Jさんブログ~つれづれなるままに~

糸の切れたタコのように日々ふわりふわりしているJさんの、ふわりふわりな出来事を書いてみました。

ちょっぴりショック!!

2006年06月26日 | つれづれ日記
うどん紀行2日目の朝食時、ホテルのバイキング式の朝食で、メニューの中にふと見つけたセルフうどん。
これはおもしろいと、友人にカメラを託し、私がうどんを茹で上げるところから、ダシを注いで完成するまでを激写してもらった写真のうちの1枚が今日のトップ画像。

旅行翌日、お疲れ休みということで今日か会社を有休。
昼頃目を覚まして、ぽてぽて写真を整理してしながら、写真を1枚1枚チェックしていたら、この写真。よく見て下さい。私がうどんをへたくそに作っているなんてことはいいんです。どうしちゃったんですか!!この寂しいつむじは!!!!

確かに言われていました。だいぶ部分的に髪の毛がキテるとは。
しかしここまでまざまざと突きつけられるとあまりにショックで…。
翌日会社で、トイレに行く度鏡を見て気にしてみたり、電車でガラス越しに反射する自分の顔を見ながら、ため息をついてみたり。体力的に若くないのは、あれだけ遊んだんです。仕方ありません。でも髪の毛は、もう少し頑張ってもらいたい!!

よくネタで言う「ハゲてきたら潔く剃るか、分かりやすいカツラをかぶって皆さんのご機嫌を…」なんてのはあくまでネタ。いざこのつむじ写真をつきつけられると、そうも言ってられません。現実的に意外と近い将来、そんな選択を突きつけられる時が来てるんです。

そこでご覧の皆さん!そんな私の髪の毛に効果的な方法についてアドバイスを広く全世界に募集します。自薦他薦は問いません。効果がありすぎて翌日アフロに…くらいの効果は全然構いません。でも失敗して、翌日あったはずの髪の毛がツルッといった場合には、推薦人の次の世代までのろいます。そんなお勧めがあったら是非教えて下さい。

…しかしあまりにショックだ。ほんとにショックだ。

1杯の幸せ~讃岐うどん食べ歩きの旅・2日目

2006年06月25日 | つれづれ旅行記
2日目、前日気合いを入れて「7:00起床!」宣言をしながら、結局ベッドを出て着替えたのは8:00前。更にエースクーポンに付いてきた朝食に行ったのは、参加4人中私と友人・カッキーの2人。例によっていつも朝はうだうだです。
カッキーは全日空ホテルの朝食バイキングで出ていたベーカリーのパンドミーに感激。私はその横にあったセルフうどんに感激。でも二人共この後のうどんのため、若干セーブ気味の朝食です。結局朝食を食べ終え部屋に戻ってもまたうだうだとしてしまい、ホテルを出たのは9:30過ぎ。外を見ると、昨日の快晴とうって代わって雨が降り出してきました。

うどん巡り今日の1軒目は、予讃線・香西駅から徒歩で結構…にある池上製麺所。ここの名物は、池上瑠美子(73)。カーナビで場所を検索する際も、登録地名は「池上正宅」。このうどん屋に行くにはある程度家族構成は理解しておけということでしょうか。
このお店は1日にたった3時間しか開いていないお店。10時の開店に合わせて着くと、それに合わせて来た人たちで既にごった返しています。店は外見普通の池上さん家。そこの狭い玄関に向かって、普通の狭い路地に人が長蛇の列を成す。よく見ると、池上さん家に続く列は、一旦家の中に吸収され、奥の庭から出てくる人たちが。その人たちが1杯のうどんを片手に出てきて、庭先で大挙成してただうどんすすって帰る。四国でしか見られないけど、意外と四国には散見する光景です。
我々も列を並び、いよいよ池上さん家にお邪魔します。入るといきなり出た!!池上瑠美子(73)。瑠美子は客から注文を聞き、お土産用うどんを売り、勘定までしています。でもその様子は73歳とは思えない、かくしゃくとした感じで、私も列が進まないことをいいことに、瑠美子にいろいろと質問をぶつけてみました。
瑠美子との対談を終えて進むと、製麺所ゾーンに入り、その奥には大きな茹で場。そこで注文した数だけうどんを分けてくれます。
さらに奥へと進むと調理場。まずはシャンプー入れに入った醤油を決められた量注ぎ、卵を付けた人は卵を入れ、天ぷらを付けた人は天ぷらをチョイス。ネギは苦いので、欲張ると、瑠美子の弟子に止められる仕組みです。
うどんにダシはかけず、生醤油とうどんだけで勝負。でもこれがたまらずうまいんです。
私の頼んだのはうどん2玉に卵と天ぷら。穴子の天ぷらを選び庭に着く頃には、割った卵が半熟状態となり、かき混ぜると生醤油と相まって最高にうまそうな匂いを醸し出します。それをアツアツなまま一気にすする。これでたったの270円。関東なら普通の立ち食いうどんで400円~500円は当たり前。それに比べると、これだけうまくてこの値段は、やっぱりおかしいです。
キミ子に聞いたところ、たった3時間しか開かないこのお店で1日に捌くうどん玉の数は約300玉。これにプラスして、お土産用の6玉セットのパックが飛ぶように売れているので、1玉70円とはいえ、1日で効率よく稼ぐようです。よく見るとお土産用うどんのパックの包装紙にはどアップのキミ子。めちゃめちゃ笑ってます。
いつまでもその笑顔で頑張って欲しいものです。

