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オカルト三国志  諸葛恪の死ぬ日 3

2020年07月11日 | オカルト三国志
「捜神記」に曰く。
諸葛恪(しょかつかく)が暗殺された時、彼の妻は何も知らず家にいた。
突然、近くにいた召使いの女から血の匂いがし出したので夫人は不思議がった。召使いはそんな匂いはしないと言うが、ますます血の匂いは酷くなっていく。
夫人は「お前の目がぎょろぎょろしていて、いつもと違うがどうしたのか」とさらに問いただした。
すると召使いの女は棟木に頭が届くほど飛び上がると、腕まくりをし歯をぎりぎりと噛み締めながら「諸葛恪様が孫峻(そんしゅん)に殺された」と言った。
間もなく、夫人や家族を逮捕するため役人が現れたという。
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