資源エネルギー庁は30日、10月の石油製品卸価格調査を発表した。全国平均価格(リットル当たり、消費税抜き)は、レギュラーガソリン133.3円(前月比7.0円上昇)、軽油81.9円(7.0円上昇)、灯油82.2円(7.5円上昇)で推移している。
レギュラーガソリンの全国平均卸価格が130円を超えたのは、2018年10月の132.4円以来約3年ぶり。軽油が80円を超えたのは、2014年10月の83.8円以来、灯油が80円を超えたのは、2014年11月の80.9円以来でそれぞれ約7年ぶりの高値水準となる。2014年当時は、米国のシェールオイルとサウジアラビアが率いるOPECの需給バランスめぐる攻防で油価が高騰していた時期で、2018年はトランプ大統領のイラン核合意からの離脱でイラン原油が市場から締め出されようとしていた時期に当たる。ともに近年では歴史的な油価高騰の時期であり、最近の原油高はこれに匹敵する状況にあるということがわかる。
石油通信社
レギュラーガソリンの全国平均卸価格が130円を超えたのは、2018年10月の132.4円以来約3年ぶり。軽油が80円を超えたのは、2014年10月の83.8円以来、灯油が80円を超えたのは、2014年11月の80.9円以来でそれぞれ約7年ぶりの高値水準となる。2014年当時は、米国のシェールオイルとサウジアラビアが率いるOPECの需給バランスめぐる攻防で油価が高騰していた時期で、2018年はトランプ大統領のイラン核合意からの離脱でイラン原油が市場から締め出されようとしていた時期に当たる。ともに近年では歴史的な油価高騰の時期であり、最近の原油高はこれに匹敵する状況にあるということがわかる。
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