今日は伊丹18:30の飛行機を予約してしまっているので、食休みも取れずにそのまま2軒目のうどん屋へと向かいます。向かうは予讃線・宇多津駅近くにある「讃岐の味・塩がま屋」。ここの名物は梅とろろぶっかけうどん。近くの塩竈大社で作られた梅干が載ったうどんです。
実はメンバー既に旅の疲れと、うどん続きでかなり満腹状態。でもこの店を今回の旅でのラストうどんと決めたので、残った気合いで食べきるぞと勢いづきます。
みんなが頼んだのは梅とろろぶっかけ、私は梅干が苦手なのでえびかまたまうどんを注文します。
でもやっぱり名店だけあって、多少満腹でも食べれてしまうのが不思議。私も1杯目の感動こそないものの、満腹でも不思議と箸が進みちゃんと完食。えびもちゃんとしっかりとした海老でおいしかったし、うどんもコシのあるおいしい麺でした。
以上6食。暫くいいやというくらい堪能しました。
今回の1位は個人的には池上製麺所、2位は定番・山田屋さん、3位はうどん棒さんという感じでした。

帰り道は瀬戸大橋を渡り、山陽自動車道をひたすらにぶっ飛ばします。

途中、飛行機まで時間があったので、姫路城に寄り道。国宝姫路城を見る我々の課題は「いかにして姫路城を攻め落とすか」。途中、いろいろと敵もあの手この手で我々を責めてきます。それにひとつひとつ解決策を出し、ようやく天守閣のてっぺんへ。よくもまぁ、昔の人はあそこまで巧妙に作られたお城を攻め落とそうと考えたものです。

帰りの飛行機は、手配が1人だけ遅かったため、1人は大阪(伊丹)18:30発のフライト、残り3人は19:30発のフライトと分かれています。でもまだ姫路城で騒いでいる我々、時計を見ると既に17時過ぎ。18:30発の1人がかなりのピンチです。
とりあえず18:30発のチケットを持つカッキーにハンドルを預け、あとは君の思うままに車を走らせてと言うと、高速に乗ったとたんスピードを出すわ出すわ。周りの車もすごいスピードなので、違和感はないのですが、スピードメーターは150km/hをたまに越してます。本来ならナビの到着予定時刻は姫路出発時点で18:20頃。それを巻きに巻き、伊丹空港に着いたのは18:00ちょうど。
なんとかみんな無事飛行機に間に合い、それぞれ帰路につきました。

四国にここ最近あれだけ通いつめて、ようやく心ゆくまでうどんを堪能。
しかし今年に入って四国2回目。2年通算3回目。
そろそろ俺も四国大使になれるんじゃないか…という感じです。

でもまだまだうどんの名店は数あるとのこと。
また頃合いを見て、うどんの旅に出掛けてみたいな♪

1杯の幸せ~讃岐うどん食べ歩きの旅・1日目

2006年06月24日 | つれづれ旅行記
会社帰り、ふとしたきっかけで、たまたま私の会社の近くで働く高校からの友人呑みに行くことに。その日の話題は、先日私が出掛けた四国八十八ヶ所巡りについて。
今年の四国八十八ヶ所巡りは、去年の教訓を生かし行程を1日増やし、4泊5日で出掛けたんですが、結局は去年同様朝から日暮れまで回り続け、最終日に残ったお寺は8つ。ということで、最終日は最終便までの時間を残るお寺の参拝と、名物・讃岐うどんのお店巡りをしたのでした。ただGWで混雑していたということで、行けたのはたったの2件。個人的にはまだ食い足りない気分でした。そんな話しをしていたら、お酒の勢いもあったのか、いつもの仲間で讃岐うどんを食べに四国へ行こうという話しに。
そうなれば…とすぐさまチケットを落とし、いざ羽田空港に集合です!!

