラを持ち、メモを取りきょろきょろする人々。どこの世界も極めた人の集まりになると、一般の世界ではなかなかいない人種の方が当たり前になってしまう不思議な場所となってしまいます。

レース場に到着。まだサーキットは見えない場所ながら、鳴り止まぬ実況と、奥から聞こえてくるけたたましいエンジン音。その音の凄さは、暴走族のそれとも違って、とにかくバリバリと激しい破裂音が耳をつんざく感じ。まだサーキット場手前から一般ではうるさく感じる轟音。現場ではさてどんなになっているのか…。

既に宣伝部長のテンションはMAX。
まずはサーキット場をスルーして、イベント広場で開催される、メーカーブースとグッズショップに立ち寄ります。
そこに並ぶのは、色とりどりのスポーツカー。
よく見ると私も普段たまに見ているような車もあったので、頑張れば買えるのかと値段を聞くと…とても生活に車が必要ない人が買える値段ではなく。でも電車の数倍どっぷりと趣味にハマれば、気合いを入れて貯金して買っちゃう値段でもありました。とりあえず現時点で気合いを入れて貯金する予定はありませんが。

そしてイベントステージに目を移すと、マッチのトークイベント、更に奥のブースでは、レースクイーンがちびっ子とじゃんけん大会をしています。
じゃんけん大会に参加できるのはちびっ子のみ。じゃんけんをするちびっ子の周りには、参加資格のない大きなお子様たちが、ありえない大きなカメラを片手にバチバチと写真を撮っています。
でも俺も老けてしまったのか、レースクイーンに目が行かない。
だってよく見ると、化粧がぶ暑かったり、そもそもスタイルだけでトークが見下し感たっぷりでムカつくとか。でもそんなにトキめけた方がいいな♪

いよいよサーキット観客席に陣取り観戦の体制に。
ふと気付くと、ちょい悪オヤジは買ったばかりの一眼レフデジカメを持って右往左往…。頭に巻いたバンダナに、派手なシャツにカメラ。一端のマニアです。
宣伝部長も、会社のそれとは大違いで、目つきがいわゆる趣味の人。
車について熱く語るその様は、私の好きな趣味人間そのもの。
やっぱり男たるもの、子供がおもちゃに遊ぶごとく、熱くハマれる趣味を持ってないといけません。

レースクイーンと車が並んで撮影大会が終わると、けたたましいエンジン音が響きレーススタート。飛行場で飛行機が離陸する音とも違う、暴走族が集団走行するのとも違う、とにかくすごいエンジンの音。
そういえばさっき売店を見た際、なぜか耳栓がいろんなところにあったのを思い出し。慣れない人には耳栓してもどうかというくらいの騒音。私も騒音は多少慣れているつもりでも、かなりギリギリです。
よく見ると、スタート早々から、1台が最初のコーナーで事故ってます。
単独事故のようで、多少頑張ろうと前後フラフラした後、ドライバーが車から出てピッドへ徒歩で帰還。それを走る車が邪魔そうに避けていきます。

けたたましい音と、もの凄いスピードで走る車を見ること約2時間。81周、その間に300kmも走ったとのこと。
最後には宣伝部長イチオシのチーム"xanavi nismo z"チームが、劇的な接戦ながら1位は取れず2位。その決定的な瞬間は、単なるマシンの接戦ではなくまさにドラマ。確かその瞬間は70周を過ぎたところで、まだちょっぴり残っていたものの、その抜かれた瞬間に、「あっ!決まった!!」って観客が感じた一瞬が。男のドラマがまさにそこにありました。

優勝会見を眺め、マシンのエンジン音もやみ一気に静かになるサーキッド。
30℃を越す中の2時間の観戦は確かに熱かったし暑かったけど、特に会見で2位に甘んじた"xanavi nismo z"チームのドライバーの表情が、いろいな物を物語っていたのが印象的で、こういう世界もあるんだな…としみじみ帰り道へと向かいました。

観戦で興奮しお疲れのお二人。仙台駅の駅ビルで牛タンをほおばる際も、普段とは違ってやけに口数少なげです。
乗変して予定より1本早いはやて32号には、よく見るとさっきまでカメラっ子に囲まれていたレースクイーンの人たちがそこここに。レースクイーンの私服は…ギャルっぽくて見てて微妙です。なんか仕草もオヤジ臭いし…。

土日きっぷで行く半日で日本海一周の旅

2006年07月22日 | つれづれ旅行記
先週のカート&仙台旅行を終えひと段落。
いよいよ来週から、仕事が今持っている案件の関係で一気に忙しくなるので、その前に自分の作業をひとつでも…と思って、てこてこ作業をしていたら、宣伝部長(2006/7/15日記参照)からお呼び出しが。

「週末仙台行かない?」
(ネタバレ防止のため、もう少し具体的なお誘いだったのですが省略しています)

