kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

グランドでの時間

2021-06-15 | 陸上競技

日曜日のことを。この日も前日に引き続きnsy先生と一緒に練習です。県選手権の時にサブトラックで気づいたことがあったので簡単に話をしました。その時に「普段は一人でやっているので気づかないことが多い」と話していました。そういう部分もあるので何かしら彼女の役に立てないかなという気持ちもありました。一人でやると大変です。練習を21時に開始して22時までの1時間程度で終わらせると話していました。これはなかなか。それも一人。応援したいなと思っています。

 

中国総体まであと1週間という状況でした。せっかくなのでnsy先生と一緒にほかの選手もやってもらおうと。こういう機会は最大限に生かしたいなと思っています。指導しているからなんとかかんとかというのではなく「プラスになればいい」という感覚が大きくあります。きっと近いうちに「部活動」はなくなります。学校教育から離れると思います。クラブチームになるのかなと。ちょうど知っている選手夫婦が子供向けに「レッスン」をしていました。こういう姿を見るとこれからの「陸上競技」の指導の在り方はずいぶん変わるんだろうなと感じています。

 

他県のクラブチーム事情も聴きました。「ボランティア」ではなく「ビジネス」として「クラブチーム」を経営しているということでした。私がやりたいことはどうなのかなーと考えさせられました。「お金」が発生することでそれなりの責任も出てきます。お金をもらっていなくても責任はありますが。私自身は選手が「嬉しそうな顔をして競技をする姿」見たいなと思っています。それって変なのかな。とはいえ、生活の基盤がなければ指導もできない。こうなると何が正解になるのか。継続して指導できるシステムができるといいんだろうなと。

 

ハードル練習に関してはいろいろと。メインは5歩ハードルに置きました。その前段階で1台目の入りと3台目までの流れ。前の記事にも書いたのですがnsy先生の走りの特徴は「力感のないスムーズさ」です。高校時代からずっと言っていますが「足が遅い」のです。そこを補うためにスムーズなハードリングが身についているのだと思います。それが400mHの練習の中で磨かれて行って今があるのかなと。ショートハードルに特化し始めて少しパワーに頼る部分があります。もっと楽に速くいけばいいのになと。その部分の話をしながらやっていきました。」

 

ハードリングはスムーズ。前日の400mHに比べるとハードルが高くなります。その分少し上半身の「起きている」のが気になります。前日、nsy先生が高校生に「着地のこと」を話していました。自分自身もその部分ができなくなっていました。客観と主観です。その部分を指摘しながら。ここも重要なことかなと。これから先、ぜひとも指導に関わってもらいたいと思っています。そういう部分を生かしてもらいたいなと思っています。こちらも勉強になります。

 

そこから5歩ハードルを何本か実施。普段はやらないようなので。私自身は必要な練習だと思っています。ハードルインターバルを刻み続ける。動き続ける練習です。このときにほかの選手が「大きく走りたい」という話をしていました。5歩ハードルをすると詰まるということでした。ここは「ポイント」だと思っています。「詰まるから伸ばす」というのではない。

 

冬季練習の間、「大きく走る」ことを求めていました。表現が悪いのでわかりにくいかもしれませんが。ショートハードルでは3歩で届かない選手も多くいます。強い選手ばかりだとそういう部分は感じないかもしれませんが、「普通の選手」であれば届かない。この部分はやってみないとわからないことだと思います。昨シーズンは3歩で最後までいけないという状況だったので「大きく走る」ことで3歩のリズムを作るということをしました。もちろんスプリントも上げながら。その段階を踏まえてある程度のことができるようになりました。そうなると今度は「次の段階」に進まなければいけません。

 

「ハードルインターバルを速く走る」という部分。リズムを上げていく練習です。教科書には「ハードルインターバルを刻む」というような書き方をしてます。が、それは「一定水準」になってからです。3歩で行こうと思えば「浮く」ことも必要ですし、「大きく走る」ことも必要です。教科書通りの話をしても先には進めないのです。ここも含めてどのように指導していくのかを考えるべきです。ある一定水準を越えたので今度は「ハードルインターバルで動き続ける」という部分になります。

 

nsy先生と一緒にHさんも5歩ハードルを。自分よりも力がある選手と走ることでそのリズムを覚えるというのがあります。ここは結構重要。なんとか14秒90くらいまで行ってもらいたいと思っています。練習パートナーとしてはこの上ない条件です。nsy先生、かなり詰まりました。減速するくらい。少し狭かったのもあるかもしれません。しかし、それでも刻み切らないといけない。小さく速くではなく「走りの中で刻む」という感じです。実際に動画を見てもらいながら確認をしていく。とにかく「走り続ける」ための練習です。それほど本数はできませんでしたが感じとしてはよくなってきたと思っています。Hさんも必死についていきました。こういう部分も重要かなと思っています。良い練習でした。

 

グランドでの時間。これは本当に貴重です。これから先は「学校の枠」にとらわれない部分が出てくるのだと思います。今は「学校」の「部活動」という枠の中で活動をしています。クラブチーム化するときに「本当に指導ができるのかどうか」が問われるようになります。「練習場所の提供」という意味でのクラブチームではない。「速く走れるようになりたい」と思っている選手たちに最大限のものを提供できる指導ができるかどうか。今はその部分も視野に入れながらグランドに立てたらなと思っています。多くのことが学べます。多くの選手と時間を共有することで必ずプラスになります。感謝しかありません。自分自身を成長させてくれます。

 

