東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

宮崎正弘新刊『AI vs 人間の近未来』(宝島社)

2024-05-17 | おすすめの本・映画

(AI戦争と霊力──AIが人間の智恵を超える?)

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●AI(人工知能)が人智を越える可能性は薄い  

●知識は教えられる。智恵は教えられない

●フェイクと詐欺が世界を蔽う  

●シンギュラリティは2045年ではなく2025年、目の前に来た!!  

●しかし、AIが人間の阿頼耶識を超えることはあり得ないのではないか  

●最大の懸念はAI搭載の軍事ロボットだ

●ガラパゴスとイースター島へ行ってAI文明の行く末を考えてみた

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 AI(人工知能)が人間の智恵を超える可能性は薄い 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 タッカー・カールソンがプーチン大統領に独占インタビューをしたなかで、「イーロン・マスクが人間の頭脳にチップを埋め込んだことをどう思うか?」との問いに、プーチンは「イーロン・マスクを止めることはできないと思う。だが、何か皆が共通の土台かを見つけるべきだろう。最先端の遺伝子工学とAIで何が起こるようになるのか人間性の観点から熟慮し、制御できないAIや遺伝子工学の研究、その他の分野での研究の脅威があると人々が認識したら直ぐにその脅威をいかに抑止するかについて国際的な合意をする時期が来ている。核兵器の時もそうだった ように」と答えた。

プーチンは以前から『AIを制する者が世界を制する』と発言してきた。

▼AIのない古代の人々の智恵  古代からの人類の智恵を、AIが乗り越えるという危惧は大げさではないか。

2024年1月1日に能登半島を襲った地震は甚大な被害をもたらした。輪島市、珠洲市は壊滅状態に等しく、救援に向かうにも港湾は破壊され、道路はあちこちで陥没と土砂崩れ、悲惨な状況が刻々と報じられた。

ところが奇跡が起きていた。能登町の「真脇遺跡」で環状木柱列(ウッズサークル)と縄文時代の竪穴式住居が無傷だった。真脇縄文遺跡は三内丸山遺跡より古く、また長い文明をたもち、6500年前から3700年ほど続いた。震災に耐えた能登町の縄文住居跡は竪穴式で、高さ3・5メートル、幅約5メートル、奥行き6メートル。屋根には15キロ重量の石が40個。柱は直径10センチほどの掘っ立て小屋である。

この真脇遺跡に再現された縄文小屋は、「縄文大工」の雨宮国広が中心となった再現されたもので電動工具や鋸など近代の工具を一切を使わず、縄文時代の石斧(せきふ)で建設した。柱を組むには「ほぞ穴」を活用した。

いずれにしても合理主義、科学文明に浸りきった現代人は、この問題をないがしろにしてきたのである。

葛飾北斎の絵を生成AIは簡単に真似してのけるだろう。しかし北斎の創作にあたっての苦悩も呻吟もなく、製作に打ち込む精神は付帯しない。俳句も和歌も、書も同じである。

日本は言霊の幸かふ国であり、文章を書写する営為にも魂が込められていた。このような精神的な要素、人間の情熱、情緒、感情、そしてインスピレーションに飛んだ想像を生成AIはなし得るか。神が関与する「霊性AI」なら、成し遂げるだろうが、それは非現実的である。

 

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