…いやいや文頭にも書いた通り、先週末まんま仙台に行っているのに、また仙台へとは。でも誘われた企画も面白そう♪なので先週と全く同じく車で仙台ではつまらないので、電車で行くことに調整し、2週連続仙台の旅がここに決まりました。
ただ週末2日間のうち、今日は夜に既に先約が。地元の夏祭りに参加し、その後うどんツアー(2006/6/24-25)反省会という予定。なので日帰りで行くことにしました。
仙台にただ新幹線で往復するなら、フリーパスタイプの特企券「土日きっぷ」がお得。ただ仙台に新幹線で往復すると乗車券+新幹線特急券(指定席)で10,590円×2(往復)=21,180円[※この日は繁忙期なので指定席利用の場合片道+200円]。でも土日きっぷは南東北~信越・関東一円乗り放題、2日間有効、新幹線利用可で18,000円(しかも4回まで座席指定可)。だいぶお得なきっぷです。
でも考えてみると、明日日帰りなのに、持ってるきっぷは2日間有効。しかも仙台に単純に往復なので、2回分座席指定をできる権利が余る。そして用事は夕方~夜までで、朝から昼過ぎまでは予定なし。…ということで仙台へ誘われた日の帰り道から一晩掛けて、その空いたフリータイムの過ごし方を考えます。
うん、うまく決まった♪…乗りたかった北越急行~信越線未乗区間に乗る旅に行くことに。

旅の朝は早いです。
港南台6:38発/根岸線・普通403Bで大船へ。大船から東海道線・普通732Mに乗り東京7:37着。ここから上越新幹線に乗り、越後湯沢から北越急行経由の特急はくたか号に乗るという計画です。
目指す特急はくたか4号の接続に合う列車は東京7:48発Maxとき307号、オール2階建新幹線です。当然指定席は2階席を希望しますがあいにく満席。残念ながら1階席で我慢です。
上越新幹線は建設が遅かったのもあり、ほぼ全区間で高架の脇に防音フェンスがああるので、1階席で全く何も見えません。なので早起きの分寝てやるぞ…と挑んだものの、私の予約したE席の隣D席に座る見知らぬオヤジの新聞とひじ掛けからお菊はみ出たひじ、深々組んだ脚が気になって眠れやしない。大学教授っぽいその人、もう少し世間のルールを守ってほしいなと。越後湯沢9:05着。

越後湯沢で次に乗る特急はくたか号との接続はたったの8分。ただ乗り換えるだけな余裕な時間だけど、私の場合写真を多少撮る時間も付加されるので、それにはちょっぴり慌しい時間。新幹線で下車するなり小走りでほくほく線ホーム0・1番線へ。そのホームに沸く温泉のモニュメンスをわざと逆行に撮り、慌しく乗り換える大勢の人と被せてみたり、いつもの駅名票と電車の前で撮るパターンなどをたった8分で全部撮りつくして、いそいそとはくたか号に乗車。
越後湯沢9:13発。乗ったはくたか号は、指定席も自由席もほぼ満席。暦的には夏休み始まってすぐの休日。確かに子供を連れた家族連れ、おじいちゃんおばあちゃん(孫を連れた)が多い。これから北陸へみんなで帰省するのかな?
六日町を出たところからが北越急行。ここから先は一部のはくたか号は狭軌最高速度160km/hで走ります。六日町を出て上越線の線路と分かれた途端に電車は一気に加速。線路がよすぎるため、音では速度は全く分からないけど、景色の移り変わりのあまりの早さに、ようやく160km/hだな…と感じます。たまにロングレールの溶接の悪い場所でかすかにするジョイント音(線路の継ぎ目を台車が叩く音)は、まるで新幹線のような音を立てていて、トンネルへ突っ込む際の耳ツンはまさに昔の新幹線。でも安定した乗り心地が、今の電車の技術進歩を感じさせます。
十日町を出て、長いトンネルを何本か抜けたと思ったら、遠くに日本海が見え、降りる駅・直江津に到着(10:08着)。

ここからは日本海に沿って長岡へ向かいます。丁度着くと乗ってきたはくたか号の横に長岡方面の快速くびき野号が停まっていますが、この電車は特急型電車。この先に窓をばっさり開けて眺めたい景色があるので、わざと見逃して次の普通電車を待ちます。
直江津10:32発普通1333M、30分前に快速くびき野号が行った後で、しかも電車は長い6両編成。1つの車両に1人か2人という中、ボックスシートを独り占めして、日本海側の席を確保。ちょうどクーラーもほとんどかかっていなかったので、窓をがっさりと全開に、ここから柏崎まで車窓はひたすら日本海。電車のモーターの音の奥でかすかに響く潮騒の音。誰もいない海をのんびり眺め、坦々と電車は長岡へと進んでいきます。青海川、鯨波とよく雑誌によくローカル線の絶景と紹介される名景を一気に眺めます。
柏崎を過ぎると車窓は一変越後平野いっぱいに広がる田んぼ。そこここに高級米として有名な魚沼産こしひかりの幟があがっていますが、魚沼郡以外の場所なのにその幟が。よく不動産の世界では、土地の評価を上げるために名前に近くの有名な場所を引用することは聞きますが、お米の世界でも同様のようです。長岡12:02着。