今回の目的地は四国なはずなのに、乗った飛行機は羽田7:30発の大阪(伊丹)行。今回は梅雨で外にあまりいたくない気分になるだろうという点と、今回の参加メンバー運転大好き。なのでドライブがてら、瀬戸大橋なんて渡りながらちょっと旅行もという趣向です。でも着いた大阪は、予想に反して空は真っ青、見事なまでに快晴です。
レンタカーで用意された車は、たまたま偶然いつものプリウス。まずは私がハンドルを握ります。
最初に向かったのは、せっかく大阪へ来たのならと、道頓堀のいつものたこ焼屋を目指します。しかし大阪のドライバーのマナーはまた独特。目の前をウィンカー無に割り込んでくるし、車間距離をとにかく取らない。でも負けてられません。頑張って運転するのみです。
着いた道頓堀の街は、まだ10時過ぎというのもあり、至って静か。いつもは行列ができているたこ焼屋も、我々を待ち構えていたように、すぐ出してくれます。
道頓堀川の路上に座り、たこ焼で朝食です。

ここからは一気に四国を目指します。眠気覚ましのコーヒーを買い込み、旅行前日に届いたばかりのETCカードをセット。緊張の初ETC、通ったゲートは有人の一般兼用のゲート。料金所の人はETCが識別できるらしく、我々の車が近づくとそのままどうぞとのサイン。なんかちょっとカッコいいです。
阪神高速~山陽自動車道と走り、いよいよ最近まで世界最長のつり橋だった淡路海峡大橋を渡ります。暖かく湿度も高いので、白くもやがかってしまい、あまり視界しよくないのですが、その支柱間の距離の長さはハンドルを握っていると、余計に感じることができます。いつも渡るペイブリッヂより全然長いです。
そのまま高速を走り続け、大鳴門大橋を渡るといよいよ四国。ここでちょっと寄り道してうずしお見物です。
向かったのは"潮の道"という、大鳴門大橋の下を歩き、橋の真下で渦巻くうずしおを観潮できるという施設。ただ行った時間が悪かった。ちょうど満潮と干潮の間の一番うずしお見物に適さない時間。行ったら、なんだかしょぼいちっちゃなちっちゃなうずが、そこらへんで数ヶ所チロンチロン巻いてるだけ。がっかりです。
さてさていよいよ気を取り直して四国本島をかっ飛ばし、うどんのメッカ・香川を目指します。

まず目指したのは、琴電・瓦町駅近くにある「うどん棒」。
着いたのは既に15時前。さっき10時頃食べたたこ焼き以来のごはんなので、そもそものうどんの味に、空腹さが増してほんとにおいしい。やっぱりこの麺のコシはどうやっても関東では味わえません。頼んだ冷たい天ぷらうどんは、かかったダシがまた涼しげで、でも天ぷらは揚げたてアツアツ。うどんはきりっと締まってコシがある。また値段も500円程度と格安!!ほんとにうどん1杯で幸せ~と感じる瞬間です。

次に向かうは、琴電・屋島駅近くにある「わら家」。
ここの名物は"家族うどん(2,300円)"。ただ値段に驚くなかれ、このメニュー、頼むと10玉のうどんがたらいに入ってあっつあっつで出てきます。その脇にまたアツアツのひょうたん容器に入ったダシ(これが熱すぎてまたひとイベントあったり…)、生姜1本と卸し金(要は自分ですれってことみたい)、それにネギ桶がついて、あとはただ食べるのみ。
それに立ち向かうは4人のダメ大人。15時に1軒目を出て立て続けなこともあり、ちっともたらいのうどんは減っていかず。でも単純にうまいので、厳しいながらもなんとか完食。あれだけの量が、あの満腹状態で食べれる訳は、単純にその麺のおいしさなんでしょうな。2軒目は小細工なしのうどんでうなりました。

さすがにまだまだ続け様に…とはいかず、ちょっぴり食休み。
わら家前にある屋島神社で、旅の安全を祈願。
再び車に乗り込み、屋島ドライブウェイを走り屋島寺を参拝。今回は八十八ヶ所スポットは行く予定はなかったのですが、うどんに勝つための緊急手段です。途中ミステリー坂(下り勾配→上り勾配の谷地と見せかけて、実は連続する下り勾配なので、錯覚に陥るという坂)で予想通り驚き、屋島古戦場で夕焼けの絶景を写真撮影。
そして続いて根香寺を参拝。ちょっとしたお遍路の流れです。

