引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科2010年4月9日(鯵のみどり酢・筍のはさみ揚げ・筍ちらし

2011年04月10日 | いんどうさち日本料理本科

いろんなことがありすぎた、忙しく重苦しい1ヵ月でした。

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近所の桜並木の桜は、今日が満開。

多くの人が歩きながらお花見をしています。

こんなに多くの人が訪れているのをみるのは初めてです。

「今日は、人の姿が見れてうれしい」商店街の世話役Kさん。

この1ヶ月の閉塞感からぬけだしたいのでしょうね。

たぶん。

.

さて、約1ヶ月のお休みを経て、教室を再開。

4月といえば、筍。今年は冬が居座り続け、生育が遅いよう

ですが、だいぶ、おいしくなりはじめました。

来週~再来週あたりが旬でしょうかね。

福岡産の筍です。

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ぬかを一握り加えて

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たかのつめを加えてゆでます。

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筍、ご自分でゆでてみませんか。

「大きくて深いお鍋がないから、筍ゆでられない」という方が

多いのですが、パスタをゆでる寸胴鍋お持ちじゃないですか?

ご自分でゆでてみてください。

パックされた水煮の筍とは、おいしさ香りがちがいます。

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あまり魚の種類がなくて、仕方がないから鯵の料理に。

この鯵は、島根県浜田産。

まだ小ぶりですが、太って脂がのってます。

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塩で1時間しめて

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筍ちらしずしに使う、海老そぼろをつくります。

殻付きのままゆでます。

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ほろほろ、しっとり。

これが、海老そぼろのおいしさのひみつ。

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筍ずしにつかう筍を下煮します。

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筍ずしの具のオールスタッフ勢ぞろい。

筍、ごぼう&椎茸、海老そぼろ

錦糸玉子、木の芽

グリーンピース、生姜の甘酢漬け

木の芽は、うちの子(笑)。

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筍のはさみ揚げ用、海老と鶏ひき肉の下味をつけます。

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はさみましたよ。

ハンバーガーのようでしょ。

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さきほどの鯵、軽く昆布〆にしておきました。

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ほら!

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すし飯に、具をまぜこみました。

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筍の海老はさみ揚げ

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新緑の季節にふさわしい、緑酢をあしらって。

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グリーンピースも、おいしくなりました。

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筍の姫皮とわかめのすり流し汁。

姫皮というのは、筍の穂先の柔らかい部分のこと。

そのやわらかさから絹皮とも。

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筍とわかめは、やっぱり出会いのもの。

おいしさ一入(ひとしお)です。

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いただきまーす。

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山口くんが北京から帰国。

ひろみさんからの、あらばしり「手取り川」で歓迎の乾杯!!

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「来月からは、お酒は、東北のお酒にしましょう」と、みなさん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

NEWS

只今、きほん学級火曜日教室の生徒さん、募集中!

第1火曜日・2時~6時

講習料:6000円(毎月1回)

入会金は不要です。

<講習内容>

日本料理の教室です。

天然だしの取り方が学べます。

いわし、あじ、さば程度は、さばけるようになります。

野菜や乾物の下ごしらえが身につきます。

えぷろんのみお持ちください。

お申し込みいただいた方には、FAXor郵送で地図を

お送りいたします。

<お問い合わせ>

引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級

indou@yacht.ocn.ne.jp

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科2011年2月12日

2011年02月14日 | いんどうさち日本料理本科

.

今日のだしは、真昆布と本枯節の一番だし。

削りかつおを投入したところです。

フワァ~~っと鍋いっぱいに広がるやいなや、

見る間に吸水し、体積を増していきます。

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澄みきった一番だしに調味料を加え、八方だしをつくります。

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鶏ひき肉の白菜巻き。

鶏肉も白菜も、どちらも淡白でやわらかな食感が持ち味。

八方だしで炊いていきます。

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白菜が煮汁を含んでいます。

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里芋の白味噌汁。

里芋をやわらかくゆでます。

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布巾に包んで、茶巾包みにします。

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6人、6様、いろんな形がありますね。

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梅ごはん。

炊き上がったら、紅梅が咲きみだれます。

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あれっ!

桜の花びら・・・・・・・・・。

途中から、桜ごはんになりました(笑)。

梅ごはんは、2通りにつかえますよ。

*梅ごはんは通年つかえますが、

1月~2月なら、梅の季節感が楽しめます。

食欲のない夏にも助かります。

桜の塩漬をつかえば、桜ごはんとなり、3月~4月上旬に

おすすめ。

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八方だしに浸して、水菜のわさび醤油びたし。

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こちらも八方だしで、油揚げのちり酢。

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大根おろしを雪のようにあしらって、あさつきを散らします。

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さぁ、ごはんをよそって。

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まったりとした口当たりの白味噌汁。

初めての方は「白味噌汁って、こんなにおいしいんですか?」

と驚かれます。

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茶巾にしぼった里芋は?