夕方の待ち合わせも気になる時間。ここから一気に横浜へ帰ります。
長岡駅コンコースで見つけた大好きな駅弁・ますのすし(1,300円)を買い、新幹線ホームへ。長岡12:19発臨時Maxとき360号、席は2階席。一段高い車窓を見ながら、大好きなます寿司の昼食。しかします寿司、本物の竹材でしっかり包装されていて、その開封が意外と難しい。そして食べようと思うと臭み消しの笹がとにかく邪魔。パクパクと食べたいのに、竹材をどけて、笹をはがして、ナイフで食べやすい大きさに切って…。そんな苦戦しているうちに、いつの間にか車窓に長野新幹線が見え高崎に到着。不器用な人間に凝った食べ物はダメなようです。

東京14:00着。たった半日で日本海をぐるっと一周して帰ってきました。
途中、夕方の待ち合わせの件を友人にメールする途中、わざと「今日本海へ向け…」と書いたのはやっぱり印象的だったようで。夕方に待ち合わせてるヤツは、普通朝から日本海まで出掛けないもんね。
帰って予定通り地元のお祭りに参加。母が手伝う出店でビールをご馳走になり上機嫌のまま、うどんツアー反省会へ。明日のことなどまだ考えにもなく飲み更け…。
明日の朝が心配です。

プリウスドライブ~仙台野球観戦の旅・2日目

2006年07月17日 | つれづれ旅行記
今回の旅行。
旅行直前にメンバーの1人が旅行2日目(今日)の午後から仕事になってしまい、仙台にわざわざ来ておきながら、早朝に仙台を発つスケジュール。
メンバー全員6時起床。私の疲れはとうとうピークです。
天気は相変わらずの雨。1人のために、仙台もロクに観光せず帰るという状況に、車の中も行きとうって変わって微妙な空気。なのに仕事のメンバーは1人すやすや…。気持ちイライラするとどうもスピードが上がるようで、スピードメーターは関西の新快速の最高速度より若干高め。イライラした時にハンドルを握ってはいけません。

まず国見S.A.で朝食休憩だよ…と言うも、寝こけたメンバーは寝たまんま。気にせず車のKEYを閉めて残り3人のとばっちり組で、そばとホットケーキの朝食。ほんとは福島丘陵が広く見渡せていい場所なはずが、天気は相変わらず悪く何も見えず。
車へ戻るとなぜか自衛隊の車が私の車を何十台もで取り囲み休憩中。
でもつくに自衛隊に狙撃される覚えもないのでじっとしていると、程なく大群は去っていきました。

帰り道は行きとルートを変えて、郡山JCTより磐越道へ入り、常磐道経由で帰ります。高速道路なので、あまり景色も代わり映えしなそうですが、ちょっとでも楽しみを作らないと、流れの読めない後部座席で相変わらず寝ている彼にぶちっといきそうで…。
私は自分がハンドルを握る時、助手席も含め同乗者が寝てしまうのはいいという考え。むしろ寝れるくらい乗り心地も上がってきたのかな…と思うくらいです。
ただ今回は、本来なら仕事が入った時点で1人で新幹線を予約して帰るか、そもそも旅行を辞退すればいいのに、周りを巻き添えにしておきながら、周りは私に気を遣って眠い中頑張って起きててくれているのに寝ているという行動に腹が立つ訳。バックミラー越しに見ていると、1人爆睡、他はこっくりしながらも頑張って起きているという様子がはっきりと見えます。

阿武隈高原S.A.で本日2回目の休憩。ここで最近個人的にブームな実況付のコーヒー自動販売機を発見。コーヒールンバのメロディーに乗せて、ミル~ドリップ、注ぎまでを実況でモニタに映し出される様子が非常に面白い。特にドリップの時に、機械に貼られた「あなたのためにドリップ中♪」のラベルが心をくすぐります。
こんなコーヒーマシンが会社にあったらいいのにな。うるさいけど…。

磐越道は周りに車がまったくおらず非常に快適。
これで天気がよければ最高なのに。
いわきJCTから常磐道へ入り、一気に東京を目指します。
カーナビにVICS警報を受信して何だと思ったら、とたんに大雨。大雨による速度規制情報だったのですが、スコールを通り越してまるで滝。途中一瞬滝壺にタイヤを取られ、かなり焦る場面も。でも連休最終日の上りにも関わらず、ペースは順調に進みます。

11時過ぎ、友部S.A.で3回目の休憩。
最近ブームな五平餅を買ってうきうき車へ戻ると、仕事だと言っていたメンバーから衝撃発言が。「仕事なくなった…」。
さすがに我慢の限界。車内はかなりピリピリムードを通り越して、巻き沿い組の1人は明らかにキレてます。
その中私はというと…もう降ろした後、残りのメンバーでどこかへ行こうと心で決めていたので、それに1人追加参加が決まったという程度の気持ち。イライラは既に今までスピードを出してすっきりしたので、もう怒ったりはしません。

