引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級(2010年1月16日)鶏水炊き・切干大根の胡麻酢和え・菜

2010年01月20日 | 和食はじめの一歩教室

.

鶏の水炊き

1月は鍋料理。

鶏の水炊きを作りますが、今日は、買いやすい

手羽だけでつくりましょう。

手羽は、ゼラチン質たっぷりの部位です。

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関節を切ります。

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厚手の鍋に、手羽肉、長ねぎ、昆布を入れ、

水と昆布を加えて火にかけます。

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和え物に使う出汁用に、かつお節(本枯節)を

削ります。

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削り立てで、一番出汁を引きます。

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なにも言わなくても、引けるようになりました。

澄んでるでしょう?

ここで、みんなで試飲します。

昆布との相乗効果のおいしい出汁。

うま味も香りもすっきりしています。

濁りも酸っぱさも、渋味もありません。

上質の真昆布と一本釣りのかつお節で取る出汁

ならでは。

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水炊き用の野菜をゆでていきます。

人参は、水からゆでます。

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芽キャベツは、塩熱湯で ゆでます。

(下部に十字に包丁を入れますよ)

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鶏は、こまめにアクをすくっていきます。

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野菜の材料がそろいました。

長ねぎ、芽キャベツ、にんじん、たけのこ、生椎茸、春菊。

生なのは、長ねぎと生椎茸だけ。

他は、それぞれ、適したゆで方でゆでています。

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スープがとれました。

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さぁ、こしましょう。

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鍋に鶏肉を入れ、スープを加えます。

鶏、ふっくらしてるでしょう?

箸でさわると、肉がほろりと、骨からはずれます。

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「薬味のねぎ、小口切りね」。

「はーい」

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関根さんの切干大根、もどりました。

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水気をきって、

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胡麻酢であえます。

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「菜の花の辛子じょうゆ和え。

菜の花は、2,5cm位に切ってください。

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削りたてのかつお節をあしらいます。

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薬味は、七味とうがらし、大根おろし、青ねぎ。

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手前の瓶は、わたしの手製・橙(だいだい)酢。

11月末にしぼって、冷蔵庫で保存します。

柑橘類はいろいろありますが、

橙が一番すっきりしています。

河豚(ふく)も、ちゃんとしたお店は、

橙酢を手しぼりしてつかっています。

とは言っても、この時期は橙はありませんから、

みなさんは、柚子、レモンでどうぞ。

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その橙酢と醤油でポン酢を作ります。

市販のポン酢しか知らない方は、この本物の

ポン酢の香りにびっくりされます。

なんにでもいえますが、添加物のないものは、

のどごしがすっきりしています。

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さあ、いただきましょう!

家の中は、おいしいスープの香りが充満しています。

●鶏の水炊きは、まず鶏だけをいただきます。

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ポン酢に薬味の大根おろしとねぎ。

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●鶏を食べ終えたら、野菜をいただきます。

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そのあと、は、お餅かうどんをいただきます。

今回は、平田村産のうどん「ひらた麺」。

大好評でした。

あぶくま高原の小麦を自家製粉し、塩と水だけで

練り上げ、自然乾燥で仕上げています。

粉の香りが味わえます。

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鶏肉は、身体を温めます。

みなさん、ぽっかぽかで帰宅されました。

●翌日は、鶏一羽分をさばいてつくります。

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石川郡平田村の切干名人。

2010年01月19日 | 乾物!乾物!乾物!

.

これからの時代、なにが必要といって、なにより

身につけておきたいのは、食べ物の保存法です。

わざわざ書くまでもありませんが、大きく分けると、

乾燥させて、乾物。塩漬けして漬物ですね。。

なかでも、切干大根は、乾燥野菜の代表的なもの。

寒中の太陽と風があれば、作れます。

わたしは、何度も作っています。

ただ、作れば作るほど、もっといいものをと望むの

が人情。疑問点も出てくるわけです。

そこを知りたくて、おいしい切干の生産者の方を訪

ねたいと思っていました。

.

