Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

バンクーバー社員旅行・4日目

2006年11月25日 | つれづれ旅行記
昨日は結局深夜2時過ぎまで飲み続け、みんなが各個部屋に帰った後に、荷物をぴっちりと詰め、最後の泥湯を浴びて寝たのは4時前。
今朝は6:30にサーモン屋がお土産のサーモンを大量に部屋に運ぶ約束です。
6時に起き、サーモンは昨日300gを6人で持て余したのに、届いたサーモンは500gに数の子。この量だと何食かはいけそうです。

チェックアウトを済ませ、ホテル前で今回のツアーに参加した12人全員揃って記念撮影。ようやく日本から持ってきた三脚が役に立ちました。

バスに乗り空港へ。
まずはチェックインを済ませ、とりあえず朝食を。
ここでポイントなのが、現地のコインは日本に持ち帰っても銀行では両替してくれないということ。
なのでみんなの有り金のうち、コインを全部かき集め計算すると、6人のコーヒー代プラスちょっと。ただ1cコインから、C$2コインまでとてつもない枚数。
相変わらず英語交渉役の私が、コイン持ちを1人従え交渉すると、こういうやからは意外といるのか、すんなり受け取ってくれました。

しかしまだコインがある…。
なのでみんなでその残金に見合った商品を、寝てない頭で考えます。
私が1度お土産を買い足した際に計算を誤り、再びコインが増え。
途中そろそろ日本食に飢え、いま食べたいのはわかめうどんだと言っていた最中に"Beef-Udon"なるメニューを発見!!でも所持金(コイン)が足りません。
結局買ったのはスナック菓子3つで残金なんと6c。残りはチップであげたので、ちょうどコインは消滅しました。

帰りの飛行機は行きの逆でずっと昼間。
バンクーバーを45分遅れ12:00に出たJL17便は、飛行時間10時間なはずなのに、成田に着くのは翌日の15:00。
B747-400の2階席の窓際に座り、最初は雲の上を優雅に飛ぶ様子に見入っているも、いくら時間が経っても陽がちっとも陰ってこない。
ほとんど寝続け、気付くといつの間にか仙台上空。もう成田も近いです。

成田15:00着。これで旅も終わりです。

それから数日後…写真交換を兼ねて開催された反省会で、私にふとある品物が差し出されます。それはカナダのコイン。
「あれ!!」と、差し出した本人に聞くと、どうやら磁気を帯びた金物に、コインが数枚くっついていたとか…。せっかくゼロにしたのにぃ。

最近コンビニで小銭を出そうとすると、10円玉に間違えて1cコインを出すばか者が街中にいるそうです。
そんなばか者を見たら、このエピソードを思い出しつつ、"いい加減財布から分けろよ"と言ってあげて下さい。

そして今回一番思い出に残ったウィスラー。
いつか長期滞在してリベンジをしたく。
来シーズン、ピーク期にいきたいと今ツアーを猛烈にリサーチ中。
そんな企画が上がった際は、是非参加お待ちしています♪

バンクーバー社員旅行・3日目(後編)

2006年11月24日 | つれづれ旅行記
今回ウィスラーに来たのは、昨日まで一緒に行動した6人のうち、男性のみ4人。このメンバーは、今回のウィスラー計画をしてくれた英一郎氏の腕前はプロ級。それに従い私含め3人は、その彼のバックヤードのもと滑るというペース。
出遅れる人もなく、かと言ってカツカツでもなく。
私は先導役を仰せつかり、みんなより幾分先に滑り、後から来るみんなを写真に収め…。みんなの役回りが各個あって、それがうまくかみ合い、滑るペースも非常に気持ちいいです。

そろそろお昼時ということで、Roundhouse Lodgeで軽めのランチ。
のんびり食べていては、短い滑走時間が更に短くなってしまうので…。
みんなそれぞれに飲み物と、あとはおつまみに買ったポテトのみ。
私の飲み物はスキーと言えばビール。これがまたうまいんです。

軽く腹ごしらえも終わったので、一旦麓へ降り、Blackconbゲレンデへと向かいます。途中ゴンドラ駅:Olympic Sta.までの滑走中、眼下に広がるAlta Lakeから、向かいにそびえる山々を見ながらの滑走。
思わず途中、座り込んでぼんやり景色に見入ってました…。

麓に戻り、ゴンドラを乗り換え、向かうは向かって左の山Mt.Blackcomb。
またこのゴンドラもすさまじく上まで連れてってくれます。途中高速リフトに乗り換え、今日オープンしている最高地点Glacier Expressは標高2,137m。さっきよりも更に300mも上、麓から一気に1.5km近く上がってました。
こちらの山の特徴は、さっき滑ったMt.Whistlerよりコースの難易度が高いところ。その証拠にリフトを降りて、私たちの力量で滑れるコースを…とMapを見ていたら、現地の人に1本しかないよと言われる始末。
でも周りを見ていると、リフトのまだ動いてないコースに向かって、ぞろぞろと板を担いで上がって行ってます。それも数人でなく、絶え間ない列を成して…。
しかも止まってるリフトに椅子がない。"T-bar"というタイプらしく、逆T字のバーに腰掛け、間のポールにしがみついて上がるらしい。それやばくない!?