協議の結果、行き先を当初の東京都大田区→養老渓谷に決定。なるべく現地で美味しいものを食べたいということで、再び追越車線をガンガン進みます。
三郷JCTを過ぎるといよいよ首都高。長い道のりを帰ってきました。ただ向かうは横浜方面ではなく京葉道~館山道。京葉道も渋滞なくスムーズに通過し、市原I.C.から一般道へ。途中のコンビニで向かう養老渓谷の情報を仕入れ、更に山奥へと足を進めます。
行き先は粟又の滝の奥に最近開設されたという日帰り温泉・滝見苑けんこう村ごりやくの湯。ここには食事処もあり、川魚などを料理とした食事ができるとのこと。
細い道を走らせ着くと、確かに最近開設されたらしく、建物はどれも真新しい感じ。まずは風呂よりごはん。時計はもう14時過ぎ、はらぺこです。
着いたタイミングが悪かったのか、川魚は全て売り切れ。なので私は釜飯を頂くことに。実際に釜で炊いたごはんゆえ、嫌が応にも美味しい訳。いいでしょ!?
その後はお風呂を頂き、風呂上がりには瓶コーヒー牛乳。腰に手を当て。
お風呂は大変広く、ぬるめのお風呂で長くのんひりしたい時におすすめです。

いよいよ夕方。レンタカーは20時までに返却なので急いで帰ります。
養老渓谷から麓まではのんびり行くはずが、知らない車に抜かされ頭文字Dよろしくバトルスタート。相手はプロ、すごい勢いでコーナーを曲がっていきます。負けずプリウスも頑張ります。結構ねばるも、こちらは4人乗り+ドライバーは私。残念ながら勝負は負けてしまいました。

途中海ほたるS.A.で最後の休憩。やっぱり天気が悪いと、海の上でも薄気味悪い感じ。でも毎度ながらここが東京湾の真ん中というのが信じられず、理解すると何か怖くなってみたり。ねぇ、最近「日本沈没」なんて映画もやってるでしょ?

海ほたるS.A.を出ると、後はひたすら海底トンネルを抜ければいよいよ神奈川県。
メンバーを1人1人送り、最後は一人寂しくレンタカー屋へプリウスを返却。
3日間合わせて総走行距離1,364km。ほぼ四国八十八ヶ所巡り全行程と同じ(若干少なめですが)。
旅の翌日、前日は21時過ぎに寝たはずが、起きたら翌日の夕方。
運転ってリアルに疲れるんだな…って身にしみて感じた瞬間でした。

プリウスドライブ~仙台野球観戦の旅・1日目

2006年07月16日 | つれづれ旅行記
連休2日目、私が黙って家にいる訳もなく。
前日のカートで興奮した疲れもそのまま、今日のお出掛けは中学校時代からの友人3人と仙台に野球を見に行きます。
俺が仙台にわざわざ見に行くほど野球が好きかって!?…いや。以前は巨人びいきだった時代があり、あまり電車だバスだと言ったように表だって趣味にはしてなかったものの、多少見ていて面白い程度には好きだったのですが、どうも巨人の1度目の原監督解任あたりから、野球が急に面白くなくなり、最近では順位とか全く気にしなくなってきていたり。
それでも行こうと思ったのは、以前今年の夏の目標に挙げていた、プリウス遠乗りを実現できるいいチャンスだったから…。
そんな理由で、野球が見たい人3人と、プリウスが運転したい人1人の計4人で、天気予報は最悪の雨の中、仙台に野球を見に行く以外全く予定を考えていない、気のみ着のままの旅に行くことになりました。

前日から借りっぱなしのプリウスさんは、駐車場へ向かえに行くと調子は絶好調の様子(最近は音で調子が分かるようになってきました)。15時プレイボールゆえ、現地でのお昼や、連休の道路の混雑度を考えて、ちょっぴり早めの5時、自宅近くの駐車場を出発です。
今日参加の友人宅の近くに立ち寄り、6時過ぎにメンバー全員集合。
いよいよ一路仙台へ向け気合いのドライブです。

ちなみに今回のメンバーは男4人、全員同級生なはずなのに、運転ができるのは私一人…。疲れてもメソメソしたくなっても、ドライバーは交代できません。でも体調的には昨日のカート大会で手が震えるまで興奮したせいか、また早起きで目が覚めないせいか最悪なまでに絶不調。運転してる間は、集中しているので眠いとかはないのですが、なんか出発時点から体が重たく気掛かりなので、ちょっぴりスピードアップで早く着いてゆっくりしようと、アクセルも普段より気持ち踏み気味。でも早朝に都内を抜けたせいか、渋滞にもかからず快適なドライブが続きます。

横浜新道~首都高湾岸線を快走。首都高はいつ走っても狭くて周りの車がプロっぽい人が多く、プロに煽られたりで気が抜けません。また分岐が難しく、また交通量も早朝なのに非常に多い。でもその中を慌てず走れるまで練習は順調に積み重ねられているようです。
7時過ぎに浦和本線料金所を通過すると、ここからはひたすら東北道を突き進みます。ただ自宅裏の駐車場を出て以来、とにかく急いで向かおうの一心でいたのが、だんだんと疲れに押されて、持続力がなくなってきます。
東北道最初のS.A.:上河内S.A.で最初の休憩。かなり長く休憩をしたにも関わらず戻ってこないメンバーを、ちょっぴり驚かせようと、車をちょっぴり別の場所に移動。私はこの後を考慮して運転席を倒して睡眠モード。どうやら聞くと、元の場所あたりをうろついた後、一旦戻って(たぶん何かそのあたりに目標があったのかな?)、もう一度元の場所近くを再確認。その後辺りに目が行ったらしく、ようやくプリウス発見。
実は近くにもう一台色違いのプリウスがいたのは知っていたので、そっちに引っかかるかと思いきや、それどころではなかったようで、戻ってきてドッキリを受けたメンバーから「ひどいよ~」を連発。でもおかげで長く休憩でき、体力も序々に復活してきました。