今回、お訪ねした関根さんの切干大根です。

昨年のクリスマスのころにお送りいただきました。

「昨日の、作りたてです」と。

写真は、少し白っぽく写っていますが、美しい

生成り色です。

なんとも言えないすっきりとした甘い香り、

材料の大根は、青首大根です。

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即、油揚と煮ました。

小丼鉢いっぱい作ったのですが、

おいしくて写真撮るの忘れてました。

これ、残りものです。

しかし、すごいと思いませんか。

たった数日乾燥するだけで、生のときとは全く違う

香りや旨味、歯ざわりが生れます。

栄養的には、カルシューム、ビタミンB群、ミネラル

などの栄養価が高まり、食物繊維も豊富に含む

食材になるんですから。

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さて、13日は郡山で前泊。

出発時は粉雪が舞っていました。

しかし、水郡線(水戸=郡山間の電車)に乗り、

48分後、磐木石川駅に到着したときには、

雲ひとつない晴天に。

すごい!!ネットの天気予報。

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駅では、関根さんのお出迎えを受け(汗)、

助手席に乗車。

「まず、平田村の道の駅に行きましょう。

いつも切干、置いてるところです」。

もともと大根の栽培の好適地は、冷涼な土地。

平田村の農家では大根の栽培量が多く、関根さ

んのお宅も、代々、余った大根は自家用に切干し

大根や凍み大根、漬物に加工して貯蔵、保存し

てきたそうです。

しかし、昨年7月、<道の駅ひらた>開設により、

売れる場を得、観光や、里帰りなどで、一般の方

の目にも触れるようになり、次第に需要が増え、

平田村の農家全体の活性化につながり始めま

した。

「年末の里帰りのシーズンは、切干の棚、空っぽ

になっちゃって」と関根さん。

味を知ってる方は、懐かしいでしょうねえ。

.

阿武隈高原「蓬田岳」の寒風の吹きおろしで

干される切干大根。

「吹きおろし」って風も体験しなくちゃ、です。

小さな胸に期待感いっぱいです。

.

<道の駅、ひらた>には約40分で到着。

早速、棚に行くと、

あら、関根さんの切干、ありません。

レジの方「関根さんのはね、置いたらすーぐ

なくなるの。

おいしいの、わかってるから。すぐ売れる。

いつも品切れ状態」

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切干大根を置きにきた三本松典子さん。

約30品目の野菜を栽培している方です。

「今日はレタスも運んできました」

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「今回の切干は、関根さんに作り方、教えてもら

ってつくってみたんです」

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<道の駅ひらた>併設の食堂です。

右の方が、関根克彦さん。

左の方は、平田村産業課・三本松利政さん。

上の写真の典子さんのご主人。

関根さんをご紹介くださった恩人です。

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<道の駅ひらた>駅長の高野哲也さん

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おそばを、ごちそうしていただきました。

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たぬきそば。

おそばもつゆも、とっても洗練されたおいしさ。

「関根さん!おそばもつゆも、おいしいですね!」

「(笑)そうですか。うちのそば粉も入ってます。

ここのそば、材料は、100パーセント平田村で

収穫したそば粉です。

そばを栽培してる農家は、そば粉をこの食堂に

持ち込んでます。それを、あの厨房の彼が、旨

く作ってくれてるんです。

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さて、いよいよ関根さんのお宅に向かいます。

さらに約20分、車で走ります。途中関根さんの

アスパラのビニール・ハウスなどの畑を眺めな

がら走ります。

「アスパラ、こんな風にして栽培するんですかぁ。

きれいな畑・・・・草1本もないですね」。

「除草剤まいたら土がやられちゃうからね、

手間だけどね、手でぬいて」

「ハウスの後ろの丸い穴、見えるかな。

アスパラのために井戸掘ったんですよ」

.

お宅に到着後、

居間のこたつでお話しを伺います。

奥さんの操さんが、次々、自家製のお漬物を

よそって歓迎してくださいます。

その一品一品のおいしいこと。

塩気をおさえ、上手に酢を使ったりした、

大根なら大根の素材の味が味わえるお漬物。

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一品、一品、味が全部ちがうので、飽きません。

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さて、切干大根。

わたしの勝手な申し出に、わざわざ作る過程を

見せてくださいました。

材料は、青首大根です。

泥を落として、

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皮をむきます。

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この大根は、約25cm長さ。

よく見る青首大根よりも少し短かく、上下を切り

落とし、半分に切ると、約10cm×2本になります。

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大根突きという「突き器」でせん切りします。

大根の繊維にそって、

長さ約10cm×3mm~5mmに突きます。

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少し斜めに持って、まっすぐ突きます。

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「手を切らないよう、手袋をする方がいいですよ」

とのこと。

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お手製の干し網です。

なるほど・・・・。

切干大根、作ったことのある方はおわかりで

しょうが、ザルでは風がぬけないんですよ。

干し網、作ろうかな。

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なるべく重ならないように、広げていきます。

写真では感じませんが、冷たい風が吹き上げて

きています。

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さ、また一服しましょう。

「あ、干し柿、食べますか?」

「え、あ、大好きです!」

頭の後ろででは、「遠慮しなさい」と指令がきている。

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が、

その場で、がぶっ。

「んぁ・・・・・おいひーれすねぇ・・・・」

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じゃ、少し持って行きますか。

「あ、結構です、結構です、そんな、そんな・・・・・、

うれしいです!」

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このあと、福島民報の記者さんが来宅。

お漬物をいただきながら、

関根さん夫妻と3人で、インタビューを受けました。

1月16日(土) 付けの掲載誌です。

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このとき午後3時。

撮影のため、再び外に出たときの寒さ、冷凍庫に

入ったようでした。

関根さんのお話

「さっきより寒いよ。太陽も風も必要だけど、

この気温差もおいしい切干の大切な条件」

厳寒期の12月~2月末、週間天気予報で4~5

日位晴れの日が続く時を選び、大根を抜いて作

るとのことでした。

.