もっと書きたいことはあったのですが。ひとまずこれくらいで。面白くないかもしれませんが。

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指導する機会

2021-06-15 | 陸上競技

土曜日のこと。この日の午前中は修行。修行。学校の練習には参加できず。気にはなりますが。こういう状況なので。我慢。色々と思うことはあります。文化部の生徒引率でした。

 

午後からは国体などで一緒にやっているnsy先生と一緒に練習をすることに。親しい指導者から400mHの練習をしたいという申し出があったのでそれに合わせてきてもらうことにしました。彼女は中学校の教員をしながらまだ競技をしています。先日の県選手権でも優勝している。現役です。プレイングコーチとして一緒に練習をしてもらうといいのかなと。

 

「適材適所」という言葉があります。が、中学校ではそういう部分は難しいのかもしれません。専門的に指導ができる人がいてもほかの人がやりたがらない部活動の顧問に付けられる。若いのだから我慢しなさいと言われるのかもしれません。いやいや、そんなの関係ないしというのが私の考え。誰のためになるのか。「陸上競技」を一生懸命にやりたいと望んでいる中学生はたくさんいると思います。それに合わせて指導できる人がいればいいのに。表面的な部分ではなくてある程度指導できるのであれば生かしてほしい。その部分は強く思っています。

 

それもあって昨年末の国体合宿にきてもらうことにしていました。高校生にとってプラスになる。nsy先生にとってもプラスになる。それはすごく必要なことなのかなと思っています。後世を育てる。そんな大きな話ではないですが我々がいつまでも「若手」と言われるような状況ではよくないのだけは確かです。すでに国体コーチを15年以上させてもらっています。いつまでも若い人がいないという状況はよくないのかなという感じもあります。同じグランドに立って指導する状況を共有する。意見交換をしながら指導をしていく。この状況下で選手が育ってくれればいいのかなと思っています。

 

ということでnsy先生に遠方から来てもらうことに。このタイミングで前任校も一緒にということで。何度も書いていますがこれにより「批判」が生まれる可能性はあると思っています。いつまでなのか。まー必要とされればやりますし、必要とされなければやらない。それだけのことだと思います。別に指導料をもらっているわけでもない。趣味の時間としてやっています。午前中に学校の練習に参加できていないのもあります。陸上競技と関わる時間を奪われるとかなりストレスを感じます。400mHの選手も最初は前任校と一緒に練習をしてもらいました。途中から完全に400mHの練習にシフト。

 

400mHに関してはある結構な自信があります。まー一応「専門」だと思っているので。とはいえ、それが高校生にすべて当てはまるとは思いません。今回nsy先生にきてもらったのは「違う言い方で指導してもらう」という部分も必要。nsy先生にもプレイングコーチとして練習に参加してもらう。走りを見てもらうことで選手にプラスになればいいなと思っています。本人に話を聞くと茨木国対以来のヨンパの練習だといっていました。2年ぶりでしょうか。先日から本人のハードリングを見ていて「ちょっと硬いな」というのがありました。もともと「スー」っと走る感じでやっています。短い距離のハードルばかりになっているので「力でもっていく」という感じになっているのかなというのもありました。そこを克服するためにも「ちょっとリラックスする」感じで走ると違ってくるだろうなと。そこで意図的に「ヨンパのプレイングコーチをして」と頼んだ部分もあります。

 

4台目までの練習としました。途中からは完全にnsy先生に任せる形になっていました。それぞれの感覚をどう作るか。現役選手としてのアドバイスもあったと思います。この辺りはほぼ聞いていません。私が聞いてあれこれ言葉を増やすと混乱すると思ったからです。「指導したい」というのではない。選手にとって何が一番プラスになるのかを考えていきたいのです。別に私が指導したから速くなったというわけでもないと思っています。誰が指導しても「結果的に速くなればいい」のだと思っています。明らかに変な指導をするのであれば修正も必要かもしれませんが。nsy先生と細かい技術論をかわしたことはありません。相手は現役ですし。感覚を押し付けるという気もさらさらありません。独特の感覚を選手に話すような指導であればこちらも修正しないといけないと思いますが、そういうタイプではないので。

 

私は見守り隊のようになっていました。その間遠目に前任校の選手たちの動きを確認。先週かなりの時間をかけて動きを修正していた選手の走りがかなり良くなっていました。これは大きい。ここ最近で一番という感じでした。「余計なことをしない」というのを何度も言いました。工夫をすることは大切ですが「間違った方向」に進むことが多くあります。そうであれば「自分に合った動き」をひたすら定着させることが重要かなと。その部分に時間を割けばいいのかなと思っています。こういう明らかな変化が見えるとこちらも嬉しくなります。幸せな気持ちになりました。

 

ショートハードルのほうも見ながら。「身体の前で動かす」という部分も。着地時に身体が起きるのでそこの抑えも必要。身体のラインの部分も含めて話をしました。元々腰が残る部分もあるので。途中電話がかかってきたので話をしていました。そこでnsy先生が1台目までの入りを指導してくれていました。感じ的によかったなと思います。何度も書いていますが「最終的に選手にプラスになればいい」と思っています。私がすべてをやらなくてもよい。この部分は重要。気を付けなければいけないのはある程度力がついてくると「言いたがり」が増えてくるということです。本人が意識なくても周囲の人が「もっとこうしたほうがいい」などと言ってきます。ここは絶対に避けるべきです。信頼できるかどうかは重要だと思います。あれこれ言いすぎると情報の混乱を生みます。

 

分からないことに対しても「わかったふりをする」人が出てきます。こういう人は「自分は知っている」というスタンスでやっているので大変なことになります。間違っているかどうかもわからない。選手は「人の意見を聞く」ことをしますので混乱をする部分が生まれます。私は「気づき」は言いますが別に必要ないときは言いません。この辺りも自分の中で考えていきたいなと思う部分です。今後のことも考えながら。