次のS.A.:那須高原S.A.でも再び休憩。今度は私がコーヒーを飲みたくなったという、ドライバーわがままによる休憩です。コーヒーと一緒にS.A.内に設置されていた「餃子スタジアム」で餃子を何種類か購入。車の中でメンバー仲良く食べました。
そんな勢いで仙台市内に入ったのは12時過ぎ。飛ばした甲斐もあり、ちょっぴり余裕の到着です。

仙台で昼食と言えばおなじみ牛タン。国見S.A.で購入したグルメマップに従い、市内にある利休というお店に入ります。注文は牛タン定食1.5人前。でもひたすら運転した分食も進み、結局麦飯+とろろを追加オーダー。十二分に大満足です。

時計を見るとまた13時過ぎ。試合まで時間があるので、ちょっぴり観光。市内から車で10分近くのところにある、青葉城址へ向かいます。
丘の上にある城址は眺め抜群。空がどんより曇りなのが残念です。
おなじみの三脚で全員記念撮影をして、いよいよ目的の野球観戦です。

ホテルに車を止め、タクシーで野球場へ。
向かった仙台フルキャストスタジアムは、他の球場と違って、雰囲気が一見テーマパークのよう。足湯やら、ショップやらが立ち並び、ほんとに野球場なのか一瞬疑問に感じるような場所。たまに熱烈なファンが持つグッズを見て、あぁ楽天のホーム球場なんだな…と気付くような感じです。
試合はいたって地味。清原が代走で出てきてそこは盛り上がったようですが、その時ちょうどトイレ休憩中。戻ってきた頃にはもうベンチに戻っていたようで、一番の面白い部分も見逃しちゃいました。
試合の途中から雨。しかも本降り。傘に身をすくめてなんとか観戦です。
18時過ぎ試合終了。オリックスが楽天を破ったんだけど、どちらのファンでもないので感想としては「ほぅ~」という感じ。やっぱり自分の中の野球ブームは去ってしまったようです。

雨の中、スタジアム近くの仙石線の駅から電車に乗り仙台駅へ。
仙台でお土産を早々買っていると、偶然会社の仙台が実家の後輩に遭遇。その後輩が宮城出身とも知らなかったのと、いきなり過ぎてびっくりしてしまい、もっと話したかったのに全然会話にならず終了。でもびっくりでした。

夕飯はふらり入った高級寿司。大トロだ、高級魚だとみんな一斉に注文。多少覚悟はしていたものの、現地に行ったら名産をたらふく食べたい。お財布気にせず食べまくりました。独身男性はお金があるようで(私は旅のしすぎでお金ゼロですが)、お勘定は1人9,000円。みんな楽々払っていたものの、やっぱり寿司で1食9,000円という金額は初めてなだけにびっくりでした。