そろそろリフトも終わりの時間で、陽も陰る時間。
ウィスラー最後の滑走をここに決め、Last Runです。

最後のコースはラスボスゆえに手ごわい…。
狭く雪面の見にくいコースが延々と続きます。
狭いゆえになかなか休憩も取れないので、足もそろそろ悲鳴を上げだしました。とは言ってもまだまだ麓はずっと先。
途中雲が上がり、視界も悪い中、先導の私が中級ながら斜度の高い難コースに迷い込み。みんな離れないよう、先頭の私と、最後方で殿(しんがり)を務める英一郎氏。その間で滑る2人。グループらしく、みんな一致団結して滑ります。

一人の脱落もなく、いつの間にか雲の下のゴンドラ駅に到着。
現地の人にカメラを託し、全員一同に揃って記念撮影。
この写真はこの旅の一生の思い出になるのかな…と。

ゴンドラに乗り、再びWhistler Villageに着いたのは15:30頃。
レンタルを返し、街の中心のパブで昼とも夜ともつかないお食事を。
頼んだピザが肉厚でふかふかしてて美味。それに頼んだチキンがスパイシーでお酒が進みます。
お酒はやっと頼めた大好物アイスワイン。
あまりに美味しかったので思わずお代わりしちゃいました。

18:30発のバスに乗り、バンクーバーまでの2時間30分の車中は、全員スキーの思い出を胸にすやすや寝続けました。

一旦ホテルに戻り、Capillano Suspension Bridge and Parkで楽しんだ女性組と合流。最後の夕食は、またもやマクドナルド。でもこれが一番無難なんです。
ホテルへの帰り道、大量にビールとカクテルを買い込みホテルへ。
昨日事前に買っていたサーモン各種を肴に、反省会改めサーモン祭開幕です。

最初に出したのは、キングスモークサーモン300g。"たかだか300g…"と言うことなかれ、大人6人でつまんでも、なかなかなくならないボリューム。
一切れのサーモンが分厚くて大きくて、そして味が濃厚。
ほんとに美味いんだけど、濃厚な味ゆえ量が進みません。

次に出るのは、サーモンジャーキー。今度は激辛でビールによく合う逸品。

そんなサーモンと、旅の思い出を肴に、夜な夜な飲み続けました。

次に夜が明ければ帰国の途。
あまりに楽しかったせいか、名残り惜しい夜でした。

バンクーバー社員旅行・3日目(前編)

2006年11月24日 | つれづれ旅行記
朝4:00、私の携帯のアラームがけたたましく鳴り出します。
4:30、男性4名がそれぞれに大きな荷物を抱え集合。
今日はバンクーバー5:15発のバスに乗り、約150km離れたWhistlerを目指します。
目的は2010年バンクーバー五輪を控え、日本代表が安全に協議できるかの視察という名の観光ski。
今回はこの日のために、日本からmy板ちゃんとスキーウェアを持参しています。

ホテルから早朝タクシーに乗り込み、街外れにあるバスターミナルへ。
着いたのは4:45頃。でも同じくスキーやらスノボやらを持った、同世代のグループが既にバスターミナル前で列を成しています。

つたない英語を話しつつチケット購入。往復のバス券だけを買おうと頼んだら、C$81で+リフト券も付くとのこと。計算すると相当割安。みんなに承諾も取らないまますぐさま購入。
出てきたチケットを見ると、券面いたるところに"JUNICHI PURTY"の文字。
そういえば名前を聞かれたけど、だからって"JUNICHI PURTY"とは…。

目指す5:15発のバスは既に滞泊していて、あとは出庫準備のみ。
でも一向に出庫準備をする気配はなく…。
結局発車時刻になって、のんびりと運転手が登場。当然スキーの積み込みやら、乗降整理に手間取り、結局15分延発。日本だったら誰かが黙ってないはず。でも現地の人はそれにびたとも怒らず、むしろ陽気な運転手と会話を楽しんでいる乗客まで。
この国の人は至ってのんきです。
しかしこのバス、山道なのにえらい飛ばしっぷり。
先頭近くに座っていて、その飛ばしっぷりがちょっぴり恐く、取り急ぎ熟睡。
寝ようと目をつぶっても、バスは左に右にとひどく揺れています。

結局飛ばしまくってダイヤ通り2時間30分。でも出発が15分遅れたので、15分延着して7:45、ウィスラーバスターミナルに到着。
既に現地は雪景色。でもその雪質は、見た目から明らかに違います。

ウィスラーの街は、ゲレンデ前にホテルと飲食店が並ぶリゾートタウン。
日本に置いてきたスキーブーツも、川崎出身の日本人のいるショップで日本語で、日本サイズでレンタル可能。これなら安心です。
しかも昨シーズンから放置したままで乾いた板に、ショップの方が新設にホットワックスを掛けて下さり。板のコンディションもこれでばっちりです。
更に最後に今日オープンしているゲレンデを効率よく滑る秘策まで教えて頂き、実は時間が意外とないうちらにとっては最高のアドバイスを頂戴しました。

相変わらず慣れない英語で、バス会社のクーポン券をリフト券に交換。
ウィスラーのゲレンデは大きく分けて2つ。
まずは山に向かって右側、Mt.Whistlerに向かいます。
高速ゴンドラに乗って一気に山頂近くまで上ってしまいます。
このゴンドラ、乗った地点の標高が675m、それがゴンドラを降りる時にはなんと1,850mまで登るので、単純に垂直落下しても約1.2km。これをのんびりと滑りながら降りてくる訳で、それだけでもいかに日本と比べて規模が大きいか分かるかと。
その証拠にゴンドラに乗ったはいいけど、すごいスピードでぐんぐん登ってるけど、一向に終点のゴンドラ駅が見えてきません。
なんだかんだで15分近く、高速ゴンドラに乗り、Loundhouse Sta,に到着。

標高1,850m、筋雲の浮かぶ青空の下、ゴンドラ駅から雪面に出る最初の一歩は、本当に感動の一瞬でした♪
一同、見渡す絶景に向かって記念撮影。
冷たい風も、周りの木々も、地面の雪も、見渡す景色も…何もかも日本とは違うけど、スケールが大きくてでも綺麗。世界も捨てたもんじゃありません!!

