kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

全く持って

2014-10-02 | 陸上競技
マイナス的な記事なので気に入らないと思う方は読み飛ばしてください。

水曜日、この日は通常練習。ここ最近のblogはそれほど面白い内容も書けません。「勝てば官軍」という言葉があります。どのような勝ち方でも勝った者が「正しい」とされる。この傾向は間違いなくあります。そこに到達する方法論がどうであれ「勝てばよい」というもの。「勝てば官軍、負ければ賊軍」。負けてしまえばその取り組みがどうであれ「やはり負けたか」と言われる。その部分をどう受け入れていくか。別に私自身はインターハイ前も県新人前も後も何も変わりはありません。求めることは同じ。勝っていたから「正しい」、負けたから「正しくない」とは思いません。選手にとっては「勝つこと」が大切だとは思います。が、「負けて学ぶ」ということも必要。実質2年半しかない高校の競技生活の中で「負け」を経験しなくてもきちんと成長できるのであればそれでいいと思いますがそんなに簡単なことではありません。

この日の朝練、全くでした。話をしても返事をしない、補強をさせてもそれなりにやる。前日にかなりの練習をやっているので分からないでもありません。しかし、本当にそれでいいのか?疲れていたら練習はしない。自分の気持ちや感情で練習の内容や取り組みが大きく左右される。本当にそれが自分のためになるのか?県新人が終わって1週間、また元に戻りつつあります。私の指導力がないのでしょう。そこまで競技に力を注ぐことができない選手もいる。それが増えていくと自然と活動の雰囲気は重くなる。

月曜日、選手が勝手に大人数で走りました。走れていて調子がいい。気分が乗ってきているので通常は練習で行わないことをする。それがどうなのか?何年も前、私が不在の時に男子選手が上半身裸で練習をしていたことがありました。これも同様です。大学生や一般選手が夏に裸で練習をすることがあります。これをどのように評価するのかは分かりません。しかし、高校生です。夏の砂浜で練習をするのではなく他者の目につくことを考えていかなければいけない。あくまで「高校生」として練習に取り組む。勢いだけで普段とは異なることをやるのは良いことではないと思っています。走れる→楽しい→普段とは違うことをしても許される。このような回路が存在するのかどうか分かりません。私は違うと思っていますが。

その状態と比べて今度はテンションが低い。返事をするのは数人だけ。補強もやるべきことがきちんとできていない。その状態をどうとらえるのか?これが正しい練習風景であれば私が指導する必要はないと思っています。疲れているけど朝早くから練習をしている。とりあえずやっておこうかというレベルであればだれがやっても一緒です。ここの部分のコントロールができない限りは次も同じようなことを繰り返します。かなりイラッとしましたが一応大人なので指示だけは出しました。

先週の土曜日に「声を出す」という話をしました。疲れていようがなんだろうが「声」は出せます。リレーの話を例に挙げて話をしたのですがそれがまた元に戻る。これでは・・・。このような批判的な書き方をしていますがかなりの確率で「ある程度以上」の練習をしていると思っています。他校と比較する必要性はないと思っています。この状況でどこまで求めるのかという話ですが。妥協すればキリはありません。際限なく妥協できる。それでも「強くなりたい」と言い続けているにもかかわらずこの状況でいいのか。

ある一定レベルにはきています。このレベルで十分と思えばそれまで。これは私が「不十分」と感じているだけなのかもしれません。こういう書き方をすると「価値観を押し付けるな」とまた批判されるかもしれません。私の価値観が大きく逸脱していて間違っているというのであればそこまでの話です。「やる」と言ったことに対して真剣にとらえることができないのであれば誰が指導しても同じ。別に優しく「いいよ」と言ってくれる人でも構わないでしょう。「返事をする」や「真剣に取り組む」という基本的なことができなければ次にはつながらないと思っています。全くもってなかなか進みません。

考えものです。マイナス記事ばかりで申し訳ありません。読み飛ばしてください。
コメント
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