BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

「いすみ鉄道」に乗って来ました。

2024-05-03 | エトセトラ
かなり前の話になってしまいましたが、ゆっくり走るローカル鉄道で知られる、千葉県の「いすみ鉄道」に乗って来ました。

元は国鉄・木原線だったのを、昭和63年に引き継いだ路線で、いすみ市の「大原駅」 (JR外房線と接続) から大喜多町の「上総中野(かずさなかの)駅」までの26.8 kmを結んでいる、沿線自治体などが出資する第3セクターの鉄道です。

乗ったのは、路線中間地にある、「大多喜(おおたき)駅」から「上総中野駅」までの間で、途中の5駅と上総中野駅は無人駅です。



「大多喜駅」です。「デンタルサポート大多喜駅」となっているのは、命名権による駅呼称です。





鉄道関連グッズが売られていたり、ホームには、本多忠勝像が置かれていたりします。



「黄色い列車」が特長で、他には、旧国鉄形車両「(キハ28)・キハ52」があり、「急行」として土・祝に走っているようです。全線電化されていない単線なので、のんびりとした昔ながらの里山の風景が楽しめます。







この駅発の「300型 301」車両に乗り込んだのは、日曜日だったので30人ほどで、乗り鉄や撮り鉄がほとんど。観光列車になっています。













出発時には、社長をはじめ、社員の方々のお見送りがありました。例えるなら、旅館から団体旅行の観光バスが出発する時の感じでした。



「大多喜城」(昭和50年再建) が見えたり、「夷隅(いすみ)川」を渡ったりします。



桜が満開や、菜の花が咲き誇る頃だと良いのでしたが、それでも菜の花が少し咲いていました。緑のトンネルを思わせるところもあって、ゆっくり走ってくれるので、風景が楽しめます。







沿線には、撮り鉄が何人かいて、列車もスピードが出ていない分、ベストショットが撮れるのではないでしょうか。

上総中野駅に到着です。気動車は、「新潟トランシス」が製造したものです。



この駅は、「小湊鉄道」上総中野駅にもなっていて、JR内房線と接続する市原市「五井駅」と39.1kmで結ばれています。ただ、この駅での小湊鉄道への乗り換え接続は、時間帯によって悪いです。



いすみ鉄道は、沿線の人口減少とともに、乗客は減少傾向にあると思われ、観光鉄道として存続を図っているように見えます。ただ、それでも、これからも運行維持していくのには、鉄道だけではかなり大変では、と感じました。

鉄道による、ここまでのアクセスは、JR外房線だと1時間に2本ぐらいと限られています。車利用を考えると、例えば、途中の駅近くに「道の駅」のようなものが1-2カ所あれば、観光バスルートに一部区間の鉄道乗車を組み込んで、乗車人数を増やすなどするとか、鉄道以外の事業で稼ぐかしないとなかなかなのでは、と思いました。


コメント
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