引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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クリスマス料理

2015年11月27日 | いんどうさち 乃木坂分室・和食ラボ

子供たち中心の日本の家庭行事には、

おひなさま、子供の日、七五三と

いろいろありますね。

クリスマスは、日本の行事ではないけれど、

キリスト教の行事のなかで

日本で最も親しまれているもの。

ご馳走を囲んでパーテイ、プレゼントに

ワクワクしたり、小さな子供たちにとって、

欠かせない家庭のイベントです。

 

さ、今年のクリスマスは、こどもたちのために、

既成品で間に合わせることをせずに、

手づくりで、を心がけてみませんか。

 

手づくりのよさは、そのものの本当の味を

知ることができるということ。

調理が単純であればあるほど、材料の真の

味や添加物の有無などを、はっきりと舌の

センサーで感じることができます。

 

だしとり教室に出席してくださった方々から

「汁物嫌いだった子供が汁物をゴクゴクすすんで

飲むようになりました。煮物も大好きに」とご報告

いただきます。

幼児の舌は敏感です。

味覚の発達は5歳までに完成するとか。

「味のよいものは本物」。

「おいしいものは、手づくり」

という考え方は、

楽しい家庭行事料理を繰り返すことによっても、

幼い子どもたちの頭に根付くのです。

 

今回は、生徒さんのどなたにもつくれる

素朴なクリスマス風家庭料理に。

 

かつお節ツリー(笑)

純子さん、がんばります。

今日のおだしはちょっとサプライズが。

貝柱は前日から戻しておきました。

一番だしと貝柱の合わせだし。

昆布、かつお節、帆立貝

海に囲まれた日本ならではの、

深い旨味の「だし」。

かつお節のだしがらは、

広げて水気を切っておきます。

今日の汁物は、貝柱の大根汁。

 クリスマスと言ったら七面鳥、

というわけにはいきませんから

鶏の竜田揚げ

 酢の物は、リンゴ酢で和えます。

美穂さんの薄切り、レースのよう。

材料は、れんこん、きくらげ、きゅうり、ラレシ、バナナ

竜田揚げ用の鶏。

下味用の調味料をもみこみます。

デザートもつくりましょう。

目をつぶっててもつくれるホットケーキ。

市販品のなんとかMIXじゃありませんよ。

フライパンで焼きます。

 

これは、ふりかけ。

さきほどのかつお節を乾煎して。

まだ塊がありますが、時間の都合で

これでよし!と。

貝柱の大根汁もできあがり。

 赤いテーブルクロスを敷いて。

さて、いただきましょう。

ごはんは、ふりかけの、おむすび。

ちっともクリスマスっぽくないけど、

子どもたちは、ふりかけ大好きですから

よろこびます。

今日はさくらえびも奮発してます。

竜田揚げには、さつまいもの素揚げを

あしらいました。

さつまいも、いまおいしいし。

 

りんご酢和え

子どもたちのための酢の物。

りんごは、残念ながら紅玉がなくて、

ジョナゴールド。

大根おだしをまとって、とろーり。

お味はいかがですか?

ブヒーーッ。

 

おむすび。

 

news

おかげさまで、12月より

和食ラボは2クラスになります。

 

 

 

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引頭佐知(いんどうさち)だしとり教室2015年11月21日

2015年11月22日 | いんどうさち だしとり教室

だしとりの前に、だし素材の味見をしますが、

昆布も、鰹節も、いりこも、

自分が最高だと信じているものなので

味見をしていただくことが

うれしくてたまりません。

 

今日は、スタート前に

「この煮干おいしそうーーー。

つまんでみていいですか」

 

いりこだし。

いつもは昆布との合わせだしですが

受講生の方は、

昆布と合わせず、

いりこだけ、という方が多いので

今日はご紹介しました。

「きれいですねーーー」

ちっとも生臭くない、苦味もなくておいしいです」

「酸化防止剤不使用だから苦みがありません」。

「わたしは、顆粒だししか知らないのですが

お嫁さんがきちんとおだしをとる人で、

とってもお料理上手なんです。

で、出産のときなど手伝いに行くとき

おだしがとれないとお料理に満足して

もらえない、手伝いの意味がない

と思って、今日は参加しました」

 

たっぷりの具を入れます。

昆布は、さきほどのだし昆布の使い回し。

炊けましたよ。

小松菜の茎は太く、葉も厚くなってきました。

たまらんですね。

今日は八方だしでおひたしに。

生椎茸は香りよく焼いてあしらいます。

生椎茸、最近大きいサイズの、ありますね。

あれです。

 絹ごし豆腐と春菊のかきたま汁

お豆腐はスプーンで、すくい取り。

自然食品店「もみの木」の前を通ったら

ダンボールからはみ出ていた大根の葉。

迷わず買いです。

きんぴらに。

素朴なおいしさに、コーフン。

 

さて、汁物は、おだしがあってのもの。

おだしのおいしさがストレートに

味わえます。

 

単発のだしとり教室、

生徒さんは1度しか見えないのに

汁物1品だけでは、片手落ち。

というわけで

お吸い物のあとは、お味噌汁です。

大根は、あの葉っぱの根。

こちらのお2人は、今回で3度目の受講です。

ずっと、入室ご希望でしたが、

第2土曜日の生徒さんお2人が「和食ラボ」に

移られることになり、やっとこさ

第2土曜日にお入りいただくことに

なりました。第2土曜日のみなさま、

よろしくお願いします!

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上海蟹

2015年11月17日 | いまが旬!