みんなそれぞれの板を履き、いざ滑走開始!!
それは日本で一番いい雪とされる北海道と比べても、それより格段にいい気がする程、文句のつけようのないパウダースノー。いくらコブ斜面に突っ込んでも、たとえ派手にコケても、全然痛くない。そしてシュプールを描く時、自分の滑走面から左右に飛び散る雪がきめ細やかで綺麗なこと。
どんなにフォームが乱れてても、どんなにアホに滑っても、なんか画になる…。
みんなより先に行きながら、後から追ってくるみんなを撮影しつつ、ファインダーに写る画がかっこいいのなんの。
デジカメの容量が持つ限り、なかなか見れないこの絶景を、カメラにひたすら収めつつ、滑りを楽しみました。
日本から持参したmy板ちゃんも、長旅でさぞかし辛かっただろうけど、これだけの雪で滑れるんですもん、持ってきてあげて正解でした。

バンクーバー社員旅行・2日目

2006年11月23日 | つれづれ旅行記
十分な睡眠を取って、起きたのは現地時間の7時過ぎ。
同じ北半球でも、日本ならこの時期でも陽はのぼっている時間なのに、こちらはまだ真っ暗。
起きてまずは昨日入らなかったお風呂で汗を流そうかと。

蛇口をひねって浴槽にお湯を貯めると…溜まるのは無色のお湯ではなく泥湯。
昨日ガイドに言われてはいたのですが、現地は先日の洪水で、取水堰が破壊されたようで、市内の上水道が軒並み泥水に。その影響でいくら蛇口をひねっても、茶色のお湯しか出てきません。
しかもゴミを取り除かれてないので、お湯を掻き回すと糸屑とか、日本では絶対あり得ないゴミが手にまとわりついてきます。
これではオチオチ体も洗えません…。でも他に手段もないので我慢。
なんかお風呂から出たのに、さっぱりするどころか、なんかサファリに行ったかのように体が土っぽい。ちょっとした象さん状態です。

予定の集合を30分オーバーし、ホテルを出たのは8:30過ぎ。
ようやく夜が明けたという感じで、外は早朝の面持ちで、町はまだ寝てる感じ。
でも現地は普通に平日なはず。現地の方のお仕事はどうなってるんでしょうか!?

朝食は海外に行った際の救世主…マクドナルド。
ホットケーキセットを注文すると、それに添えられたシロップがとにかく大量。さすがメープルシロップの本場です。
ふんわり焼きあがったホットケーキ(味は日本のより香りがよかった気がします)に、たっぷりシロップをかけ、とにかく甘いコーヒーの朝食です。
シロップは多いなりに美味しかったので、全体を通して朝食は合格。
昨日の夕食も美味しかったので、今回はごはんについてかなり好調です。

今日の目的地は現地のマーケット・Granville Island。
市内からはバスで10分程行ったところにあります。

とりあえずバス停に向かい、来たバスの運転手に"Granville Island OK?"と聞くと、"No.50's Bus"とのこと。数本見逃し来た50系統のバスに乗車。
"Granville Island OK?"と聞けば運転手はうなづくはず。でもなんか違和感のある表情をしています。
その後話していて指摘されたのが、私は目的地が"Granberry Island"だと思っていて、そう聞いたからのよう。方やバンクーバーのマーケット、方や南町田のアウトレッド。大きな差です。

一旦お土産物を買うために一同解散。…とは言っても、マーケットでさほど買いたいものがないのが男性の定。男性は行くところもなく、とりあえず一番大きな食料品店へ。
中に入ると、とても購買意欲の湧かない陳列の魚たち。紫の汁に漬けられたなんか分からない魚の酢漬けとか、異様に白い剥き海老。なぜか日本語で分かりやすく"ごぼう"と書かれたごぼう…。
そんな食料品の数々を現地の人は豪快に買い物していました。
結局買ったのは、お土産用のメープルシロップとメープルバターの詰め合わせとメープルスパイスとミニアイスワイン。合わせてC$50弱。予想外に収穫は少なく終わりました。

今回2度目のスターバックスで休憩し、再びバスに乗り市内へ。
私の持つガイドマップに載った地図を見ると、このバスは曖昧ではあったものの、目指す市内中心部をぐるりと回るような記載。
雨の降る中、ウォーターフロントを一望するGranville Street Bridgeを渡り市内中心部へ。さっき乗った美術館前のバス停を通り、私の予想では次の交差点を左に曲がるはず…が曲がらない。どころかバスは中心部を外れ、ガスタウンも抜けようとしています。
心配になったバスの運転手が、どこへ行きたいんだと聞いてきたので、そのまま率直にさっき通り過ぎた"Vancouver Hotel"と言うと、バスの運転手が通り過ぎた地名を言ったことに驚くなら分かるものの、一緒に乗る同期の私以外5人が一斉に"えっ!!"と驚いている始末。
結局うち1人が運転手と交渉してくれたものの、その間も着々とバスは市街へ向け走り、結局終点Waterfrontに到着。やっちゃいました。