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ほらぁ~~~♪

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いつもの魚屋さんがお休みのため、今月は、魚介料理を

お休みしました。

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.まだまだ寒い日が続くようです。

粕汁、白味噌汁、おすすめです。

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科2011年1月8日

2011年01月13日 | いんどうさち日本料理本科

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おせち、今年は、全般的に手づくりの方が多かったの

でしょうか?

「教わったレシピ片手につくってます」

筑前煮、栗きんとん、伊達巻、数の子、紅白なます、

等々、かつての生徒さんからも賀状やメールをたく

さんいただきました。

日本の伝統食。

つくり続けていけば、次世代につなががります。

買い続けていては、次世代にはつながりません。

いろいろつくれない方は、

まずはお雑煮だけでもいかがですか?

ご自分でだしを取ってつくる、熱々のお雑煮。

たとえお雑煮一椀でも、自分でつくれば工場生産のおせちよりも、

ずっと、満足感が得られると思います。

お正月気分もひとしおです。

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1月8日・・・2011年、初めての教室です。

写真は、ターバンの巻き方レッスン。

年末、イスラエルへ旅したHさんから教わっています。

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次々、巻き方レッスン(笑)。

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さて、教室をはじめます。

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真昆布と枯本節の削りかつおでだしを取ります。

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削りかつおを入れたとき、こんな風に頭がでていたら、そっと、

箸を横にしておさえましょう。

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全員で、新年の「だしの味見式?」をしました。

「上品な甘さ」と「深いうまみ」に、大満足です。

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なまこです。

なまこの旬は、秋から冬ですが、わたしが好き

なのは12月末~2月のなまこ。

あの磯の香り、コリコリした食感、たまりません。

おいしいのに食わず嫌いの方が多いのが残念。

形状が問題なんですね。

今日も嫌われてました。

かわいそうです。

この写真、きっとクレームがくると思いますので、そのうち

削除します。ポツポツ突起物が見えるでしょう?

あれは、足。

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縦に包丁を入れ、

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腹わたがでてきました。ひものようなものが見えるでしょう?

あれを塩漬したものは「このわた」という珍味。

酒の肴として珍重されています。

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焙じ茶の中で茶ぶりします。

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なまこといえば、だいだい(橙)。

残念ながら、こんな風に皮が黄色くなったのは、

酸味が今ひとつ。少しねぼけてきました。

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1回でしぼります。

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「橙の味、どんな味?」

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鶏の空揚げの下味をつけています。

鶏の空揚げ、このクラス、未履修だったそうで(びっくり)。

この鶏は、鳥取県の大山(だいせん)鶏。

豪雪のため入荷が遅れ、今年は、この日初入荷なのだそう。

「よかったね、間に合って」と、小川肉店さん。

.

もう、なにが起こるやらわかりませぬ。

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わたしは、青ねぎの香りが好き。下味の調味料は秘密です。

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青海苔の新物がでました。

お吸い物つくりましょう。

手前は、百合根(北海道・まっかり村産)。

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北京在住のYさん、参加のため、即席おすしで歓迎。

昨日届いた、関根克彦さんの切干大根を具につかいます。

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空揚げ、このお皿で3皿分揚げました。

不格好ですが、うちのチビ柚子をそえてできあがり。

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なまこのみぞれあえ。

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おすましもできました。

さ、席について、ついて、ついて!

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いただきます!!

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青海苔のおすまし、おいしいこと、おいしいこと・・・・。

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みなさますみません!

毎年の黒豆、出し忘れです。Yさん歓迎の意味でも、忘れたの

残念!!!

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科12月11日

2010年12月12日 | いんどうさち日本料理本科

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木曜日、魚屋のわたべさんに行くと、

「土曜日、魚が確約できないんですよ。

陸上は、いいお天気でも、海は荒れてるそうでしてね。

かきなら絶対大丈夫です」

「広田湾の?」「そうです」

ぷっくりとした乳白色の身、黒いふちの色。いかにも新鮮。

広田湾は、岩手県陸前高田市にある湾のひとつです。

写真は、きれいに洗って、水気を切っているところです。

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水気がきれたら、下味をつけておきます。

衣にも香りをつけます。

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今日のいちばんのごちそうは、白味噌仕立てのお雑煮。

だしで白味噌をのばしています。

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わけぎ、九条ねぎなど青ねぎのおいしい季節。

納豆も、こんな風に組み合わせると、肴になります。

このねぎは、九条ねぎ。

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たたきごぼうの下煮のできあがり。

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しらたきの真砂和え(まさごあえ)。

赤いのは、たらこです。

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白菜の柚子味噌和え。

この味噌も白味噌。献立に同じ材料をつかうのは、タブー

ですが、家庭では残った材料の他の使い道を知っておくのも

大切なこと。

というわけで、この白味噌の和え物を加えておきました。

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さて、かきを揚げましょう。

フライじゃありません。香り付きのてんぷらです。

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「どういう風に盛ろう?」

ご自由にどうぞ(笑)。

今回のレモンも、うちの子です。

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お雑煮は?