 

nsy先生と一緒にやることで自分自身も学ぶことがあります。言われていなくても「内側を走る」ことができる。スタブロの位置も「わからない選手」であれば同じ角度でおいていても外側を走ることがある。「丁寧な指導」をする必要性を改めて感じました。「わかっているだろう」ではなく「理解させておく」ことが重要です。

 

貴重な時間でした。日曜日もnsy先生と一緒にやりました。このことはまた別に。

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記憶が・・・

2021-06-14 | 陸上競技

もうなんだか覚えていません。どうなんでしょうか。

 

水曜日は補強だったと思います。職員会議があって練習に出たときには大半が終わっていたような。かなり記憶が曖昧。

 

木曜日は会議。これは私が主催という感じになっていたので準備も含めてバタバタ。1時間程度のことですが準備をかなりやってきました。何もわからない状況下での会議主催。かなりやられています。もちろん、練習には出られず。何をやったのか覚えていない感じがあります。ヘロヘロ。

 

金曜日。この日は雨予報。競技場練習でした。なんとなく気持ちが沈んでいる部分がありました。自分でもよく分かりません。必要なところに対して指導する部分はあります。が、なんとなく気持ちが乗らない。これはよくない傾向です。故障者が多くやりたいと思う練習はほぼできません。中国大会を前にしていますが「きちんと準備ができた」といえる状況かどうか。この部分がわかりません。虚無感というか自分の中で処理できない感情があります。はぁ。

 

土曜日。この日は文化部の引率。本当に私でなければいけないのか。バランスや平準化という「表面的な話」で終わらされていますが、どうかんがえても違うのではないなかなと思う部分があります。それでも「業務命令」ですから。やるしかないという感じです。ストレスを感じる部分もあります。半端ない部分。ここは自分の中で処理しなければいけないのだと思います。それができないもどかしさ。なんでしょうか。

 

こんな感じの先週でした。土曜日と日曜日は別の形で陸上競技とかかわることがありました。こちらは時間に余裕があれば書きたいと思います。何をやっているのかわからないなという部分。気持ちがどのように向かうのか。ここはうまく表現できません。身内が事故により長期入院を余儀なくされています。これも自分の中で処理できない理由かもしれません。むずかしい。

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気持ちが・・・

2021-06-14 | 陸上競技

月曜日。これまで以上に身体が重くなっていました。半端ない疲労感。自分の体が自分のものではない感覚。重すぎます。

 

授業の準備だけではなく「検定の準備」と「担当会議の準備」もありました。これはハード。雑務がかなりあります。ここに書かない内容でもかなりの「雑務」が存在します。これを限られた時間の中でやっていく。それが当たり前なのかどうか。「業務改善」というのは現実味がないのではないか。「業務時間」を管理されていますが、システムが非常にめんどくさくなったおかげで「業務時間外」の登録をする気にもなりません。「形式的なもの」にしかなっていません。面倒になって時間外を登録しない。そうなると自然に「業務時間外労働が減った」ことになります。80時間だったかわかりませんが、「業務時間外労働」が一定時間を越えると管理職と面談。県教委に「時間が外労働の理由」を説明させられます。もうどうにでもなれという感覚。疲弊しまくっています。

 

放課後はグランドへ。補強は考査期間中にやっていたものでした。10分程度でできるので導入されていました。そこから短い距離で走る。ある程度やってから専門練習が1時間程度確保されていました。短距離系は「加速走」のTT。こちらに大半の選手が参加していました。その後120m×2本か3本。量的にもう少し動いてもいいのかなと感じながらも。この週しか走ることはできません。本数を増やすのではなく質を上げていかなければいけないなと思いながらもある一定量は確保しておきたい。

 

ハードルの練習も少し。上半身と下半身の連動の部分も気になっていました。上半身で「挟み込む」感覚が欲しいなと思っていました。少し手本を見せながら。が、途中ハードルで着地した瞬間にリード足のふくらはぎが痛くなる。多分軽い肉離れだと思います。若くないのはわかっていますが。アキレス腱が切れなくてよかった。このあたりから自分の中で完全に気持ちが切れかけました。いやいや、もう限界。いつも明るく楽しく生きているわけではありません。なんかもう疲れたなという気持ちが大きくなっていました。身体が疲弊しているのはあります。それにともなって気持ちの部分もかなりダメージを受けていました。これで乗り切れるとは思えません。疲弊×100。自分の中で「ちょっと無理だな」と思うこともありトーンダウン。

 

最後に上半身と下半身を連動させるための補強を入れました。これは効果的だと思っています。もちろん、きちんと意識できたらという話ですが。ざっくり教えるとどうしても雑になります。個人的には「雑にやる」のは好きではありません。また、「よくわからないけどやる」というのも好みません。ある程度簡単に説明しながらやったのでできるようにはなっていました。10分間くらいですが「上半身」と「下半身」がうまくリンクするようになればもっと力の発揮ができるようになると思います。

 

とにかく気持ちが・・・。ここが一番しんどい部分です。溜息しか出ません。それでも進んでいくしかないのですが。自分自身の問題です。他の誰かがどうこうという話ではない。疲れすぎて考える能力も低下しているのだと思います。情けない話ですが。

 

記録しておきます。毎日気さくなおっさんではありません。疲弊しています。

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疲労感の中でもがく

2021-06-11 | 陸上競技

何度も繰り返し書いていますが、驚くほど疲れています。これまで生きてきた中で一番かもしれません。どれだけ耐えられるのか。保てるのか。なんとかしなければいけないなと思いながらも身体がついてきません。せめて高速通勤でもできれば違うのでしょうが・・・。20分くらいは短縮できます。そうであればどちらが効率的かは明白です。体力的な部分も含めて。精神衛生上の部分も含めて。半端ない疲労が身体を襲ってきます