そのまま折り返しのバスに乗るのも恐いので、目の前に走るスカイトレイン(都市内電車)に乗り、目指すお土産店街近くのBurrard sta.で下車。
地下駅から地上に出ると、雨は上がり、雲の合間から陽の光が…。
予定よりだいぶ遠回りしたものの、ようやく目指すお土産店街に到着です。
大橋巨泉ショップで大量のメープルシロップとクッキーと名物巨泉人形を買い込み、サーモンショップで自宅用の数の子にキングスモークサーモンを購入。

両手いっぱいにメープルとサーモンを持ちホテルへ。
ホテルへ戻る途中、味見用のサーモンがあまりに美味しかったので、サーモンショップでサーモンジャーキーと、明日の深夜の反省会用のサーモンを購入。
一同合わせて、数kgにもなろうとかいうくらいサーモンを購入。
だって美味しかったんだもん…。

夕食は亀井ロイヤルという日本食店で、今回一緒に出掛けた社員一同に会して夕食パーティー。会社の経費でさぞかし美味いごはんを…とまず出てきたのが、日本食店なのに、サーモンの照り焼き。日本人からして、鮭を焼くのは分かるけど、甘辛い照り焼きソースは普通かけないだろうよ。
その後もわさびがホイップ状に盛り付けられてたり、天ぷらに訳の分からない芋が揚げてあったり。〆にはそば粉を忘れた茶そば風の何か。
海外の人から見て、日本人の食べる食べ物はこうなんだと、なんか後々勉強になった気がします。

翌日はメイン行事が控えているので、早々就寝。
明日の起床は4時の予定です。

バンクーバー社員旅行・1日目

2006年11月22日 | つれづれ旅行記
今回の飛行機はJALの飛行機。
1年目ラスベガス行った際は、アメリカ行きなのに韓国・大韓航空の飛行機で、機内食は全て韓国料理。2年目ソウルへ行った際も大韓航空。
3年目ハワイへ行った際乗ったのはノースウエスト航空の飛行機。スチュワーデスさんがすごく豪快な人が多かったのが印象的だったものの、苦手なアメリカ系の食事が機内食となり、ハワイに着く前から食事にやられました。
さて今年は…。

まず席に座ると、エコノミークラスなのに、1人1台の液晶モニタ。
そのモニタで映画、音楽、ナビゲーションマップ、前方モニタ、アンケートからゲームまで。8時間を越す機内も、これで退屈しません。
映画だけでもいろんな映画を見れる中、私のハマったのはゲーム「上海」。
麻雀牌をルールに従って消すだけの単純なゲームながら、ハマること数時間。
隣に座った同期と競って、何度となく対戦。結局私の大敗…。
ルールで負けた方が現地2日目の朝食をおごるルールです。

機内食もまずいとの噂に反して個人的には良好な印象。
夕食に出た、白身魚のカツのカレーは、ごはんがカレー向きのパサパサした質のごはんで、味の濃い魚と合って、非常にいけてた気がしました。
結局、上海に没頭するが余り寝るのをすっかり忘れ、飛行機に乗ること8時間30分。現地時間22日9:15、カナダ・バンクーバー国際空港に着陸しました。
日本を出たのが22日17:45で、8時間30分飛行機に乗ったのに、着いたのが22日9:15。また日付変更線に自由に日にちを操作されたようで、せっかく過ごした22日を一から復習することになりました。

バンクーバー国際空港は、オリンピックに向けて改装工事が真っ只中。
完成した部分は、ガラス部を多くした明るい印象のデザインで、これで全体が統一されれば、フレームとガラスで構成された素晴らしいデザインの空港になるのではと。
しかし外と近い部分に行くと、なんか異常に寒い…。
緯度が北海道より全然高いところにあるバンクーバー。
近く市内でもスキー場がオープンするくらいの場所。寒くて当然です。

まずは現地ガイドの案内のもと、市内中心部にあるThe Fairmont Hotel Vancouver内のうちのショップへ。そこは普通に日本人の社員が働いていて、まるで国内。
軽く現地滞在に当たっての説教を受け、ここから自由行動。

初めてまともに外に出ると、風もさほど吹いてないのに凍てつくように寒い。
でもせっかくなのでバンクーバー市内を徒歩で観光することに。
まずは市中心部から見て北東部にあるGastownへ。ここには"蒸気時計"というオシャレな蒸気ホイッスルで時を知らせてくれるシンボル時計があり、その周辺にはお土産ショップが並んでいるとのこと。
街を歩いていると、非常にきれいに整った町並みを見て、やっと外国にいることを実感。現地の人は体感する寒さに対しあり得ない薄着。そして陽気です。

地図を片手に、初めてのバンクーバーを歩きます。
のんびり歩くこと20分少し、ようやく店に"Gastown"と書かれたペナントを発見。
でもお目当ての"蒸気時計"は見当たりません。
そこで親切な現地の方が、迷っている雰囲気のうちら一行に話しかけてくれました。
『どこへ行くんだい?』の問いかけに、代表して私が返答したのが「I'm going to Smoke Watch(=煙の出る腕時計)」。正しくは"Steam Clock"(今日のトップ画像)。周りの同期とその現地の人から一斉に頭のてっぺんから上がる"!?"。
でも現地の人はなんとか理解してくれ、丁寧に場所を教えてくれました。
着くと丁度正時。蒸気ホイッスルが味わい深く鳴ります。

