引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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台北の、お2人の老師から

2011年08月13日 | ときどき日記

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ここのところ、会う人、会う人に

「台湾に行きたくて」と話していたら、

7日深夜、台北の黄さんからメールが届き、びっくり。

3年振りです。

以心伝心。

17年前、慶大留学生だった黄さんに中国語を教わっていました。

半年の間、週1回。

半年間というのは、黄さんの大学卒業&離日まで

半年しかなかったからです。

老師というのは、中国語で先生のこと。

老という字に尊敬の念がこめられています。

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テキストは、ボールぺjン字のお手製。

とっても熱心に教えてくださる先生でした。

中国語は発音と四声が大事、

しかし半年しか時間がないからと、1時間の約束なのに、

2時間~3時間はざらでした、

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発音と四声に少し慣れたころ、

「今日から、かんたんな自己紹介を学びましょう」。

差し出されたテキストの中国語に日本語のルビをみたとき、

おどろいて、目が点に。

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はじめまして

わたしのの名前は0000です。

わたしは日本人です。

わたしの誕生日は0月00日です。

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その挨拶文の誕生日は、わたしと同じ日でした。

黄さんによると、

テキストは、来日した当時、中国語の家庭教師を頼まれた

ときに作成したもので、たまたま作ったときがこの日だった

のかもしれません、とのことでした。

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台所で餃子をつつみながら、葱油餅をつくりながらの日もあり、

黄さんからは、中国語だけではなく、中華圏の暮らしのことなど、

数多くのことを学びました。

知的で人柄が温かく、何にでも丁寧に向かう先生でした。

黄さんの帰台時、心がもげていくようで、

寂寥感で胸がいっぱいになったのをおぼえています。

帰台後は台北の新聞社に勤務、文化欄の記事の記者として

ご活躍です。

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そして、さてはて、いったい、どうしたのでしょう。

「いまね、東京の長男のところからかけてるの」

昨日は、台北在住、中華料理の先生・林先生から

お電話が入りました。

明後日からチベットへご旅行とのこと。

78歳とは思えないお元気なお声。

再来週、チベットから再来日される由。

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さすが人徳です。

大好きな林先生を囲もうと、瞬時に電話網が作動し、

急遽、10数年前の、かつての生徒が大喜びで集まります。

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念ずれば通じるといいますが、

たった4日間の間に台北のお2人からのメールとお電話。

台湾へ行きたいという、想念が通じたのかな。

とても不思議です。

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