 

火曜日。この日は暑かった。最高気温は33度くらいだったとか。6月です。この時点でこの気温というのはどうなのか。夏には40度にはなるのでしょう。気温の上昇だけではなく湿度のこともあります。どうやって自分自身の体を守るか。一気に暑くなると対応できなくなります。それでもやるしかないというのが現状なのかなという気はしていますが。

 

この日は競技場練習。限られた時間の中で実施することになっていました。のんびりやると練習時間の確保が難しくなります。最初グランドにいたのが私だけだったので急かしながら。バトン練習がありました。kbt先生から「バトンがない者は一緒に走らせておいてほしい」という依頼がありました。それにこたえるために「早出」をさせることに。バトンパスを実施する2人だけではなくそれ以外に何人かを一緒にスタートさせます。試合を想定した練習。初めてやるので釣られて早出をしてしまう。狙い通りですが、出てもらったら困ります。バトンを運んでくる選手だけに目をやらないといけません。単純な練習ですがやはり大切なのかなと。


そのタイミングでヨンパの練習を。なんとなく調整能力はある。この日はバトンを見ながらだったので少し任せる部分が出てきます。これはこれで大切なのかもしれません。多くの場所でやるのでどう見ていくのか。全てを見るというのは本当に難しいなと。ハードルを合わせる力は高いと思っています。が、走練習などが足りないのは確かです。その中でどう戦うのか。今年は参加するだけになるのかもしれません。秋以降にどのようにするか。その辺りを見据えながらでしょうか。


1台目まで少し詰まっていました。県総体では2台目で止まりそうなくらい詰まってしまって終了しました。キチンとやれば66秒くらいまで見えるかなと思っていただけに残念です。この日は少ししか時間が取れないのでその辺りの練習をしておきたいなと考えていました。そのタイミングで1台目が詰まる。この辺りの修正をしなければいけません。「1台目まで詰まる」のでどうするのか。次の1本はもっと詰まりました。あら?


少し話を聞いてみました。「1台目まで詰まったので大きく走るようにした」という返事。残念です(笑)「詰まる」のに更に大きく走るというのが良くわかりません。この辺りのことは説明をしました。難しい話をしているわけではありません。分かってやることと分からないでやるのであれば意味が違います。その後は上手く調整できるようになっていました。この日は4台目まで。まずまず。最後まで持ってくれればある程度の結果になるとは思います。


その後はショートハードル。状態を確認しながら。先日の練習で「イメージをしてから走る」ことがハマる選手に対してのアプローチを考えるようになりました。この日、本人に自分の感覚を聞くと「言葉で理解するよりも目で見て分かる方が大きい」と言っていました。そうであればそれに合わせてアプローチを変える方がいいなと。


あまりやってこなかったのですが「トップ選手の動き」を繰り返し見せました。トップ選手は速い。真似をするにしても難しい部分があります。色々な土台があってそれができるからです。しかし、この日は意図的にそこをやりました。何度も何度も良い動きを見せる。そこからハードルを越える。


アップでのハードルの所からやっていきました。速く動く。前で動く。この部分を徹底しながらやっていくことができました。アップでの5歩ハードルは摺り足のようになりながら越えていく選手がいます。そうしないと処理できないからです。それでも前側で速く動くいうイメージは持ちたい。そこも含めてやっていきました。まずまず。


そこからはハードルインターバルを伸ばしての5歩ハードル。7台。80mくらいになるでしょうか。これはかなりハードです。前も書きましたが抜くところがないのです。これがヨンパの練習であれば抜けます。これは全く別の形の練習になるからです。しかし、動画で見せ続けたのは「速いリズム」で「前で動く」という部分です。今やらないといけないことはそこだと思っています。


休憩を挟みながら繰り返しました。ここで大切なのは「本数を追わない」という部分です。何本も走れば良いとは思いません。特にこの練習では「高いスピード」が求められます。リズムを落としたくない。そうなると質を上げなければいけません。スタート地点に戻ってから再スタートしようとしていましたが強制的に待たせました。気持ちが急く部分もあると思いますが、やはり「意図した練習」をさせたいなと。


動画の視聴とリズムを重視した練習。この繰り返しによってかなりスピードが保てるようになってきました。疲労度は高いと思いますが。それでも今できる最大限のことはできたのかなと。限られた時間の中で。


他の選手は少し巻き気味でやることに。スタート練習をしようと思っていたら他の団体と被ったので待ち時間が生まれました。座って待っていたので動くように指示。省略しようという感じになったのである程度はやらないといけないという話をして実施。ピストルの音で出る前の練習の時にも意識してやらないといけません。もったいないので。急かして最後走練習までギリギリ終了。なんとか、という感じです。


時間の使い方を考えられると良いなと思います。限られた時間の中でどうするかです。この辺りのことは話をしていけたらなとは思います。


この日は帰宅して本当に身体が重かった。驚くくらい。こうなると身動きが取れません。気力で保つという話を越えている感じがあります。いやいや、なかなかです。


とりあえず遅れてはいますが記録はしていきます。自分を保ちたいと思います。

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話をしながら見ていく

2021-06-10 | 陸上競技

かなり疲弊しています。少し前に寝坊しました。目が覚めたら6時という恐ろしい出来事。基本6時過ぎには自宅を出るという生活です。本当に自宅では「寝るだけ」という感じ。子供と話すということもほぼありません。今の生活は本当に自分にとって正しいのかどうか。分かりません。それでもやるしかないのですが。