次に向かうは市内のシンボルタワー的な役割を担うThe Vancouver Lookoutへ。
地上180mのタワーで、市内を360°一望できるとのこと。

2Fエントランスで入場券(大人C$11)を購入。買った際に相手の人が何かを私に説明してくれてるけどさっぱり不明。みんなに後で教えてもらったところ、そのチケットは1回限りではなく、1日有効だと説明してくれてたらしい。
毎年ながら英語はダメダメです…。
タワーからの眺めは、正面のGrouse Mountainを見ながら、バンクーバー港を優雅に行き交う水上飛行機。貨物ターミナルを眼下に見ながら、広々とした整った町並みを一望しました。

お昼はタワー1Fの食堂街。私の頼んだのは、チキンを甘辛く煮込んだものと、炒めご飯。チキンは美味しかったけど、炒めご飯が現地米でパサパサしててGive Up!
海外の食事は何かと困ることが多いです。

ごはんを食べ外に出ると外は土砂降りの雨。
時差ぼけで一同寝る寸前だったので、一旦ホテルへ戻り夕飯まで休憩することに。
ホテルは市内を一望できる向きの36F。雨でも夜景がとにかく綺麗でした。

夕飯はホテルの道沿いにあるバーで、グリルしたビーフとハッシュポテトのセット。知らない街を歩いた疲れもあって、一緒に頼んだビールがとにかくうまい!!
帰り道、街中にあふれかえったスターバックスコーヒーで、普段頼まない本日のコーヒーを注文し(他を頼むとどんなに甘くされるか想像できたので…)、戻ってすぐ就寝。
翌朝はゆっくり目の出発の予定です。

バンクーバー社員旅行・0日目

2006年11月22日 | つれづれ旅行記
うちの会社の社員旅行は、24時間365日稼動するシステムを抱えている都合もあって、社員みんなで一斉に…とは出掛けません。年数回、国内・国外いろいろなツアーが企画される中のどれか1回に参加していいという仕組みです。
今年は一度行って見たかった知床、どうでしょうの聖地ホーチミンなど魅力的な行き先が並ぶ中、今回選んだ行き先はカナダ・バンクーバー。
同期の仲間内で行き先を相談する過程から、バンクーバーから数百km離れたウィスラーでスキーという企画が上がり、そこが2010年オリンピック開催地とあって、日本代表として、オリンピックコースを視察したら面白いんじゃないかという理由で、今年の行き先をバンクーバーにすることにしました。

今回のツアーは、最近の社員旅行離れの影響からか、全員でたったの12人。そのうち7人が同期で、うち6名と一緒に行動をする予定です。
まずは集合場所・成田空港へ。大船から横須賀線のグリーン車に乗り、2時間以上掛けてのんびりと空港へ向かいます。このルート、大船から成田空港まで直通で行ける上に、乗車券+普通グリーン券だけで行けるので、バスやNE'Xに比べ安価なのがポイント。ただほぼ各駅停車なので、時間は他に比べ余計にかかります。
途中今回同行する同期が最寄りから乗り込んできて、静かな空間が売り物のグリーン車を、ド派手にはしゃぎながら、のんびり電車は進んでいきます。

空港に着き、搭乗手続きへ。ここから出国審査までが私にとって鬼門です。
昨年ハワイへ行った際、まずは搭乗手続きの際に抜き打ち検査に引っかかり、トランクを開けられ税関の人に、トランクに詰めた畳んだ下着を見て「こんな下着をきれいに畳んじゃ彼女はできないね」と言われ、周りに同行するメンバーを前に恥ずかしい思いを。更に搭乗口を過ぎ飛行機手前でまた抜き打ち検査に。お立ち台に乗せられ、靴の中やら、携行品やら開けられ…。
その年は帰りのハワイからの出国時も人の何倍もチェックを受けたのですが、それに限らず毎年なんか引っかかる。さて今年は!?

すんなり搭乗手続きを終え、出国審査も一発合格。
搭乗口を過ぎ、飛行機にあっさり乗り込み…。
「今年は何が起きるの!?」とワクワク楽しみにしている周りをよそに、何もなかったことにホッとしながら、17:45、乗った飛行機JL18便は無事成田空港を離陸しました。

昇仙峡紅葉見物ドライブ

2006年11月12日 | つれづれイベント
「日曜日、温泉入りがてらドライブ行くからスケジュール明けといて」
大好きな温泉に、気の知れた仲間とドライブとあって、スケジュール確認の前に参加で二つ返事。
今日の幹事は、いつもマメにプランを立ててくれる会社の友人です。

前日寒々とした中しとしと降り続けた雨も止み、朝起きると外は最高の青空。
待ち合わせに向かう電車の中、藤沢駅を出てすぐ東海道線をオーバークロスする小田急線の車内から富士山を眺め、見る限りの青空に富士山がスキッと澄んで見え、既に旅の成功は決まったと感じます。

友人の出してくれたワゴンに乗り込み、いざ出発。
行き先は山梨・昇仙峡です。
中央高速をひた走ること2時間、途中大月jct付近で、さっき小田急線で見た富士山が、いつの間にかだいぶ近いところで見えています。S.Aで休憩を取り、韮崎i.cで高速を降り。ここから清里方面へ山道を登って行きます。

