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カーボンニュートラルは、じわじわ変化する 石油連盟、若者と未来を語るイベント初開催

2024-03-21 07:11:19 | 日記
石油連盟は18日、都内で「学生×石油連盟~エネルギーの未来を語る~」イベントを開催し、学生から石油業界に対するイメージの把握や、石油業界の現状とカーボンニュートラル社会に向けた取り組みなどをプレゼンテーションや石油元売の若手社員の声などを通じてPRした。
今回の取り組みは、石連の初の試みとして、タレントの秋元真夏さんとメイプル超合金・カズレーザーさん、早稲田大学理工学術院の関根泰教授をゲストに招き開催された。イベントは石連の奥田真弥専務理事が「石油とエネルギーとは」をテーマに、生活にかかわる石油、カーボンニュートラル社会に向けたエネルギートランジションなどについてプレゼンテーションを行った後、石連の酒井則明広報委員長とゲストが意見交換するパネルディスカッション方式で実施。奥田専務理事が石油は輸送用燃料や熱、衣服や薬など生活のあらゆる面で利用され、可搬性や貯蔵性から災害時にも強く、政府が平時・有事を問わず災害時のエネルギー供給の最後の砦と位置付けている一方、輸入の9割を中東に頼り、低炭素・脱炭素の取り組みを進めている実情を説明したのに対し、秋元さんは「石油は身の回りに使われているが、燃やすと環境に良くないというイメージがある」、カズレーザーさんは「石油はカーボンニュートラルのカーボンそのもので風当たりがきついが、いま使わなくなると世の中の多くのものがなくなる」と述べたのに対し、関根教授は「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、何もしなければ2100年に世界の平均気温が2.0℃上昇すると予想している。つまりこれから約100年の猶予の間で、化石資源を再生可能エネルギーに置き換えていくことで現在の環境を維持できると考えることもできる。石油よりもむしろメタンの対策が先決」と説明。酒井委員長は「災害時に石油は頼りになるエネルギーだ。これまでも発災直後から速やかに供給し、命を守る役目をはたしてきたことを知ってほしい」と強調した。

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