下は、凍み大根。

福島の特産品です。

こちらは、じっくりと時間をかけて戸外で凍みらせ

て作ります。煮汁がじゅわっとしみて、おいしいの

です。

凍み大根といえば、2年前、全国農業新聞

に掲載されていた記事を思い出します。秋田県横

手市の老人ホームでこの凍み大根の煮物の料理

を献立に組みこんだところ、入居者のみなさんから

とっても喜ばれたという内容でした。

伝統食品は、作り方も料理法も、土地の宝。

若い人に引き継がれていくといいですね。

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このあと、少ししてまた続けます。

.

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2010年初旅は、郡山。

2010年01月14日 | ときどき日記

.

12月から、

新年の13日、石川郡平田村を訪ねることに

決めていました。切干大根の取材のためです。

しかし、快晴の日がなく今月も無理かなと案じ

ていました。

ところが,12日のお昼、ネットをチェックしたら

なんと、平田村は、13日9時~3時まで晴天。

福島の他の地方は、雪、みぞれ、雨と悪天候。

福島だけではなく全国的に大荒れの予報です。

不思議だな、と、何度見ても、平田村は晴天。

これは、行きなさい、ということ、

「よっし、行こう!」と決め、

生産者の方にお電話し、

「明日、13日、晴れそうなので伺います!」

「うちは、来てもらってもかまわないけど、

天気が・・・・・・」

「インターネットでは平田村は、晴れです」

「(笑)じゃ、どうぞ。うちはかまわないから」

.

即、郡山の広告代理店・ライト・エージェンシー

佐藤賢二さんにTEL。

「今日、夕方郡山に行きます!」

「平田村、お天気いいようでよかったですね、

スケジュール空けてます。夕飯行きましょう!」

夕方到着し、ライトで一服して、郡山で一番おい

しいと評判の関西料理店「すず木」に流れます。

「鶏の塩焼き、食べてみ。うまいんだ」

ライトのいとうさん。

.

絶品でした。

冷蔵庫から取り出されたとき

「おおっ!」と思い、デジカメ取り出しました。

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焼き台で焼いているときに落ちる、サラリとした脂。

期待感がふくらみます。

果たして、いただいてみたら、

ほろりとしたやわらかさ、香ばしい皮、さわやかな

うま味。肉質、脂質が違い、あとくちがさっぱり。

「これはおいしい、おいしい、おいしい!」

うるさいわたし。

「これは飼料がちがうんだ。

郡山に農場があるんだけど、ケルプ(昆布)地鶏。

飼料は北海道の昆布を混入した発酵飼料なんだ」

昆布を使った飼料で育った鶏・・・そのうち取り寄

せてみます。

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谷田川ちゃんと佐藤支社長。

佐藤さんには、いつもお世話になりっ放し。

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「地のふきのとうです」と、すず木主人。

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ふきのとうはてんぷらに。

「たけのこの産地、熊本、福岡ですか?」

「徳島です」

この時期の徳島産のたけのこは初めて。

深い香りとコクをたのしみました。

手前は百合根です。

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すっぽん、福島のお酒、いろいろいただいて・・・、

あ、酢牡蠣の牡蠣も、大きさといい、お味といい

満足でした。

「ごちそうさまでした」。

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外は、ちょっぴり粉雪。

翌朝は、たのしみにしていた切り干し名人の方を

訪ねます。

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室(2010年1月)鶏肉・水菜・生麩の炊き合わせ、手まりずし。雪割

2010年01月11日 | いんどうさち日本料理本科

.

新年はじめての教室。ちょっぴりウオーミングアップが

必要かもと、お遊び気分の献立にししました。

年末ぎりぎりの楽しい忘年会から10日。たった10日ですがHOT・

NEWSがあり、笑ったり憤慨した本音ガールズトークでスタート。

テーブル中央には干し椎茸。みなさんのトーク、

聞き耳立てて静かに戻っていきます。

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初出汁をとりましょう。

はい、かつお節、削ります。

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しゅいしゅい、いい音、

台所の隅々まで香りがひろがります。

他の作業中のみなさん「ああ、いい香り」と

振り返ります。

「削れました!!」

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アップです。

桜色できれいです。

いいですか、

新鮮なかつお節はベージュ色じゃないのですよ。

この色、おぼえておいてくださいね。

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ちょっと、つまみぐい。

おいしっ!