そこで気付いたのがひとつ…私は車が得意でないんでした。
最近は自分で運転するようになり、その得意でないことの防衛策としてハンドルを握っていたのですが、今日ばかりは人の車なのでそうは行かない。
山道を進み、序々に街中から郊外へと進むにつれ、辺りの木々がきれいな紅葉を見せる頃、心の木々は車酔いでどんどん枯れて行きます。
それを追い込むように、山道は更に険しくなり、きつくなるカーブにお見舞いされること1時間近く。とうとうギブアップ宣言です。

ちょっと車外に出してもらって休憩を…と出たのは、絶景ドライブコースとして有名な、クリスタルラインのちょうど中間地点。ということはこのペースの山道があと倍ある訳で。
酔いを醒ますのに外へ出ると、一瞬で凍りそうな寒さ。放射冷却で冷えに冷え、外気の気温は3℃。風がないのに、出るだけでしゃきんと凍りそうな感じです。
でも車に戻っては、結構吐しゃスタート寸前の酔い方だったので、とりあえず寒さ対策にジョギング。それもかなり寒かったので、マジジョギングです。

暫く走って、酔ったことより息が荒れたことで頭がいっぱいになってきたので、とりあえず車に戻り、再びドライブスタート。
途中雪もぱらつき、木々で紅葉らしく色づいていた葉っぱが、一度標高を上げ枯れたところを、再び昇仙峡に近づき沿線が再び紅葉の色合いで包まれます。
ある瞬間、山道で絶壁ばかりだった視界がパッと開けると、荒川ダムが正面に。向かう昇仙峡はあと少し。でもその荒川ダムの湖畔が、周りの木々が放つ紅葉の色に染まりあまりにきれいだったので、車を停めてもらい記念撮影。
また湖面がきらきらと輝いていて。それもまた素敵です。

目指す昇仙峡ロープウェーもあとわずか。
あまりに寒く、ほんとはダムでもう少しゆっくりしたいものの、関東の秋に耐えられる格好で突入しているので、外に出ると一瞬冷却。景色に名残り惜しみつつ、車へ戻り、歩みを進めて行きます。

14時過ぎ、昇仙峡ロープウェー山麓駅に到着。さっきまで誰も人が寄り付かないような感じだったのが嘘のよう。駅には人がごった返し、乗車待ちの列が蛇のように続いています。
なんとか1台目に滑り込み頂上へ。
ロープウェーの扉が開いた途端、瞬間で凍結しそうなくらい冷たい風。
改札口を出て外へ出ると、その寒さあってか、真っ青な青空に、正面に大きな大きな富士山。そして正面の山々が燃えるように紅葉しています。
その様子に一同言葉もなく、景色に見入り…。

この場所は、私の尊敬する今は亡き祖父が、祖母を連れて最後にデートした場所。その時もさぞかし綺麗だったんだろうと、その時の様子を想像しながら、あまりに素晴らしすぎる紅葉の絶景に感動していました。

さっき見た荒川ダムを山頂から眺め、ひとしきり写真を撮り終え、冷静になると…うん、やっぱり寒い。
本当ならこの絶景を心行くままみたいのは山々。だけどこの寒さはさすがに耐えられません。…うん、とみんなうなづき、ロープウェー山頂駅へとそそくさ退散。
いくら建物の中とは言え、ただの駅の中なので、寒いことには変わりなく、早く搬器に乗りたいのに、混雑で1台目に乗れず、2台目もダメ。3台目、すし詰めのロープウェーに乗り、山麓駅へ着くやそのまま車に直行。

紅葉は気温が5℃以下の日が3日続いた頃、一番の見頃を迎えます。
今日の昇仙峡はビンゴと言う程の見頃。ということは、まだ関東は10℃近く気温がある中、ここは5℃以下をキープしている訳で。寒いのも当たり前です。

車から、沿線の紅葉を見ながら体を解凍。
今までいろいろ旅をしながら気付いたのは、空が一番青く澄んで見えるのは寒く北風の強い冬。見てて一番景色が映えるのは、やっぱり澄んだ青空であることが前提。今日はまさにそんな日。まさに紅葉日和だった訳です。

帰り道、ドライバーに鞭を打ち、一旦麓の甲府市内を突っ切り、河口湖温泉「ゆらり」で温泉に向かうことに。
普段平日はなかなか話せない、くだらないにも程がある話しを風呂を浴びつつ語り、風呂上がりのコーヒー牛乳を堪能。

前日、今回の企画を立ててくれた友人と電話しながら、私がふと思いついた一言で決まった紅葉スポットは、今まで見たうちのベスト1になろうかという絶景でした。
いつかダウンをいっぱい着こんで、またリベンジしたいな♪

夜勤明け・久留里線完乗の旅~後編

2006年11月10日 | つれづれ旅行記
せっかくなので、近くを軽く散策することに。
終点・上総亀山駅近くには、亀山湖というダム湖があり、付近には亀山温泉なる小スポットもあります。予め調べた際に、気になる温泉処は調べてあり、携帯に転送した地図をもとに、湖~温泉へ向け軽いお散歩です。

転送した地図の詳細が見たいと思い、操作すると、これ以上の操作は有料と判明。
しかも会員登録をしろと言ってきます。それは面倒。
なので気合いで目的地を探します。
自分の思ってた距離は駅から1km弱。湖はちょうどそんな場所でした。

駅を降りた人数からして予想していたものの、とにかく周りに人がいない。
車が多少通るものの、観光客ではなく地元の人。
さて向かう温泉はどんななのか多少不安になります。
しかし湖はまた「カメヤマ」と刈られたおしゃれな芝生に代表されるように、非常にのどかで気持ちがいい。また誰もいないところが何とも言えません。