そろそろちょっぴり食べ物が入る気分になってきたので、次のうどん屋を目指します。次に向かうは、八栗ケーブル山麓駅近くにある「うどん本陣・山田屋」。
このお店は、過去の四国八十八ヶ所巡りで御用達のお店。ただいつも行くのはGWの日中、山田屋さん名物の広い庭園に処狭しとあふれる待ち客が印象強い中、既に時計は閉店1時間前の19時。のれんをくぐるとがらんとした庭園に、うって代わって落ち着いた店内。参加メンバーに行く前に散々混雑の様子を話していただけに、拍子抜けもいいところです。
注文するのはいつもの"ざるぶっかけ定食(1,300円)"。しっかりとした濃い味のダシを存分に冷えたうどんにぶっかける、あとはひたすらすするだけという小細工なしのうどん勝負。やっぱりうまい!!脇の天ぷらに目もくれず、ちょっとまだ満腹なことも忘れひたすらすすってしまうおいしさ。ちょっと四国価格にしては、かなり高級な部類に入るこのお店。でもその価値ある名店です。

さすがにもう満腹。そのままホテルに直行した我々は、前日までの仕事の疲れと、旅にはしゃいだ疲れも相まって、そのままビール1杯で熟睡。みんなうどんの夢を見て夜を過ごすのでした…。

スローライフな週末

2006年06月18日 | つれづれ日記
私の週末の過ごし方と言えば、ご存知の通り決して家にじーっとしていられず、用がなくても出掛けてしまうのがパターン。そんな私が珍しく、2日間ほとんど家から出ずの週末を過ごしました。

1)土曜日
ここのところなんか貧血っぽく体調が悪く、前日は終電まで出掛けていたせいもあったのか、昼過ぎに目が覚めると顔がなんか全体にむくみ気味。しかも所々ぴりぴりと痛く、おしゃれイズムとしてはこんなむくみ顔をさらして外を歩くのには、とても恥ずかしくて一日謹慎生活を決断。
ちょうどよく、家でのんびりした時にやりたかったことはいろいろあります。このブログの書きかけの書き込みを上げるとか、乗車記録整理プログラムの作成をするとか、できていないメールの返信をするとか…。
でもこんなダメダメな日は何もする気が起きません。
結局やったのは、遅過ぎる昼ごはんを食べ、ふとプレステのスイッチを入れTrain Simulatorでスカイライナーを運転(京成上野→成田空港:約50分)。その後ぼんやりと水曜どうでしょうDVDを見て、いつの間にか昼寝。起きたら夕飯…。
夕飯にビール、しかも500mlのロング缶なんぞついていた日にゃ、呑んだらまたウトウトしてきます。そのまま起きてるんだか起きていないんだかで、ぼんやり風呂に入り、ぼんやり就寝。

2)日曜日
前日そんだけ寝てりゃ少しは早く目が覚めるだろうと思いきや、さすがバカも過ぎると、前日あれだけ寝ていても昼まで寝てしまい、起きたら昼ごはん。その後、なぜか電気カミソリの掃除をして、15時前に来週出掛ける四国旅行のチケットを引き換えにJTB湘南藤沢支店へ。
引き換えカウンタが珍しく空いていて、番号札を引いて10分で支払いまで全て終了。まだ時計を見ると16時前。
…かと言って、寝過ぎたせいもあり、頭はまだぼんやりしていて、何がしたいかもはっきりとせず、まんじりと流れに乗っていると、行き着いた場所はいつもの大船ルミネのスターバックス。いつものアイスモカで休憩を取り、次に向かった場所はなぜか逗子。別に逗子に用もないし、これと言って見たいものもなし。ほんとに気まぐれで行ってみただけ。
特に用もないので、逗子駅の上りホームで、電車の増結の様子を2本ばかし見て、そのまま横須賀線で意味もなく横浜まで乗り帰宅。このままのんびりと大河ドラマ見て、ワールドカップ見て寝るんでしょう。

せっかくボーナスも出て、お財布もいい具合に潤っているはずなのに、この週末お財布から出て行ったのは、スターバックスでのグランデサイズのアイスモカ(バニラシロップ追加)470円のみ。
でもこれでたぶん体の充電は完璧(なはず)。
明日からの一週間もこれで貯めたエネルギーで何とか乗り切るぞ!!

