全石連は11月19日に閣議決定された経済対策に盛り込まれた、「コロナ下における燃料油価格激変緩和事業」について、「小売価格の上昇抑制策」であることなどを説明する文書を加藤文彦副会長・専務理事名で発出した。
同事業は来年3月までの時限的・緊急避難的な措置として実施。資源エネルギー庁の給油所小売価格調査でレギュラーガソリン全国平均価格が170円/リットルを超えた場合に発動され、石油元売会社にコスト上昇分(日経ドバイ原油などの原油コストの当週平均と前週平均の差異)を最大5円の範囲内で補助するもの。元売各社は仕切価格の値上げを抑え、SS店頭などの小売価格の上昇を抑える効果が期待されている。政策を実施するレギュラーガソリン基準価格は開始時は170円だが、毎月1円ずつ引き上げられる。
一方でテレビや新聞などではこうした価格抑制策が値下げ策と報じられ、「5円値下げ」や「170円以上の小売価格は全て170円に引き下げられる」などととらえられかねない誤った報道が目立っている。例えば、政策を発動する際に170円以上でレギュラーガソリンを販売しているSSは、元売が補助金を原資に仕切価格を据え置き、それ以上小売価格が上昇しないよう抑制する策となる。
この事業については、全石連がぜんせきweb(http://zensekiweb.com/)で資料を掲載するとともに、資源エネルギー庁資源・燃料部の永井岳彦石油流通課長が同事業のポイントを説明した動画を配信し、組合員などへの周知を進めている。
石油通信社
同事業は来年3月までの時限的・緊急避難的な措置として実施。資源エネルギー庁の給油所小売価格調査でレギュラーガソリン全国平均価格が170円/リットルを超えた場合に発動され、石油元売会社にコスト上昇分(日経ドバイ原油などの原油コストの当週平均と前週平均の差異)を最大5円の範囲内で補助するもの。元売各社は仕切価格の値上げを抑え、SS店頭などの小売価格の上昇を抑える効果が期待されている。政策を実施するレギュラーガソリン基準価格は開始時は170円だが、毎月1円ずつ引き上げられる。
一方でテレビや新聞などではこうした価格抑制策が値下げ策と報じられ、「5円値下げ」や「170円以上の小売価格は全て170円に引き下げられる」などととらえられかねない誤った報道が目立っている。例えば、政策を発動する際に170円以上でレギュラーガソリンを販売しているSSは、元売が補助金を原資に仕切価格を据え置き、それ以上小売価格が上昇しないよう抑制する策となる。
この事業については、全石連がぜんせきweb(http://zensekiweb.com/)で資料を掲載するとともに、資源エネルギー庁資源・燃料部の永井岳彦石油流通課長が同事業のポイントを説明した動画を配信し、組合員などへの周知を進めている。
石油通信社