部屋に戻ると外がどんざめなせいかトーンも若干低め。
ホテルの大浴場で疲れを流すとすぐ様就寝。翌朝は6時起きに決まりました。

JRカート部発足~鬼うどん4

2006年07月15日 | つれづれイベント

お出掛けをするタイミングは大きく分けて二つ。 ①計画的に事前に綿密に打ち合わせ等をしながら満を持して出掛ける ②思いつきがいきなり実現して急遽出掛ける 数日前、チームの宣伝部長である1つ上の先輩がいきなりの企画発案です。 ”今週末、鬼うどん行かない?” 大体はスケジュールが合わなかったり、乗り気でない人が企画をざっくり斬ってしまって流れるのが大衆的なパターン。でもチームの周りの人はその企画に楽しいと乗ってくれる人が多く、そんなフラッとした発言で、急遽「うどん屋に週末行く」というところまで話しが進みます。すぐさま人数調整が始まり、うどん屋に乗り込む旨を予めMGRに報告。同時に最近愛車のごとく可愛く思えてきたレンタカー・プリウスの予約。企画はものの1時間で大枠がバチッと決まってしまいます。 今日は3連休初日。いつものようにレンタカーを借り、最初に拾う川崎の先輩の家に向かう道は、普段の週末とは全然比較にならない程の大渋滞。向かう鬼うどんは埼玉県西部の山の中。予定の半分のペースで溝の口、和泉多摩川と人と合流しながら向かいます。予定ではとっくに着いてうどんを食べている頃、まだいるのは環状8号線で大渋滞の中。別で幕張から向かう車も大渋滞で進んでいないという情報です。普段なら関越自動車道に乗ってしまえばすぐという印象も、今日はその高速道路が大渋滞。うどん屋の昼休憩前に着けるかどうかという勢いです。そんな言ってるうちに空色が次第に怪しくなり、ぽつりぽつり…ゴーっと怖いくらいの雨が。耐えかねてこちらは途中のS.Aで買ったまい泉カツサンドで小腹は満たせたものの、向かううどん屋がこの雨で流されてないかが心配です。 14時。レンタカーを借りて6時間運転し続けなんとか鬼うどんこと「鬼うどん金勝」に到着。相変わらず局所的に携帯の通じない、不思議なまでに閑静なお店です。入るといつものごとくMGRのお母様が笑顔で出迎えてくれます。「いつもお世話になってます」と言われても、いやいやその何十倍もお世話になってますので…という気分に毎度ながら。今回のオーダーは、前回控えめにして少々不足だったのを教訓に、初回量が多くて苦戦した「上天ざるうどん(1,600円)」を注文。しかも大盛(200円追加)です。出てくるうどんは毎度ながらうまい。四国の名店に引けを取らない麺のコシ。そして脇役とは思えない巨大天ぷら。特に大きな海老がたまりません。今回は朝から運転を頑張ったせいか、あっという間に大盛りをペロリ。それでは足りずに横の後輩のまでちょっぴり頂いたり。とにかく満足。チーム構わず周りでは足繁く通う人がいるのが分かるそんな名店です。 たらふく食べた後は食後の運動です。腹ごしらえの運動は、宣伝部長イチオシのミニサーキット場で、初体験・カート大会です。今日のメンバーはよく見ると車好きな方ばかり。更にレースとかをよく趣味で見に行ってると噂の方たち。そんな中に、最近サンデードライブを始めて浮かれてるだけの私が太刀打ちできるのか。でもなんか乗り物のあの可愛げな感じが楽しそうで、かなり楽しそうな予感です。 鬼うどんから車で30分。ミニサーキット場に到着。行くとちょうど前の予約の人がレース中。その様子は予想を大きく覆し、見た目可愛いカートが、バリバリ音を立てて、有り得ないスピードで目の前を走って行きます。やばい…(汗いよいよレース。軽いレクチャーの後、練習フリー走行です。私はレース初体験ということで、1番前からのスタートです。係員のスタートの合図と共にアクセル全開スタート! ハンドルを切ればぐっとタイヤが地面を捉えて、急なコーナーもキュインキュインと曲がります。直線になれば踏めば踏むほど加速。軽いお遊びと予想していたのが、やばいくらい本物。いつの間にかスピードの恐怖も薄れて、必死にブレーキとアクセルのタイミングをない知識フル稼動でレースにのめりこんでいます。 フリー走行の結果は… 1位:ちょい悪オヤジことHさん ベストlap 34.754/Max 51.793km/h 2位:宣伝部長ことSさん ベストlap 37.626/Max 47.839km/h 3位:サイエンズさんことSさん ベストlap 39.320/Max 45.778km/h 4位:モーリーことMさん ベストlap 39.633/Max 45.417km/h 5位:J-san ベストlap 40.348/Max 44.612km/h 悔しいことにビリ。なんであんな狭いコーナーで抜かしていけるのか、そして早いスピードでコーナーへ突っ込んでもスピンしないのかが不思議です。 震える手。なんか沸き立つ気持ち。興奮冷めやらぬまま次は本戦です。コーナーでブレーキを踏まない方法など、仕事では見せぬ集中力で、ぶっちぎり1位だったHさんからのアドバイスを必死にイメージし本戦に備えます。いよいよスタート。さすが本戦だけあって周りも真剣。シケイン手前でハンドル操作を誤ってスピンした私をあっと言う間に後ろの4台に抜かれ、あっと言う間にビリです。抜かれたらいくら頑張っても追いつかない…なんていっている間に、1位のカートがもう真後ろに来ています。結果はというと… 1位:ちょい悪オヤジことHさん 10lap 5:44.109 ベストlap 31.215(-3.539)/Max 52.309km/h(+0.516km/h) 2位:宣伝部長ことSさん 9lap 5:25.531 ベストlap 31.979(-5.647)/Max 49.765km/h(+1.926km/h) 3位:サイエンズさんことSさん 9lap 5:28.994 ベストlap 33.371(-5.949)/Max 49.241km/h(+3.463km/h) 4位:モーリーことMさん 9lap 5:37.347 ベストlap 34.040(-5.593)/Max 48.022km/h(+2.065km/h) 5位:J-san 8lap 5:31.006 ベストlap 34.365(-5.983)/Max 43.504km/h(+1.108km/h) はいはい負けましたよ。悔しいですさ。ほんとに悔しいですさ。しかも2lap差ってのがほんとに悔しいですさ。帰り道、部長Hさん、とつ姉ことTさんをマネージャーとしてJRカート部発足。次回は合宿ということに決まりました。みんな口々に合宿前に裏トレーニングをすると言っていますが、その気持ちは自分も同様。次回は対等に戦えるくらいになりたいな…という目標です。部長34歳、以下30歳、28歳、26歳、23歳という部員にマネージャーという構成。次回合宿日程は未定。カート…ちょっぴりハマりそうな予感です。

 

<div class="tabelog"><a href="http://r.tabelog.com/saitama/rstdtl/11000268/" rel="tabelog-11000268-5.0">鬼うどん 金勝 (うどん / 竹沢)</a><br><span style="color: #FF0000;">★★★★★</span> 5.0</div>