p.s.6/10の日記をアップしました。たまたま珍しい気動車に乗れちゃったばっかりに、また長い日記になっちゃいました。

ちょっぴり本格的に車にハマってみようかと…

2006年06月11日 | つれづれ日記
昨年末に初めてのドライブをして以来、月1回、300kmペースで運転を楽しんでいる間に、最近とにかく面倒なこと…高速の料金所の支払い。
いつも常連で借りているトヨタレンタカーさんは、最近カーナビとETCが標準装備になっていて、いつも料金所を通過する度に「ETCはご利用頂けません」と警告メッセージが。
やっぱりいちいち小銭を出すのも面倒だし、一人の時は結構その財布を取る動作が緊張して嫌。また深夜に利用する機会も今までにはあり、その時に「割引が聞くんだぁ。へぇ~」と思っていました。
そこでつい勢いで、ETCカードに申し込んでみちゃいました。
私の持っているview Suicaカードにオプションで付けられるETCカードです。
年会費は500円。マイレージサービスも登録により付けることができます。

ETCカードを手に入れるからには、本格的に車にのめりこんでみようかと。
まず第一弾は夏休み、ちょっぴり遠乗り計画。
まだ関東一円から出たことがなく、そろそろちょっぴり遠乗りしてみたいかなと。
そのうちに私のライフワークである、鉄道線全線完乗の旅のような、何か目的だった旅の形が確立できたらな…と考えているところです。
そんな旅も、やっぱり一人だと心細い。
もしお付き合い頂ける方、年齢・性別は問いませんので(但し私の旅は必ず過酷なので、そのペースに耐えられる方限定)、そんな奇特な方、是非ご連絡お待ちしています♪

p.s.5/21の記事アップしました。そんなたいした話でもないのに、書き出したら長くなっちゃいました。お暇な方、見てみて下さい。

自分に息抜き、鹿島鉄道完乗の旅

2006年06月10日 | つれづれ旅行記
6月1日に上げた、私が管理していた案件のPGMが、すっごくしょぼいミスで本番障害を出し、その対応をしている間、どんどんと今までの自信が消えていく自分。実は内心では2年ぶりに触った、本格的な開発案件だっただけに、ちょっと気合いも入っていたのですが、そんな結果でなんか反省しても反省しても凹んできます。
かと言っても、今のチームをクビになるまでは気合いを入れて頑張りたい。ちょうど今度の週末は梅雨の中休みで天気は晴れの予報。なので気分転換にちょっぴり日帰りで旅行に出ることにしました。
行き先は、来春で廃止になると噂されている鹿島鉄道(石岡~鉾田:27.2km)。
前日、ちょっと早めに会社を出て、当日分のホリデーパス(東京近郊区間乗り放題のフリータイプの特企券)と上野→石岡の特急券を購入。最近、なんか考え事しているうちに意気消沈していることが多い中、今日は翌日のことを考えながら、意気揚々としています。

一晩明けて朝、予報は当たり、久々に部屋に差し込む太陽の光で目が覚めます。枕元には今日のきっぷが出発をいまかいまかと待っています。私にとっては最高の目覚めの瞬間です。
珍しく朝食をちゃんと食べ、8:00前に自宅を出発。
最初に向かうは、ちょっと寄り道・羽田空港第2ビルです。

今日買った特企券は、去年から値段がちょっと上がった代わりに、東京近郊区間のJR線と、加えて東京モノレールと東京臨海高速鉄道(りんかい線)にも乗れるようになりました。ちょうど東京モノレールの羽田空港第2ビル~第1ビル間を乗り残していたので、寄り道してその区間を片付けることに。
実は第2ビル自体行くのは初めて(普段は一応親父の会社をたてる意味も含めて、JAL便を必ず利用しているので)。第2ビルは、なんか第1ビルより綺麗でデザイン的な気はするけど、狭い印象が。ついでにショッピングプラザや展望デッキも見学したのですが、ヒイキ目があるのか、普段使っている第1ビルの方が大きく使い良く思えました。

