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「僕らの世界が交わるまで」

2024-02-20 | 2024映画評


「僕らの世界が交わるまで」 ジェシー アイゼンバーグ監督 米 △

 DV被害者の母子のシェルターを運営する母親と、ネット配信で投げ銭を稼ぐことばかり考えている息子とのすれ違いの母子はわかりあえるのか、監督自身が脚本を書いています。

エブリン(ジュリアン ムーア)は夫のDV被害で保護された母子の話を聞き、特に息子のカイル(ビリー ブリーフ)に関心を持ちます。自分の息子ジギー(フィン ウルフバード)とは違って素直にエブリンの話を聞き手伝いも積極的にしてくれます。しかしエブリンの思いは空回りします。一方ジギーは学校で気になるライラ(アリーシャ ポー)がいますが彼女が政治的な話をするので一夜漬けで話を合わせようとしますがうまくいきません。

 気に入ったカイルを進学させたい一心で本人の気持ちを確かめもせずひとり舞い上がっていくエブリンを、ジュリアン ムーアが見ている方も心が痛くなるほどの名演技を見せます。
 また、ライラの詩の中に日本が過去に犯した侵略の話があり、こちらも心が痛みました。バブルの頃パラオに行った時日本料理が現地でも食べられていたり日本語が通じることを単純に喜んでいたけれど浅はかでした。反省しています。

 タバコは、周囲でチラホラと煙などが登場する程度でした。

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