しかし目指す温泉は…地図を見る限り湖の近くなはず。
迷っていては、帰りの電車(12:12発)が厳しくなるので、即電話です。
J-san「亀山湖のバス停の前にいるんですが…」
温泉旅館の人「そこどこですか?」
非常に軽妙なやり取りでスタート。現地ではバスがあまり認知されていないらしく、近くのホテルの名前でようやく場所を分かってもらえました。
聞いた感じすぐそばを想像していたら、実際は更に1kmちょっと。駅から通算すると2.5km弱のところでした。

目指した湖水亭・嵯峨和は、ひなびた湖畔に立つ、更にひなびた温泉旅館。
入口でベルを鳴らして人を呼んでも、誰も出てきてくれずちょっぴり「…」。
なんとか出てきてくれた人は、佐藤蛾次郎そっくりでした。

温泉入湯券(700円)とタオル(210円)を買い、いざ浴室へ。
入るとなんと貸切。
お風呂は湖畔がまる見えの素敵なお風呂。貸切をいいことに思わず記念撮影です。
ちょうどお湯が黒ずんでたので、お風呂に入る写真なんかも撮ったりして。
今日のトップ画像は、そんな湯舟で撮った1枚です。眺めいいでしょ!?

店の人に、次の汽車に間に合うようタクシーを呼んでおいたので、ここまで必死に歩いた分も含めてゆっくりお風呂でのんびり。
途中から別の人が入ってきたものの、その人とも打ち解け仲良くおしゃべり。
ふと気付くとタクシー配車の時間。慌てて服を着て受付へ戻ります。
せっかくなので、ここの名物の湧き水も頂きます。冷たくって柔らかいお水は、すっとお腹に染みて最高!水でおいしく感じるってほんと素敵です。

蛾次郎に見送られ、タクシーに乗り込み再び上総亀山駅へ。
私の乗った車両はまた貸切状態。発車して暫くは窓からまた顔を出して楽しんだものの、夜勤のせいか再び眠気が。顔を出したまま寝そうだったので、ちゃんと顔を車内に引っ込めそのまま熟睡。窓から入る日差しがまた心地よく、細い線路からの心地よい揺れもまたよく。気付いたらもう横田を過ぎ、木更津まであとわずかというところでした。
木更津13:20着。

普段ならここから横浜駅行のアクアラインバスに乗るものの、今日は天気もいいので、ちょっぴり趣向を変えて、東京湾を船で渡るのはどうかと。
木更津で下車せず、13:38発内房線普通177Mに乗り、浜金谷を目指します。
君津を出て暫くすると、車窓に東京湾が見えてきます。
秋も終わりというこの季節。夏だったら海の水に太陽が反射してまぶしいはずも、その威力は若干弱め。でもキラキラと輝く様はいつ見ても魅力的です。
浜金谷14:25着。木更津からあっという間と思いきや、意外と時間がかかりました。

さてさてここまでお昼を食べていない。
フェリー乗り場までの間に目に付く飲食店は、ガストと寿司屋。
せっかくの旅なので、うまそうな高級回転寿司屋に入ります。
入った時間は15時の休憩時間直前。なのでレーンに並ぶのはおすすめのプラカードばかり。でもお客さんは意外と多く、ネタは新鮮。
中でも秋刀魚づくし(480円)は、炙り・〆・握り・焼きが4種盛られていて、どれも脂がよくのっていて美味。他のお寿司も非常においしく、突然入った割りにいい当たりでした。

気分もお腹も満ちたのでさぁ帰ろう。
次のフェリーは15:30発。乗船券を買い、港でのんびり船が来るのを待ちます。

乗り込んだ船は行きの特急さざなみ号以上にゴルフバックを持ったおじさんでいっぱい。やったことないけど、そんなに面白いのかね?
せっかくなので、潮の香りに満たされながらのクルーズもいいかと思い、船室に入らずそのまま甲板へ。港を出て沖へと出ると、かもめが船に寄り添ってきます。
そんな写真を撮りつつ、航海はいたって順調…と思いきや、体調に異変が。
今日は空は快晴ながらも、気付けば外は意外に風が強い。
そういう日は当たり前ながら波も立ちます。
波が立てば…当然船もバンバン揺れます。当たり前に船酔い(汗
とりあえず船長室の後ろへと移動し、すごい暴風の中、なんとか耐えること35分。
久里浜港が見えた時、「助かった…」とばかりに崩れそうでした。

久里浜港からバスに乗り換え、久里浜駅で船酔いを回復すべくコーヒー休憩。
帰り道は夜勤の疲れ+温泉+船酔いの分が一気に押し寄せ、京急に乗るや否やそのまま熟睡。上大岡駅からバスに乗っても寝続け、18時過ぎに家に帰ってそのまま夕飯も食べずに就寝。起きたら翌13時…。
27歳児の寝ずにできる限界はここまででした。

夜勤明け・久留里線完乗の旅~前編

2006年11月10日 | つれづれ旅行記
今日は定期改修の稼動監視で泊まり勤務。
前日18:00出勤で、5:00退社の予定です。
うちの会社の勤務計算だと、これでも2日勤務になります。
しかも特勤時間が働かない分がっさり減るので、部署の都合で特勤時間に制限のある私にとってはかなりおいしい仕事です。

