kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何を想い走るか?

2010-03-07 | 陸上競技
先程の記事は結局練習について全く触れていませんね(笑)。お許しを。

サーキットは下が濡れていましたがここまできたら関係ありません。服が若干濡れてしまったかもしれませんがそんなことを気にしていたら練習なんかは出来ません。通常通りやりました。この辺りから近辺の中学生が集まってきて競技場はにぎやかになっていました。関係なく普通通りやりましたが(笑)。

その後ドリルをやってカーブ走。タータンの上なので上手く走るためにどうするかを考えないといけません。浮いてしまう部分が出てきますからそれを感覚的につかまないといけません。進むのは前方向ですからそこを忘れずにやらないと意味がなくなってしまいます。せっかく恵まれた環境で練習が出来るのですからしっかりとつかまなければもったいないですからね。
ショートに入る辺りから中学生は帰り始めました。長距離は練習があっという間です。ほとんどレストはありませんから当然といえば当然なんですが。短距離も比較的早く終わっていました。大人数なので大変だと言われていましたが、なかなか目が届かなくなりますから難しいでしょうね。地域の陸上が盛んになることを期待したいと思います。

うちはショートをやってある程度動いているのを感じたので120mを2本走らせました。スピード練習というか思い切って走らせようという感じで。普段はレストを短くしてガンガン走りますが、スピードという面で見るとやはり少し鈍ってしまいます。本数を絞って1本の質を上げるという練習も増やしていかなければいけません。レペみたいな1本やって30分置くというような練習はほとんどやりません。この辺りは難しいですが、レペにしても試合のような爆発的な力を発揮するのは無理に近いですからね。集中力の問題かもしれませんが。

あとは150m。いつものパターンで走りました。見ているとやはり女子の400mHの2人が強いですね。間違いなく去年の今時期のトップ2人より強い。秋のレベルより数段上の感じを受けています。インターハイレベルに近付いているのは間違いないと思いますね。しかし、なかなか簡単にはチーム内では抜け出せません。昨年は最低ラインが63秒中盤でしたが、今は61秒台がラインです。冬期を越えてかなり走れるようになった感じがありますからもう少し最低ラインが上がっていると思います。全体のレベルが上がればそこを引き離すというのは簡単ではなくなります。だから力が付くのだと思いますが。

1セットが終わり、女子だけを集めて話をしました。前日に他の人から言われた事を伝えようと思って。「うちの学校でインターハイに一番近いのは女子のマイル」だと言われた事を話しました。別に伝える必要はないといえばないのです。が、自分達がやっていることを周りが見てくれているという認識を持つ必要があると思いました。全国を経験している人達から「インターハイに近い」と言われているのはそれだけの力がついてきているから。別に認められるためにやっているわけではありませんがそういう目で見てくれている人がいるのは確かです。選手には「期待されている」事を伝えました。
同時に「期待に応えるためにやる必要はない」とも話しました。先程の記事とも重なりますが、自分が一生懸命に目標に向けて進んでいるだけです。周りの評価や期待に応えるためにやるわけではありません。「期待に応えないと!」と思えば無理をします。自分がやるべきことをきちんとやりさえすれば自然と目標に近づくのです。勘違いしてもらいたくはありません。何故か1人、涙を流していました。理由は聞かなかったので分かりませんが他の人よりも苦しんでいる分何か想うことがあったのでしょう。そうやって「心」が動く事が強くなるためには必要だと思っています。これがないと絶対に強くはなりませんからね。

故障で上手く走れていなかった者もやっと走れるようになってきました。もちろんまだ練習スピードにはついていけません。短い距離でも150mでも本来の走りの半分程度です。しかし、1ヶ月前はそのレベルまで来ていませんでした。1週間前ですら150mで30m近く離されていました。まだかなりの差がありますが少しずつ確実に回復してきています。この子が本来の力を発揮できるようになればチーム力は何倍にも大きくなります。まだ先は長いですから焦らずやっていきたいと考えています。

「インターハイに近い」と言われても現実はそんなに甘くはありません。簡単にはいかないと思っています。個人種目の方が案外近いのではないかと思っています。チーム全体の力が合わさらないとマイルは走れません。その厳しさは想像を絶するレベルだと考えています。だからこそ「6番目の切符」を狙いにいくつもりはありません。あくまで表彰台に上り、上位3チームと勝負する事を意識しています。インターハイに行くだけで終わりたくはないですからね。戦いに行きたいのです。その気持ちは忘れたくありません。そこまでの力があって初めてインターハイの可能性が出てくるのです。

これからが本当の戦いになります。常に目標を持ち続けてやっていきたいと思います。まだ書きたいことがあるのでまた書きます(笑)。
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