EV充電事業Terra Charge(テラチャージ)を展開するTerra Motors(テラモーターズ)は26日、従量課金に対応した150kW(一部90kW)の超急速充電器を2東京都内に1000ヵ所限定で無料設置すると発表した。2年以内の達成を目標としている。
EV(電気自動車)は近年、蓄電池の大容量化が進んでおり、満充電の時間が長くなる傾向にあるなど、「時間課金ではEVユーザーの納得感が得られなくなっている」(徳重徹会長)と判断。超急速充電器を設置し、従量課金を導入することを決めた。
例えば、6分間の充電で100km程度走行可能となり、SSで車にガソリンを給油する感覚でEVを利用できるようになるという。1000ヵ所の設置目標は、都内のSS数(2023年3月末912ヵ所)から算出。「EVユーザーは、電欠したらどうしようという心理的な負担を抱える傾向にあるので、これを払拭したい」(徳重会長)としている。従量課金については、経済産業省の充電インフラ整備促進に向けた検討会の指針案で2025年度からの導入が示されており、今後、導入が進むことが見込まれている。
石油通信社