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さあ、削りたてで、すぐ、だしを取りますよ。

このすっきりとしたうま味・・・・・・・・。

吸物のおいしさ、は出汁次第。

今年も、最高の出汁で教室スタートです。

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ボイル貝柱。

手まりずしのネタです。

ヒモを取ります。

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煮付けています。

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中トロは、3mm に薄切りして。

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菜の花は、ゆでて、

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昆布で〆ます。

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昆布3枚で、菜の花を2段にしてはさみます。

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干し椎茸 は照り煮に。

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おぼろ昆布です。

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手まり寿司のネタを揃えています。

小鉢から移しているのは、納豆。

白磁の小鉢のはおぼろ昆布、その手前は干し椎

茸、一番手前はたくあん。

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酢めしが炊けました。

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ガーゼに包んでまるめます。

写真は、貝柱ですね。

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菜の花の昆布〆です。

手前はたくあん(べったら漬け売り切れのため)

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中トロ、菜の、卵焼き、干し椎茸、たくあん、
煮貝柱、おぼろ昆布、納豆。

まぐろ以外は、なんてことない材料です。

.

丸めている間、同時進行で炊いていたのが

鶏肉と水菜の炊き合わせ。

20分炊くだけです。

鶏もも肉を食べやすい大きさに切って、

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ゆでた水菜1把分。

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梅の生麩と水菜です。

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鶏肉を調味した煮汁で炊いて、生麩を加え、

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最後に水菜をあしらって出来上がりです。

干し椎茸、余ったので、盛りこんじゃいましょう。

天におろし生姜をのせます。

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お椀は、雪割り草椀

メレンゲと百合根を合わせてみました。

●百合根、

酢少々加えた熱湯でゆでます。

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●白身を泡立てたメレンゲをスプーンですくって

落とします。

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お椀に百合根を盛っておき、吸地と共にメレンゲ

をよそい、柚子をあしらいます。

出汁が百合根の香りを引き立てています。

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吸口の柚子をあしらって、できあがりです。

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あ、忘れ物!!

黒豆です。

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写真、部屋の照明器具が強過ぎました。

お椀は、ラジオ番組のクライアントKさんにいただ

いた雪割り草の写真から発想したものです。

猪苗代にお住まいのKさんは、毎朝3時起床、

愛犬ハチちゃんと散歩が日課。

その散歩の途中で撮影した雪景色などをメール

に添付して送ってくださいます。

そんな写真の中から雪割り草、をイメージして

お椀にしてみました。

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元旦の大福茶

2010年01月10日 | ときどき日記

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あけましておめでとうございます。

.

年末に、大福茶(おおぶくちゃ)セットをいただき、

元旦、お節の前にいただきました。

大福茶とは、煎茶に梅干しと結び昆布を入れた

お茶で、元旦にいただいて1年の無病息災を願う

というもの。

大福茶の由来を調べてみましたら、

平安時代に疫病が流行したとき、空也上人がこのお茶を施して

病人を救ったという故事からきているのだそうです。

美しいセットに詰められていたのは次の3品です。

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小梅の梅干し(三幸農園)

調味料(アミノ酸等)などやエキス類、甘味料(ステビア)、

ビタミンB1等に依存しない製法の梅干しです。

お煎茶(清水一芳園)。

農薬や化学肥料に依存しない、無添加製法のお茶。

結び昆布(こんぶ土居)

当然、天然物の真昆布です。

.

どれも突出しないお味。

ほんのりこんぶの香り、

ほんのり梅の香り

ほんのり、お茶の香り

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無添加ですから、あとくちスッキリ!

なんだかお正月らしくない2010年でしたが、

このテイー・セレモニーで

新しい年への切り換えができました。

大福茶。

なにかいいことと出会えそうな、ネーミングです。

大福が舞い込みますように!

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菓子は、丹波篠山産の黒豆です。

今年は<ひね>の黒豆でつくりました。

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さて、黒豆ですが、なぜ今回、ひねのを使ったか

というと、皮が丈夫、だからです。

わたしの黒豆は、長時間ゆでて黒豆の味を引き

出すつくり方なので、皮も選ぶポイント。

皮が破けるか否かは、天候にも関係しており、ゆ

でてみるまでわからないのです。

久し振りのひねでしたが、全ていまイチでした。

いや、いまサン。

お時間がおありの方は、わたしの1月のブログ

で昨年のと比較してご覧ください。

<カテゴリー>

乾物!乾物!乾物

黒豆のゆでかた

写真は、1升分。

まぁ、いろいろ使ってみるのが勉強です。

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アップです。

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一晩(8時間)水に浸けて、ふっくら戻ったところ。

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やわらかくなるまで炊いていきますが、

ひねは、新物より少し時間がかかります。

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何十年、欠かさずつくっていても、なにか、気付く

ことがあり、それも面白いと思ってます。

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