石油元売各社のゴールデンウィーク中の仕切価格は、大幅値下げが通知された。
JXTGエネルギーと出光興産(出光昭和シェル)は28日、4月30日から5月13日まで適用する仕切価格を通知したが、原油コストの下落など反映して、全ての油種で前週比6.5円の大幅値下げを通知している。コスモ石油マーケティングは、きょう30日に5月1日から5月14日までの仕切価格を通知する。
本紙の計算によると、原油コストの変動幅は3.6円程度の値下げとなるが、元売各社の値下げ幅は、原油コストの下落幅を大きく超えた。元売各社が実際にコスト計算を公表しているわけではないが、サウジアラムコの調整金が大幅に引き下げられたり、油価急落にともない製油所の自家燃コストが大幅に下がるなど、様々な局面でコストが下落している可能性があり、こうした影響も今回の改定幅に含まれているとの見方もある。
業界内からは、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の状況の中で、石油需要や原油価格のみならず、元売各社の仕切価格にも変化が迫られる状況になっているのではないかとの指摘もある。
石油通信社
JXTGエネルギーと出光興産(出光昭和シェル)は28日、4月30日から5月13日まで適用する仕切価格を通知したが、原油コストの下落など反映して、全ての油種で前週比6.5円の大幅値下げを通知している。コスモ石油マーケティングは、きょう30日に5月1日から5月14日までの仕切価格を通知する。
本紙の計算によると、原油コストの変動幅は3.6円程度の値下げとなるが、元売各社の値下げ幅は、原油コストの下落幅を大きく超えた。元売各社が実際にコスト計算を公表しているわけではないが、サウジアラムコの調整金が大幅に引き下げられたり、油価急落にともない製油所の自家燃コストが大幅に下がるなど、様々な局面でコストが下落している可能性があり、こうした影響も今回の改定幅に含まれているとの見方もある。
業界内からは、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の状況の中で、石油需要や原油価格のみならず、元売各社の仕切価格にも変化が迫られる状況になっているのではないかとの指摘もある。
石油通信社