子供たち中心の日本の家庭行事には、
おひなさま、子供の日、七五三と
いろいろありますね。
クリスマスは、日本の行事ではないけれど、
キリスト教の行事のなかで
日本で最も親しまれているもの。
ご馳走を囲んでパーテイ、プレゼントに
ワクワクしたり、小さな子供たちにとって、
欠かせない家庭のイベントです。
さ、今年のクリスマスは、こどもたちのために、
既成品で間に合わせることをせずに、
手づくりで、を心がけてみませんか。
手づくりのよさは、そのものの本当の味を
知ることができるということ。
調理が単純であればあるほど、材料の真の
味や添加物の有無などを、はっきりと舌の
センサーで感じることができます。
だしとり教室に出席してくださった方々から
「汁物嫌いだった子供が汁物をゴクゴクすすんで
飲むようになりました。煮物も大好きに」とご報告
いただきます。
幼児の舌は敏感です。
味覚の発達は5歳までに完成するとか。
「味のよいものは本物」。
「おいしいものは、手づくり」
という考え方は、
楽しい家庭行事料理を繰り返すことによっても、
幼い子どもたちの頭に根付くのです。
今回は、生徒さんのどなたにもつくれる
素朴なクリスマス風家庭料理に。
かつお節ツリー(笑)
純子さん、がんばります。
今日のおだしはちょっとサプライズが。
貝柱は前日から戻しておきました。
一番だしと貝柱の合わせだし。
昆布、かつお節、帆立貝
海に囲まれた日本ならではの、
深い旨味の「だし」。
かつお節のだしがらは、
広げて水気を切っておきます。
今日の汁物は、貝柱の大根汁。
クリスマスと言ったら七面鳥、
というわけにはいきませんから
鶏の竜田揚げ
酢の物は、リンゴ酢で和えます。
美穂さんの薄切り、レースのよう。
材料は、れんこん、きくらげ、きゅうり、ラレシ、バナナ
竜田揚げ用の鶏。
下味用の調味料をもみこみます。
デザートもつくりましょう。
目をつぶっててもつくれるホットケーキ。
市販品のなんとかMIXじゃありませんよ。
フライパンで焼きます。
これは、ふりかけ。
さきほどのかつお節を乾煎して。
まだ塊がありますが、時間の都合で
これでよし!と。
貝柱の大根汁もできあがり。
赤いテーブルクロスを敷いて。
さて、いただきましょう。
ごはんは、ふりかけの、おむすび。
ちっともクリスマスっぽくないけど、
子どもたちは、ふりかけ大好きですから
よろこびます。
今日はさくらえびも奮発してます。
竜田揚げには、さつまいもの素揚げを
あしらいました。
さつまいも、いまおいしいし。
りんご酢和え
子どもたちのための酢の物。
りんごは、残念ながら紅玉がなくて、
ジョナゴールド。
大根おだしをまとって、とろーり。
お味はいかがですか?
ブヒーーッ。
おむすび。
news
おかげさまで、12月より
和食ラボは2クラスになります。