kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国総体4

2021-06-24 | 陸上競技

とにかく疲労から抜け出したい。数日間休んだくらいでは回復しません。雨に打たれ直射日光に当たり動き続けた反動は半端ない。これが30代だったら違ったのかもしれません。今はそこまで若くない。身体を休めないとなかなか回復しないなという感じが強くあります。

 
どうでもいい話ですが、さっきblogの編集画面のトップを見たらblogを始めてから5,840日となっていました。閏年もあるので正確ではないですが16年経過していました。これはなかなかだと思います。本当はこの前に数年間掲示板の形で日記を書いていたのでかなり長い間続けていることになります。毎回思いますが意味があるのかどうか。それをどう捉えるか。まーぼちぼち続けて行きたいなとは思います。
 
中国総体の話。アップの話を書いていました。長くなりすぎて記事を替えたのですが。この日はマイルがあってすぐにハードルという流れでした。メイン競技場が使えるのは9時まで。アップをかなりやってから少し休んでレースという形でしょうか。人によっては「予選だから軽めに」という感じもあるでしょう。私は県総体もそうですが予選からしっかりと走るという流れを意識しています。
 
県総体も中国総体も同じ。インターハイも同じなと考えています。予選から最大限の力を発揮しておかないといけない。ジョジョに力を出していけばいい、決勝だけきちんと走れば良いというのは違うかなと思っています。予選である程度のタイムで走らなければ上の大会では予選通過さえできないのです。そういう流れを意識して動かしたい。まー今回はMさんが予選から「13秒90を出したい」と言っていたのもあるのですが(笑)
 
記録は狙って出るものではないと思っています。とにかく記録が出したいという気持ちが強い選手なので「自分のレースをすること」を繰り返し言い続けました。力はかなりあるので私が何かを言わなくても勝手にレースで結果を出すんだろうなとは思っています。とはいえ、「記録を出したい」という気持ちが強くなり過ぎると硬くなります。本来の力を出せなくなるので「やるべきこと」を明確にしてやっていくだけです。抜足とリズム。ここだけです。
 
スプリントに関してはめちゃくちゃ速いという感じではありません。そこがめちゃくちゃ速ければもっと強引なハードルでもタイムが出るのだと思います。12秒7が出たら速いなーという感じのスプリントではないかなと思います。しかし、リズムがかなり良い。ここを意識した練習を増やして来ました。その方が合っているだろうなと。感覚的なものですが。まーパワーがないので強引なハードリングはできないというのもありますが(笑)。その選手にとって大切なことは何かなと思いながらやってきました。
 
話がまた逸れてしまいましたが。県総体の時も予選、準決勝、決勝とタイムを上げていきました。今回もそれが理想的な展開かなと。とにかく決勝で13秒台に入る。そこが最大目標でした。レース自体の流れもですが全体の流れも大切なのかなと。その部分だけは話をしていました。まー何度も書いているかもしれませんが、本人は予選からベスト更新というのが常に頭にあるので。そこをどう捉えてやっていくかなのかなと。
 
予選は無難に。スタートでの反応が少し遅れ気味なのかなという感じでしたがスピードになってきてからは全く問題なく。14秒28のセカンドベストで通過。前回の県総体でも予選でセカンドベスト更新でした。同じ流れ。同じ組に前任校の選手もいました。こちらもセカンドベストくらいの記録。前回出した15秒0はやはり速かったのですが、もうワンランク上げないとラウンドが進めないというのがあります。まー15秒0を出せば進めるのでしょうが。15秒3でも立派な記録だと思うんですが。とにかくレベルが高いという印象を受けました。
 
予選で少し抜き足が開くなという感じがあったので準決勝に向けてのアップで少しだけその部分を意識してもらいました。サブトラックまで行くのは大変だし暑い。室内で軽く動かすことに。室内にコーンが置いてあったのでそれを歩きながら越えて抜足のイメージをつくる。この繰り返しを何本か。
 
準決勝は昨年度13秒台を出して全国で2位に入っている選手と同じ組。なかなかのレベルです。スタートで出遅れたように見えました。それでもそこからリズムが上がっていく。スピードが上がるので身体が付いてこないというのが実際の印象。それくらいスピードになるようになっていました。準決勝もトップで通過。14秒02の自己ベスト更新です。それでもハードルの種目というのは何が起きるか分からない。
 
決勝は「抜足」と「リズム」だけを考えてもらうように話しました。それほど多くの情報は必要ないなと思ったので。13秒台に入って優勝というのが大きな目標でした。確実にそこに近づいているなと思いながらも、変に意識するのも違うなと。最低限の情報だけ与えてあとは本人がどう走ってくれるか。そこに尽きます。
 
レースは今回も少しスタートで出遅れる感じがありました。今後の課題になるのは間違い無いなと思います。少し遅れてしまって追うパターンのレース。それでもリズムが上がっていって追いつく。追いつけないままフィニッシュを迎えましたが、13秒98で3位。なんとか13秒台に入れたなと。この記録は通常であれば優勝してもおかしくない記録です。13秒87、13秒97、13秒98、14秒06、14秒10、14秒10で6位まででした。7位が14秒35、8位が13秒39。いやー、恐ろしい話。決勝に残った8人のうち6人が1.2年生ですから。
 
とはいえ、インターハイ出場決定。私の最低限の役割は果たせたかなと。しかし、まだまだ改善できるところが多い。スピードが出た時に上半身がついてきません。左の肩が開きます。こうなるとスプリントを維持できなくなる。間違いなく体幹の部分です。かなり強くなってきたのかなと思いますが。競技力に見合っていないのかなと。まだ上を目指すためにはこれからやるべきことは見えてきているかなと。
 
あとはスタートの部分。音を聞いて反応する機会が少ないのでその部分の頻度を増やしたい。瞬発力はあると思いますが反応自体が遅れているのかなと。それができると決勝のように硬くならないで済むのかなと感じています。
 
山口県高校記録が13秒82だったと思います。それをインターハイで更新して優勝。それくらいの高い目標は掲げたい。昨年度から1秒近く記録が伸びています。伸びている時だからこそきちんとやって上を目指す。スタッフがそろっている状況下で最大限のことができれば十分可能だと思っています。
 
kd先生とkbt先生と協力しながら多面的にサポートしていくことで可能になる部分かなと思います。
 
伸び代はまだまだあります。それに対して本人がどのように感じて取り組んでくれるか。重要な部分だと思っています。
 
とりあえずできることはやったのかなと。いろいろと思うことはあります。それでもできる限りのことをやる。そこが大きいなと。
 
記録しておきます。
コメント
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