今日の稼動監視は1:30頃流れるACP BATCHが、仕様通り流れるか見るだけの作業。
結局一瞬で流れて、あとは始発電車が動くまで、自分の持つ他の作業を片付けます。でも夜勤だと、作業ピークが終わるといくら寝貯めしてきても、序々に眠気が…。なのでできる作業には限界があります。
結局一緒に作業をした先輩と6時過ぎまで作業したり、今後の仕事について語ったり。それはそれで日頃話せないことも多く、夜勤ならではの有意義な時間です。

早朝6時に会社を出て、今日は明けて金曜日。
せっかく他の人が働いてる日の休みに何をして過ごそうか…。
今日は天気予報では晴れとのこと。家にそのまま帰ったら、昼間いい天気にも関わらず、一日寝耽ってしまうので、どこか出掛けようという計画です。
向かう場所は、千葉県の木更津~上総亀山32.2kmを走る久留里線に乗る旅。
先日1人で乗りに行く勇気がなく、乗り残していたディズニーリゾートライン(リゾートウェイステーション~循環5.0km)を、たまたま会社の同期とディズニー・シーへ行った際に乗り終えたので、今日目指す久留里線を乗り終えると千葉県にあるJR・私鉄全線終了。04/02/11に大山ケーブルを最後に神奈川県を乗り終えて以来、全線走破したのは2県目になります。

京王永山から京王線に乗り新宿へ。中央線に乗り換え東京へ。この時間はこれからラッシュになろうかという時間帯で、電車はそこそこ混んでいたものの、まだラッシュ時間帯よりは楽に電車に乗ってられます。
ただ夜勤明け一睡もせず、かつなぜかちょっぴりほろ酔い(夜勤とはそういうものです)なので、立ちながら若干寝たような気もしますが、手すりにいい具合に顎がぶつかりなんとか目が覚めます。しかし眠い…。

ここから京葉線~蘇我経由で木更津を目指します。
ラッシュで降りてくるサラリーマンでごった返す京葉線ホーム。ふと電光掲示板を見ると、乗ろうと予定していた京葉線の直前に、木更津方面へ行く特急さざなみ号の運転があることが分かり、そのまま窓口へ。せっかく特急に乗るなら…と朝ごはんの駅弁も買い込み、いざ乗車です。

東京7:30発特急さざなみ3号(3003M)は、車内がゴルフっぽいおじさんばかり。
平日からゴルフとはいいご身分です。まぁ俺も平日から電車とは…って影で言われてたりするんでしょうけど。
京葉トンネルを抜け、右手に葛西臨海公園の大観覧車を見て、先日行ったばかりのディズニーリゾートが見え。すれ違う上り電車はサラリーマンですし詰め状態。平日の下り電車の魅力は、それを見て「大変そうだね」と心であざ笑うところにあります。
幕張の街を見ながら、予め買った駅弁を頂きます。味は…微妙。
買った鯵のお寿司のお弁当(550円)は、酢飯が混ざりが足りなくて、まだネタと相性が悪く、食べた感じただの酢鯵と酢飯風。なんとか口直しのコーヒーで気分を挽回します。
木更津8:25着。こんな早い時間から僕はなぜか木更津にいます。
次の久留里線は9:14発。駅の周りで写真を撮りながら時間を潰します。

再び駅に戻り、既に入線していた久留里線の電車は、予想通りいたってローカルムード。私の座った席の向かいに陣取るおじさんは、あり得ない踏ん反り方をしながら、ギリギリスポーツ新聞を読んでいます。
2両編成の気動車に乗るのは、私と10数人のおじいちゃんおばあちゃん。
「証城寺のたぬきばやし」の発車メロディーが流れると、ゆっくりとしたペースでそろりそろりと電車は発車します。

この久留里線、特徴は、千葉県の木更津にありながら、大変ローカルな点。
あとは電車好きなら絶対見逃せない、今や貴重になったタブレット閉塞が見られる点。
タブレットとは…いわゆる通行証のようなもの。単線区間を走ってよいという印として、丸い金属に「○」「△」「□」の穴を開け、その金属の入ったホルダーを所持した列車のみが閉塞区間を通行してよいというもの。小さい頃はまだ近くを走る相模線もタブレット閉塞だったものの、電化と共にCTC(列車集中制御)化され、首都圏でこのタブレットが見られるのはここだけ。一番原始的な信号システムです。
運転台を覗くと、運転台の脇にひょこんとタブレットホルダが置いてあり、発着時間を記したスタフには、「○」「△」「□」と閉塞符号が書いてあり、ここがタブレット閉塞だということが分かります。

最初の運転取扱駅・横田に着くと、ここまでのタブレットを反対側の列車に渡し、代わりにこの先使うタブレットを持ってきます。今日のトップ画像はそのタブレットの受け渡し風景です。

横田を過ぎると、今まで平地だったところが、序々に山深く入っていきます。
老体に鞭を打つというか、JRの中でもかなり古い部類に入る車両を2両つなげ、エンジンを頑張って回してえっちら山を登る感じ。
この線、意外と知名度は低いものの、よく見ると、他では滅多にないポイントがいっぱいあります。

久留里を過ぎると、本数も減り、いよいよラストスパート。
25‰の勾配が続き、最初からのどかだった風景が、さらに鄙びてのどかな風景へ。
思わず窓を開け、ほんとはいけないんだけど顔を窓から出し、風をいっぱいに浴び、最高の天気の中、乗った電車はひたすら山へと入っていきます。

上総亀山10:14着。
私と一緒に降り立ったのは数人だけ。小さな駅舎だけがポツンと建つだけの、小さな小さなローカル駅でした。