ミャンマー西部ラカイン州からバングラデシュに逃れたイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民の帰還問題で、両国は11月23日、合意文書に署名した。
バングラデシュ外務省によると2ヵ月以内に帰還が始まる。
帰還が順調に進むかは見通せないが、2国間で問題解決を図るとの立場を強調し、ミャンマー政府を批判する欧米諸国や国連をけん制した。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とバングラデシュのアリ外相が首都ネピドーで同日会談。
その後、担当者が署名した。
両政府によると、1990年代前半の2国間合意で定めた原則に基づき、ロヒンギャ難民の身元確認と帰還を体系的に進める。
帰還のための両政府合同の作業グループは3週間以内に設けることでも合意した。
8月に起きた治安当局とロヒンギヤの武装集団の衝突以降、60万人以上のロヒンギヤがバングラデシュに逃れている。
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