最終電車との戦い

2006年07月10日 | つれづれ日記
私の通勤経路は、会社から最安のルートで定期を支給されているために、ちょっと変わったルートで通っています。そのルートは…
港南台-(根岸線)→大船-(東海道線)→藤沢-(小田急江ノ島線~小田原線)→新百合ヶ丘-(小田急多摩線)→小田急永山
このルートの場合は、朝は確かに得。一番長く乗る小田急が、藤沢始発の電車が多く楽に座っていける点。でも帰りについて欠点が大きく2つ。
・夜時間帯は急行が30分毎しかない(各停に乗ってもどこかで追いつかれるので、結局帰るチャンスはこの急行しかない)
・終電がめちゃめちゃ早い
このルートで帰り道一番早く終わる電車は東海道線。藤沢23:43発・普通958Mが最終となるので、それに合わせると、小田急永山22:32発・各停7760レに乗らなきゃいけません。これじゃ呑み会も行けなきゃ残業もできやしない。

なので、普段呑み会に出席する際や、深夜残業をする時は下のタイムテーブルで帰ります。
①小田急永山23:40発小田急多摩線・各停7768レで新百合ヶ丘へ(新百合ヶ丘23:50着)
②新百合ヶ丘23:53発小田急小田原線・急行1101レで町田へ(町田0:01着)→ダッシュでJR町田駅へ
③町田0:06発横浜線最終・普通2340Kで東神奈川へ(東神奈川0:35着)
④東神奈川0:36発京浜東北線最終・各停2307Bで港南台へ(港南台1:01着)

このルート、実は松本清張もびっくりなタイムテーブル。
まず最初に乗る①各停7768レが小田急永山で京王相模原線の連絡を取るとかで、必ず2分延発するので、新百合ヶ丘での②急行1101レとの乗り継ぎがたった1分となる。また新百合ヶ丘の乗り換えが階段上って反対のホームで、ごった返す階段を必死に駆け上がって乗り換えないとここでアウト。
その後の②急行1101レは年末や歓送迎会シーズンになると遅れが出やすい列車。夜の小田原線の新百合ヶ丘→町田間は特に急行のスジは緩く書かれているので、そこで挽回する列車が多いのですが、この列車は前の各停でちゃんと逃げ切るので、元々のスジが立っていて遅れは結局挽回できずに町田まで引きずります。この後小田急町田からJR町田までは走って3分。なので2分電車が遅れたらここでアウト。
ここからは本当の最終電車。でもまだいるのは東京都町田市。家までまだ距離もあるので気が抜けません。③の横浜線・普通2340Kは町田から座れてしまうという魔の電車。ここで寝てしまうと…。
東神奈川に着くと、その次に乗る各停2307Bが既に我々の乗り換えを待っています。乗り換えるとすぐに発車。なので横浜線で座ってうとうとしてしまって、東神奈川でタイミングを遅れてしまうと、せっかくここまで頑張ったのに電車がなくなってしまう訳です。そして乗ってすぐにちゃんとスペースを確保するのがポイント。もう既に混雑しているこの電車、次の停車駅・横浜でまたどっと人が乗り込んでくるので、その後20分のためにもここは頑張っておかないと大変な訳です。
それで港南台に着くのは1:01。家まで徒歩2分で、鍵を開けてすぐ様ベッドに横になるという流れです。

さらにこの流れ、呑み会後には気をつけないといけない点が。
それぞれの乗り換えがかなりの時刻表トリック的な乗り換えなので、一切トイレに寄る時間がない。小田急永山を出た途端にトイレに行きたくなっても、気合いで1時間30分は我慢しなきゃいけません。この事前調整はとても大切。一回この調整に失敗して、桜木町(残り20分地点)で断念した経験があります。

でもこの終電に乗れるか際どい時、迷うも、例えば逃しても途中まで電車があって、残りちょっとタクシーならいいんです。このルートの場合、町田であっさり電車がなくなるので、タクシー乗るとしたら町田→港南台…いくらなんでしょう!?
過去それで町田タイミングを逃して、その時点で一番先まで行ける本厚木まで友人に迎えに来てもらって、こっぴどく叱られた経験有。

昔、大学に入る前、最終電車に乗るくらいスケジュールが埋まるのを夢見た頃がありました。でも大学入って早々、課題や研究で、終電が当たり前の生活があっさり来ました。当時は船橋日大前23:04発の電車に乗って港南台1:01着というのが最終で、途中秋葉原でトイレ休憩。それを4年続けたので、今は乗らなくなって3年半も経ったので、多少ダイヤも変わってるんでしょうが、今も乗り継ぎは頭に入っています。
渋谷にいる時は渋谷0:03発急行03-241デが最終とか、町田で横浜線に乗れなかった時はそのまま小田急を乗り続けると藤沢まで行ける(それでも藤沢からタクシー代5,000円は覚悟しなきゃいけないんだけどね)とか、いろいろと痛い目に遭うと、自宅までの最終は嫌でも頭に入ってくる訳です。

でも呑んでると絶対楽しくなっちゃうから、飲みすぎると松本清張トリックになっちゃうよと分かってても、ついつい呑んでしまう。お酒は人を酔わせる魔法をかけてくるからね。