今日の目的は飛行機ではないので、空港見学はさっさと切り上げモノレールに乗車。モノレールは、最近乗る度に乗る人の数が減っている気が。代わりに来る度に競合の京急線のコンコースが混んできている気が。やっぱりアクセスが京急の方が段違いにいいからでしょうか。羽田空港9:30発の快速は、所要時間の割に景色が粗雑ゆえか退屈。モノレール浜松町9:49着。
すぐ様山手線に乗り換え上野へ。ここから特急フレッシュひたち号に乗り、一気に石岡を目指します。
予約したのは上野10:30発の特急フレッシュひたち17号。11両の長い編成でも、意外と席は埋まっています。上野を出てから取手までは前の快速電車が行く手を阻んでいて、すごくのんびりとしたペース。それが取手を出て前の電車を抜いたとたんに魂を入れ替えたように飛ばす飛ばす。あっと言う間に土浦を過ぎ、石岡到着のアナウンス。石岡では乗り継ぎに時間がないので、カメラと三脚は予め手に準備して、着いて走る体制は万全です。石岡11:25着。

跨線橋を渡った一番奥にある、なんか味のあるホームが鹿島鉄道のホーム。既に止まっていた11:31発の鉾田行は、現存する営業運転している最古の気動車・キハ600形(今日のトップ画像)です。ホーム上屋の支柱は木製。時刻表は手書き。奥に控えている他の気動車も、とても平成の時代とは思えない、古めかしい車両ばかりが次の出番を待っています。
駅員から鉾田までのきっぷを買い込み、写真をパシャパシャ撮っていると、ホームで「ジリジリ…」と発車ベルがなります。慌てて乗り込むとすぐさまドアが閉まり、気動車独特のブルブルと言うエンジン音をかき鳴らし、ゆっくりとした足取りで電車は出発します。
この乗っているキハ600という気動車、製造は昭和11年。元は国鉄のキハ42000という気動車。今では前面こそ切妻に改造され、元の顔は見る影もないのですが、側面の幅の狭い窓が並ぶ様子は当時のまま。車内も木製の床で、至るところにこれまでこの車両を維持してきた苦労の跡が刻まれています。今では冷房まで装備し、まだまだ現役かくしゃくといった様子。変速機もここ数年で一気に見なくなった手動式。速度が上がると運転士が変速機をいじる様子がたまりません。
細いレールを坦々と走るこの気動車、速度が50km/hを越すと、エンジンもギリギリな音を立て、必死の様子を車内に響き渡らせます。
途中車窓右手には霞ヶ浦が広がります。たった1両ののんびりした車内。揺れる度に車内のつり革が大きくと振れ、車内の人たちはその揺れに身を任せ、時間も気動車のスピードのようにのんびり。だって27kmの道のりに50分以上も掛けて行くんですもん。
でも沿線には大きな道もなく、この細い線路が沿線の唯一の足。乗っている人の大半は私の同じ病気の人だった故、普段はガラガラなんでしょう。こんな味のある路線、いつまでも残っていてほしいものです。鉾田12:24着。

鉾田駅で楽しみにしていた名物の駅のたい焼き屋は今日はお休み。となればすぐタクシーをつかまえ次へと急ぎます。タクシーを走らせ2km先の鹿島臨海鉄道新鉾田駅へ。ここから鹿島神宮へ向かいます。
駅から鹿島神宮への参道を歩くのは私一人。ただお社へ着くと、車かバスで来た人でにぎわっています。ここ最近の不運を解消すべく真剣にお参りです。
お参りの後、境内の茶店にて名物の長命そばと味噌が有名な三色だんごを注文。これが両方共美味。特におだんごは1本350円と値段にびっくりするも、1本の大きさにまたびっくり。思わず家用にお土産用のおだんごを4本購入。大きさゆえリュックが一気に重くなります。

茶店で次の鹿島線の時間まで時間をつぶし、鹿島線~成田線に乗り、成田から我孫子、上野と経由し、東京から東海道線で帰宅。途中の鹿島線は、十二橋のあたりで霞ヶ浦から流れる大利根川の長い鉄橋を、窓を全開にして身を乗り出し気分はまさに旅人。鹿島までは東京から高速バスなら10分間隔で利便もいいのに、電車は数年前に昼間の東京からの特急が廃止になってから、私の乗ったようなローカル電車が1時間に1本という寂しい状況に。でもこんなゆっくりとした時間の使い方って、やろうと思ってもそうできないんですよ。もっとそういう旅のよさをいろんな人に知ってもらえたら、味のあるローカル線ももう少し生き延びられた線もあったのかな…って。

日帰りの小さな旅、でも私の心の空気は霞ヶ浦のおだやかな風に吹かれ、悪い空気は全て吹き流してきました。さぁ来週から気持ち入れ替えて頑張るぞ!!