ごっとさんのブログ

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はやぶさ2がお土産を持って帰還

2020-12-06 10:27:22 | その他
小惑星探査機「はやぶさ2」が今回の「りゅうぐう」での探査が終わり、お土産をもって帰還するというニュースが多くのメディアで報道されています。

実は私は宇宙にはあまり興味がなく、今回のはやぶさ2も何となく人ごとのように受け止めています。昔は宇宙には未知の物質があり、宇宙探査をすれば新しい発見が多くあると期待していました。

しかし存在可能な元素はすべて解明され、それ以外の元素というのはたとえ未知の宇宙に行っても存在しないことが分かりました。

私の専門は有機化学ですが、宇宙に行けばそこでしかできないような有機化合物が存在する可能性もほとんどありません。また宇宙人を始めとする地球外生命体の存在も否定的な考えを持っています。

それでもはやぶさ2の今回の帰還は素晴らしい技術の集積と称賛されることだと思います。ダイアモンドオンラインの記事よれば、はやぶさ2で行った人類初のミッションは次の7つとされています。

1)複数の探査ロボットの小天体(今回はりゅうぐう)への投下
2)小型探査ロボットによる小天体表面の探査
3)天体着陸精度60センチを実現
4)人口クレータ作成とその過程、作製前後の詳細観察
5)1機の探査機が同じ天体の2地点に着陸
6)地球圏外の地下資源にアクセス
7)最小/複数の小天体周回人工衛星を実現

私では完全に理解できないこともありますが、今後の天体探査を変えていく重要な技術のようです。

メディアが強調しているのは、はやぶさ2が持ち帰る試料が生命誕生の謎の手掛かりになるのではないかということです。生命誕生は私が最も興味を持っていることですが、本当にりゅうぐうからの採取物に謎を解くカギがあるかどうかは疑問です。

確かに隕石からアミノ酸が見つかったというニュースはかなり多く、地球のアミノ酸の一定量は隕石が運んできたという説もあります。

隕石の元は小惑星であり、この隕石が地球に衝突したことがきっかけで有機物が揃い、生命の生まれる条件が整ったというのは、あまりに短絡的な気がします。隕石に含有される有機物は非常に少なく、生命誕生に必要な高濃度になるということはとても考えられません。

りゅうぐうから採取したサンプルに有機物が含まれていれば、生命の原料を小惑星が供給したという説が強まると思われます。しかしこれは太古の地球でも、有機物合成が行われていたと推測する方が良いような気がします。

このはやぶさ2のお土産の解析は、かなり時間がかかると思われますが、その結果には興味が持たれます。それが126億円のコスト見合うかというのは野暮なことですね。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-12-06 12:39:45
どこからどこがダイヤモンドオンラインの記事の引用か明記してください。
また、本文とは、改行で区別し、ダブルクォーテーションあるいは、その他視認性の高い記号で囲ってください。

引用の終わり部分に、「ダイヤモンドオンライン」と記載し、該当ページへのURLを添付してください。

ここまでやれば、盗用ではなく引用と呼べる可能性があります。
Unknown (Unknown)
2020-12-06 12:48:09
どうやらgooブログ編集機能の中に、もともと引用するための機能が備わってるらしい。

それを使いなさい。

〜によれば、〜はこう述べている、

これは引用を明記したことにはなりません。、

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