華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

新しいステップ

2016年07月22日 19時15分35秒 | Weblog
午前シフト3日目。早起きに慣れる前に疲れがたまって今朝は起きるのがきつかった。でもそれも今日で終わりよー。今回はね。

さて仕事。
昨日から患者さんがひとり入れ替わったものの静かな朝。5名の患者さんはみなわが病棟にしては長めの入院となっており、全員が顔見知り状態。ワイワイとおしゃべりする様子もよく見られた。
むろん私たちスタッフとも顔なじみになっていく。午前を3つこなしたため患者さんと過ごす時間が長く(午前はシャワーやベッドメイクなど患者さんの近くですることが何かと多いので)、そのうち医療に関係ない話をすることも多々。こういう雰囲気が好きだなぁ。
といっても患者さんを私の都合でキープするわけにもいかず。お昼前後にバタバタっと3名の退院が決まった。
あちらこちらに連絡し、順に送り出した。そしたら2名の人から「あなたがいてくれて良かった」「素敵な看護をありがとう」という言葉をもらった。看護師冥利に尽きるわ。
これにて病棟の半分が空っぽ。患者さんは3名のみ。午前シフトが終わる直前に新規入院がやってきたけど、午後スタッフがすでに出社していたので手続きはお任せ。
無事に3日間の午前シフト終了。久しぶりの早起き続きで疲れたわ。

帰宅。
あることをしながらゴソゴソしていると、Dから「今日は一時間早く帰る」と連絡があった。ということは7時前後には帰ってくる。「だったら夕ご飯食べに行けるじゃーん」と思ってそれを提案したら「いいよー」と返事。ダイエット中だけど「た、たまにはいいよね…?」と言い訳。これがアカンのよねぇ。でも結果的にはいかなかった。あとから「実はお腹空いてない」とD。だったらさっさと言えー!!と6時ちょびっと過ぎたけど、家にあるものを適当に食べた。お腹空いてたしさ。そんなわけで、精神的には失敗してるけど、現実はダイエット継続中。

ちなみになぜDがお腹が空いてないかというと遅いランチを食べたから。遅くなった理由は、会社のみんなで"ポケモンGo"をしに外出したからだそうな。シドニーではオペラハウスとハーバーブリッジがあるサーキュラーキーエリアがホットスポット。スマホを片手にウロウロと歩き回ってゲームに勤しんだとか。一応ゲーム会社勤務なので人気ゲームはチェックすることになっている模様。来週はレゴを使いながらゲームのデザインをするんだそう。物を産み出すのも大変やな。

Dを迎えに行き、再度帰宅し、先ほどから眠気と戦いながらこのブログを書いている。
明日は前職場の同僚宅訪問予定。長く一緒に働いてきたドクターが病院を離れたので、そのお別れホームパーティ。食事は持ち寄り。私は餃子を作るつもりでいたけど、ニラが手に入らず鶏のから揚げに予定変更。パーティーが始まるのは夕方なので、明日朝から仕込む予定。家事も溜まってるし、忙しい一日になりそう。

ところで。
先日、一か八かでGraduate Certificateに申し込んだ。これは何かというと大学院進学準備コースみたいなもの。申し込んだコースは"Acute Nursing Care"。訳すと"緊急時における看護学"みたいな感じ? 期間は一年間。すでに今学期が始まっているので受け付けてもらえるかどうかわからなかったけど、昨日入学承諾のメールを受け取り、今日、晴れて入学した。もう最初の2週間が終わっているらしく、これから遅れを取り戻していかないといけない。
ちなみにこちらでは働きながら大学に通うことはいたってよくある話。私が住むニューサウスウェールズ州では公立病院で医療系の仕事をしていると政府が学費を援助してくれる(提携大学のみ)。なので私が払わなくてはならないのは参考書とかそういう実費のみ。来年はどこで何をしているかなんてわからないので、チャンスがある間に食らいついた。
勢いだけで申し込んでしまったので、実はそこまで勉強する覚悟が出来上がっていないのだけど、明日にでも科目を選んで勉強を始める予定。
大学時代は英語を理解するのに必至で、看護の勉強自体は実際のところどっちらけだった。現場で働くようになってわからないことだらけで最初は本当にきつかった。今もきついけど。だから機会があればもう一度勉強しなおしたいと思っていた。ついでに書いたら、将来看護師としてどっち方面に行きたいのかもわからない。今は正直、看護師でいたいかどうかすらもわからない。この壁を破るためにもきちんと勉強したかった。何かいい答えが見つかるといいな。

しかし。
「勉強したい」。
こんな言葉を私がつぶやくことになるなんて。
日本での学生時代は万年そこそこ平均点の私。今のこのガッツが当時あったら…と思わずにはいられない。
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