 

日曜日。この日はハードル練習を見るという感じになっていました。こういう機会があるのは本当にありがたい。同じタイミングで前任校の選手の練習を見るということに。中国大会に進んでいます。少しでも良い結果を残してもらいたいなと思っています。色々なタイプの選手の走りを見させてもらえる。そこから学ぶことも多い。前の日に見たこと踏まえながらでしょうか。

 

走りに関しては「スプリント」の基礎の部分も踏まえてです。どうすれば進めるのか。考えすぎると走れない。そこに対して「多くの情報を与える」ことは適切ではありません。そうであればやはり「必要な情報」を取捨選択して伝えるというのが重要です。ここも自分自身の「見る目」が必要になります。見ていて気になる部分もあったので途中から「走りが作れない選手」に対してのアプローチを変えました。個別練習という形で抜いてやることに。120mを走りたいという感じがありましたが、「きちんと走れる状況」を作ってからでなければどれだけ走っても効果はない気がしています。

 

力感なく走る。力は使っていませんが進みません。うーんと思って話す。自分自身が「不器用」だと自覚しているので「力を使わず走る」というテーマに沿って「力感0」を目指したと。「力が入らないので足が上がりません」と(笑)。ここまでくるとすごいなと思います。「1」か「0」かです。「100」と「0」の間で「力の入れ方」を感じなければいけません。が、「100」の力の使い方と「0」の力の使い方でどちらか一方でやろうとするという姿勢がすごいなと思います。ここのバランスを取りながらやっていく必要があるのだろうなと。本当に個別に。

 

この間にショートハードルの練習も。ある程度前半の練習もしました。そこから5歩ハードル。9台。これはかなりの話です。私自身はショートハードルの指導はそれほどしてきませんでした。選手と巡り会っていなかったというのもあります。が、「ショートハードル」の特性を考えると何をするべきかは出てきます。ハードリングもちろん大事ですが「走る」ことがどれだけできるか。さらにピッチをどのように保たせるか。ここが大きな要素だと思っています。実際、ハードリングがうまくなくても「脚が速かったらは速い」というのもあります。

 

先日日本タイ記録を出した選手、高校時代1年時にインターハイチャンピオン。そこからうまく結果が出ない。3年時にはードル種目をやってみると13秒台に入る。いやーすごい話です。それほどハードリングはうまくありませんでした。が、ハードルインターバルが速いのです。それだけで有利。最後までピッチを維持できるということはショートハードルにとってはかなり有利です。そうであれば「足が速くなる練習をする」ことが重要です。

 

が、一気に足は速くなりません。そうであれば「最後まで動きを保つ」ための練習が必要になります。その工夫が私の中では「5歩ハードル」です。どこでもやっている話なのかもしれませんが。7台くらいできるとかなり効果はあると思います。今回は本人の申し出もあり「9台」でした。これはかなりハードだと思います。ハードル種目の特性として「スピードを緩めることができない」というのがあります。緩めたら届かなくなるからです。400mHでは35mのインターバルがありますから、疲れて届かなくなったら「歩数を増やす」ことで対応します。ショートハードルではそれができません。だから「ギリギリのライン」でやることができる。

 

「この練習はやばい」と言っていました。自分が望んでやっているので私は何も言いません。が、本数はそれほどできないと思います。最大スピードを維持しながら100m走らないといけないのですから。ピッチが落ちると届かなくなる。ストライドとピッチを保ちながら前に進んでいくのです。これができるようになるだけでずいぶん改善できます。2本2セットにしました。が、1本走ったところで勝手に補強を始めていました(笑)。後半は3本ということで。かなりの負荷になった気がしますが。

 

話を戻して。「力の入れ具合」についてです。ここは何本か走りながら作っていくしかない。そう思っています。本来であればもっとスピード練習にしておかなければいけないのですが。その前段階で崩れた動きを戻すというのが必要です。少し時間が経過するとまた崩れてしまいます。自分自身で「工夫」しようとするのです。前向きに取り組む姿があります。それが間違った方向に進むと崩れが生まれてしまいます。とにかく「シンプル」に。多くのこと考えずに「自分に何が必要か」だけを考えて実施する。それができるかどうかだけなのかなと。自分自身の感覚を身に付けてもらうことは重要です。

 

かなり話をしました。個人的には前の記事にも書きましたが「至福の時間」です。「動きを修正したい」という選手に対して「どうすればいいか」を話をしながらやっていく。時間はかかります。すぐに修正できるものでもありません。それでも「速く走れるようになりたい」と思って前向きに取り組んでくれる姿に救われます。自分のやりたいことはこういう部分にあるのではないかなと感じています。

 

ありがたいなと思います。感謝しかありません。こういう時間を与えてもらえることは私にとって大きい。

 

夕方。身内が事故にあいました。衝撃でした。詳しくは書きませんが・・・。とにかく危険はどこにあるのかわかりません。自分が気を付けていてもどこからか巻き込まれることもあります。本当に・・・。恐ろしい話です。

 

とりあえず記録しておきます。自分自身のために。

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見る中で考える

2021-06-09 | 陸上競技

思うことを。とにかく頭の中がモヤモヤします。色々なことを考える。この歳になって今更かという話ですが。

 

前の記事の続き。練習をする中で「最後まで走らせる」という部分がありました。60mを走るときに30mくらいでスピードを緩めてしまう。何回か指摘しましたができません。これは意図的に緩めようとしているのかどうかわかりませんが、「なんとなく走る」という感じがあるのだと思います。