許せん!!横浜市営バス

2006年07月09日 | つれづれ日記
全国紙の新聞にドンと載ってしまった横浜市営バスの記事。
以下はその件に関する横浜市交通局の報告書抜粋…

・行政路線補助金の水増し請求
[補助概要] 行政路線補助金は、区役所、病院などへの路線のうち営業係数[注1]250以上の著しく不採算な路線の運行赤字額が補助されます。
[指摘事項] 平成18年度予算要求額の積算根拠となる16年度路線別収支の当初の算定で308系統 [注2]の営業係数が250未満となったため、近傍の他路線間の乗車人員(収入)を振替え、営業係数を250以上となるよう修正した結果、当該路線が補助対象となり補助額53,922千円が増額要求され計上されているということでした。
[調査結果] 指摘のような修正の事実が確認されました。妥当性を検証したところ、理由として、308系統は、新設当初1時間1~2本の区役所対策路線として小型バスで運行を開始しましたが、路線変更によってセンター南駅~葛が谷付近で他路線と重複するようになり、本来は他路線のお客様であったものが308系統利用者とカウントされたため、それを元に戻すことを目的としたものと判明しましたが、実際の処理は、誤って当該区間と重複しない路線の利用者との調整が行われていました。また、重複した路線との間で調整したとしても利用人員の裏付けが十分でないものでした。
[処置] 不適切な調整が行われたものと判断し、18年度行政路線補助金予算計上額215,785千円のうち当該路線分53,922千円を差し引いた金額を受け入れるよう調整します。
[注1] 当該路線の費用/収入×100
[注2] センター南駅~二の丸~仲町台駅

さらに7/1の神奈川新聞より…

横浜市交通局は三十日の市会特別委員会で、市営バスの五十八の不採算路線(系統)を大幅に改変する「市営バス路線の再編成案」を明らかにした。廃止は三十七系統で、残る二十一系統も区間廃止や統合などで再編する。これにより市内五十以上の区間で民間会社も含めたバスの運行がなくなる見通しだ。
廃止されるのは10系統(市電保存館~中原~峰の郷)や11系統(桜木町駅前~中村橋~保土ケ谷駅東口)、18系統(生麦~鶴見駅前~矢向駅前)など。
再編案の作成に際して市は、全百四十五系統(今年三月一日現在)の実車走行キロ当たり営業収入目標を、民間並みの六百六十円に設定。二〇〇七年度見込みで設定額を下回る五十八系統(平均収入見込み四百六十九円)を再編対象に選び【1】民間移譲を含む他路線との統合【2】最寄りの鉄道駅と結ぶ短絡化【3】赤字区間の廃止【4】系統廃止・統合-の四通りに再編方法を決定した。
市は今年二月、五十八系統のうち並行の交通機関が多いなどとして九系統(14、17、19、24、38、61、95、109、122系統)の再編について、その可否を決める県とバス事業者などによる協議機関「県生活交通確保対策地域協議会」に判断を申し出た。同協議会は今秋に結論を出す見通しという。
横浜市は、残る系統の再編についても同協議会に判断を仰ぐが「廃止区間内すべての停留所から三百メートル以内に並行路線の駅や停留所がある場合」など、市が独自判断できる一部路線については「早い時期に実行に移す」(市交通局)としている。

以前「市バスポエム・気分窓快」の関連で、横浜市交通局の幹部の人と折衝する機会があり、いろいろとバスについて話す機会がありました。その人は、横浜市交通局でも比較的バスを知っていると名の通った人で、確かに他の人と比べれば路線の実情や、それに対する案も持っている人でした。
でも素人の私が、多少大学で交通勉強してきたってだけの若造が言ってることを、初めて聞いた観点の意見だみたいな事を言う。私が言った事は、単純に横浜市交通局の出す、公営でしか維持できない路線の維持と、今所有している路線の終始効率の向上に向けた案をちょっと出しただけ。いかに何も努力せず、その場の数字で物事を決めているか呆れるばかりでした。
そんな中、数字をごまかしていることが発覚し、更に公営バスでなきゃとても維持できない路線の多くの廃止意思を表明。特に廃止の方針には個人的には怒り心頭です。

何よ、10系統は儲けようって路線で作ったの!?あんな円海山の山奥を走る路線で儲けられる訳ないでしょ?その奥の老人ホームへ行く足として残したんじゃなかったの?
17系統・109系統は大黒ふ頭をぐるっと回る路線。その足がなくなったらどうやってあの島へ行く訳?一般車走っちゃいけないのよ。海づり公園に行くのに、トラックに便乗させてもらって行けって言う訳?
ってかその廃止を謳った人は、そんな廃止に挙げた路線に乗った事ある訳!?
その路線が細々と走っていることで、どれだけの人が助かっていることか。確かに杯は明らかにドル箱の路線に比べれば小さいよ。でもそのなくそうとしている足は、病院へ行く足だったり、他に足のない場所であったり…。本数は少なくても、その数の少ない足に合わせて乗っている人のことをどれだけ考えてるの?って。

数字を出す部分はもっとあると私は思います。単キロあたりの乗車人員、民営バスだったらもっと小さな数字でも経営している(単キロあたりの営業係数で数字を計るから、そもそも高い人件費や設備費に数字を上げられてしまっているだけで)し、それでも運営するところが唯一公営バスの利点な訳(利用者にしか利便がないものへも十分な投資ができる点)。それをこうも簡単に廃止で片付けようという姿勢は納得がいかない。

最近の横浜市交通局の姿勢には甚だ腹が立ちます。