いただく直前に、お餅を焼いて調味した白味噌汁と実を

あたためれば、OKです。

写真の実は、ゆでた菜の花、手まり麩です。

手まり麩の浸し汁は、だしをつかった下煮汁ですよ。

向こうの黄色いのは、吸い口のとき辛子。

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肝心の白味噌仕立てのお雑煮。

今日は品数が多いもので、できあがり写真を撮り忘れました。

そのうち、わたしが作って再現します。

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さ、お椀をよそったら、座って、座って!

いただきます!

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たたきごぼう。

すりごまの香りと、ごぼうの香りがたまりません。

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九条ねぎと納豆和え。

甘い九条ねぎにからしと納豆がよくあいます。

こういう深さのある器は写真に写すと少量にみえますが、

実際はもっとたっぷりです。

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白菜の柚子味噌和え。

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箸を入れると・・・はらり。

なんでもない料理ですが、これも、しみじみとおいしい一品。

日本人でよかった、と思える静かな、そして深い味です。

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下の写真は、今日の料理につかった橙(だいだい)です。

今年は25個なりました。

つかいたい時に、新鮮な橙をもいで使えるというのは、やは

りうれしいです。

肥料は、ぬか、煮干の頭、はらわた。

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河豚(ふぐ)や湯豆腐、鍋物にかかせない橙(だいだい)の酢。

もう少し熟して黄色になると、50円位で築地でも買えますが、

実は、この程度の青い時期のが、一番すっきりとしたお酢が

取れ、自家製のお酢が作れます。

皮は、干せば陳皮が作れます。

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いんどうさち(引頭佐知)日本料理教室・本科11月13日

2010年11月16日 | いんどうさち日本料理本科

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昔(1995~2005)のメンバー、くみちゃんカムバック。

お持たせのいちじくのケーキいただきながら和気あいあい。

うれしいです。

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今日は料理の前にいかの塩辛を作ります。

「来年作りましょう」、と何度言ったことか、

そろそろ作らないと、狼おばさんになってしまいます。

.

「塩辛には、大きいですね」

「今日は、この大きさしかなかったんですよ」魚屋わたべさん。

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こ、こうでしたっけ?

そ、そ、まな板に平行に引っ張って。

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いかの塩辛工場です。

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薄皮をしっかり取りました。

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いかのわたです。

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さて、このあとは、いつもの教室のスタート。

.

今日は、お酒に合う献立です。

ごはんは、かきめし。

下北沢の貝屋さんで、小粒のかきを購入。

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洗って

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菊菜のピーナッツ和え。

菊菜(春菊のこと。秋は、菊菜と呼びます)の葉だけを摘み取

っています。

新豆のピーナッツが出ましたから、ピーナッツ和えに。

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ピーナッツは、すり鉢でねっとりするまですります。

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ゆでた菊菜、菊の花・もってのほか。

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春菊の茎は、きんぴらに。

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ゆで豚

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3mmに薄切りしてね。

この厚さ、3mm?

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白髪ねぎ、今月のきほん学級では、鯖にあしらいました。

いろんな料理に使えますよ。

これからは、集まりの多い季節。

地味な色合いの料理が、グっと、引き立ちます。

パーティのときにどうぞ。

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小かぶの甘酢漬け

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イクラをのせましょう。

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クリスマスやお正月に、使えるでしょう?

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菊菜ともってのほかのピーナッツ和え

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いかのうに和え。

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生椎茸、しめじ、えのき、舞茸を当座煮。

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香ばしく炊けたかきめし。

ぷっくりのかき、つぶさないようにかきまぜてね。

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かきめし

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これからの季節、身体のあたたまる八杯汁。

だし、のり、生姜でいただくお豆腐がたまりません。

おいしくて、おかわり八杯いただけます(笑)。

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今日の持ち込みのお酒は、

1本は、山田錦100%使用の北秋田と

もう1本は、手取り川吟。

ゆかこさん、残念でした~~。

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<おしらせ>

●11月27日(土)・だし取り教室

焼きあごで大根料理をつくります。。

不漁だったあご、やっと入荷!

くせがなく深みのある旨み、お楽しみください。

島へ行こう!島で暮らそう!

全国の島の情報、直接島の人から得られます。

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アイランダー2010

28日(日)11時半~12時半

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伊吹島のいりこをつかったお味噌汁をどうぞ。

100椀のみです。

お早めにどうぞ。

<場所>

池袋サンシャイン

文化会館・展示ホールC

10時~18時(日曜日は17時まで)

コメント (2)
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