かったかくんのホームページ

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「絆の中で~頑張ろう!耶馬溪~」

2017年07月07日 | 大分県
『空仰ぎ 恵みの雨となるように
     見えない星に 祈りを込めて』

 

七夕の日です。彦星、織姫・・・そんなロマンチックな日ですが、今年の七夕は、災害の中で迎えました。彦星も織姫も厚い雲の向こうのどこかにきっといることでしょう。

「これ以上、災害がおきませんように。」

「早く真夏の太陽が出てきてくれますように。」

「ふるさとの復旧が早くできますように。」


など多くの人たちが見えない星に、祈りたいところです。
 

今日も一日、いろんな出来事や対応をしていきました。3年生の生徒やお家の方を対象にした高校説明会がありました。また通学方法などについての対応もしていきました。
 

朝、勤務する中学校では、全校集会と作業をしていきました。今回の災害の中で、自転車が流出していきました。消防署の方々が国道などに流れていた自転車を元の位置に戻してくれていました。


しかし、草などがタイヤなどに巻き付いています。



ちょっとしたことですが、朝の時間に全校集会を開き、生徒会長が、


「みんなで災害に負けないようにしていきましょう。今だから絆を深めていきましょう。自分も避難所で貴重な経験をしました。」


というようなあいさつをしたあと、流れた友だちの自転車をみんなで一台一台ていねいに、きれいにしていきました。


「よし、がんばるぞ。」
と2年生の生徒。ちょっとした言葉が嬉しく感じます。草を取る人、自転車を磨く人、散らかった草をはわき取る人・・・とみんなが頑張っていきました。
 


恐怖の中で過ごした生徒、今でもつらい思いをしている人・・・いろんな人がいると思うのですが、友だちと笑顔で作業をしている姿に感動します。


きれいにした自転車から、並べていきます。あっという間に復活しました。
 

わずかな時間でしたが、生徒たちが優しくなれる時間でした。縦の糸と横の糸とが織りなしあいながら、暖めるものが布ができていけたらうれしいですね。


そんな関わり合いができることが、生きていく中で、大切な力となっていくのでしょう。
 



災害という大変な事態ですが、そんなときに人としてたくさんの学べるものがあります。七夕の日に、生徒たちのたくさんのすばらしい姿を見ることができました。

ふるさと頑張れ!

頑張ろうふるさと、耶馬溪☆