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鶏の水炊き
1月は鍋料理。
鶏の水炊きを作りますが、今日は、買いやすい
手羽だけでつくりましょう。
手羽は、ゼラチン質たっぷりの部位です。
関節を切ります。
厚手の鍋に、手羽肉、長ねぎ、昆布を入れ、
水と昆布を加えて火にかけます。
和え物に使う出汁用に、かつお節(本枯節)を
削ります。
削り立てで、一番出汁を引きます。
なにも言わなくても、引けるようになりました。
澄んでるでしょう?
ここで、みんなで試飲します。
昆布との相乗効果のおいしい出汁。
うま味も香りもすっきりしています。
濁りも酸っぱさも、渋味もありません。
上質の真昆布と一本釣りのかつお節で取る出汁
ならでは。
水炊き用の野菜をゆでていきます。
人参は、水からゆでます。
芽キャベツは、塩熱湯で ゆでます。
(下部に十字に包丁を入れますよ)
鶏は、こまめにアクをすくっていきます。
野菜の材料がそろいました。
長ねぎ、芽キャベツ、にんじん、たけのこ、生椎茸、春菊。
生なのは、長ねぎと生椎茸だけ。
他は、それぞれ、適したゆで方でゆでています。
スープがとれました。
さぁ、こしましょう。
鍋に鶏肉を入れ、スープを加えます。
鶏、ふっくらしてるでしょう?
箸でさわると、肉がほろりと、骨からはずれます。
「薬味のねぎ、小口切りね」。
「はーい」
関根さんの切干大根、もどりました。
水気をきって、
胡麻酢であえます。
「菜の花の辛子じょうゆ和え。
菜の花は、2,5cm位に切ってください。
削りたてのかつお節をあしらいます。
薬味は、七味とうがらし、大根おろし、青ねぎ。
手前の瓶は、わたしの手製・橙(だいだい)酢。
11月末にしぼって、冷蔵庫で保存します。
柑橘類はいろいろありますが、
橙が一番すっきりしています。
河豚(ふく)も、ちゃんとしたお店は、
橙酢を手しぼりしてつかっています。
とは言っても、この時期は橙はありませんから、
みなさんは、柚子、レモンでどうぞ。
その橙酢と醤油でポン酢を作ります。
市販のポン酢しか知らない方は、この本物の
ポン酢の香りにびっくりされます。
なんにでもいえますが、添加物のないものは、
のどごしがすっきりしています。
さあ、いただきましょう!
家の中は、おいしいスープの香りが充満しています。
●鶏の水炊きは、まず鶏だけをいただきます。
ポン酢に薬味の大根おろしとねぎ。
●鶏を食べ終えたら、野菜をいただきます。
そのあと、は、お餅かうどんをいただきます。
今回は、平田村産のうどん「ひらた麺」。
大好評でした。
あぶくま高原の小麦を自家製粉し、塩と水だけで
練り上げ、自然乾燥で仕上げています。
粉の香りが味わえます。
鶏肉は、身体を温めます。
みなさん、ぽっかぽかで帰宅されました。
●翌日は、鶏一羽分をさばいてつくります。