ご案内の葉書を頂戴し、

馳せ参じました。

 

前菜の冷菜。

砂肝、蒸し鶏、ピータン、くらげ、

白菜の甘酢漬け。

紹興酒漬けの、酔っぱらい蟹

1人分ずつ取り分けていただき・・・。

蒸し蟹

殻をめくると・・・

酔っぱらい蟹も、蒸し蟹も

どちらも、おみそが、もうもう

もうもう・・・その旨味筆舌に尽くし難し。

黄ニラと牛肉炒め

わたしの定番オーダー品

「まこもだけと椎茸の炒め物」

ブロッコリとイカの炒めもの

鍋貼

他にもいろいろいただきましたが

お料理に夢中で撮り忘れ。

デザートは、みなさんに食べていただきたくて

ごま団子をオーダー。

もう1品のデザートは、杏仁豆腐

ああ、お腹いっぱい!!!

 

テイクアウトのお料理を待つ間

そうだ!

中国旅行風のスナップ撮りましょう。

右から3番目の人は上海の人(笑)。

題は、「上海の叔母を訪ねて」

おいしかった、おいしかったしか

言葉のないおしゃべり。

オーナーの陸先生。

ごちそうさま。

またうかがいます。

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級2015年11月14日

2015年11月15日 | 和食はじめの一歩教室

 

今日の食材、

スルメイカを受け取りに。

地元の魚屋・魚真さん。

そのまま2軒隣りの、八百屋「マイファーム」へ。

今日は、じゃがいも以外の野菜は、

こちらで求めました。

今日の店番は、

農大2年生、比嘉くん(沖縄出身)。

同じく農大2年生、井伊くん(栃木出身)。

彼は今年、神奈川の農家に田んぼを借りて

苗を植え、農大収穫祭の3日間の間に友人

10人の応援を得て稲刈りし無事収穫。

「僕の収穫祭です」

目がキラキラ!

「田んぼを貸していただいた農家さんには、

『初めてにしては上出来』とほめていただき、

いま、すごい充実感を味わっています」。

さて、自転車をコキコキ走らせて帰宅。

教室スタートです。

まずは、じゃがいもを蒸し始めます。

北海道上士幌の村上農場の、男爵。

今日のおだし。

昆布は、真昆布

いやーー、すごい!

さすが、です、真昆布。

 真昆布2種を試飲。

だしとりのあとは、

ポテトサラダ、けんちん汁、豚の生姜焼きの

下ごしらえ。

そのあと、

スルメイカをさばきますよ。

 

ポテトサラダの材料

あ、ゆでたまごも入れます。

けんちん汁の実

生姜焼き用の豚肉に

下味をつけて冷蔵庫へ。

男爵なんですけど、粉雪のよう。

ミルで胡椒をぐりぐり。

クラタ・ペッパー、たっぷり。

さーーーて、イカの塩辛用のスルメいか

さばきますよ。。

今日の「ワタ」はどんなかな。

みなさん、丁寧にワタを抜いてね。

 新鮮なワタでした。

よかった、よかった ♫

下味をつけたじゃがいもに

マヨネーズと・・・。

材料を入れて、

ポテトサラダのできあがり。

ポテトサラダ、

今日は生姜焼きの付け合せに。

生姜

「おなかすいたーー」

「早く食べたーい」

 ご飯の炊けるのを待っています。

ご飯の蒸らし時間、あと4分30秒!

ごはんをよそったら、けんちん汁に点火。

3カップのお米。

8人で1膳ずつ。

けんちん汁をよそいます。

さーー、配膳終了~!

実だくさんのけんちん汁。

豆腐、干し椎茸、ごぼう、大根、人参、

れんこん、里芋。

 

和食のいただき方。

まずは汁物をいただくのがルールです。

みなさん口々に

「けんちん汁おいしい!」と、

汁にうっとり。

けんちん汁のつくり方は

拙著「だしとり教室」40ページです。

今日で11月のきほん学級は終了。

 

今月は、教室のみなさんから

生姜焼き、ポテトサラダ復習しました。、

お弁当に詰めました、

というメール

沢山頂戴しました。

かんたんですもん、

今月中に、最低3回復習しましょう。

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引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級2015年11月8日

2015年11月09日 | 和食はじめの一歩教室

 

今日の昆布は、日高昆布といりこ。

いりこは、いつもの伊吹いりこです。

日曜日なので、地元の魚屋さんはお休み。

というわけで、前日、成城石井へ注文します。

皮をむいて、さらにその下の

薄皮をむいていきます。

井原さんは、ずっと薄皮むきに専心。

こうなると、気持ちいいんですよ。

ポテトサラダも、こしらえときましょう。

けんちん汁は?

準備できてる?

お鍋のなかは、ぎっしり「里の幸」。

こんにゃく、大根、人参、蓮根、ごぼう、里芋、

ぶなしめじ、干し椎茸、

そして、

ここに

昆布といりこの海の幸のだしが加わります。

材料それぞれからも、だしが出ています。

さて、どんなにおいしくなるか。

料理はドラマです、

なーんつって。

 

さて、豚はどうしてる?

下味がなじんだようです。

さて、焼いていきましょう。

こっちのお鍋は、餃子鍋(含外寸30cm)。

ご飯は盛れたの?

じゃ、けんちん汁早くね。

いただきます。

2人暮らしでも、4人分でつくりましょう。

翌日は煮返したり、

お味噌を薄めに入れてお味噌汁にしたり

炒めてあんかけにしたり、

チャーハンの具に使ったりできるしさ。

今日も楽しかったねーー♫

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