 

これは競技レベルに関係なく存在するのではないかなと思います。「走る」という部分はある意味残酷です。「速い者は速い」という部分に関しては避けられない現実です。「速い選手だから常に全力でやる」というのも違います。そこまでやらなくても「速く走れる」という選手は存在します。そうなると練習で最後まで走る必要性を感じない。磨けばもっともっと強くなるのだが、そこまだは考えられない。もちろんんこれは「そういう選手もいる」という部分です。多くの選手は「自分たちはやっている」と思っているのではないかなと思っています。

 

本当はもっともっと強くなれる。そこに対して「気づけるか」というのは大切な要素だと思っています。「何となくやる」という部分に関してはやはり「競技力」に比例しないのではないかなと思います。力がなくても努力する選手はいるし、力があっても最大限のことができない選手もいる。どちらも「真」なのだと思っています。どちらの選手にも「アプローチ」する必要性がある。そういう部分に関して「いろいろなレベルの選手」と関わることでわかることもあります。自分自身の「価値観」を揺るがすような感覚もあります。

 

土曜日にいろいろな形で指導させてもらいました。疲労度はあります。かなりのレベル。過去最高レベルの疲労度かもしれません。それでも何か自分の中で突き動かす感情があります。周囲から見れば批判の対象になるのかもしれません。何が正しくて何が間違っているのかもよくわからない部分です。人の評価というのはそれぞれ。何かを見て「正しい」と思う人もいれば何かを見て「間違っている」と言われる部分もある。ここに関しては正解は見えません。

 

上手く走れない選手に対してのアプローチ。ここは非常に難しい部分があります。私の指導スタイルとしては「個別対応」が適していると自分では思っています。一斉指導というよりは時間をかけながら「走りを作っていく」という感じです。skyではkbt先生もkd先生もしらっしゃるので私は「自分の役目」を果たすだけです。それが「個別指導」という形になるのかもしれません。この日は「走りの感覚が崩れている」選手2人に対して「個別にアプローチ」することに。これは私の中ではかなり楽しい時間です。一方的に与えるのではなく双方向で意見のやり取りをする。その場で見て感覚のすり合わせをする。

 

一番最初の内容に戻りますが「とりあえず走る」という状況ではこのようなやり取りは生まれません。「身体を動かす」ことだけだからです。走ることに関しては大半の選手ができます。が、技術的な変化などは「走るだけ」では生まれません。ここも最近かなり意識しているのですが「ポイントを絞ってやる」というのが重要だと思っています。複数の条件を与えない。指導させてもらった選手が「不器用」だったり「考えすぎる」ことがある。そこに対してどのようにアプローチするか。言葉を選ぶか。ここだと思っています。

 

話をする中で「腰を押しながら走る」というのをしました。ウインドスプリントレベルですが。私が全力で走れないというのが大きな理由なのですが。「力を使わずに腰を進ませる」という感覚を作りたい。トーイングも一つの方法ですが後ろから押すというのも効果的だと思っています。何本か腰を押しながら進みました。


それだけでは上手くイメージが伝わらないので仕方なく少しずつ私が走ることに。ここに意味があるのかどうか分かりませんが、スーッと進む感じをイメージさせたい。私が力まず走ることでそれを目から情報として入れたい。ここも考えながらやっていきました。言葉でどれだけ伝えても実際にできるかどうかは別問題。そうであれば視覚から情報とした入れる。


それを繰り返しながら走っていく。パワーで走ろうとする部分から重心移動を作り出して走る感覚に変えていく。力まず走るという感覚を身につけてもらいたい。こちらがやりたいこと、イメージすることを言葉だけではなく別の形で入れていく。これはやはり効果的ですね。強い選手がいる時に周りが自然と強くなるというのはそのスピードに合わせて走るという効果だけではなく視覚的に見て真似する部分があるのだと思います。もちろん「真似よう」とする姿勢が必要なのですが。


最後はかなり感じが良くなりました。こういう部分をどのように作っていくのか。身につけるのか。伝えていくのか。本気で見ていく中でしか分からない部分があるのだと思います。これは私に取って最高に価値のある時間になります。その時に何をするのか。そこから何を見つけ出すのか。私の至福の時なのかなと感じています。


まとまりませんが。思うこと、感じたことを書いておきます。記録させておかないと。自分を保つために。

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色々なことに気づく

2021-06-08 | 陸上競技

前の記事の続き。土曜日は夕方、頼まれていた指導をすることに。これもほぼ好きでやっている感じがあるので。全く問題なしなのですが。15時くらいに会議が終わる予定だったので16時くらいからなら大丈夫ですよという話にしていたのですが微妙に間に合わない。先に始めてもらいました。

 

skyではメインで指導することはほとんどありません。それが分かって異動を受けている部分もあります。skyの選手にとって一番プラスになる形でかかわっていきたいなと思っています。とはいえ、できればどこかで指導にかかわりたい。グランドレベルで走りを見ることで分かることもあります。どのレベルの選手であっても必要なことはある。それを他の選手の指導をさせてもらうことで分かる。「見てほしい」と頼まれることは私にとっては本当に幸せなことです。

 

メニューなどはすでに決まっていました。自分たちで決めている。それに対してどのようにするのか。私がグランドに到着した時にはアップが終わるくらいの感じでした。競技場は多くの人が利用していました。バランスよくみんなで使わなければいけないなと思っています。色々と思うことはあります。我慢。

 

選手同士で教えあいをしている部分もありました。複数の学校が一緒にやったので。こういう時間もすごく大切なのですが時間の関係で私が「わからない選手」に対して指導するほうが圧倒的には早いなと感じたので。「動きを修正していく」という時間が必要な部分もあります。この日は本当はここがメインでした。が、「きちんと取り組む」という部分を伝える時間も多くあったのでそれは私が負担すればいいのかなと。「技術面」と「基本的な部分」は別物だと思うので。

 

「チームの立ち上げ」に関しては大変なことが多いと思います。「狭い世界」でやってきた部分から抜け出さなければいけないからです。「競技」のことを考えると「これまで通り」でよかったのかどうかの検証が必要になります。強い選手であっても「本当に必要なこと」をやっていたのかどうかは別問題です。「補強をやらなくても走れていた」からその必要性を感じない。本当は基礎筋力を上げることでもっと競技力が上がることになる。しかし、その「必要性」を感じないのです。これは「実感」しなければわからないかもしれません。または「半強制的にやらせる」必要性がるのではないかと考えています。「自主的」にやる。「主体的」にやる。理想のような話ですが実際は「放棄」ではないかなという気もしています。

 

また、「見ている景色が違う」というのもあります。「競技」の世界を見ようとしているのか。「楽しい」という世界を見ているのか。「異なる景色」を見ている人に「自分が見ている景色」のことを伝えてもわかりません。どこを見ているのかわからないから最初の段階で「確認」することが必要になる。が、「確認」して違うことがわかればそれ以上話しても仕方ないのかもしれません。もちろん、私も「見ている景色」が正しいかどうかはわかりません。この部分も含めて。

 

話がよくわからなくなっていますが。色々な人と関わることで「自分自身の価値観」の確認になります。人は最初から「目標」を持っているわけではない。そこに対してどのようにアプローチするのか。変化を生み出せるのかどうか。本当にそれが必要なのか。色々な考え方があります。もちろん「きっかけ」は与えられると思います。そこから受け付けるかどうかは別問題。

 

ほとんど走っていないであろう人たちに普通の練習に参加させました。もちろん、スパイクも履きませんし。走るということだけになっています。それでも走る。「投擲は走らないでよい」と思っている人もいると思います。走り幅跳びは走る距離が短いからできそう、というのもよく聞きます。実際はそんな簡単な話ではない。基礎基本を押さえていきながらそれを実際の競技につなげていくのです。その感覚がなければどれだけやっても効果は出ません。もちろん「試合に出ればいい」という感じであったり、「集団に所属すればよい」という感覚であればこのあたりのことを話しても伝わらないなと。

 

自分自身がやろうと思っている陸上競技に対して。疑問に思うこともあります。競技って何??という感じがある。力があればやらなくてもよいのか。競技力がなくても一生懸命に取り組める選手であればそれはそれで楽しいのではないか。もちろん、世のなかの選手が全員「前向き」に「一生懸命」ということはありません。どの場所で自分自身が何をするのか。これまで以上に自分自身の「存在価値」に対して疑問に思うことが増えています。意味があるのかどうか。何をしたいのか。分からなくなる時があります。

 

何を書いているのかよくわからなくなってきました。どうなんですかね。いったん記事を区切らないと自分自身が混乱します。難しいですね。

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なんだか疲れ気味・・・

2021-06-07 | 陸上競技

更新できず。これはなかなかです。時間的なものもあるので。

練習自体は火曜日と水曜日が休みでした。何人かは少し補強を。先を見据えて。木曜日は練習日でしたが故障者の治療のために下関へ。かなり重い感じでしたが20分程度の治療で完治?!です。これはすごい。毎回足首の痛みなどに関してはかなりの回復を見せます。すごい雨でしたがなんとか戻ることができました。

 

金曜日。この日は朝から中国大会のためのプログラム編成会議。一応地区の委員としての仕事を果たします。中国大会の準備は通常の大会以上に大変です。「インターハイ」に出場するための「6枠」を争うことになります。その中でどのように持っていくか。ランキング表を作ったり、組み分けをしたりとなかなかの作業になります。風の影響もあるのでそこも踏まえての組み分け。予選では「同じ学校が同じ組にならない」というのがあります。その入れ替えに関しても「正当な理由」を明確にしておく必要があります。なぜ入れ替えを行ったのかを発揮しと示せないといけない。

 

これが全国大会だったらどうなるのか。恐ろしい話です。

 

金曜日は会議が終わってからいったん学校に戻りました。走れない選手に対しての「補強」をさせるためです。「メニュー」を決めたとしても実際にそのメニューを行えるのかどうかは別です。ここに関しては「徹底する」という部分が必要だと思います。「意識が高いからきちんとやる」という考え方もあります。しかし、「やっている」が最大の負荷をかけているか。正確な動きをしているのかは別問題です。そういう部分も踏まえてきちんとやらないといけません。

 

90分くらいの負荷でしたが「こんなに補強をやったことがない」と言っていました。つきっきりで休まずにやる。この中で最大負荷をかけていくこと。得意です。

 

土曜日も会議でした。しかし、気になったので朝は学校に行きました。限られた時間でしたが「補強メニュー」を簡単に作成してマネージャー管理下で徹底的に補強をするようにしました。何人か故障組がいるので全員やることに。補強ばかりやって意味があるのかという意見もあると思います。負荷を増やせばいいわけではない。しかし、なんとなく軽い負荷をかけてやっていくというのでは意味がありません。効果も出ません。そうであれば徹底的にやるしかないのかなと。

 

ぎりぎりまで学校にいてそこから会議へ。中国大会のこともあるので「ルールブック」の再確認。実際に確認してみるとかなりのことがあります。私が担当している部署、実際は恐ろしいほどの仕事があるようです。かなり端折ってきました。これをすべて正確にやるということになると間違いなく無理が生まれます。とてもじゃないですがやってられない。仕事の負担としてはどこの部署よりも多くなる可能性がある。これはどうなのか。

 

とにかく疲労感があります。好きでやっている部分も多分にありますが。16時くらいまで会議がありました。なかなかです。そこから指導を頼まれていたので急いで移動。この辺りは我ながらなかなかだと思います。グランドにいる時間が楽しいのは間違いありません。

 

このあたりのことはまた別に書けたらなと思っています。勉強になります。

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模索する

2021-06-04 | 陸上競技
思うことを。

県総体が終わる。前任校のリレーでの中国大会出場。現任校の選手の活躍と葛藤。多くのことを感じることができました。経験としてはかなりなものができたと思います。

一番感じたのは「練習は正直」だという部分。前任校の選手はリレー中心にやっていました。私が異動したことにより様々なことが変わったと思います。公立高校。難しい部分があります。冬の間にある程度計画的に力を付けることができたのは大きい。ハードル選手は冬季練習の時に「間違いなくブレイクするな」という感覚がありました。200mで中国大会を逃した選手も冬季練習はかなり順調でした。が4月になってからずっと故障。ほとんど走練習ができない。出場さえ危ぶまれていました。

かなりの時間を使って治療。なんとかスタートラインに立てることができた。決勝まで残って26秒6。本当はもっと行くと思います。が、2ヶ月近くきちんと練習ができていないというのが痛い。こうなると3本持たないというのもあると思います。それでもきちんと練習ができていたから決勝で26秒6。立派だと思います。

きちんと練習できないと結局上手くいきません。「大丈夫だろう」と思っていても、ほぼ100%の確率でうまくいかない。なんとなくうまくいくだろうくらいの感覚ではいかない。まーそれはそこまで本気で陸上競技に向き合えていないのだろうという部分もありますが。失敗しても悔しいと思わない。

例えば「レースが終わって泣く」というのがあります。これは「悔しくて泣く」というのと「雰囲気で泣く」という部分があります。必死になって県総体を迎えていた選手は「悔しくて泣く」という部分があるでしょう。もちろん違う場合もあります。私の感覚からすれば県総体は「高校生にとって最も目標とする大会」だと思います。中国大会やインターハイもありますが、やはり高校生は「県総体」の重みがある。たくさんある中のレースの1つ考えている選手や指導者もいるでしょう。そうなるとこの県総体の持つ意味が違って来る。価値観が違えば共通の会話はできないと思います。わかりあう気もありませんが。

現任校の選手。多岐にわたる種目編成です。これを昨年度1人で見ていたkbt先生は本当に大変だったと思います。人数も多い。細かい技術指導はなかなかできなかったと聞いています。我々の性格的に「放牧」のように「好きにやりなさい」というスタイルではありません。ある程度の競技力があるから好きにやっても強くなるという考え方もあると思います。しかし、本当はもっと基礎基本を押さえてやっていく必要があるのだと考えています。多くの選手を抱えると難しい部分はあると思います。私が多少なりとも役立てているのかな。その部分の自分の中での葛藤があります。これまでの流れもある。kbt先生も多くの葛藤があったのだろうなと。ここは推測なのでなんとも分からない部分ではありますが。私とは「人徳」が違うので(笑)。素晴らしい指導者です。頭が下がります。

県総体が終わってからkd先生が短距離に「この1ヶ月半で随分変わった」と話されていました。色々な角度から細かく指導することができたからです。補強に関しては一部任せてもらえた部分があるので徹底してやりました。正確にできていない部分に対してはひたすらやらせる。妥協できないようにする。高校生ですからこういう部分はある程度必要だと考えています。個人的には補強がきちんとできていないと力は引き出せないと考えているからです。

見ていて補強はかなりやっていました。が、実際はそれほど強化できていない感じがありました。「やっている」のは間違いない。が、それが本当に走りにつながる部分なのかという所も含めてもっと見直しができると力が引き出せるのかなと考えています。だからしつこく言います。こういう部分に対して「指導者の自己満足」だという評価をする方もいるときいています。「選手は自分たちできちんとやる」という考え方であれば私のように練習中にあれこれ声をかけるスタイルは「間違っている」と感じるのだと思います。それはそれで評価してもらったら良いと思います。

が、本当にそれで選手の力を引き出せるのか。元々ポテンシャルが高い選手であれば「身体を動かす」ことで速くなります。うちのハードル選手は元々筋力的にかなり弱かった。昨年のハードル練習会の時にその部分を指摘して合宿などでもひたすら言う。「補強しなくて速くなる方法ってないんですか??」という衝撃的な質問を受けたことを覚えています(笑)

赴任した時には少し強くなっていました。そこから別に抜き出して補強をさせる場面も増えました。もちろんそれだけではありませんが、結果的に力がついて走れるようになっているのは確かだと思います。力がある選手、センスがある選手というのは「別に筋力なくても走れる」と思い込んでいます。本当はもっと速くなれるのに。

人数が多い、多種目に渡るという状況に対して私も少しは役立てているのかなと。徹底的にやるというのがスタンスなので。人数が多い時には「スタブロの変更の個別指導が難しい」という話がありました。合宿などでそれを細かくやるのが難しいのと同じです。今は専門性のある指導者が複数名存在しています。これにより力を引き出せるようになるのではないか。

skyで何をするのか。なんとかして最大限のパフォーマンスをさせてあげたい。hoshoの選手に対してもskyの選手に対しても同様の思いがあります。私にできることは小さなことだけ。それでも役立てるのなら。そう思います。

あー。結局まとまらない。なんだかなー。難しいです。
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